福島県立視覚支援学校
生徒の活動
夏季休業前の全校集会
7月20日(水)、夏季休業前の全校集会が実施されました。
初めに、東北地区盲学校文化・体育大会、東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会、福島県学校歯科保健指導優良校、第67回たなばた展の表彰があり、それぞれ賞状・カップの授与を行いました。
そして校長より「計画をしっかり立てて、日頃なかなか取り組めないことにチャレンジする」「感染症や暑さ対策等、健康管理をしっかりする」「日記等を活用し、年度内に達成したいこと等を再確認し、計画的に取り組む」ことを意識しながら、貴重な時間を無駄にすることなく大切にし、有意義な夏休みを過ごしてほしいと話がありました。
令和4年度 前期文字能力テスト
漢字の読み書き、点字の読み書きの向上を目指して小学部は7月8日、中学部・高等部は7月7日に文字能力テストを行いました。
高等部の点字使用者は、五十音書き、転写、聴写、速読の後、残りの時間は字つきかるた取りをしました。かるたを目の前の台に固定し、速くとるという、団体戦の張した中でも、読み札でちょっと笑えるだじゃれで盛り上がりました。
高等部普通科「中央デイサービスセンターとの交流」
7月13日(水)、普通科生徒が中央デイサービスセンターへ、制作したプレゼントを届けに行きました。
普通科では例年、中央デイサービスセンターを訪問して、利用者の皆さんと歌やゲームで交流を行っており、生徒はとても楽しみにしていましたが、ここ2年は新型コロナウイルスの影響により実施できませんでした。
今年度も直接交流することはできませんでしたが、総合的な探究の時間に生徒全員で、利用者さんに楽しんでもらえるよう合唱曲を収録したDVDづくりを企画し、準備をしてきました。
お返しに、デイサービスセンターの皆さんから、素敵なプレゼントをいただきました。
来年度は直接お会いして交流できることを、楽しみにしています。
DVDを職員の方へお渡ししました。 |
こだわりのDVDジャケット。 中には、生徒からのメッセージやイラストがあります。 |
第40回東北地区盲学校文化・体育大会
第40回東北地区盲学校文化・体育大会 開催!
6月22日(水)、23日(木)の2日間にわたり、第40回東北地区盲学校文化・体育大会が本校を会場として開催されました。東北6県7校の盲学校・視覚支援学校の生徒が一堂に会したのは実に4年ぶりのことです。会場では学校の枠を越えて楽し気に話す生徒たちの様子もみられ、親交を深められる大変意義のある大会となりました。その様子を報告します。
6月22日(水)、文化の部「第71回東北地区盲学校弁論大会」が本校体育館にて開催されました。各県代表の中学部および高等部の弁士たちが、それぞれの思いを表現豊かに観衆に伝えました。白杖を持つ葛藤や社会復帰のための決意表明、あるいは自分の将来に向けた初々しい思いなどテーマは様々ですが、会場の誰もが時にほほ笑み、また胸を打たれながら弁論に聞き入っていました。本校からは、福島県代表として中学部2年の高原悠君と、高等部専攻科3年の江川小百合さんが出場し、江川さんは優秀賞を受賞することができました。
6月23日(木)には福島市信夫ヶ丘陸上競技場で、体育の部の陸上競技会が実施されました。本校からも多くの中学部・高等部の生徒が選手として出場しました。幸い天候にも恵まれ、皆で陸上競技を楽しむことができました。100M走や音響走、走り幅跳びやジャベリックスローなど様々な陸上競技種目が実施され、選手はみな一生懸命に競技に臨みました。競技の合間には選手同士が励まし合ったり健闘をたたえあったりするなど、とてもすがすがしい姿も見られていました。参加校3校による男子400Mリレーも行われました。選手たちの健闘ぶりに、応援席も興奮と熱気に包まれた大会となりました。本校の選手たちも素晴らしい記録を残すことができました。
前期進路週間「職業講話」「高等部模擬試験」「報告会」
【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】
◇「職業講話」
5月18日(水)に令和2年度専攻科卒業の佐藤裕香先生を講師に招いて、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。
今回は勤務先のファーマライズ薬局大町店の店長さんにもご来校いただき、薬局内でのマッサージ・ルーム設置(大町店は全国でも3店目)や障がい者と働く意義などについてもお話しいただきました。
佐藤先生の講話では、今自分が携わっているマッサージ・ルームでの仕事が「人に喜んでもらえる仕事」であり、「やりがい」を感じると生徒に語り、自分の将来に向けた気持ちや夢を実現するためのアドバイスをいただきました。また、国家資格をもって仕事をする佐藤先生の「自信のある態度(前向きな姿勢)」や「笑顔」は、受講した生徒たち、特に国家試験受験を控える理療科3年生には大きな刺激になった様子でした。
