福島県立視覚支援学校
生徒の活動
パリ2024パラリンピック競技大会 半谷静香選手・佐々木真菜選手 報告会
10月1日(火)にパリ2024パラリンピック競技大会、柔道競技女子48キロ級J1クラスに出場し銀メダルを獲得した半谷静香選手、陸上競技女子400m視覚障害クラスに出場し 7位に入賞した佐々木真菜選手が来校されました。
半谷静香選手は、見えない中で練習をしているのでどのように体を動かすことが必要なのか「動きを言語化」することにこだわり、努力を重ねてきたことを話してくれました。また、緊張したり、不安になったりすることもあるけれども、目標を達成するためには、事前の準備をしっかり行っていくことが大切であり、今できることを全力で行うことが必要であると経験を踏まえて伝えてくれました。
佐々木真菜選手からは、大会の写真などを見せていただきながらお話をいただきました。東京2020パラリンピック競技大会は無観客での実施でしたが、今回の大会では、大歓声で地面が揺れるような感じであったこと、東京2020パラリンピック競技大会から3年間、身に付けてきたものを発揮することができ、今シーズンのベストタイムを出すことができたことを伝えてくれました。
児童生徒からの質問にも丁寧に答えていただき、「みんなさんからの応援メッセージは、パラリンピックで戦う上で大きな力になりました。」と話してくれました。また、競技を行う上で緊張してしまう時、どのようにしているのかの質問には「何度も確認をすること」、「緊張を楽しむこと」とアドバイスをしてくれました。
児童生徒と触れ合う時間では、半谷選手から獲得した銀メダルを見せていただきました。直接触らせていただき、メダルの重さにびっくりしていました。また、選手と握手をしたり、たくさんの質問に答えていただいたりするなど貴重な時間となりました。
半谷静香選手、佐々木真菜選手ありがとうございました。
2024 パリパラリンピック 応援メッセージ!!
本校卒業生、半谷静香選手(柔道)、佐々木真菜選手(陸上)、パリ2024パラリンピック大会出場おめでとうございます。
7月19日(金)の全校集会で、体育科よりお二人の出場が紹介され、全児童生徒で応援メッセージを録音しました。全員で力いっぱい、両手を大きく振って応援しました。
「半谷静香選手! 佐々木真菜選手! がんばれ~~っ!!!」
音声メッセージ
両選手には音声データを届けました。東京大会に続くパラリンピック出場です。持てる力を発揮して頑張ってきてください。そしてなによりも、パリ大会を楽しんできてください!
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メニューの「生徒の活動」はURLが変更になりました!
みなさんこんにちは!
上部メニューの「生徒の活動」は以下のURLに掲載することになりました。
視覚支援学校の幼児児童生徒の活動ブログは、以下のURLに掲載されています。
これからも、下記WEBサイトで、学校の様子を発信しますので、どうぞよろしくお願いします!
note 福島県立視覚支援学校
ご覧ください→ https://fukushimasb-shs.note.jp/
note 視覚支援学校
視覚支援学校の幼児児童生徒の活動ブログは、今後、以下のURLに掲載することになりました。
これからも、下記WEBサイトで、学校の様子を発信しますので、どうぞよろしくお願いします。
移動水族館「アクアラバン」海の生き物についての学習(幼小学部)
6月22日、幼小学部の幼児児童が、海の生き物についての学習を行いました。
今年は、アクアマリンふくしまさんのご協力をいただき、移動水族館「アクアラバン」がやってきました。
海洋環境を守るための意識を高めるとともに、ふだんは触ることのできない海の生き物に触って、生命を尊ぶ心や生き物の形態の進化、環境への順応などについて、理解を深めました。
アクアマリンふくしまのみなさん、ご協力ありがとうございました。
大きなトラックが、水族館に早変わり!
いわきの海に流れ着いたゴミの様子を学び、きれいな海を守ることの大切さについて考えました。
アクアマリンふくしまさんと、事前に打ち合わせをさせてもらい、触察(実際にさわることで、ものの形や肌ざわりなどを確かめること)のために、ひとつひとつの展示物に、「さわりかたシート」を準備しました。
アザラシのこどものはく製を触って確かめています。毛は思ったよりも硬かったようです。
ヒトデを見た幼児は、「ほし!」と、星の形と同じ形であることに気づいて、教えてくれました。
初めてヒトデに触りました。「口(くち)はここかなあ」と予想しながら触っています。
生きているウニにそっと触りました。「もぞもぞ動いてる!」と触感を話してくれました。
大きなサザエの貝がらに住んでいる大きなヤドカリをじっくり観察しています。
トラザメです。びっくりさせないように、やさしく触ろうとしています。
修学旅行⑭(中学部)
楽しかった修学旅行もいよいよ大詰め。
上野駅まで移動を終え、これから新幹線に乗って福島に帰ります。
3日間、大きなトラブルもなく、無事に帰ることができそうです!
たくさんのおみやげ話を抱え、いざ福島に戻らむ。
修学旅行⑬(中学部)
昼食はスカイツリーに移動して、予約していたレストランでいただきました。
出てきた肉の大きさにびっくり!
最後に大満足の食事となりました。
レストランを後にして、電車を乗り継ぎ、これから新幹線の待つ上野駅を目指していきます。
早朝の出発と充実の防災体験に、おなかはスカスカです。「いただきます!」
平和って本当にいいよね。おいしいものがたくさん食べられて。
「これ、おいしいよ。モグモグ…。」「ほんとだね。うわっ!肉おっきい!」大満足。
昼食を終えて、ここからは福島への帰り道。楽しい東京3日間の思い出を心に刻み、
改めて福島のよさにも気付けたかな。
修学旅行⑫(中学部)
都民防災センターでの防災体験を行いました。
風速30m、降水量50mmの中、外から見ていても目を開けられないほどの雨と風にびっくりでした。
水害被害の体験で、10cmの水でドアが開けにくくなり、実際に起きたら、脱出できなくなるかもと改めて水の怖さを感じました。
地震体験では、震度7がいきなり来て、みんなで必死にマットにしがみつきました。終わった後もふらついている人も。その他煙の中を歩いて避難する体験もしましたが、ここに家具などがあれば、避難がより困難になることや、普段からの備えが大切であることを学びました。
この後は、スカイツリーに移動して昼食となります。
「今日はいいお天気なのに、福島出た日みたいだね。」「でもこれくいなら平気だよね。」まだ余裕…。
ドザーッ!ビューッ!「うわーっ!こんな雨、本当に降るの⁉」「顔が、顔があげられな~い!」驚がくの豪雨体験。
これは大変。車の外が冠水している。「よし脱出だ。あれっ⁉ドアが開きませ~ん!」どうする?
「非常口を見つけたわ。みんな、こっちよ!」
マットの上でひとごこち付きました。「ふーっ。また何か起きるのかな。」「大丈夫でしょう。」
ドゴゴゴゴーッ!「きゃーっ!立てな~い!「こんな大地震、本当にくるのーっ!」どうする?
修学旅行⑪(中学部)
浦安から電車を乗り継ぎ、錦糸町にある都民防災センターへ到着しました。
途中スカイツリーがよく見える場所を通り、生徒からは「高い」という声も聞かれました。
10時30分から防災体験ツアーに参加して、様々な災害への対策について、勉強します。
青空のもと、ビルの合間からスカイツリーが見えます。「ツリーが高いっ!」
錦糸町にある東京消防庁本所防災館の前です。「日差しが強いっ!」
これから「自然災害コース」の体験学習です。「どんな災害なのかっ!(どきどき)」
修学旅行⑩(中学部)
楽しかった修学旅行もいよいよ最終日です。
今朝は、昨日までの天気が嘘のように晴れており、既に気温がグングン上昇しています。
ホテルでの朝食を終え、これから都内に向けて出発です。
写真は今朝の朝食です。
どれが誰の食事でしょうか?
いずれにしてもしっかり食事を摂り、3日目も元気に楽しんでいきたいと思います!
青空だ!朝日を浴びて最終日の活動に出発!笑顔も晴れやかです。
修学旅行⑨(中学部)
昼食後、まずはスプラッシュマウンテンに行きました。
最後の滝で濡れたのは‥帰って来たら3年生に聞いてみてください。
その後、イッツアスモールワールド、プーさんのハニーハント、カリブの海賊と巡り、2人で希望していた10個のうち、8個のアトラクションを回ることができました。
また、限定チュロスも食べて、大満足の1日となりました。
明日が最終日となります。
天気も何とか活動できる状況で過ごせていますので、明日も楽しみたいと思います。
箱舟に乗って、「スモールワールド」へ出発!
プーさんのハニーハントの待ち時間中です。大きな絵本の中に入っていきます。
「ランドに住みたい!」のかもしれませんが、最後に、ゲートの前で記念撮影です。
ひと目でどこに行ってきたのかがわかりますね。
修学旅行⑧(中学部)
ディズニーランド内は比較的空いており、2人のお目当てのアトラクションを回っています。
ミートミッキーでは、ミッキーにサインを書いてもらい、大満足!
スターツアーズはTくんから『今日1日ここでも良い』という声が。
ビックサンダーでは、Iさんの叫び声が気持ちよくこだましましたが、終わった後は『楽しかった』そうです。
現在、昼食でカレーを食べて、午後からの活動に備えています。
ミートミッキーに行ってきました。なんと!ミッキーマウスにサインをしてもらいました。
スターツアーズに乗船しました。宇宙旅行は最高だね。
ビッグサンダー・マウンテンは迫力満点でした。思わず大きな叫び声が…。
叫び声も迫力満点でした。
修学旅行⑦(中学部)
心配されていた天気も現在のところ曇りで午前中は持ちそうな予報が出ています。
修学旅行も2日目となり、楽しみにしていたディズニーランドでの活動となります。
昨日の疲れも快眠でしっかり取れ(先生方は筋肉痛ですが)ディズニーランドに到着しました。
1日楽しみたいと思います♪
東京ディズニーランド到着。入園ゲート前で開園を待つたくさんの人たち。
いよいよ入園ゲートを通過します。期待に胸が高鳴ります。
入園しました。「さあ、どこから行こうか。」広い園内、計画的に。
修学旅行⑥(中学部)
自主研修を終え、地下鉄やJRを乗り換えて、ホテルへと到着しました。
自主研修が始まった時は、道を尋ねたり、自分たちが乗る電車のホームに戸惑ったりしていましたが、帰り道は、壁にある地図を確認したり、駅員さんに確認したり、スムーズに進むことができました。
これから夕食を食べて、今日の反省と明日の作戦を練ります。
宿泊するホテルまでのバス時刻表を確認しています。
たくさんのバスが往来するバスプールで、お目当てのバスが来るのを待っています。
ホテルのカウンターでチェックインをすませ、部屋の確認をしています。
修学旅行⑤(中学部)
食事の後、自主研修を行いました。
まずは浅草寺と仲見世通りの散策。
浅草寺では、もちろん高校受験合格をお願いしてきました。
その後、買い物をして、東京タワーを目指して、都営浅草線で移動だったのですが、都営浅草線の入口が分からず、右往左往。勇気をもって通りすがりの方に尋ねるも旅行客だったようで、分からず、最後は交番があったことを思い出し、交番で確認できました。
東京タワーでは、外階段を使って展望デッキまで階段で登りました。
教員は途中、355段でリタイアしましたが、2人はさすが!600段を登り切りました!