卒業生が今社会で働いている姿と話は生徒たちにとっては「生きた授業」であり、心に届く講話でした。
【生徒からの質問を受ける佐藤先生(中央左)】
◇「高等部模擬試験」
学力向上に向けた実践として、模擬試験を実施しました。試験後には、各教科の担当教員にその教科の学習の仕方(特に予習や復習)を質問したり、解答の仕方(特に論述の仕方)を教えていただいたりしました。現在の自分の学力をしっかり認識し、教科ごとの学習の方法の違いを知り、この後の授業や考査等に生かしていくことを学びました。
◇進路週間報告会(高等部普通科1組)
進路週間では、それぞれの生徒が、現在の自分の学習に関する課題や、進路についての課題に気づき、その課題を解決するために必要な知識や技能を身に付けることを目標に、取り組みました。5月25日(水)に、自分の取り組みについての報告し、お互いに質問し合って学びを深めました。
2年1組は、郡山にある「国際アート&デザイン大学校」で見学・体験してきたことを中心に発表しました。実際の授業の様子や学校の雰囲気を知ることで、進学後のイメージを膨らませることができました。また声優のアフレコ体験や学校の先生方との話の中から、自分でできることと一人では難しいこと、難しいことはどのようにしたらできるようになるか等、自己理解の大切さを学びました。
前期進路週間「職場体験・職場見学・校外実習」
【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】
◇「中学部2年生 職場体験」
「ヨークベニマル野田店」、「ユニクロ南沢又店」で体験させていただきました。
生徒はとても緊張していましたが、「担当の方の指示を聞いて、正しく仕事に取り組むことができた。」「初めは恥ずかしくて声が小さくかったけど、『いらっしゃいませ』とお客様に挨拶をすることができた。」など、それぞれの目標を達成することができました。また、「職場の人は、自分の仕事だけでなく周りの人にも気を配っている。」「店員さん同士、笑顔で挨拶をしている。」など、実際の職場だからこそ得られた気づきもあり、充実した体験となりました。
◇「高等部職場見学・体験・校外実習」
高等部は「MAXふくしまFOODMAX」、「B型事業所ブレス」、「就労継続支援ジョブステップ八山田」、「生活介護あづまライフささや」、「あさひ治療院」、「国際アート&デザイン大学校」に行き、それぞれの生徒が、次の進路に向け様々な体験をすることができました。
国際アート&デザイン大学校 | |
B型事業所ブレス | |
就労継続支援ジョブステップ八山田 | 生活介護あづまライフささや |
見えにくいという困難さがある中で、どのように職場の仕事を覚え、会社の皆様とコミュニケーションをとって円滑に作業ができるか、社会人としてのマナーはできているか等を一人一人について考え、こうするとできるのではないかというサポートをいただき、取り組むことができました。今の自分に足りない点や、より伸ばしていくとよい点等を知る機会となり、将来の就労に向けての意識を高めることができました。
前期進路週間「中学部・高等部校内実習」
【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】
◇「中学部・高等部校内実習」(5月16日~20日)
中学部1年生は5月16日~19日に、高等部の校内実習で職場体験をしました。点字用紙を使ったポチ袋作りでは、「マーブリング模様付け」「両面テープ貼り」の工程に取り組みました。長時間作業に取り組むことも初めての体験でしたが、高等部の先輩方の作業に取り組む姿に背中を押してもらい、最後まで集中して取り組むことができました。
高等部は5月16日~20日の5日間、校内実習「福ポチ袋」作りを行いました。「ふくもーこーぼー」と名付けた工房で実施しました。これまで積み重ねてきた学習や生活習慣、社会性などを実際の場面で生かし、自己理解を目指すとともに、いろいろな諸課題を計画的に解決できることや、学ぶことや働くことの意義や役割について、理解を深めました。また社会生活に適応できる力を育てること等も目的としています。
使用済み点字用紙にマーブリング手法で模様付けし、その用紙を既定の大きさに織り込み、最後に折り目に沿って両面テープで貼りつける細かい作業などに取り組みました。朝の打ち合わせで「全体出来高」の目標を決め、個人ごとに担当する作業の「個人出来高」の目標を明確にしました。また、作業態度も含め、個人ごとの目標発表をして作業を開始しました。
出来上がった製品は「商品価値」のあるものとなるように、規格を正確に守り、かつ真剣に取り組むことができました。一人ひとりが毎日自分自身が決めた個人出来高の目標をクリアできるように頑張りました。全員で全体出来高の目標をクリアした時の喜びは、仕事の充実感を感じられるものとなりました。
寄宿舎 健康管理指導
寄宿舎健康管理指導 (6/14 16 21)~ 熱中症対策 ~
6月は、女子グループと男子は成人者グループ、中高生グループの合計3グループに分かれ、「熱中症対策」について考える機会を設けました。日頃から水分補給をあまり意識しない舎生もいるため、事前に各自でチェックリストを行い自分の行動を振り返りながら、話を聞くことができました。
日常生活の中で熱中症予防や自身の体調管理に生かしてもらえるよう、今年も家庭や学校と協力してサポートしていきたいと思います。
最後には経口補水液を自分たちで作って 試飲をしました。 |
<学習内容>
1 熱中症の原因と対策
2 チェックリストによる暑熱順化の取り組み度の測定と自身の結果の確認
3 脱水症状の原因、水分補給のタイミング
4 経口補水液の作成体験
寄宿舎 親睦会
6月1日(水)寄宿舎で親睦会を開催しました。今回は、新入舎生や新職員を対象とした事前アンケートの答えをヒントに、「これはだれ…?」を予想する人物当てゲームを行いました。趣味や食べ物の好き嫌いなど、知っている情報をチーム内で出し合って考え、お互いを知る良い機会となりました。
今年度は4名の新入舎生を迎え、11名で『むつまじ会』の活動が始まりました。感染症対策を十分に行いながら、協力して様々な行事などに取り組んでいきたいと思います。
寄宿舎 避難訓練
寄宿舎避難訓練(4/19 5/31)
寄宿舎では年6回の避難訓練を行っています。 地震、火災の他、時間帯も朝・夕・夜と変えて、できる限り多様な想定で訓練できるよう配慮して行っています。 |
避難してきたら人数確認・・・ |
地震が起きたら机の下に・・・ |
敷地内が危険な時は近隣施設へ |
第2回では、第2避難場所である近隣の高校までの避難も訓練しました。
6月12日の地震発生時、
机の下にもぐる舎生、ヘルメットをかぶる舎生・・・
舎生それぞれ自分で考えて行動できており、日ごろの訓練で学んだことを活かしている様子が見られました。
令和4年度県北地区高等学校音楽祭
5月27日(金)に、ふくしん夢の音楽堂大ホールで開催されました、令和4年度県北地区高等学校音楽祭に、高等部普通科生徒4名が参加しました。コロナ前には、音楽を通しての交流及び共同学習の一環として、福島高等学校合唱部との合同ステージで出演していました。今回は、本校単独でのステージ出演です。
1曲目は2・3年生による2重唱、2曲目は1・2・3年生で混声3部合唱を歌いました。
プログラム1 視覚支援学校 混声合唱4名
①「ピエ・イエズ」 作曲:アンドリュー・ウェーバー
②「風をみつけて」 作曲:佐井孝彰 作詞:星梨津子
参加する生徒たちは初めての参加でしたが、音楽祭に参加することをとても楽しみに思い、意欲的に練習に励みました。当日は、緊張しながらも観客の皆様からの温かい拍手を受けて、伸びやかに歌うことができました。音楽祭を楽しもうという気持ちが溢れる演奏で、ホールいっぱいに生徒4名の清々しい歌声が響き渡りました。
自分たちの演奏の後は、緊張感から解放されて、他学校の演奏をゆっくり鑑賞し、演奏に、鑑賞に、音楽祭を楽しみました。
音楽祭への参加は、同年代の高校生の様子を感覚的に知れるよい機会となりました。音楽を通しての交流及び共同学習を今後も充実させていきます。
福島県障がい者スポーツ大会サウンドテーブルテニス競技 金銀を受賞
5月15日(日)、福島県点字図書館で、第60回福島県障がい者スポーツ大会サウンドテーブルテニス競技が行われました。本校の生徒2名が1部男子(未成年)の部に出場し、経験豊富な一般男性にチャレンジし、熱戦の末、それぞれ1部男子1位(金賞)・2位(銀賞)に入賞しました。近年は1部男子(未成年)の部への参加はなく、久しぶりの学生の入賞となりました。おめでとうございます。
『合同大運動会』~互いに認め合い、みんなで力を合わせてがんばりました!~
5月21日(土)に福島第四小学校を会場に、合同大運動会が行われました。本校小学部は、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っており、合同での運動会に向けて5月の連休明けから一緒に練習を重ねてきました。各種目では、どのような配慮があれば障がいのある児童と障がいのない児童が一緒に取り組めるかを検討し、参加の仕方やルールを変更・調整しながら取り組みました。
「きょうね、風になったんだよ!」・・これは、本校の3年生児童の言葉です。団体競技で、1本の棒を四小の友達とペアで持ち、風をきって走った感覚が「気持ちいい!」と感じたようです。一人で走っただけでは感じられなかった感覚だったかもしれません。見えにくさはあっても、広い校庭で思いきり体を動かし、みんなそれぞれに自分の持てる力を発揮してやりきった運動会は、大成功でした。
開会式での応援合戦 今年優勝するのは、「白だー!!」 |
低学年チャンス走『走れ!こいのぼり』 紅組が勝ちますように、との願いを込めて選んだ赤いこいのぼりは見事大当たり!2位でゴールしました。 |
いざ、勝負だ!