登った感想です
「疲れた」
「脚がパンパンです」
今日はぐっすり眠れそうです。
雷門の大きな提灯の下を通ります。
大きな常香炉から出てくる、お香の煙を頭に浴びます。
歩道の案内板に掲げられた周辺地図を見ている二人。「ここは、どこかな?」
東京タワーや浅草寺で買ったお土産を見せてくれました。
交番の前で、旅行のしおりにメモをとっています。
仲見世のにぎわいのただ中で、浅草寺をバックに撮影しました。
修学旅行④(中学部)
お昼は浅草に移動して『三定』で天ぷらを食べました。
午前中の見学でたくさん歩いた分、お腹もしっかり空いていて、美味しい天ぷらもあっという間の完食でした。
「天ぷらがサクサク!」
「ご飯が立っている!」
「味噌汁の出汁が美味しい!」
浅草『三定』にて。楽しみにしていた昼食です。
「いただきます。」…「サクサクしておいしい天ぷらだね。」
「ごはんがおいしい。」…「みそ汁もだしがおいしいね。」
修学旅行③(中学部)
午前中は、上野公園内にある東京国立博物館の見学を行いました。
ボランティアの方々に説明をしていただきながら、国宝の展示物等
生徒の感想です
「刀や鎧を見ることができて良かった。鎧を持った時、思ったより
「浮世絵や着物がきれいでした。紫の着物は着てみたいと思いまし
雨も上がり、これから浅草に移動します
上野駅に着きました。学級担任と3人で写真撮影。
これから東京国立博物館に向かいます。
東京国立博物館に来ました。展示されている鎧を挟んで。
鎧を持ってみました。「想像していたより重い。」
東京国立博物館前で。思い出の場所になりました。
修学旅行②(中学部)
福島駅に無事到着し、いよいよ東京に向けて出発です。
自分たちの乗る新幹線のホームや車両の場所を確認するため、地図や案内板の場所を探しながら確認しました。
雨が降り出しましたが、今日の日程がスムーズにいけばと願いながらの移動です。
ホームの床に標示されている案内図で、乗車位置を確認しています。
ホームの上の方にある電光掲示板でも乗車位置を確認しています。
新幹線車内の指定席に座り、発車を待ちます。
修学旅行①(中学部)
今日から3日間、中学部3年生の2名が東京方面への修学旅行に出発しました。
心配されていた天気ですが、出発式では2人の楽しみな気持ちを表すように、雨が止んでいました。
多くの先生方に見守られ、学校を出発し、福島駅へと向かいました。
途中では、駅を利用している先生やALTの先生にもお会いして、「楽しんできてね」と声をかけられました。
校長先生に、「行ってきます!」とあいさつする二人
雨もやみ、留守番する先生方に見守られながら、出発しました。
福島駅前では、ちょうど通勤する途中だった先生方が、「行ってらっしゃい!」と大きく書かれた紙を掲げて、2人を見送りました。
令和5年度県北地区高等学校音楽祭
5月26日(金)に、ふくしん夢の音楽堂大ホールにて、令和5年度県北地区高等学校音楽祭が開催され、高等部普通科生徒8名全員が参加しました。今回は、本校単独での演奏2曲に加え、福島高等学校合唱部と合同で1曲演奏しました。
プログラム8 視覚支援学校 混声合唱
①「Ave verum corpus」 作曲:モーツァルト
②「群青」 作曲:小田美樹 編曲:信長貴富
作詞:福島県南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生
③「虹」 作詞作曲:森山直太朗、御徒町凪
編曲:信長貴富
参加が初めての生徒もおり、緊張が見られましたが、お互いに助け合ってステージに上がり、伸びやかな歌声を披露することができました。
「Ave verum corpus」「群青」は、本校生徒の演奏。想いを込めて、真摯に歌いました。
「虹」は、本校と福島高等学校合唱部との合同演奏。合計19名で合唱し、豊かなハーモニーを響かせました。
演奏後は、他校の演奏をゆっくり鑑賞したり、これまで交流を深めてきた他校生と談笑したりと、音楽祭を楽しみました。
これからも、音楽活動を楽しみ、交流及び共同学習を充実させていきます。
<ふくしん夢の音楽堂大ホールにて 福島高等学校合唱部との合同演奏>
「ふくしまシティマラソン」マッサージボランティア
5月21日に、福島市で初開催となった「ふくしまシティハーフマラソン2023」のおもてなしとして、福島市観光コンベンション協会様と本校の理療科生徒と教職員がコラボし、「マッサージ体験コーナー」を設置しました。
当日は保健理療科3年の佐藤さんが参加し、県内外から参加のランナーや観光で来られた方々にマッサージを体験していただきました。
初めは緊張していた佐藤さんもすぐに慣れ、一所懸命に施術に取り組む中で、「気持ちよかった」「次回もマッサージを受けたい」など、うれしい感想をいただきました。
今回のコラボ企画を通して、理療科について知ってもらえるよい機会になりました。また、障がいがあっても、社会の一員として「自分にできることは何か」を考える大変良い機会にもなりました。
【 福島市観光案内所 入口の様子 】
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のぼりとスライドショーにより理療科や各学部の様子などを紹介しました。 |
【 マッサージ体験の様子 】 |
県内外から参加したランナーや観光で福島市を訪れた方々にマッサージ体験を通して、理療科啓発を行いました。 |
【 マッサージ体験PR 】
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マッサージ体験者の足元に2種類の点字ブロックを敷いて、その違いについて説明するとともに、点字ブロックの重要性について啓発しました。 |
【 参加者集合写真 】
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福島市観光協会と理療科のコラボ企画として実現したマッサージ体験コーナーの設置により、理療科啓発の大変良い機会となりました。 |
校内散策(幼稚部)
入学してから2か月が経ちました。
幼稚部ぱんだ組の教室での過ごし方に楽しみを見つけて生活しています。
教室以外の場所はドキドキしていましたが、少しずつ何があるのか興味をもち校内を散策するのが日課になってきました。
階段、エレベーターと教室の外にも、いろいろ新しい発見があります。
少しずつ生活の場所が広がりつつある今日この頃です。
資源回収のそばで(小学部)
5月29日は、第1回PTA資源回収の日でした。
保護者の皆さん、御協力ありがとうございました。
さて、小学部児童が教師といっしょに、回収に来ていたトラックを興味深く見ています。
ちょうど、社会科の「ごみはどこへ」の学習で、ゴミの分別とゴミ収集の様子について学習していたので、ゴミ収集車と、資源回収のトラックの違いを確かめています。
第61回福島県障がい者スポーツ大会に出場しました
5月14日(日)、第61回福島県障がい者スポーツ大会の陸上競技とサウンドテーブルテニス競技に参加しました。
サウンドテーブルテニス競技は、福島県点字図書館で行われました。サウンドテーブルテニスは、アイマスクをつけて、音の出る卓球ボールを転がして打ち合うスポーツです。
選手たちは音を頼りにボールを打ち合うので、ラリー中はみんな声を出すこともなく静まり返ります。ラケットやボールの音だけが響くため、会場は独特の緊張感に包まれます。
熱戦の結果、本校生徒2名が、第1部男子で第1位と第2位に入賞しました。おめでとうございます。
本校生徒同士の対戦 ボールを打ち合う2人
陸上競技は、いわき陸上競技場で行われました。本校からは、3名の選手が参加しました。
普段の練習が実を結び、自己ベストを更新した生徒もいました。3名とも、視覚障がいのカテゴリーで第1位に入賞しました。おめでとうございます。なお、記録は以下のとおりです。
小野寺 陽大 1500m 1位:7分13秒
増子 新之介 100m 1位:20秒23
遠藤 大虎 ジャベリックスロー 1位:29m
1500mを力走する選手
ジャベリックスローで力投する選手
100mで第1位に入賞し笑顔でメダルを手にする選手
みごと第1位に輝いた3人 首からさげられたメダルも金に輝いています
東白川郡 鮫川村の関根政雄村長が御来校
令和5年5月12日、江竜田の滝と呼ばれる大小様々な美しい滝などで有名な鮫川村の関根政雄村長、鈴木大介副村長が、本校を御視察になられました。現在、本校高等部普通科3年に在籍する、鮫川村出身の石井 葵さん(生徒会長)への激励や本校高等部専攻科理療科をはじめとする教育活動などを視察するため、お忙しい業務の合間を縫って御来校くださいました。
関根村長は、石井さんに対し「これからも有意義な学校生活を送っていただきたい。応援しております。」と温かいお言葉を掛けられていました。
その後、今年度新たに開設となった幼稚部をはじめ、小学部、中学部、高等部普通科、保健理療科、専攻科理療科の授業を熱心にご覧になられました。
関根村長からは、「初めて視覚支援学校の教育を見ることができ、大変よい機会となった。引き続き頑張っていただきたい。」との激励のお言葉をいただきました。
関根村長、鈴木副村長には、ご公務のお忙しい中、ご視察いただき、本当にありがとうございました。
石井さんを激励する関根村長
専攻科理療科の授業をご覧になる関根村長・鈴木副村長
専攻科理療科における鍼(はり)の実習をご覧になる関根村長・鈴木副村長
高等部 校内弁論大会
5月10日(水)に、高等部校内弁論大会が本校体育館にて行われました。引き続き感染症対策を講じながら実施しました。
今年度も高等部生徒全員が弁士として熱弁をふるいました。
【結果】
第1位 「かわいい娘(こ)には旅をさせよ」 普通科3年
第2位 「俺の塔」 保健理療科3年
第3位 「視覚障がいでもスポーツを」 専攻科理療科2年
視覚障がいのある自分のこれまでの葛藤、今の自分のものの考え方、仲間と向き合い学ぶ中での自己実現、趣味、働くことなど、思い思いに経験を語り、他の人の意見を聞いて自己に重ねて考える、充実した時間でした。
自分の思いを言葉にして伝えることは照れくささや恥ずかしさもあり難しいですが、挑戦は確実に成長をもたらしています。
優勝者は6月21日に宮城県仙台市で行われる第72回東北地区盲学校弁論大会へ福島県代表として出場します。
『合同大運動会』~心を一つに みんなで輝く運動会~
5月13日(土)に福島第四小学校を会場に、合同大運動会が行われました。本校小学部は、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っており、合同での運動会に向けて4月末から一緒に練習を重ねてきました。各種目では、どのような配慮があれば障がいのある児童と障がいのない児童が一緒に取り組めるかを検討し、参加の仕方やルールを変更・調整しながら取り組みました。
電子ホイッスルの音源に向かって走る児童がいる時には、会場のBGMもアナウンスもOFFになります。白線を手掛かりにするとコースから外れずに走ることができる弱視の児童は、徒競走では常にインコーススタートです。毎年交流を重ねる中で、こうした配慮が自然に受け入れられ、会場にいるどの学校の児童も保護者や地域の方々もみんなが応援し、あたたかい拍手を送ってくださることを本当にありがたく思います。
「心を一つに みんなで輝く運動会」・・今年度の合同大運動会のスローガンにふさわしく、みんなが輝いた運動会でした。
開会式での応援合戦 今年も優勝するのは、「紅だー!!」
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中学年チャンス走『引いて行こう!』 選んだ紐を引っぱって・・ 短い紐ならラッキー!ゴールへ急げ! |
中学年団体 『ダブルタイフーン』 四小の友達と、風をきって走りました。 『ダブルタイフーン』は、紅白大接戦!結果はなんと引き分けでした。 |
パン食い競走 お目当てのチーズパンではなかったけれど、 一番大きなパンをゲットしました。
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令和5年度 幼稚部開設式・入学式
4月10日(月)令和5年度幼稚部開設式、入学式が挙行されました。
入学式に先立って行われた開設式では、来賓のみなさまをはじめ、たくさんの人たちに見守られながら、福島県立視覚支援学校幼稚部の歴史がスタートしました。「歓迎の言葉」として、小学部児童4名によるダンスが披露され、開設式に花を添えてくれました。
その後行われた入学式では、2名の幼児が呼名され、それぞれ元気に手をあげて、返事をすることができました。
視覚支援学校にとっても、入学した2名の幼児にとっても新たな一歩となる1日になりました。
令和5年度 中学部・高等部入学式
4月10日月曜日、体育館で令和5年度中学部・高等部入学式が行われました。
午前9時30分、中学部1名、高等部普通科1名の新入生が緊張した表情で入場すると、会場は大きな拍手に包まれました。入学者呼名、入学許可の後、校長式辞や御来賓の祝辞、新入生代表の誓いの言葉と続く式の間、最前列で背筋をピンと伸ばしたままの姿に、二人の希望に満ちた心が見えたようでした。二人には、後ろに座っている在校生や教職員のたくさんのエールが届いていたはずです。
式が終わり、3月に卒業した小学校や中学校の恩師からの祝電を見た二人からて、ようやく柔らかな笑顔とうれしそうな声が聞かれました。
がんばれ、新入生! 一緒にすてきな学校生活を送りましょう!!