中学年の100m走のスタートです。表情も真剣。途中苦しかったけれど、最後まで走りきりました。 |
中学年団体 『ダブルタイフーン』
四小の友達と一緒に風をきって走りました。二人の「ダブルタイフーン」は、息もぴったりでした。 |
中学部校内弁論大会
5月11日、高等部と日を同じくして、中学部でも校内弁論大会が行われました。3人の弁士達が、今年の目標や自分の好きなことなど、日頃思っていることを発表しました。この日の発表をめざして、原稿を何度も書き直し、朗読の練習にもコツコツと取り組んできました。そうした練習の成果を発揮し、みな、堂々と発表することができました。審査を受けて、6月22日に本校で行われる「東北地区盲学校弁論大会中学生の部」の本校代表生も選出されました。
高等部校内弁論大会
5月11日(水)に、高等部校内弁論大会が本校体育館にて、感染対策を十分とって行われました。今年度は高等部生徒全員が弁士として参加しました。
視覚障がいと向き合い、学ぶ中での葛藤や夢、働くこと、家族を守ることなど、思い思いに経験を語り、また、他の人の弁論を聞いて自己に重ねて考える、充実した時間でした。
思いを言葉にして伝えることは気恥ずかしく、難しいですが、挑戦は確実に成長をもたらしています。優勝者は6月22日に本校で行われる「第71回東北地区盲学校弁論大会」へ福島県代表として出場します。
【結果】
第1位
・ 専攻科理療科3年 「私のリスタート」
第2位
・専攻科理療科2年 「障がいと生涯」
・保健理療科2年 「俺の相棒」
第3位
・普通科3年 「迷路のスタート地点」
・保健理療科2年 「NEXT」
令和4年度 第1回命と心の健康教室(情報モラル教室)
4月23日に第1回命と心の健康教室(情報モラル教室)が行われました。
感染症予防のため、理療科は被服室に、普通科と中学部は音楽室にそれぞれ集まり、2か所をオンラインで中継しながら実施しました。
福島警察署よりお借りしたDVD「情報モラルを身に付けよう!」を視聴し、ソーシャルゲームへの課金や、ネット詐欺、スマホ依存の怖さについて真剣に学びました。参加した生徒からは「家族とスマホを使う時のルールをしっかりと話し合おうと思う。」「SNSの使い方には注意していきたい。」などの声が聞かれ、スマートフォンやインターネットが便利な反面、使い方を間違えると危険な目に遭うという事を改めて認識する良い機会となりました。
令和4年度 第1回全校朝の会
4月14日(木)に、本校体育館にて第1回全校朝の会が行われました。
全校朝の会では、新入生自己紹介、生徒会役員紹介などが行われました。
また、生徒会パフォーマンスでは、本校生徒会公認キャラクターの邪気軍団が登場し、会場を盛り上げただけでなく、 全校生徒での写真撮影のお手伝いもしてくれました。
令和4年度 対面式・部活動紹介
4月11日に、本校体育館にて対面式が行われ、高等部に所属する生徒、教員が一堂に会しました。
対面式では新入生の自己紹介、生徒会本部役員の紹介などが行われました。また、球技部や東洋医学研究部などの部活動、購買局・厚生局などの活動の様子が生徒たちから紹介されました。
対面式・部活動紹介は終始和やかな雰囲気で進められました。
令和4年度 入学式
4月8日(金)、春のやわらかな日差しの中、体育館にて入学式が行われました。
校長より中学部1名が呼名され、また高等部普通科5名、専攻科理療科1名の入学が許可され、計7名がそれぞれの希望を胸に新しい学校生活に踏み出しました。
「新入生代表誓いのことば」では、代表の専攻科理療科入学生が「助け合い、励まし合いながら、初心を忘れず、学業に専念することを誓います。」と力強く述べました。
新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。これからの学校生活が、皆さんの人生にとって素晴らしい時間となることを心より願っています。
令和3年度 小・中学部卒業式
3月11日(金)に、小・中学部の卒業式が行われました。福島県教育委員会委員の大村雅惠様はじめ、来賓の方々や保護者の皆様、在校生一同に見守られ、小学部1名、中学部4名の計5名が巣立ちの日を迎えました。卒業生代表による「別れの言葉」では、これからの抱負を語るとともに「毎日学校に送って、どんな時にもあたたかく見守ってくれた家族のみんな、本当にありがとう。」(小学部代表)、「家族、先輩方、地域の皆様など、いろいろな方々に支えられていたと実感しています。」(中学部代表)と、周囲への感謝の気持ちを伝えることができました。卒業生の皆さん、卒業おめでとうございます!みなさんの未来が輝かしいものとなりますことを期待しています。
令和3年度 高等部卒業証書授与式
3月1日(火)に高等部卒業証書授与式が挙行され、保健理療科1名、専攻科理療科2名の計3名が学舎を巣立ちました。
式では橋本校長から卒業生一人一人に卒業証書が授与されました。また3年間の功績をたたえ皆勤賞、功労賞、理療技能賞の各賞状が授与されました。
卒業生代表生徒によるこれまでの3人の歩みを振り返る惜別の答辞、在校生代表生徒による先輩たちのあとを受け継ぐ決意の送辞、歌唱が出来ない代わりに在校生や職員が事前に歌った動画の上映など、全員の思いがこもった素晴らしい卒業式でした。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。皆さんの輝かしい未来に幸多かれと心より祈っています。
ひな祭り~寄宿舎~
女の子の健康を祈ると共に、春を告げる桃の節句として親しまれるひな祭り。
寄宿舎の10号室に雛人形を飾りました。
「寄宿舎の日常」
寄宿舎では自立に向け、生活の中から様々なことを学んでいます。ここではそんな毎日の生活の一コマをご覧いただきたいと思います!
シワを伸ばして丁寧に干します!
髪の毛まできれいに掃きます!
お風呂は広くて大変!でも頑張ります!!
長~い廊下も隅から隅までピカピカ!
豆まき~寄宿舎~
2月3日、豆まきをしました。
今年は来年国家試験を受験する年男とその同級生に各居室へまいてもらいました。
ボス鬼やかわいい鬼たちの出現が花を添え、“和やか”“真剣”“恐怖”とてもおもしろい雰囲気の中での会でした。
豆をまいたふたりには合格(来年)できるように“無病息災”で1年間勉強に集中できることを願います。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「我が家のおすすめ献立をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、11点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞・特別賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】 「旬の味覚を食べよう」 きのこと鮭のバターしょうゆ炒め きのこサラダ 野菜たっぷりスープ にんじんのグラッセ (バナナ) |
家族と一緒に苦手な人でも食べやすい食べ方を考えて応募してくれました。きのこなどの苦手だった食材も給食のおかげで食べられるようになったそうです。
【特別賞】 「あったかくなるわくわくメニュー」 カニチャーハン 豚汁 おでん いももち |
冬の食材の中から、おいしくて、あったかくなるのもを選んで応募してくれました。カニやにんじん、白菜、大根といった旬の食材たっぷりの献立です。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“たらこクリームパスタ”“フライドさつまいも”“エビマヨブロッコリー”“レンコン入りカレーシチュー”なども給食に取り入れていただきました。どの献立もとても好評で、「おいしかった」という声がたくさん聞こえてきて、たいへん充実した給食週間となりました。
普通科交流学習 第9回ジョイントコンサート
12月22日(水)、5・6校時目に、普通科の交流学習、『ジョイントコンサート』を行いました。
普通科では、福島高校・橘高校の合唱部との交流学習を行っており、ジョイントコンサートは9回目になります。今年度は、大笹生支援学校も加わり、4校での開催となりました。
コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年度は本校内で「幻のジョイントコンサート」としたため、他校との交流は2年ぶりの開催です。
感染対策の一つとして、体育館フロアに学校毎の仕切りを設置しましたが、ビニールのシートはクリスマスの装飾で鮮やかに彩られ、コンサートの雰囲気を盛り上げました。
1 視覚支援学校普通科
①「ピエ・イエズ」 作曲 アンドリュー・ウェーバー
②「荒れ野にみつかい」 讃美歌
③「クリスマスソングメドレー」 視覚支援バージョン
コンサートは、本校1組生徒による美しいデュエットで幕を開けました。普通科生徒全員によるクリスマスメドレーでは、ハンドベルやウィンドチャイムなどたくさんの楽器を用いて、心を込めて演奏しました。
2 大笹生支援学校 選択音楽グループ
①「Four Beat Performance」 作曲 源田俊一郎
②「Ave Maria」 作曲者不詳
③「風になりたい」 作詞・作曲 宮沢和史
④「花は咲く」 作詞 岩井俊二 作曲 菅野よう子
3 橘高校合唱部
①「あわてんぼうのサンタクロース」
作詞 吉岡治 作曲 小林亜星
②「みやこわすれ」 作詞 野呂昶 作曲 千原英喜
③「ほらね」 作詞 いとうけいし 作曲 まつしたこう
4 福島高校合唱部
①「3声のカプリチャータ」 作曲 A.バンキエリ
②「クリスマスソングメドレー」 編曲 伊藤康栄
荒れ野の果てに~きよしこの夜~もろびとこぞりて
③「アヴェ・マリア」 作曲 アルカデルト
④「We wish a merry Christmas」 編曲 アリス・パーカー
5 全体合唱「翼をください」「群青」※1
会場にいる参観者も含めて、全員で2曲を合唱しました。体育館いっぱいに美しい歌声が響き渡り、一体感を感じる空間となりました。
コンサート後には全員で記念撮影をし、交流の記念に、2組作業学習で製作したリサイクル点字用紙のポチ袋を渡しました。
生徒からは、「コロナ禍で活動が少ない中、他校の生徒と一緒に歌えて楽しかった」「音楽を通してみんなの心がひとつになった」「来年も交流を続けていきたい」といった感想が多く聞かれました。
音楽を通した同世代との貴重な交流会の継続につなげていきたいと思います。
※1「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
本校高等部卒業証書授与式 式歌でもある曲です。
第45回通りゃんせ基金の募金活動
第45回通りゃんせ基金の募金活動が12月6日(月)から10日(金)の昼休みの時間を利用して行われました。生徒会役員が一丸となって校内放送や呼びかけに取り組み、総額33,449円が生徒や先生方の善意によって集まりました。ご協力いただいた皆さんありがとうございました。
今回集まった募金は、12月24日(金)に生徒会会長と副会長によってラジオ福島さんへお持ちし、音の出る信号機や音の出る案内装置の設置、様々な福祉機器に役立てていただきます。
また、今年もラジオ福島さんの「第45回ラジオ・チャリティー・ミュージックソン~声でつながる音でとどけるおうちdeミュージックソン」のコーナー内で、本校の2名が生放送に出演してきました!