令和4年度 高等部卒業証書授与式
3月1日(水)10時より卒業式が行われました。今年度は、「歌唱のときを除いて、基本的な感染対策を行い、マスクなし」での挙行となりました。高等部普通科生1名、本科保健理療科生1名、専攻科理療科生4名の計6名の卒業生が新たな道へと歩み出しました。
式に先立ち、高等部の教師や生徒の副音声付きで、思い出のアルバムが上映されました。3年間の思い出を振り返ったあと卒業証書授与式へと進みました。
郷家校長より一人一人に卒業証書が授与された後、功労賞と精勤賞の各賞状が授与されました。マスクを外した卒業生は緊張の中にも自信に満ちた姿で卒業証書を受け取っていたのがとても印象的でした。
卒業生代表の「別れのことば」では、これまでの学校生活を振り返り、それぞれの活躍や個性あふれる仲間への想い、様々な葛藤を通して成長してきたことなどに触れ、参加者の涙を誘いました。約3年ぶりの校歌斉唱や式歌 「群青」では、祝福やエール、感謝、これまでの思い出を振り返る気持ちなど、たくさんの思いが詰まった歌声に包まれました。
卒業生の皆さん、今後のご活躍を期待しています。おめでとうございます。
送別会~寄宿舎~
2月27日(月)に今年度最後のむつまじ会行事を開催しました。今年度卒業を迎える3名の卒業生にたくさんの感謝の気持ちを伝えるためにはどうしたらよいか…当日まで在舎生が案を出し合いながら準備を進めてきました。
余興の前半では「ビンゴゲーム」を行いました。卒業生との思い出や卒業生の意外な一面などが発表され、大盛り上がりでした。後半は卒業生の名前を使って「あいうえお作文」を作り、感謝の気持ちを伝えました。短時間ではありましたが、会場は終始笑顔であふれ、和やかな雰囲気の中、卒業生との別れを惜しみました。
卒業生のみなさん、4月からは新しい環境での生活となり不安なこともあるかと思いますが、寄宿舎で学んだことを生かししながら自分の夢に向かって頑張ってください。
ビンゴカード作成中 |
卒業生との思い出を発表 |
記念品贈呈 |
令和4年度 高等部送別会
2月28日に、高等部送別会が行われました。催し物の際には生徒会公認キャラクターである『邪気軍団』も駆けつけ、全員でゲームを行い盛り上がりました。さらに、会の後半では、在校生から卒業生に向けて手紙で感謝が伝えられました。また、卒業生からのあいさつでは、それぞれの思いや、感謝の気持ちが述べられました。会は終始、温かい雰囲気で進められ、在校生は卒業生との残り少ない時間を精一杯楽しみました。
節分~寄宿舎~
2月3日節分の日に合わせ、寄宿舎では2月2日(木)に豆まきを行いました。今年度は、厄年を迎えた舎生に各居室へ豆をまいてもらいました。「鬼は外、福は内」と、邪気や災厄を祓い、無病息災を願いました。
令和4年度臨床体験発表会開催される
当初、12月22日(木)に予定されていた臨床体験発表会がコロナ禍の影響で延期となり1月19日(木)に実施されました。本来であれば、筑波技術大学准教授の近藤 宏先生においでいただき開催する予定でしたが、近藤先生にはリモートにより御指導をいただくこととなりました。
この発表会は、理療科の生徒が日頃の臨床実習で興味を持った症例や授業等で学習した事柄で疑問に感じたことなどを探究し、それをまとめて発表するものです。実験調査研究で保理科2年と専攻科2年がそれぞれ1題、症例研究で保理科3年が1題、専攻科3年が4題、専攻科1年からは、訪問マッサージの経験を「14年間の臨床経験から」と題して発表が行われました。内容として、筋疲労に対するマッサージ等の効果や体温に及ぼす影響を調べる実験研究や五行スコアと嗜好の味との関係についての調査研究、症例研究では、腰痛、浮腫、VDT症候群、頭痛等に対する理療施術の効果を検証する臨床研究など多岐にわたるものとなりました。発表に対しては、生徒及び教員からも多くの質問が出され、活発な討議がなされました。その中で、「14年間の臨床体験から」の発表においては、実際の臨床場面での失敗談なども語られ、臨床の難しさなどをリアルに感じさせるものとなりました。
最後には、筑波技術大学の近藤先生から、一人ひとりの発表に対し、指導助言をいただきました。近藤先生には、それぞれの発表の優れた点や研究の意義などをお話しいただき、今後の学習に大いにつながるものとなりました。本来であれば、午後に近藤先生の実技講習会が予定されていましたが、コロナ禍で中止となったことは大変残念でした。
令和4年度 第3回職業・作業製品販売会
令和5年1月17日(火)に、普通科1年2組と2年2組生徒で、「大きなポチ袋」の販売会を寄宿舎の娯楽室で行いました。今回は、寄宿舎の職員に30セット完売を目標に販売しました。今年度3回目の販売会ということもあり、1回目、2回目の反省を活かし、接客や金銭の取り扱い、商品の受け渡しなど生徒一人一人が自分の課題を理解しながら、見通しをもって実践することができました。また、自分達が製作した職業・作業製品を販売することで、働くことへの興味関心を深め、主体的な態度を段階的に育むことができました。
「大きなポチ袋」 ・点字用紙をリサイクルした紙工製品です。 ・折らずにお札を入れることができます。 ・マーブリングと点字による模様は、世界に1つだけのポチ袋です。 |
令和4年度後期文字能力テスト(第86回)
漢字の読み書き、点字の読み書きの向上を目指して、12月15日(木)に文字能力テストを行いました。
中学部、高等部普通科の墨字使用者は、漢字の読み書きテストを行いました。斜面机や拡大読書器などを使用した見やすい環境の下、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指して、真剣な表情で取り組みました。
点字使用者は、点字盤、パーキンスブレイラーそれぞれを使い、五十音書き、転写、聴写、速読に挑みました。小学部2、3年生は、高等部3年生と共に五十音書き、速読に取り組みました。
小学部の児童は、卒業間際の先輩の姿に「こんなに速く読み書きできるんだ!」と驚き、先輩の点筆の音を記憶に刻み込みました。先輩に、速読のコツも伝授してもらいました。
高等部普通科の点字使用者は、文字能力テスト終了後の残り時間を、点字つきおやじギャグかるたで楽しみました。
かるたを目の前の台に固定して、速くとるという、団体戦で盛り上がりました。
高等部3年生と小学部2、3年生で、速読の練習をしました。 |
テスト後は、おやじギャグかるたで白熱!「トイレにいっといれ!」 |
令和4年度 第3回命と心の健康教室(薬物乱用防止教室)
12月7日に学校薬剤師の佐藤晋作先生を講師に迎え、第3回命と心の健康教室(薬物乱用防止教室)が行われました。
医薬品の正しい使用方法や薬の主作用・副作用、血中濃度と効果の違いについて、また、後半は薬物の耐性と依存性の恐ろしさや麻薬に関する国際条約についての話がありました。
今回は中学部、普通科、保健理療科生が対象で、点字、拡大文字のプリント、タブレットのデータ資料から自分の見え方に応じたものを選択して参加しました。
講話の終盤でWHO(世界保健機関)の「健康」についての意味「健康とは病気がないとか弱っていないというだけではなく、肉体的、精神的、社会的に完全に満足な状態であること」を再確認した後、佐藤先生より「健康な身体で自分の夢や目標にむかってがんばっていきましょう」と激励の言葉がありました。
生徒たちからは「これからも薬を正しく服用したい。」「薬物乱用の恐ろしさが分かった。」という感想が出されました。
最後に生徒会長が、「ドラマやアニメなども絡めてわかりやすく説明してくださりありがとうございました。」とお礼の言葉を述べました。
後期進路週間「職業講話」
後期進路週間中の11月9日(水)、令和元年度専攻科卒業の小椋栄二先生を講師に招いて、高等部普通科、保健理療科、専攻科理療科の生徒を対象に「職業講話」を行いました。
小椋先生は現在、会津若松市にある日本テキサスインスツルメンツ会津工場でヘルスキーパー(企業内マッサージ師)として勤務されています。
今回の講話では、まず現在の業務内容(1日の流れ)や工場内でのマッサージルームの立ち上げにあたっての苦労話からはじまり、「なぜ働くのか?」「働くこととはどういうことか?」「働きがいとは?」などの働くことの基本から、視覚障がい者として働くことの大変さや、学生のうちにやっておくべきこと、特に国家試験に向けての心のつくり方など、時に熱く、特にユーモアや冗談を交えてお話しいただきました。
生徒たちからも、
「社会に出るためには自分の強みとなる武器がいる=国家資格」
「心にしみるありがたい言葉をいただき、自分に少し自信がもてるようになった」
「国家試験に合格するためのモチベーションの上げ方や1年生で習った解剖学や生理学といった基礎科目の重要さを改めて確認できた」
「働くという事の大変さを改めて理解できた」
「資格があれば視覚障がいでも頑張れる事が分かったので、日々努力していきたい」などの感想があり、小椋先生の言葉に刺激を受け、それぞれの進路実現に向け、みな前向きな気持ちになった様子でした。
卒業生の「生の声」は生徒たちの心にストレートに響く声そのものだと感じました。
( 時に熱く、特にユーモアや冗談を交えて講演される小椋栄二先生)
後期進路週間「高等部職場見学・体験・校外実習」
高等部は1・2年生が「スポーツ用品小売店」、「就労継続支援B型事業所」、「生活介護事業所」に行き、それぞれの生徒が、将来に向けて様々な体験をすることができました。
見えにくいという困難さがある中で、それぞれの生徒のニーズに応じた職場や事業所での仕事や生活を通して、自分の進路や適性について理解を深め、将来の就労や日常生活に向けての見通しをもつことができました。また、社会の様々な人との関わりで、視覚障がいへの理解や啓発につながる機会にもなりました。
保護者の皆様、各事業所や関係機関の方々にたくさんの御協力をいただき、ありがとうございました。
後期進路週間「中学部職場見学」
11月18日金曜日、中学部1学年の生徒が飯坂線桜水駅に職場見学に行きました。
職場見学では、運転手や車掌の業務の説明の他、車庫の中の様子をはじめ、車両点検や線路の保守点検、運行管理業務など様々な仕事の様子を見学させていただくことができました。
職員の方から「電車の仕事というと、運転士や車掌の仕事を思い浮かべるかもしれない。しかし、安全に運行するためには、雨量や風力の確認、車両・線路の修理や点検、電車同士が衝突して事故を起こさないように、位置を確認して指示を出す仕事も欠かせない。お客様には見えないところで働いている、たくさんの人の協力が必要だということを忘れないで欲しい。」という言葉を伺い、見学後には委員会活動での話し合いの際に、以前よりも積極的に発言したり、学部の仲間と協力しようとしたりする様子がみられるようになりました。
令和5年度 高等部入学者選抜募集要項
「点字ブロックは私たちにとって大切な『道』です!」
「点字ブロックは私たちにとって大切な『道』です!」
~点字ブロック理解推進キャンペーン~
11月2日(水)、本校PTA主催の「点字ブロック理解推進キャンペーン」が開催されました。
点字ブロックは、目に障がいをもつ人にとって大切な『道』です。このキャンペーンは一人でも多くの方に点字ブロックの大切さを知ってもらおうと、10年前から行っている活動です。これまでも児童生徒が考えたメッセージを入れたポケットティッシュを多くの人に渡すことで、点字ブロックの大切さを伝えてきました。
3年前からは、学校周辺の商店等にメッセージ入りのポケットティッシュやチラシをお配りし、店内に置いていただき啓発の御協力をお願いしています。商店の方々も、毎年快く対応して下さり、児童生徒たちの励みになっています。
当日は、キャンペーンのシンボルである黄色いのぼり旗を目印に、小学部・中学部・高等部普通科の児童生徒および保護者、教員が集合しました。黄色いたすきをかけ、校長先生のお話の後、学校を出発し、商店等にお願いをしてきました。
地域の皆様にも優しく対応していただき、当初の目的に加え、地域とのつながりをいっそう強くできた活動となりました。
【キャンペーン活動の様子】
当日はテレビ局や新聞社の取材が入りました。児童生徒は緊張しながらも、自分の担当の方々に向け、点字ブロックの大切さを伝えることができたようです。
また、11月中は理療科の患者さんや、来校者の皆さんに向けて、ポケットティッシュを配付して啓発を続けています。
生徒会でも本キャンペーンに積極的に協力していますので、その様子は今後お知らせしていきます。お楽しみに!