出演した生徒の感想:「最初は緊張したけど、出演者の方々が盛り上げてくださって流石プロだと感じました。本番は楽しくてあっという間に終わってしまいました。」
寄宿舎 一斉清掃
12月16日(木)に年末の大掃除を行いました。
4月から使ってきて普段は手が回らない場所を選んで” 感 謝 ”の気持ちを込めて” き れ い ”にしました。
【相談室清掃グループ】
【下駄箱清掃グループ】
【娯楽室清掃グループ】
寄宿舎 テーブルマナー教室
12月14日(火)に今年最後のテーブルマナー教室(寄宿舎)を開催しました。1回目はハンバークステーキ、2回目は鶏の柚子みそ焼き、3回目はメルルーサのムニエルをメインディッシュに開催しました。みんな、最後まで箸に変えることなくフォークとナイフでがんばって食べていました。普段使い慣れていない洋食器ではありましたが、これらの食器のもたらす豪華さや特別感を喜びや楽しみに感じ、食事時間を楽しんでいました。
寄宿舎 お楽しみ会
12月9日(木)、寄宿舎自治会行事であるお楽しみ会を開催しました。今年は、IQクイズの会と称し、3チームに分かれてクイズを出し合いました。「みんなが楽しめて達成感のある会にしたい!」と、それぞれが役割を持ち、準備を進めてきました。寄宿舎ならではのクイズやイントロクイズなど、悩みながらもチームで協力して考える姿が印象的でした。
さらに、個性溢れる衣装も会を盛り上げてくれました。手作りの帽子や好きなキャラクターなど、思い思いの姿で楽しいひと時を過ごすことができました。
薬物乱用防止教室を開催しました。
12月8日に、薬物乱用防止教室を開催しました。
学校薬剤師からは薬の用法・用量を守る事の大切さや、点眼薬の正しい使い方などに加え、カフェインやアルコール、タバコ、危険ドラッグが身体に及ぼす害について教えていただきました。体の不調を治してくれる薬も使い方を誤ると危険な目にあったり、大麻や覚せい剤といった危険なドラッグが、思っていたより自分たちの身近にあったりすることを知ることができました。
令和3年度高文連特別支援学校作品展のご案内
毎年、高等学校文化連盟特別支援専門部では、各校高等部生徒の作業製品や、絵画、手工芸品等を集めた作品展を開催しています。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今年度はWeb上での開催となりました。
本校からは、高等部普通科のM.SさんとK.Kさんの作業製品や作品を出品しております。日頃の学習の成果を見ていただくとともに、他校の作業製品や作品もお楽しみください。
作品展は12月1日(水)~12月31日(金)まで開催しております。下記のURLやQR
コードよりお入りください。
作品展URL: https://bit.ly/3kMuNBd
作品展QRコード
点字ブロック理解推進キャンペーン
11月5日(金)本校PTA主催の「点字ブロック理解推進キャンペーン」が開催されました。
点字ブロックは、目に障がいをもつ人にとって大切な道しるべなのですが、そのことを知らない方がまだまだいらっしゃいます。一人でも多くの方に点字ブロックの大切さを知ってもらおうと、9年前から行っている活動です。児童生徒が考えたメッセージを入れたポケットティッシュを多くの人に渡すことで、点字ブロックの大切さを伝えてきました。去年、今年と新型コロナウイルス感染症の影響もあり、街頭での配布活動を中止し、学校周辺のお店等にポケットティッシュを置いていただくようにしています。
校長先生のお話の後、小学部・中学部・高等部から計13名の児童生徒および保護者と教員が学校を出発し、手分けして13の商店等にお願いをしてきました。児童生徒は緊張しながらも、点字ブロックの大切さを伝えることができたようです。地域の皆様にも優しく対応していただき、当初の目的に加え、地域とのつながりをいっそう強くできた活動となりました。
令和3年度 しゃくなげ祭
3年に一度開催される本校の文化祭「しゃくなげ祭」が10月23日(土)に、本校体育館で行われました。
しゃくなげ祭に向け、夏休み前から児童生徒代表のしゃくなげ祭実行委員たちが、テーマやテーマソングの募集をして決めたり、開閉会式の運営を計画したりしました。
開会式では、しゃくなげ祭実行委員の児童生徒がよさこいの法被を着て、ステージに上がりました。しゃくなげ祭のテーマ「ONE TEAM 最高の笑顔でジャンプ!」と、テーマソングの嵐「カイト」について、実行委員から紹介がありました。その後、「エイエイオー」の掛け声にあわせて、児童生徒全員でジャンプをし、開会が宣言されました。