『点字ブロックの上に 車や自転車を止めないでね!』 by邪気軍団 |
第22回全国障害者スポーツ大会 いちご一会 とちぎ大会
令和4年10月27日(木)~11月1日(火)にかけて、カンセキスタジアムとちぎで全国障害者スポーツ大会が開催されました。福島県代表として、本校からは、陸上競技に高等部専攻科理療科3年の本川和馬さんが出場しました。結果は、ジャベリックスロー第2位、走幅跳第4位という成績でした。寒暖差のある中、「これまでの練習の成果を十分に発揮できた」と本人よりコメントをいただきました。大会参加にあたりまして、様々な方々からの応援や支援をしていただきありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。
大会結果
ジャベリックスロー 39m48cm 第2位
走幅跳 4m41cm 第4位
第45回(令和4年度)全国盲学生点字競技大会
始めに「校長先生からの激励の言葉」を受けて、競技に挑みました。 |
11月8日(火)に、第45回(令和4年度)全国盲学生点字競技大会が実施されました。この競技大会は、2年に1回、全国の盲学校で実施され、点字を正確に読んだり書いたりする速さを競います。実施方法は、事前に録音されたCDを再生して、その指示により進められます。本校からは、2名出場し、集中して競技に挑みました。
競技実施後は、主管校が解答を集約し、結果が出場校へ報告されます。一堂に会しての大会ではありませんが、同時期に大会に挑み、結果報告を知ることで、全国の盲学生とお互いの成果を確認し合い、点字の技能向上を目指していきます。
競技内容は、3つでした。<50音書き、転写、聴写> |
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第2回 避難訓練
10月21日(水)、第2回避難訓練を実施しました。同じ敷地内の寄宿舎、聴覚支援学校福島校、視覚障がい者支援センター、点字図書館との合同訓練です。
今回は視覚支援学校教室からの火災発生を想定した訓練でした。
第1回訓練では雨のため避難場所が体育館でしたが、今回は本来の避難場所である校庭への避難、人員確認を実施しました。各部署とも機転を利かせながら円滑な避難を行うことができました。
また、第1回の訓練の反省から、緊急時避難支援カードの運用方法や保護者への連絡をマチコミメール活用に変更するなど、より安全な避難や確実な連絡方法を検討することができました。
次年度は今年度の訓練での反省事項を活かし、さらに実践的な訓練にしたいと考えます。
令和4年度 学習の成果発表会
10月29日(土)、学校公開にあわせて小学部・中学部・高等部の学習の成果発表会を行いました。今年度は、コロナ感染予防の観点から保護者と評議員の方のみを対象として、日頃行っている学習の成果について発表しました。
小学部は、3年総合グループと2・3年生活科グループが、それぞれの学習で学んだことを発表しました。
総合グループは、信夫山や学校のまわりにいる鳥の種類や生態について調べたことを発表しました。児童が作成した「鳥ずかん」にはQRコードがついていて、タブレットを使って鳥の鳴き声や説明動画が見られるように工夫したそうです。児童が実際にタブレットを操作しながら紹介する場面もありました。
生活科グループは、「うごくうごくわたしのおもちゃ」の学習で作った4種類のおもちゃについて、児童が作り方や遊び方を紹介しました。各々のおもちゃがうまく飛んだり動いたりすると、会場から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。
最後は全員で芸術鑑賞会でも披露した落語「じゅげむ」の歌を歌いました。歌の中に出てくる早口ことばもみんな大成功でした。
総合グループ発表 「信夫山や学校のまわりにいる鳥について調べよう」 |
生活科グループ発表 「うごくうごく わたしのおもちゃ」 |
「じゅげむ」 早口ことばも大成功!やったー! |
中学部では、「総合的な学習の時間」で学習したことを『ふくしまの良いところを伝えよう』と題して発表しました。福島県の伝統工芸品である「大堀相馬焼」に焦点をあてて調べました。工芸品としての特徴や、窯元が県内各地に点在していること、その背景には東日本大震災の影響があることなどを、実際に窯元を訪れてお話しをうかがったり、製作体験をしたりした感想を交えて報告しました。
1・2年生がともに学んだ内容を、発表の場でも協力しながら堂々とした姿で伝えることができました。
【大堀相馬焼の窯元「京月窯」(福島市)での校外学習の様子】 |
【発表会当日の様子】 |
高等部普通科では、総合的な探究の時間等を通して4月から学んできたことや今後の課題となることについて発表しました。
1年生は職場体験や普段の授業を通して見つけた進路実現に対する課題やこれからがんばりたいことについて発表をし、2・3年生は修学旅行で体験してきたことや学んできたことを、写真や音声を使って説明をしました。生徒たちは今回の旅行について、「百聞は一見に如かず」になぞらえて、『百聞は一「触・食・色・職(しょく)」に如かず』な旅であったと振り返っていました。
成果発表の様子 |
高等部普通科展示会場 |
作業製品販売 |
作業製品販売 |
高等部普通科記念撮影 |
高等部理療科といえば、「マッサージ!鍼灸!」といった実技(施術)のイメージが強いかもしれません。しかし、実技は学習内容全体の1/3程度で、これらを支えているのは、解剖学や生理学、病理学や臨床医学などの西洋医学と、陰陽五行論や疾病論、診察論を学ぶ東洋医学、西洋・東洋医学を合わせ治療法を学ぶ東洋医学臨床論など、12~13科目に渡って学んでいます。今回は生徒による理療科紹介と施術体験を通して、他学部の保護者さんや先生方に理療科を知ってもらう機会となりました。
施術体験の様子① |
施術体験の様子② |
施術体験の様子③ |
理療科紹介の様子 |
高等部普通科修学旅行~百聞は『一「 触・食・色・職」(いっしょく)』 に如かず~
高等部普通科修学旅行
~百聞は『一「 触・食・色・職」(いっしょく)』 に如かず~
令和4年9月14~16日、普通科2・3年生4名、教員7名で奈良・大阪方面へ修学旅行に行きました。旅行等に関する制限もなく、コロナ以前のように生徒たちをできるだけ遠くに連れて行って、様々な経験をさせたいという願いのもとで実現することができました。保護者の皆様をはじめ、関係者の方には御理解と御協
力を頂きありがとうございました。
【新幹線を待つ修学旅行団】
奈良大学博物館
奈良大学博物館では、阿修羅像や銅鐸のレプリカを触りました。
高校2年生の英語の教科書に阿修羅像の作り方が載っていることをもとに、昨年度から2年がかりで実現しました。
舞鶴工業高等専門学校さんが制作した10分の1の3Dプリンター模型で全身を事前に触察し、この「ミニ阿修羅像」を奈良まで連れて行きました。
レプリカは上半身でしたので、じっくり触り比べることができました。背中部分をくり抜いてあったので、木組みの部分や首飾り、衣服、腕6本の付き方、表情など細かいところまで確認できました。
口角が上がっていることや巻きスカートの折り目の部分、重さなど、実際に触ったからこそ確認することができました。
銅鐸は表面に模様が浮き出ており、動物がたくさん描かれているようでした。指の動きに合わせて館長さんが解説してくださるという、なんとも贅沢な時間でした。
教科書ではわからない重さ、穴が空いていることや、空洞など、たくさん触ることができました。
阿修羅像のレプリカを触察する生徒 |
銅鐸のレプリカを触察する生徒 |
ミニ阿修羅像 |
東大寺
初めて鹿に触わることや鳴き声も聞くことができ、かなりインパクトがありました。
奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき
と百人一首に歌われていますが、気温34℃の奈良、南大門までかなり歩いた気がしました。
南大門の金剛力士像の大きさは、柱に触ってみて想像できたようです。
普段は通り抜けることで御利益がある「大仏の鼻の穴」は、残念ながら、「密」を避けるために通り抜けできないように板で塞がれていました。
大仏前で記念撮影する生徒 |
残念ながら塞がれていた「大仏の鼻の穴」 |
全員で記念撮影 |
鹿とふれあう生徒 |
太融寺
宿泊するホテルの目の前に淀殿のお墓がありました。
色々な石像をなでまわしました。
一願堂 |
厄除け大師像 |
大阪市立科学館
竜巻のでき方を触ることができるコーナー、惑星の重力のかかり方をりんごを持ち上げることで比べられるコーナー、筒の長さによって音の反響が変わる体験ができるコーナー、見え方の異なる鏡などの理科の学習を、実体験を通して学ぶことができ楽しんでいました。
竜巻体験 |
どっちが強い?力比べ
|
音の反響 |
玄関前で記念撮影する生徒4名 |
日本ライトハウス
スカイツリーや日本ライトハウスの建物などの模型を触ることができました。また、ヘレン・ケラー来日時の貴重な肉声の演説を聞かせていただくことができ、大変感動しました。点訳・音訳の現場も見学し、視覚障がいリハビリの総本山を目の当たりにしました。ウェアラブル型の活字読み上げ装置や水色クリップなど、最新の便利グッズの数々を、一度に体験できる、コロナ禍では貴重な機会になりました。
説明を聞く生徒と教員 |
通天閣、太陽の塔のレプリカ触察 |
点字毎日の編集長さんが、100年前の点字新聞を昼食会場へ持ってきてくださり、現在の最新号と触り比べました。
薄くなっている点字ではあるものの、1922年創刊号がなんとか触読できると、感動していました。
点字毎日の編集長さん |
100年前の点字新聞を読む生徒 |
なんばグランド花月
初めて生のお笑いを鑑賞した生徒たちは、テレビとは一味違う周りの雰囲気や独特のテンポ感を楽しんでいました。生の前座から、最近の若手、往年のザ・ぼんち、オール阪神巨人、吉本新喜劇まで、本場のお笑いに圧倒されたようです。生徒たちは、人それぞれ笑いのツボの場所が異なり、それもまた楽しかったと感じたようでした。
国立民族学博物館
全盲で国立民族学博物館の准教授広瀬浩二郎さんが直接お話ししてくださり、それぞれ二人ずつにみんぱくミュージアムパートナーズのボランティアさんがついて、生徒たちが触る手の動きに合わせて、解説をしてくれました。
オセアニアの船、貨幣の元、トーテムポール、モアイ像、匂いの残るアフリカのラクダのミルク壺、韓国のオンドルの仕組み、サトウキビを絞る仕組み、ルーマニアの陽気なお墓など、触ってみないとわからない本物をたくさん触ることができました。
民族楽器体験では、植物の実や動物の爪を使った楽器を何種類も鳴らして、軽快なリズムにノリノリでした。
博物館では、色々な文化があること、多様な生き方があることについて学ぶことができました。
説明を受ける生徒 |
民族衣装を着て記念撮影をする生徒4名 |
楽器を演奏する生徒 |
モアイ像と生徒 |
民族楽器を触察する生徒 |
奈良では、奈良県産のお米や奈良漬け、くずもち、わらびもち、大阪では、串カツ、たこ焼き、お好み焼き等、これでもかという程、揚げ物や練り物たくさん食べました。
奈良に着いて昼食をとる生徒 |
ホテルの夕食: 牛ロースステーキ&鶏もも肉のステーキ |
今回の修学旅行では、様々なものに触れ、食し、文化を感じ、職についている人との交流によりこれまでの自分の生き方や在り方を見つめる良い機会となりました。この旅が、一生の思い出となり今後の生徒たちの学びへの欲求や深化へと変化してくれたら嬉しいと思います。
教員にとっても、一生の思い出となる良い旅となりました。
生徒や保護者の方、添乗員さん、バスガイドさん、見学先で御協力いただいた皆様
ありがとうございました!
第21回福島県特別支援学校スポーツ大会 【陸上競技】
10月8日(土)、第21回福島県特別支援学校スポーツ大会が、福島市内のあづま総合運動公園内で行われました。今年度開校しただて支援学校が加わり、県内特別支援学校19校、参加生徒数は約420名でした。陸上競技には約140名の生徒が参加し、本校からは高等部普通科生徒3名が出場しました。生徒達の日頃の行いが良く、当日は前日の雨が嘘のように、晴天のもとで競技が行われました。周囲からの拍手による応援を背に、生徒一人一人が実力を出し切りました。競技終了後の反省会では、どの生徒も来年の大会に向けて意気込みを新たにしていました。
朝早くから送迎していただいた保護者のみなさん本当にありがとうございました。また、前日から会場準備や運営にあたられた多くの先生方にも感謝します。来年も大会記録や自己ベストの更新を目指して取り組んで参ります。
引き続き応援よろしくお願いします!
◇陸上競技本校生徒の大会結果
女子F18 ジャベリックスロー 第1位 佐藤音芭さん
男子T18 1500m 第1位(大会新) 小野寺陽大さん
男子T17 100m 第1位(大会新) 増子新之介さん
前期終業式・後期始業式
9月30日(金)、前期終業式及び後期始業式が実施されました。式に先立ち、夏季休業中に実施された第10回特別支援学校作業技能大会「ビル・クリーニング部門(テーブルクロス)」で級を認定された生徒及び「作業製品品評(紙工製品部門)」で銀賞に入賞した学習グループの表彰がありました。
式では校長より、児童生徒が前期に活躍した姿の紹介がありました。また「お互いを尊重する心、他人を思いやる心をもち、今一度自分の目標を確認して後期も取り組みましょう。」との話があり、児童生徒の顔にも来週から始まる後期に向けての意欲の高まりが感じられました。
終了後には、第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会(いちえ)とちぎ大会」に参加する選手(専攻科理療科3年生)の壮行会が実施されました。
令和4年度 芸術鑑賞会
令和4年9月28日(水)に本校体育館にて、「うつくしま芸人会」の皆さんをお迎えし、令和4年度芸術鑑賞会が行われました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延により実施することができませんでしたが、今年度は久しぶりに児童生徒が一堂に会し、みんなで落語を楽しむことができました。
楽しく亭ツイ輝さんの「権兵衛狸」、裁楽亭とんぼさんと小学部の「寿限無」コラボ、初音家おと丸さんの三味線や、酒飲亭いさんさんの「牛ほめ」と日本の伝統的な芸能が披露され、会場は笑いと声援に包まれました。また、一緒にステージに上がった小学部の児童らはステージの上でも、元気いっぱいの姿を見せてくれ、見る人に元気をわけてくれました。
裁楽亭とんぼさんと小学部「寿限無」 |
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酒飲亭いさんさん「牛ほめ」 |
初音家おと丸さん:三味線 |
会場の様子 |
株式会社南東北クボタ様より農業機械の模型をいただきました。
日頃より、福島県立視覚支援学校の教育活動に、多大なる御支援をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。
先日、株式会社南東北クボタ様より、農業機械の模型をご恵贈いただきましたので、報告いたします。
模型は、トラクター3種類、コンバイン2種類、田植え機の計6種類で、児童の手で触れやすい大きさで、ずっしりとした重みがあります。
コンバイン(全長19cm)、トラクター(全長14cm)、田植え機(全長12cm)の模型 |
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上記のトラクターよりひと回り大きい全長17cmのトラクター |
作物の全体を刈り取る普通型コンバイン模型(全長20cm) |
トラクター模型で、組み立てするものもいただきました。 |
児童は、農家での見学学習の前に、模型で学習を行い、農業機械のおおよその形や特徴をつかむことができました。また、見学時にも模型で確認しながら実際の農業機械に触れることで、大きな農業機械のイメージを持つことができました。
コンバインや田植え機の模型と実際の農業機械を交互に触って確認しています。 |
自分たちの食生活を支えている農業について理解する上で、大変参考になる模型をご恵贈いただきましたことに心から感謝申し上げるとともに、今後も本校の教育活動で大切に活用させていただきたいと思っております。
株式会社南東北クボタ様、ありがとうございました。
『えがお交流活動』~小学部~
小学部では、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っています。9月21日(水)には、福島第四小学校、聴覚支援学校福島校、視覚支援学校の3つの会場に分かれて、『えがお交流活動』が行われました。本校には、福島第四小学校(以下、四小)の2年生と5年生の皆さん15名が来校。自分たちの学校に四小の友達が来てくれるのは初めてとあって、本校児童は少しドキドキしながらも楽しみにしていました。
本校児童は、視覚支援学校の学習や生活の様子を紹介するためのコーナーをひとり一つずつ準備し、四小の友達に説明したり、実際に体験してもらったりしました。四小の皆さんも点字の読み書きや拡大読書器などの支援機器、ころころ卓球など、どの活動にも興味津々でたくさんの発見があったようです。今回の活動は、本校児童にとっても、自分の障がいや学び方、必要な配慮について周囲の人に伝えていくための一歩となったと感じています。どの児童にも『えがお』があふれていました。
今回の交流活動を通して双方の児童が分かり合えたことを、今後のさらなる関係づくりに生かしていきたいと思います。
なぞなぞ大会 点字カードの中からなぞなぞの答えを探してね。「お友達の選んだカードは正解かな? わたしが読んで確かめますよ。」 |
簡易点字盤で自分の名まえを書いてみよう 点字盤の使い方や点字の書き方を本校児童が説明しました。「四小の友達は、みんな上手に書けていたよ。」 |
ころころ卓球 四小の卓球と違うところはどこかな。 「ボールの中に音が出るものが入っているよ。」 |
拡大読書器の紹介 「テーブルの上に本を置くと、大きく見えます。」 |
小学部2・3年秋の遠足が行われました
9月9日(金)に小学部の2・3年生が、あづま総合運動公園サイクル広場に秋の遠足に行きました。前日までの雨が嘘のように上がり、朝から気持ちの良い秋晴れとなりました。変わり自転車、バッテリーカー、そりすべりと、一日元気に活動することができました。 |
まずは変わり自転車に乗りました。子どもたちは自分でこいだり、友達と一緒にこいだりして、いろいろな自転車を楽しみました。下り坂は風が来て気持ちよさそうでした。上り坂は最後まで頑張ってこいでいました。 |
自分で持ってきた100円玉を入れて、バッテリーカーに乗りました。2回乗れて満足したようでした。 | 最後はそりすべりをしました。初めは怖くて先生と一緒に乗りましたが、終わる頃には全員一人で乗れるようになりました。 |
【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会
【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会
令和4年8月24日(水)~26日(金)、山口県にある維新大晃アリーナにて、第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会に東北地区代表として参加しました。
学校から会場までの距離はおよそ1200キロ。大会前日の8月23日(火)に保護者や教職員の温かい声援に背中を押されて福島を出発しました。仙台空港から飛行機で福岡へ、その日は福岡市内に一泊しました。選手達は、とんこつラーメンやもつ鍋等の博多グルメに舌鼓を打つ一方で、試合への不安と期待が入り交じり、どこか落ち着かない様子も見られました。
24日(水)大会第1日目。早朝に福岡市内を出発し、関門海峡の景色や日本三名塔の1つである国宝瑠璃光寺五重塔を見ながら会場入りし、公式練習で会場の雰囲気や照明の明るさ、コート上でのボールの見え方等を確認しました。夕食後には、選手全員で、役割の確認と、チームのモットーである「楽しくプレーする」という意識の共有を図りました。
25日(木)大会第2日目。
第1試合 大阪府立大阪南視覚支援学校戦。(福島0-2大阪南)
本校は第2試合からの登場でした。キャプテンを中心に声を掛け合い、士気を高めましたが、前回優勝校の堅守と多彩な攻撃の前に流れを掴めないまま第1セット10対15、第2セット8対15で惜敗し、交流戦へ回ることになりました。
序盤は緊張する様子がありましたが、「落ち着こう」、「楽しもう」、「1点ずつ取り返そう」という声が終始飛び交い、コート内の選手だけでなく、ベンチの選手も一丸となって全力を出し切りました。試合後には、悔し涙を浮かべる選手もおり、この大会にかける熱い思いが感じられました。
第2試合(交流戦①リーグ) 山口県立下関南総合支援学校戦。(福島1-0山口)
交流戦は15点先取1セットマッチのデュースなしで行われました。第1試合と同様に選手同士で声を掛け合い、良い雰囲気でサーブやスパイクで順調に点を重ね15対8で勝利しました。
第3試合(交流戦①リーグ) 長野県立長野盲学校戦。(福島1-0長野)
第2試合の流れそのままに主導権を握り、15対9で勝利することができました。
26日(金)大会最終日。
第4試合(交流戦1位決定戦) 北海道札幌視覚支援学校戦。(福島1-0北海道)
昨日の2連勝の勢いそのままに、立ち上がり好調で一時は12対5と7点差をつけて大勝かと思われました。しかし、ミスや相手の好プレーによって逆転を許し13対14とマッチポイントを握られる展開に。負けるまいと全員で声を張り上げ、パスを繋ぎ15対14でなんとか勝利し、交流戦1位(全国第5位)の座を手にすることができました。
学校では、東北大会と同様に、全試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、一球一球に声援を送り、全員で試合の緊張感や勝利の喜びを共有することができました。
今回の全国大会出場に際しましては、多方面から多大なご厚志と温かいご声援を賜り、誠に有難うございました。今大会が事実上、3年生にとって最後の試合となり、福盲魂は下級生に継承されました。今後は、新体制のもと来年度の東北大会5連覇と全国大会in静岡で上位入賞を目指し、練習に励みます。今後とも、応援よろしくお願いいたします!
福島高等学校合唱団第65回定期演奏会賛助出演について
8月3日(水)に、ふくしん夢の音楽堂大ホールで開催されました、福島高等学校合唱団第65回定期演奏会に、音楽同好会として高等部普通科生徒4名が賛助出演しました。これまでの交流及び共同学習から、今年度は定期演奏会で一緒に歌いませんかとのお誘いを受けての出演でした。
曲は第4ステージの2曲、「虹」と「プレゼント」を歌いました。第4ステージは青春の1ページと題され、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲で構成されており、まさしく青春の息吹を感じられるステージとなりました。更に、アンコール曲「リフレイン」も一緒に歌いました。学生指揮者による曲紹介にあった通り、この日、この瞬間の音楽を仲間と共に味わうことができました。
〈 ソプラノ 〉 |
〈 テナー 〉 |
〈 アルト 〉 |
課題となったのは、夏休み中の練習です。普段は寄宿舎から通学している生徒たちは、夏休み中は遠方にある自宅に帰省します。そのため、集合しての練習が難しくなります。出演にあたって意欲的な生徒たちは、お互いに連絡を取って励まし合いつつも個人で練習に励みました。更に、福高合唱部との合同練習で、その歌声の美しさ、音楽に対する意識が大きな刺激となり、練習にも力が入ったようです。「自分が気持ちよく歌いたいから練習する!」の意識のもと、努力を重ね、本番は仲間と共に豊かな歌声を観客に届けました。
演奏後の生徒たちは、観客の皆様から温かい言葉をたくさんかけられて、充実した様子が見られました。なによりも、福高生徒さんたちと談笑し、演奏会の喜びを伝え合っていた姿が印象的でした。
「人に注目されるようなステージに出るのは、本当は苦手だけど、この演奏会は楽しかった。」こんな声も聞かれました。
音楽堂で歌える喜び、「合唱」する喜び、同世代の仲間と一つのステージを創りあげる喜び、多くの喜びがある、心に深く残る演奏会となりました。
令和4年度東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会 4連覇達成!!
令和4年7月13日(水)~14日(木)、宮城県立視覚支援学校を会場に、 令和4年度東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会が開催されました。新型コロナウイルス感染拡大のため、3年ぶりの東北大会開催となりました。
球技部の中学部、高等部12名の部員の半分以上は大会出場の経験がなかったため、練習では試合形式での実践的な内容を多く取り入れ、「楽しくプレーする」ことを徹底して大会に臨みました。
13日は、正面玄関で校長先生はじめ多くの児童生徒、教職員の声援の中、大会に向け気持ちも新たに出発しました。
14日大会当日。開会式で、キャプテンが優勝カップを返還しました。
第1試合 宮城県立視覚支援学校戦。(福島2-0宮城)
第1セット 立ち上がりが苦手な本校、取って取られての展開で2対2、そこから連続攻撃が決まり、15対3で勝利。 第2セット 第1セットの流れそのままに15対7で勝利。 ベンチ入りメンバー全員が試合に出場、最後は中学生や前衛にスパイクを打たせるなど、余裕をもって主導権を握ることができました。 |
決勝戦! 青森県立盲学校戦。(福島2-0青森)
緊張も見られましたが、「いつも通り」「楽しむ」と互いに言い聞かせ試合に臨みました。 第1セット 後衛二人の連続サーブが決まり、15対4で勝利。ほとんどラリーをすることなくあっという間の展開。 第2セット 一気に9点を先取、勢いそのままに15対7で勝利。 東北大会4連覇となりました。 |
閉会式では、優勝の賞状が授与され、優勝カップを再び持ちかえることができました。
一方学校では、試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、1球1球に声援を送り、全員で優勝の瞬間を体感することができました。
全国大会に向けて、校長先生からは大会に臨む姿勢や『無心』の意味についてお話をいただきました。東北代表として、他校の選手の思いにも応えるべく、全国大会のコートで堂々とプレーできるよう、チーム一丸となって、夏の練習を頑張っていきます!
大会終了後、賞状、優勝カップを手に笑顔の選手
夏季休業前の全校集会
7月20日(水)、夏季休業前の全校集会が実施されました。
初めに、東北地区盲学校文化・体育大会、東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会、福島県学校歯科保健指導優良校、第67回たなばた展の表彰があり、それぞれ賞状・カップの授与を行いました。
そして校長より「計画をしっかり立てて、日頃なかなか取り組めないことにチャレンジする」「感染症や暑さ対策等、健康管理をしっかりする」「日記等を活用し、年度内に達成したいこと等を再確認し、計画的に取り組む」ことを意識しながら、貴重な時間を無駄にすることなく大切にし、有意義な夏休みを過ごしてほしいと話がありました。
令和4年度 前期文字能力テスト
漢字の読み書き、点字の読み書きの向上を目指して小学部は7月8日、中学部・高等部は7月7日に文字能力テストを行いました。
高等部の点字使用者は、五十音書き、転写、聴写、速読の後、残りの時間は字つきかるた取りをしました。かるたを目の前の台に固定し、速くとるという、団体戦の張した中でも、読み札でちょっと笑えるだじゃれで盛り上がりました。
高等部普通科「中央デイサービスセンターとの交流」
7月13日(水)、普通科生徒が中央デイサービスセンターへ、制作したプレゼントを届けに行きました。
普通科では例年、中央デイサービスセンターを訪問して、利用者の皆さんと歌やゲームで交流を行っており、生徒はとても楽しみにしていましたが、ここ2年は新型コロナウイルスの影響により実施できませんでした。
今年度も直接交流することはできませんでしたが、総合的な探究の時間に生徒全員で、利用者さんに楽しんでもらえるよう合唱曲を収録したDVDづくりを企画し、準備をしてきました。
お返しに、デイサービスセンターの皆さんから、素敵なプレゼントをいただきました。
来年度は直接お会いして交流できることを、楽しみにしています。
DVDを職員の方へお渡ししました。 |
こだわりのDVDジャケット。 中には、生徒からのメッセージやイラストがあります。 |
第40回東北地区盲学校文化・体育大会
第40回東北地区盲学校文化・体育大会 開催!