小学部の発表は、『ゆかいな虫たちの発表会』でした。小学部の児童5名は、みんな虫が大好きです。教室や廊下では、いろいろな虫を飼っています。虫の鳴き声を聞いたり、飛ぶ様子やさなぎになる体の色の変化に気づいたりしています。発表では、「虫」をテーマに、音読や楽器演奏をしました。クイズでは、虫の鳴き声や食べているときの音などが問題になり、参観者から「なんの虫だろう。」、「わからないなあ。」、「へえ、そうなんだ。」などの声が聞こえ、虫について色々なことを知ることができました。最後には、みんなで虫に大変身。「昆虫太極拳」で、博士から合格をもらい、立派な虫になりました。
中学部の発表は、合唱『君と歩こう』と『ふくしま健康体操』の紹介でした。中学部6名の素敵なハーモニーが体育館に響きました。その後は、福島県が開発した「ふくしま健民アプリ」で紹介されている、音楽のリズムとそれに合わせた動きを組み合わせた健康体操の紹介でした。140曲以上もあるレパートリーの中から、TRFの「CRAZY GONNA CRAZY」と西城秀樹の「YOUNG MAN」2曲を紹介しました。それぞれ1回目は中学部生たちが模範を行い、その後参観者も一緒に体操をし、会場全体で盛り上がりました。
高等部普通科の発表は、『はばたけ!希望の翼をひろげて』でした。総合的な探究の時間にライフプランニング学習に取り組み、それぞれが希望する進路に向けて課題に取り組んできました。それぞれ、将来働くために必要なこと、将来の進路先に考えている専門学校や治療院の見学をして分かったこと、卒業した先輩たちにインタビューをして分かったことなど、将来の夢を実現するために大事なことを、スライドやパネルなどを使って分かりやすく発表しました。
高等部理療科の発表は、『(邪)気滅の刃』でした。理療科生たちが、(邪)気殺隊に扮し、これまで理療科で学んだあんま、マッサージ、鍼、灸を使い、村人を体調不良にして苦しめていた湿邪、燥邪、寒邪、風邪の邪気軍団を倒す、痛快なアクション劇を披露しました。視覚障がいに配慮し、登場人物の服装や動きの様子を言葉で説明する、音声ガイド付きの演劇でした。予行練習では、小学部の児童たちが大きな声で(邪)気殺隊に声援を送ったり、児童生徒たちが拍手をしたりして応援をし、無事邪気軍団を倒すことができ、大変盛り上がりました。
閉会式では、児童生徒たちの代表がしゃくなげ祭の感想を発表しました。その後、体育館の照明を落とし、嵐の「カイト」の曲に合わせて、一人一人サイリウムを振りながら歌いました。そして、最後もテーマにもあるように、「エイエイオー」の掛け声に合わせ、全員で笑顔でジャンプをし、実行委員長のあいさつとともに閉会となりました。
令和3年度 中学部修学旅行
10月6日(水)・7日(木)と中学部3年4名の生徒と教員5名でそれぞれ日帰りにて修学旅行に行ってきました。
6日(水)バス移動~あぶくま洞見学~昼食~二本松万古焼体験~バス移動。
あぶくま洞では、暗くて寒く、足場も悪い空間に始めは戸惑っていましたが、洞内の鍾乳石のつるっとした触り心地や音の反響に興味津々でした。
二本松の万古焼では、それぞれ粘土をこねてお皿とコップつくり体験をしました。冷たくて、むにゅっとする粘土の感触を感じながら、集中して取り組んでいました。「難しかった。」と話しながらも、皆、焼き上がりを楽しみにしているようです。
また、移動の車内では、音楽リスエスト大会が開催され、楽しいひと時を過ごしました。好きな音楽を通して、友だちと共通の話題が増えるなど、新たな発見もあり、大変盛り上がりました。
7日(木)タクシー移動~あづま運動公園にて森の案内人との自然体験~路線バス移動~昼食~徒歩移動
あづま運動公園での森の案内人との自然体験では、森を散策しながら、秋の植物や虫に触れてきました。松の木、ケヤキ、煙の出るキノコ、どんぐり、椿の実などをじっくり見て触り、友だちと感想を話し合いながら興味を深めていました。
昼食は、点字メニューも置いてあるサイゼリアにて、それぞれ好きなものを自分で注文・会計までしてみんなで食事を楽しみました。店員さんとのやり取りに緊張する生徒もいましたが、おいしい昼食に、みんな笑顔で帰路につきました。
第20回福島県特別支援学校スポーツ大会【陸上競技】
10月9日(土)、第20回福島県特別支援学校スポーツ大会が市内のあづま総合運動公園内で行われました。本校からは陸上競技に、本校高等部普通科生徒3名が出場しました。小雨が降ったり止んだりと悪天候の中でのレースでしたが、周囲からの拍手による応援を背に、練習の成果を発揮できた内容でした。走り終えた生徒からは、安堵の声と同時に、来年の大会に向けた抱負を聞くことができました。朝早くから送迎していただいた保護者のみなさん、運営にあたった先生方等、本当にありがとうございました。来年に向けて、また頑張っていきますので、引き続き応援をよろしくお願い致します。