6月22日(水)、23日(木)の2日間にわたり、第40回東北地区盲学校文化・体育大会が本校を会場として開催されました。東北6県7校の盲学校・視覚支援学校の生徒が一堂に会したのは実に4年ぶりのことです。会場では学校の枠を越えて楽し気に話す生徒たちの様子もみられ、親交を深められる大変意義のある大会となりました。その様子を報告します。
6月22日(水)、文化の部「第71回東北地区盲学校弁論大会」が本校体育館にて開催されました。各県代表の中学部および高等部の弁士たちが、それぞれの思いを表現豊かに観衆に伝えました。白杖を持つ葛藤や社会復帰のための決意表明、あるいは自分の将来に向けた初々しい思いなどテーマは様々ですが、会場の誰もが時にほほ笑み、また胸を打たれながら弁論に聞き入っていました。本校からは、福島県代表として中学部2年の高原悠君と、高等部専攻科3年の江川小百合さんが出場し、江川さんは優秀賞を受賞することができました。
6月23日(木)には福島市信夫ヶ丘陸上競技場で、体育の部の陸上競技会が実施されました。本校からも多くの中学部・高等部の生徒が選手として出場しました。幸い天候にも恵まれ、皆で陸上競技を楽しむことができました。100M走や音響走、走り幅跳びやジャベリックスローなど様々な陸上競技種目が実施され、選手はみな一生懸命に競技に臨みました。競技の合間には選手同士が励まし合ったり健闘をたたえあったりするなど、とてもすがすがしい姿も見られていました。参加校3校による男子400Mリレーも行われました。選手たちの健闘ぶりに、応援席も興奮と熱気に包まれた大会となりました。本校の選手たちも素晴らしい記録を残すことができました。
前期進路週間「職業講話」「高等部模擬試験」「報告会」
【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】
◇「職業講話」
5月18日(水)に令和2年度専攻科卒業の佐藤裕香先生を講師に招いて、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。
今回は勤務先のファーマライズ薬局大町店の店長さんにもご来校いただき、薬局内でのマッサージ・ルーム設置(大町店は全国でも3店目)や障がい者と働く意義などについてもお話しいただきました。
佐藤先生の講話では、今自分が携わっているマッサージ・ルームでの仕事が「人に喜んでもらえる仕事」であり、「やりがい」を感じると生徒に語り、自分の将来に向けた気持ちや夢を実現するためのアドバイスをいただきました。また、国家資格をもって仕事をする佐藤先生の「自信のある態度(前向きな姿勢)」や「笑顔」は、受講した生徒たち、特に国家試験受験を控える理療科3年生には大きな刺激になった様子でした。
卒業生が今社会で働いている姿と話は生徒たちにとっては「生きた授業」であり、心に届く講話でした。
【生徒からの質問を受ける佐藤先生(中央左)】
◇「高等部模擬試験」
学力向上に向けた実践として、模擬試験を実施しました。試験後には、各教科の担当教員にその教科の学習の仕方(特に予習や復習)を質問したり、解答の仕方(特に論述の仕方)を教えていただいたりしました。現在の自分の学力をしっかり認識し、教科ごとの学習の方法の違いを知り、この後の授業や考査等に生かしていくことを学びました。
◇進路週間報告会(高等部普通科1組)
進路週間では、それぞれの生徒が、現在の自分の学習に関する課題や、進路についての課題に気づき、その課題を解決するために必要な知識や技能を身に付けることを目標に、取り組みました。5月25日(水)に、自分の取り組みについての報告し、お互いに質問し合って学びを深めました。
2年1組は、郡山にある「国際アート&デザイン大学校」で見学・体験してきたことを中心に発表しました。実際の授業の様子や学校の雰囲気を知ることで、進学後のイメージを膨らませることができました。また声優のアフレコ体験や学校の先生方との話の中から、自分でできることと一人では難しいこと、難しいことはどのようにしたらできるようになるか等、自己理解の大切さを学びました。
前期進路週間「職場体験・職場見学・校外実習」
【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】
◇「中学部2年生 職場体験」
「ヨークベニマル野田店」、「ユニクロ南沢又店」で体験させていただきました。
生徒はとても緊張していましたが、「担当の方の指示を聞いて、正しく仕事に取り組むことができた。」「初めは恥ずかしくて声が小さくかったけど、『いらっしゃいませ』とお客様に挨拶をすることができた。」など、それぞれの目標を達成することができました。また、「職場の人は、自分の仕事だけでなく周りの人にも気を配っている。」「店員さん同士、笑顔で挨拶をしている。」など、実際の職場だからこそ得られた気づきもあり、充実した体験となりました。
◇「高等部職場見学・体験・校外実習」
高等部は「MAXふくしまFOODMAX」、「B型事業所ブレス」、「就労継続支援ジョブステップ八山田」、「生活介護あづまライフささや」、「あさひ治療院」、「国際アート&デザイン大学校」に行き、それぞれの生徒が、次の進路に向け様々な体験をすることができました。
国際アート&デザイン大学校 | |
B型事業所ブレス | |
就労継続支援ジョブステップ八山田 | 生活介護あづまライフささや |
見えにくいという困難さがある中で、どのように職場の仕事を覚え、会社の皆様とコミュニケーションをとって円滑に作業ができるか、社会人としてのマナーはできているか等を一人一人について考え、こうするとできるのではないかというサポートをいただき、取り組むことができました。今の自分に足りない点や、より伸ばしていくとよい点等を知る機会となり、将来の就労に向けての意識を高めることができました。
前期進路週間「中学部・高等部校内実習」
【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】
◇「中学部・高等部校内実習」(5月16日~20日)
中学部1年生は5月16日~19日に、高等部の校内実習で職場体験をしました。点字用紙を使ったポチ袋作りでは、「マーブリング模様付け」「両面テープ貼り」の工程に取り組みました。長時間作業に取り組むことも初めての体験でしたが、高等部の先輩方の作業に取り組む姿に背中を押してもらい、最後まで集中して取り組むことができました。
高等部は5月16日~20日の5日間、校内実習「福ポチ袋」作りを行いました。「ふくもーこーぼー」と名付けた工房で実施しました。これまで積み重ねてきた学習や生活習慣、社会性などを実際の場面で生かし、自己理解を目指すとともに、いろいろな諸課題を計画的に解決できることや、学ぶことや働くことの意義や役割について、理解を深めました。また社会生活に適応できる力を育てること等も目的としています。
使用済み点字用紙にマーブリング手法で模様付けし、その用紙を既定の大きさに織り込み、最後に折り目に沿って両面テープで貼りつける細かい作業などに取り組みました。朝の打ち合わせで「全体出来高」の目標を決め、個人ごとに担当する作業の「個人出来高」の目標を明確にしました。また、作業態度も含め、個人ごとの目標発表をして作業を開始しました。
出来上がった製品は「商品価値」のあるものとなるように、規格を正確に守り、かつ真剣に取り組むことができました。一人ひとりが毎日自分自身が決めた個人出来高の目標をクリアできるように頑張りました。全員で全体出来高の目標をクリアした時の喜びは、仕事の充実感を感じられるものとなりました。
寄宿舎 健康管理指導
寄宿舎健康管理指導 (6/14 16 21)~ 熱中症対策 ~
6月は、女子グループと男子は成人者グループ、中高生グループの合計3グループに分かれ、「熱中症対策」について考える機会を設けました。日頃から水分補給をあまり意識しない舎生もいるため、事前に各自でチェックリストを行い自分の行動を振り返りながら、話を聞くことができました。
日常生活の中で熱中症予防や自身の体調管理に生かしてもらえるよう、今年も家庭や学校と協力してサポートしていきたいと思います。
最後には経口補水液を自分たちで作って 試飲をしました。 |
<学習内容>
1 熱中症の原因と対策
2 チェックリストによる暑熱順化の取り組み度の測定と自身の結果の確認
3 脱水症状の原因、水分補給のタイミング
4 経口補水液の作成体験
寄宿舎 親睦会
6月1日(水)寄宿舎で親睦会を開催しました。今回は、新入舎生や新職員を対象とした事前アンケートの答えをヒントに、「これはだれ…?」を予想する人物当てゲームを行いました。趣味や食べ物の好き嫌いなど、知っている情報をチーム内で出し合って考え、お互いを知る良い機会となりました。
今年度は4名の新入舎生を迎え、11名で『むつまじ会』の活動が始まりました。感染症対策を十分に行いながら、協力して様々な行事などに取り組んでいきたいと思います。
寄宿舎 避難訓練
寄宿舎避難訓練(4/19 5/31)
寄宿舎では年6回の避難訓練を行っています。 地震、火災の他、時間帯も朝・夕・夜と変えて、できる限り多様な想定で訓練できるよう配慮して行っています。 |
避難してきたら人数確認・・・ |
地震が起きたら机の下に・・・ |
敷地内が危険な時は近隣施設へ |
第2回では、第2避難場所である近隣の高校までの避難も訓練しました。
6月12日の地震発生時、
机の下にもぐる舎生、ヘルメットをかぶる舎生・・・
舎生それぞれ自分で考えて行動できており、日ごろの訓練で学んだことを活かしている様子が見られました。
令和4年度県北地区高等学校音楽祭
5月27日(金)に、ふくしん夢の音楽堂大ホールで開催されました、令和4年度県北地区高等学校音楽祭に、高等部普通科生徒4名が参加しました。コロナ前には、音楽を通しての交流及び共同学習の一環として、福島高等学校合唱部との合同ステージで出演していました。今回は、本校単独でのステージ出演です。
1曲目は2・3年生による2重唱、2曲目は1・2・3年生で混声3部合唱を歌いました。
プログラム1 視覚支援学校 混声合唱4名
①「ピエ・イエズ」 作曲:アンドリュー・ウェーバー
②「風をみつけて」 作曲:佐井孝彰 作詞:星梨津子
参加する生徒たちは初めての参加でしたが、音楽祭に参加することをとても楽しみに思い、意欲的に練習に励みました。当日は、緊張しながらも観客の皆様からの温かい拍手を受けて、伸びやかに歌うことができました。音楽祭を楽しもうという気持ちが溢れる演奏で、ホールいっぱいに生徒4名の清々しい歌声が響き渡りました。
自分たちの演奏の後は、緊張感から解放されて、他学校の演奏をゆっくり鑑賞し、演奏に、鑑賞に、音楽祭を楽しみました。
音楽祭への参加は、同年代の高校生の様子を感覚的に知れるよい機会となりました。音楽を通しての交流及び共同学習を今後も充実させていきます。
福島県障がい者スポーツ大会サウンドテーブルテニス競技 金銀を受賞
5月15日(日)、福島県点字図書館で、第60回福島県障がい者スポーツ大会サウンドテーブルテニス競技が行われました。本校の生徒2名が1部男子(未成年)の部に出場し、経験豊富な一般男性にチャレンジし、熱戦の末、それぞれ1部男子1位(金賞)・2位(銀賞)に入賞しました。近年は1部男子(未成年)の部への参加はなく、久しぶりの学生の入賞となりました。おめでとうございます。
『合同大運動会』~互いに認め合い、みんなで力を合わせてがんばりました!~
5月21日(土)に福島第四小学校を会場に、合同大運動会が行われました。本校小学部は、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っており、合同での運動会に向けて5月の連休明けから一緒に練習を重ねてきました。各種目では、どのような配慮があれば障がいのある児童と障がいのない児童が一緒に取り組めるかを検討し、参加の仕方やルールを変更・調整しながら取り組みました。
「きょうね、風になったんだよ!」・・これは、本校の3年生児童の言葉です。団体競技で、1本の棒を四小の友達とペアで持ち、風をきって走った感覚が「気持ちいい!」と感じたようです。一人で走っただけでは感じられなかった感覚だったかもしれません。見えにくさはあっても、広い校庭で思いきり体を動かし、みんなそれぞれに自分の持てる力を発揮してやりきった運動会は、大成功でした。
開会式での応援合戦 今年優勝するのは、「白だー!!」 |
低学年チャンス走『走れ!こいのぼり』 紅組が勝ちますように、との願いを込めて選んだ赤いこいのぼりは見事大当たり!2位でゴールしました。 |
いざ、勝負だ!
中学年の100m走のスタートです。表情も真剣。途中苦しかったけれど、最後まで走りきりました。 |
中学年団体 『ダブルタイフーン』
四小の友達と一緒に風をきって走りました。二人の「ダブルタイフーン」は、息もぴったりでした。 |
中学部校内弁論大会
5月11日、高等部と日を同じくして、中学部でも校内弁論大会が行われました。3人の弁士達が、今年の目標や自分の好きなことなど、日頃思っていることを発表しました。この日の発表をめざして、原稿を何度も書き直し、朗読の練習にもコツコツと取り組んできました。そうした練習の成果を発揮し、みな、堂々と発表することができました。審査を受けて、6月22日に本校で行われる「東北地区盲学校弁論大会中学生の部」の本校代表生も選出されました。
高等部校内弁論大会
5月11日(水)に、高等部校内弁論大会が本校体育館にて、感染対策を十分とって行われました。今年度は高等部生徒全員が弁士として参加しました。
視覚障がいと向き合い、学ぶ中での葛藤や夢、働くこと、家族を守ることなど、思い思いに経験を語り、また、他の人の弁論を聞いて自己に重ねて考える、充実した時間でした。
思いを言葉にして伝えることは気恥ずかしく、難しいですが、挑戦は確実に成長をもたらしています。優勝者は6月22日に本校で行われる「第71回東北地区盲学校弁論大会」へ福島県代表として出場します。
【結果】
第1位
・ 専攻科理療科3年 「私のリスタート」
第2位
・専攻科理療科2年 「障がいと生涯」
・保健理療科2年 「俺の相棒」
第3位
・普通科3年 「迷路のスタート地点」
・保健理療科2年 「NEXT」
令和4年度 第1回命と心の健康教室(情報モラル教室)
4月23日に第1回命と心の健康教室(情報モラル教室)が行われました。
感染症予防のため、理療科は被服室に、普通科と中学部は音楽室にそれぞれ集まり、2か所をオンラインで中継しながら実施しました。
福島警察署よりお借りしたDVD「情報モラルを身に付けよう!」を視聴し、ソーシャルゲームへの課金や、ネット詐欺、スマホ依存の怖さについて真剣に学びました。参加した生徒からは「家族とスマホを使う時のルールをしっかりと話し合おうと思う。」「SNSの使い方には注意していきたい。」などの声が聞かれ、スマートフォンやインターネットが便利な反面、使い方を間違えると危険な目に遭うという事を改めて認識する良い機会となりました。
令和4年度 第1回全校朝の会
4月14日(木)に、本校体育館にて第1回全校朝の会が行われました。
全校朝の会では、新入生自己紹介、生徒会役員紹介などが行われました。
また、生徒会パフォーマンスでは、本校生徒会公認キャラクターの邪気軍団が登場し、会場を盛り上げただけでなく、 全校生徒での写真撮影のお手伝いもしてくれました。
令和4年度 対面式・部活動紹介
4月11日に、本校体育館にて対面式が行われ、高等部に所属する生徒、教員が一堂に会しました。
対面式では新入生の自己紹介、生徒会本部役員の紹介などが行われました。また、球技部や東洋医学研究部などの部活動、購買局・厚生局などの活動の様子が生徒たちから紹介されました。
対面式・部活動紹介は終始和やかな雰囲気で進められました。
令和4年度 入学式
4月8日(金)、春のやわらかな日差しの中、体育館にて入学式が行われました。
校長より中学部1名が呼名され、また高等部普通科5名、専攻科理療科1名の入学が許可され、計7名がそれぞれの希望を胸に新しい学校生活に踏み出しました。
「新入生代表誓いのことば」では、代表の専攻科理療科入学生が「助け合い、励まし合いながら、初心を忘れず、学業に専念することを誓います。」と力強く述べました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これからの学校生活が、皆さんの人生にとって素晴らしい時間となることを心より願っています。
令和3年度 小・中学部卒業式
3月11日(金)に、小・中学部の卒業式が行われました。福島県教育委員会委員の大村雅惠様はじめ、来賓の方々や保護者の皆様、在校生一同に見守られ、小学部1名、中学部4名の計5名が巣立ちの日を迎えました。卒業生代表による「別れの言葉」では、これからの抱負を語るとともに「毎日学校に送って、どんな時にもあたたかく見守ってくれた家族のみんな、本当にありがとう。」(小学部代表)、「家族、先輩方、地域の皆様など、いろいろな方々に支えられていたと実感しています。」(中学部代表)と、周囲への感謝の気持ちを伝えることができました。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます!みなさんの未来が輝かしいものとなりますことを期待しています。
令和3年度 高等部卒業証書授与式
3月1日(火)に高等部卒業証書授与式が挙行され、保健理療科1名、専攻科理療科2名の計3名が学舎を巣立ちました。
式では橋本校長から卒業生一人一人に卒業証書が授与されました。また3年間の功績をたたえ皆勤賞、功労賞、理療技能賞の各賞状が授与されました。
卒業生代表生徒によるこれまでの3人の歩みを振り返る惜別の答辞、在校生代表生徒による先輩たちのあとを受け継ぐ決意の送辞、歌唱が出来ない代わりに在校生や職員が事前に歌った動画の上映など、全員の思いがこもった素晴らしい卒業式でした。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんの輝かしい未来に幸多かれと心より祈っています。
ひな祭り~寄宿舎~
女の子の健康を祈ると共に、春を告げる桃の節句として親しまれるひな祭り。
寄宿舎の10号室に雛人形を飾りました。
「寄宿舎の日常」
寄宿舎では自立に向け、生活の中から様々なことを学んでいます。ここではそんな毎日の生活の一コマをご覧いただきたいと思います!
シワを伸ばして丁寧に干します!
髪の毛まできれいに掃きます!
お風呂は広くて大変!でも頑張ります!!
長~い廊下も隅から隅までピカピカ!
豆まき~寄宿舎~
2月3日、豆まきをしました。
今年は来年国家試験を受験する年男とその同級生に各居室へまいてもらいました。
ボス鬼やかわいい鬼たちの出現が花を添え、“和やか”“真剣”“恐怖”とてもおもしろい雰囲気の中での会でした。
豆をまいたふたりには合格(来年)できるように“無病息災”で1年間勉強に集中できることを願います。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「我が家のおすすめ献立をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、11点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞・特別賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】 「旬の味覚を食べよう」 きのこと鮭のバターしょうゆ炒め きのこサラダ 野菜たっぷりスープ にんじんのグラッセ (バナナ) |
家族と一緒に苦手な人でも食べやすい食べ方を考えて応募してくれました。きのこなどの苦手だった食材も給食のおかげで食べられるようになったそうです。
【特別賞】 「あったかくなるわくわくメニュー」 カニチャーハン 豚汁 おでん いももち |
冬の食材の中から、おいしくて、あったかくなるのもを選んで応募してくれました。カニやにんじん、白菜、大根といった旬の食材たっぷりの献立です。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“たらこクリームパスタ”“フライドさつまいも”“エビマヨブロッコリー”“レンコン入りカレーシチュー”なども給食に取り入れていただきました。どの献立もとても好評で、「おいしかった」という声がたくさん聞こえてきて、たいへん充実した給食週間となりました。
普通科交流学習 第9回ジョイントコンサート
12月22日(水)、5・6校時目に、普通科の交流学習、『ジョイントコンサート』を行いました。
普通科では、福島高校・橘高校の合唱部との交流学習を行っており、ジョイントコンサートは9回目になります。今年度は、大笹生支援学校も加わり、4校での開催となりました。
コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年度は本校内で「幻のジョイントコンサート」としたため、他校との交流は2年ぶりの開催です。
感染対策の一つとして、体育館フロアに学校毎の仕切りを設置しましたが、ビニールのシートはクリスマスの装飾で鮮やかに彩られ、コンサートの雰囲気を盛り上げました。
1 視覚支援学校普通科
①「ピエ・イエズ」 作曲 アンドリュー・ウェーバー
②「荒れ野にみつかい」 讃美歌
③「クリスマスソングメドレー」 視覚支援バージョン
コンサートは、本校1組生徒による美しいデュエットで幕を開けました。普通科生徒全員によるクリスマスメドレーでは、ハンドベルやウィンドチャイムなどたくさんの楽器を用いて、心を込めて演奏しました。
2 大笹生支援学校 選択音楽グループ
①「Four Beat Performance」 作曲 源田俊一郎
②「Ave Maria」 作曲者不詳
③「風になりたい」 作詞・作曲 宮沢和史
④「花は咲く」 作詞 岩井俊二 作曲 菅野よう子
3 橘高校合唱部
①「あわてんぼうのサンタクロース」
作詞 吉岡治 作曲 小林亜星
②「みやこわすれ」 作詞 野呂昶 作曲 千原英喜
③「ほらね」 作詞 いとうけいし 作曲 まつしたこう
4 福島高校合唱部
①「3声のカプリチャータ」 作曲 A.バンキエリ
②「クリスマスソングメドレー」 編曲 伊藤康栄
荒れ野の果てに~きよしこの夜~もろびとこぞりて
③「アヴェ・マリア」 作曲 アルカデルト
④「We wish a merry Christmas」 編曲 アリス・パーカー
5 全体合唱「翼をください」「群青」※1
会場にいる参観者も含めて、全員で2曲を合唱しました。体育館いっぱいに美しい歌声が響き渡り、一体感を感じる空間となりました。
コンサート後には全員で記念撮影をし、交流の記念に、2組作業学習で製作したリサイクル点字用紙のポチ袋を渡しました。
生徒からは、「コロナ禍で活動が少ない中、他校の生徒と一緒に歌えて楽しかった」「音楽を通してみんなの心がひとつになった」「来年も交流を続けていきたい」といった感想が多く聞かれました。
音楽を通した同世代との貴重な交流会の継続につなげていきたいと思います。
※1「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
本校高等部卒業証書授与式 式歌でもある曲です。
第45回通りゃんせ基金の募金活動
第45回通りゃんせ基金の募金活動が12月6日(月)から10日(金)の昼休みの時間を利用して行われました。生徒会役員が一丸となって校内放送や呼びかけに取り組み、総額33,449円が生徒や先生方の善意によって集まりました。ご協力いただいた皆さんありがとうございました。
今回集まった募金は、12月24日(金)に生徒会会長と副会長によってラジオ福島さんへお持ちし、音の出る信号機や音の出る案内装置の設置、様々な福祉機器に役立てていただきます。
また、今年もラジオ福島さんの「第45回ラジオ・チャリティー・ミュージックソン~声でつながる音でとどけるおうちdeミュージックソン」のコーナー内で、本校の2名が生放送に出演してきました!
出演した生徒の感想:「最初は緊張したけど、出演者の方々が盛り上げてくださって流石プロだと感じました。本番は楽しくてあっという間に終わってしまいました。」
寄宿舎 一斉清掃
12月16日(木)に年末の大掃除を行いました。
4月から使ってきて普段は手が回らない場所を選んで” 感 謝 ”の気持ちを込めて” き れ い ”にしました。
【相談室清掃グループ】
【下駄箱清掃グループ】
【娯楽室清掃グループ】
寄宿舎 テーブルマナー教室
12月14日(火)に今年最後のテーブルマナー教室(寄宿舎)を開催しました。1回目はハンバークステーキ、2回目は鶏の柚子みそ焼き、3回目はメルルーサのムニエルをメインディッシュに開催しました。みんな、最後まで箸に変えることなくフォークとナイフでがんばって食べていました。普段使い慣れていない洋食器ではありましたが、これらの食器のもたらす豪華さや特別感を喜びや楽しみに感じ、食事時間を楽しんでいました。
寄宿舎 お楽しみ会
12月9日(木)、寄宿舎自治会行事であるお楽しみ会を開催しました。今年は、IQクイズの会と称し、3チームに分かれてクイズを出し合いました。「みんなが楽しめて達成感のある会にしたい!」と、それぞれが役割を持ち、準備を進めてきました。寄宿舎ならではのクイズやイントロクイズなど、悩みながらもチームで協力して考える姿が印象的でした。
さらに、個性溢れる衣装も会を盛り上げてくれました。手作りの帽子や好きなキャラクターなど、思い思いの姿で楽しいひと時を過ごすことができました。
薬物乱用防止教室を開催しました。
12月8日に、薬物乱用防止教室を開催しました。
学校薬剤師からは薬の用法・用量を守る事の大切さや、点眼薬の正しい使い方などに加え、カフェインやアルコール、タバコ、危険ドラッグが身体に及ぼす害について教えていただきました。体の不調を治してくれる薬も使い方を誤ると危険な目にあったり、大麻や覚せい剤といった危険なドラッグが、思っていたより自分たちの身近にあったりすることを知ることができました。
令和3年度高文連特別支援学校作品展のご案内
毎年、高等学校文化連盟特別支援専門部では、各校高等部生徒の作業製品や、絵画、手工芸品等を集めた作品展を開催しています。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今年度はWeb上での開催となりました。
本校からは、高等部普通科のM.SさんとK.Kさんの作業製品や作品を出品しております。日頃の学習の成果を見ていただくとともに、他校の作業製品や作品もお楽しみください。
作品展は12月1日(水)~12月31日(金)まで開催しております。下記のURLやQR
コードよりお入りください。
作品展URL: https://bit.ly/3kMuNBd
作品展QRコード
点字ブロック理解推進キャンペーン
11月5日(金)本校PTA主催の「点字ブロック理解推進キャンペーン」が開催されました。
点字ブロックは、目に障がいをもつ人にとって大切な道しるべなのですが、そのことを知らない方がまだまだいらっしゃいます。一人でも多くの方に点字ブロックの大切さを知ってもらおうと、9年前から行っている活動です。児童生徒が考えたメッセージを入れたポケットティッシュを多くの人に渡すことで、点字ブロックの大切さを伝えてきました。去年、今年と新型コロナウイルス感染症の影響もあり、街頭での配布活動を中止し、学校周辺のお店等にポケットティッシュを置いていただくようにしています。
校長先生のお話の後、小学部・中学部・高等部から計13名の児童生徒および保護者と教員が学校を出発し、手分けして13の商店等にお願いをしてきました。児童生徒は緊張しながらも、点字ブロックの大切さを伝えることができたようです。地域の皆様にも優しく対応していただき、当初の目的に加え、地域とのつながりをいっそう強くできた活動となりました。
令和3年度 しゃくなげ祭
3年に一度開催される本校の文化祭「しゃくなげ祭」が10月23日(土)に、本校体育館で行われました。
しゃくなげ祭に向け、夏休み前から児童生徒代表のしゃくなげ祭実行委員たちが、テーマやテーマソングの募集をして決めたり、開閉会式の運営を計画したりしました。
開会式では、しゃくなげ祭実行委員の児童生徒がよさこいの法被を着て、ステージに上がりました。しゃくなげ祭のテーマ「ONE TEAM 最高の笑顔でジャンプ!」と、テーマソングの嵐「カイト」について、実行委員から紹介がありました。その後、「エイエイオー」の掛け声にあわせて、児童生徒全員でジャンプをし、開会が宣言されました。
小学部の発表は、『ゆかいな虫たちの発表会』でした。小学部の児童5名は、みんな虫が大好きです。教室や廊下では、いろいろな虫を飼っています。虫の鳴き声を聞いたり、飛ぶ様子やさなぎになる体の色の変化に気づいたりしています。発表では、「虫」をテーマに、音読や楽器演奏をしました。クイズでは、虫の鳴き声や食べているときの音などが問題になり、参観者から「なんの虫だろう。」、「わからないなあ。」、「へえ、そうなんだ。」などの声が聞こえ、虫について色々なことを知ることができました。最後には、みんなで虫に大変身。「昆虫太極拳」で、博士から合格をもらい、立派な虫になりました。
中学部の発表は、合唱『君と歩こう』と『ふくしま健康体操』の紹介でした。中学部6名の素敵なハーモニーが体育館に響きました。その後は、福島県が開発した「ふくしま健民アプリ」で紹介されている、音楽のリズムとそれに合わせた動きを組み合わせた健康体操の紹介でした。140曲以上もあるレパートリーの中から、TRFの「CRAZY GONNA CRAZY」と西城秀樹の「YOUNG MAN」2曲を紹介しました。それぞれ1回目は中学部生たちが模範を行い、その後参観者も一緒に体操をし、会場全体で盛り上がりました。
高等部普通科の発表は、『はばたけ!希望の翼をひろげて』でした。総合的な探究の時間にライフプランニング学習に取り組み、それぞれが希望する進路に向けて課題に取り組んできました。それぞれ、将来働くために必要なこと、将来の進路先に考えている専門学校や治療院の見学をして分かったこと、卒業した先輩たちにインタビューをして分かったことなど、将来の夢を実現するために大事なことを、スライドやパネルなどを使って分かりやすく発表しました。
高等部理療科の発表は、『(邪)気滅の刃』でした。理療科生たちが、(邪)気殺隊に扮し、これまで理療科で学んだあんま、マッサージ、鍼、灸を使い、村人を体調不良にして苦しめていた湿邪、燥邪、寒邪、風邪の邪気軍団を倒す、痛快なアクション劇を披露しました。視覚障がいに配慮し、登場人物の服装や動きの様子を言葉で説明する、音声ガイド付きの演劇でした。予行練習では、小学部の児童たちが大きな声で(邪)気殺隊に声援を送ったり、児童生徒たちが拍手をしたりして応援をし、無事邪気軍団を倒すことができ、大変盛り上がりました。
閉会式では、児童生徒たちの代表がしゃくなげ祭の感想を発表しました。その後、体育館の照明を落とし、嵐の「カイト」の曲に合わせて、一人一人サイリウムを振りながら歌いました。そして、最後もテーマにもあるように、「エイエイオー」の掛け声に合わせ、全員で笑顔でジャンプをし、実行委員長のあいさつとともに閉会となりました。
令和3年度 中学部修学旅行
10月6日(水)・7日(木)と中学部3年4名の生徒と教員5名でそれぞれ日帰りにて修学旅行に行ってきました。
6日(水)バス移動~あぶくま洞見学~昼食~二本松万古焼体験~バス移動。
あぶくま洞では、暗くて寒く、足場も悪い空間に始めは戸惑っていましたが、洞内の鍾乳石のつるっとした触り心地や音の反響に興味津々でした。
二本松の万古焼では、それぞれ粘土をこねてお皿とコップつくり体験をしました。冷たくて、むにゅっとする粘土の感触を感じながら、集中して取り組んでいました。「難しかった。」と話しながらも、皆、焼き上がりを楽しみにしているようです。
また、移動の車内では、音楽リスエスト大会が開催され、楽しいひと時を過ごしました。好きな音楽を通して、友だちと共通の話題が増えるなど、新たな発見もあり、大変盛り上がりました。
7日(木)タクシー移動~あづま運動公園にて森の案内人との自然体験~路線バス移動~昼食~徒歩移動
あづま運動公園での森の案内人との自然体験では、森を散策しながら、秋の植物や虫に触れてきました。松の木、ケヤキ、煙の出るキノコ、どんぐり、椿の実などをじっくり見て触り、友だちと感想を話し合いながら興味を深めていました。
昼食は、点字メニューも置いてあるサイゼリアにて、それぞれ好きなものを自分で注文・会計までしてみんなで食事を楽しみました。店員さんとのやり取りに緊張する生徒もいましたが、おいしい昼食に、みんな笑顔で帰路につきました。
第20回福島県特別支援学校スポーツ大会【陸上競技】
10月9日(土)、第20回福島県特別支援学校スポーツ大会が市内のあづま総合運動公園内で行われました。本校からは陸上競技に、本校高等部普通科生徒3名が出場しました。小雨が降ったり止んだりと悪天候の中でのレースでしたが、周囲からの拍手による応援を背に、練習の成果を発揮できた内容でした。走り終えた生徒からは、安堵の声と同時に、来年の大会に向けた抱負を聞くことができました。朝早くから送迎していただいた保護者のみなさん、運営にあたった先生方等、本当にありがとうございました。来年に向けて、また頑張っていきますので、引き続き応援をよろしくお願い致します。
〇大会結果
女子17 100m 第1位 小山田瑠琉 大会新記録
女子18 100m 第1位 石井 葵
男子17 100m 第1位 増子新之介 大会新記録
佐々木真菜選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
~オリンピック・パラリンピック教育推進事業~
佐々木真菜選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
10月5日(火)に東京2020パラリンピック大会、陸上競技女子100M(視覚障害T13)と400M(視覚障害T13)に出場した佐々木真菜選手が大会報告の為、来校されました。
佐々木真菜選手からは、選手村の様子や試合会場でのエピソードについて写真等を使って講演していただきました。
選手村の中にはヴィレッジプラザという所があり、郵便局・銀行や土産物屋など沢山のお店があることも知ることができました。またヴィレッジプラザの建物の柱には、各県の木材が使用されており、福島県の木材も使用されていたようです。
大会について佐々木真菜選手は、陸上女子100M予選においては、「国際大会初めての100Mで、いつもであれば緊張してしまうが、今回は、どのくらい走れるかというワクワク感の方が大きかった。」また、女子400Mでは、「この日は自分の誕生日ということもあり、多くの人に祝福してもらい、力をもらって予選を迎えることができた。予選は夜遅く、ライトの光が反射してまぶしさがあったが、いつもかけているサングラスをかけずに予選に臨んだ。決勝では、7位という結果ではあったが、アジア記録を更新できてよかった。」と話してくれました。全体を通して、「世界との差を痛感させられたが、自分の成長にもつながった。3年後のパリに向けてさらにレベルアップをしたい。」と今後の抱負を伝えてくれました。
最後に、佐々木真菜選手から“きっかけひとつで変わることができる”と後輩たちへメッセージを送っていただきました。佐々木真菜選手が陸上競技と出会い、自分自身の内面的な成長など変われたきっかけが陸上競技だったと話し、後輩たちへ、きっかけひとつで必ず変われる、色々なことに挑戦してほしいと伝えてくれました。
佐々木真菜選手、ありがとうございました。
高等部現代社会「裁判所見学」
9月30日(木)、高等部「現代社会」の学習の一環として、普通科・保健理療科合同で、福島地方裁判所見学を実施しました。
実際に刑事裁判の傍聴をした後、法廷内で裁判官、検察官、弁護士の方々に直接質問させていただくという大変貴重な機会をいただき、生徒たちにとって非常に有意義な学習の機会となりました。
丁寧にご対応いただきました法曹三者、広報担当の方々に厚く御礼申し上げます。
令和3年度 前期終業式・後期始業式
9月30日(木)、前期終業式及び後期始業式が実施されました。コロナウイルス感染症対策を行いながら、久し振りに全校児童生徒が一堂に会しての式となりました。
式では、学校長より「学年の半分が終わりました。前期を振り返り、後期も目標をしっかりもって取り組みましょう。」との話があり、児童生徒の顔にも明日から始まる後期に向けての意欲の高まりが感じられました。
小学部1・2年の遠足が行われました
9月17日に、小学部の1・2年生が信夫山公園駒山広場に遠足に行きました。朝、雨が降ってきたのですが、晴れてほしいという子どもたちの願いがかない、出発時には雨が止み、徐々に晴れてきました。暑すぎず寒すぎず、丁度良い気温の中、遊具で遊んだり、かくれんぼをしたり、噴水の水をかけあったりなど、めいっぱい楽しんでくることができました。 |
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ぼくは、ゆらゆらゆれたラッコののりものがたのしかったです。おともだちやせんせいといっしょにのりました。 |
ターザンロープが楽しかったです。けっこう高いところからおりて、行ったりもどったりしておもしろかったです。 |
ふんすいのところであそびました。みずをパッチーンととばしたのが、おもしろかっだです。 |
いっぱいあそんだあとのおべんとうは、とってもおいしかったです。 |
半谷静香選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
~オリンピック・パラリンピック教育推進事業~
半谷静香選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
9月9日(木)に東京2020パラリンピック大会、視覚障害者柔道48㎏級に出場した半谷静香選手が大会報告の為、来校されました。その際、日本代表ユニフォームや柔道着も持参していただき、見たり触れたりさせていただくことができました。
半谷静香選手からは、「公式戦が久しぶりだったので、畳にあがるのが怖かったが、困難にぶつかった時、応援してくれる人やサポートしてくれる人がパワーをくれました。その人達のためにも、という思いで臨みました。皆さんも自分の夢や目標達成のために頑張ってください。」と報告がありました。
本校の児童・生徒からは、選手村の様子や試合前の気持ちの作り方、大会本番まで一番頑張ったことなど多くの質問が出され、それに対し、1つ1つ丁寧に答えていただき、貴重な時間となりました。
半谷静香選手、ありがとうございました。
健康管理指導の実施について~寄宿舎~
寄宿舎では年間5回「健康管理指導」を実施して、舎生の健康管理に努めています。今回は6月中旬に実施した第2回健康管理指導「飲料水について考える」についてご紹介します。
灼熱の福島市の夏に備え、個人に合った水分摂取量や飲み物の質の考え方、管理の方法などを学び、一人ひとりが飲料水について考える機会となりました。特に印象に残っているのが、普段飲んでいる飲料水の糖質の量をスティック砂糖で確認すると、「こんなに!?」などと驚き、次の週からお茶を手にする舎生が多く見られたことです。
健康第一!ぜひ、ご家庭でも飲料水について話してみてください!
(保健衛生係)
〇糖質量について(500㎖換算する)
飲み物 | 砂糖量 | 備考 |
コカ・コーラ | 56.5g | スティック砂糖換算:19本 |
カルピスウォーター | 55.5g | スティック砂糖換算:19本 |
カフェオレ | 45g | スティック砂糖換算:15本 |
ドデカミン | 23g | スティック砂糖換算:7本 |
〇第2回健康管理指導の様子
佐々木真菜選手 応援メッセージ!ファイト~!!
佐々木真菜選手(H27年度卒業生)
祝 東京2020パラリンピック出場おめでとうございます!
競技種目は、陸上競技女子100m(T13)と女子400m(T13)です。
8月30日(月)に、テレビ取材もあり、全児童生徒で応援メッセージを作成しました。
笑顔の素敵な真菜さん!
みんなを元気にしてくれる真菜さん!!
これまでに培った力を発揮してください。ファイトー!!!
【競技日程】
◎100m(T13) 8月31日(火)
予選10時30分~
決勝20時10分~
◎400m(T13)
9月2日(木)
予選21時21分~
9月4日(土)
決勝10時08分~
半谷選手応援メッセージ!ファイト~!!
祝 東京2020パラリンピック出場おめでとうございます!!
8月24日(火)から東京2020パラリンピックが開催され、本校の卒業生でもある半谷静香選手が、柔道女子48kg級に出場します。そこで、本校の児童生徒や教員が半谷静香選手に向けて応援メッセージを書きました。
半谷選手の大会予選は、8月27日(金)から行われます。
(応援メッセージ一部紹介)
・一本!! がんばってください。 (小学部児童)
・福島からエールを送ってます。 (中学部生徒)
・自分の学校から出るのは誇りです。目指せ金!! (高等部生徒)
・自分の夢に向かって頑張ってください。 (小学部教員)
・半谷さんの切れのある技で世界をあっと言わせてください! (中学部教員)
・悔いない戦いを! (高等部教員)
・卒業生が世界で活躍することは本校の誇りであり、先輩の挑戦する姿は、在校児童生徒の大きな励みになります。これまで培った力を存分に発揮し、充実した大会にしてください。みんなで応援しています。 (校長)
(寄せ書き写真)