〇大会結果
女子17 100m 第1位 小山田瑠琉 大会新記録
女子18 100m 第1位 石井 葵
男子17 100m 第1位 増子新之介 大会新記録
佐々木真菜選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
~オリンピック・パラリンピック教育推進事業~
佐々木真菜選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
10月5日(火)に東京2020パラリンピック大会、陸上競技女子100M(視覚障害T13)と400M(視覚障害T13)に出場した佐々木真菜選手が大会報告の為、来校されました。
佐々木真菜選手からは、選手村の様子や試合会場でのエピソードについて写真等を使って講演していただきました。
選手村の中にはヴィレッジプラザという所があり、郵便局・銀行や土産物屋など沢山のお店があることも知ることができました。またヴィレッジプラザの建物の柱には、各県の木材が使用されており、福島県の木材も使用されていたようです。
大会について佐々木真菜選手は、陸上女子100M予選においては、「国際大会初めての100Mで、いつもであれば緊張してしまうが、今回は、どのくらい走れるかというワクワク感の方が大きかった。」また、女子400Mでは、「この日は自分の誕生日ということもあり、多くの人に祝福してもらい、力をもらって予選を迎えることができた。予選は夜遅く、ライトの光が反射してまぶしさがあったが、いつもかけているサングラスをかけずに予選に臨んだ。決勝では、7位という結果ではあったが、アジア記録を更新できてよかった。」と話してくれました。全体を通して、「世界との差を痛感させられたが、自分の成長にもつながった。3年後のパリに向けてさらにレベルアップをしたい。」と今後の抱負を伝えてくれました。
最後に、佐々木真菜選手から“きっかけひとつで変わることができる”と後輩たちへメッセージを送っていただきました。佐々木真菜選手が陸上競技と出会い、自分自身の内面的な成長など変われたきっかけが陸上競技だったと話し、後輩たちへ、きっかけひとつで必ず変われる、色々なことに挑戦してほしいと伝えてくれました。
佐々木真菜選手、ありがとうございました。
高等部現代社会「裁判所見学」
9月30日(木)、高等部「現代社会」の学習の一環として、普通科・保健理療科合同で、福島地方裁判所見学を実施しました。
実際に刑事裁判の傍聴をした後、法廷内で裁判官、検察官、弁護士の方々に直接質問させていただくという大変貴重な機会をいただき、生徒たちにとって非常に有意義な学習の機会となりました。
丁寧にご対応いただきました法曹三者、広報担当の方々に厚く御礼申し上げます。
令和3年度 前期終業式・後期始業式
9月30日(木)、前期終業式及び後期始業式が実施されました。コロナウイルス感染症対策を行いながら、久し振りに全校児童生徒が一堂に会しての式となりました。
式では、学校長より「学年の半分が終わりました。前期を振り返り、後期も目標をしっかりもって取り組みましょう。」との話があり、児童生徒の顔にも明日から始まる後期に向けての意欲の高まりが感じられました。
小学部1・2年の遠足が行われました
9月17日に、小学部の1・2年生が信夫山公園駒山広場に遠足に行きました。朝、雨が降ってきたのですが、晴れてほしいという子どもたちの願いがかない、出発時には雨が止み、徐々に晴れてきました。暑すぎず寒すぎず、丁度良い気温の中、遊具で遊んだり、かくれんぼをしたり、噴水の水をかけあったりなど、めいっぱい楽しんでくることができました。 |
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ぼくは、ゆらゆらゆれたラッコののりものがたのしかったです。おともだちやせんせいといっしょにのりました。 |
ターザンロープが楽しかったです。けっこう高いところからおりて、行ったりもどったりしておもしろかったです。 |
ふんすいのところであそびました。みずをパッチーンととばしたのが、おもしろかっだです。 |
いっぱいあそんだあとのおべんとうは、とってもおいしかったです。 |
半谷静香選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
~オリンピック・パラリンピック教育推進事業~
半谷静香選手 東京2020パラリンピック大会出場報告会
9月9日(木)に東京2020パラリンピック大会、視覚障害者柔道48㎏級に出場した半谷静香選手が大会報告の為、来校されました。その際、日本代表ユニフォームや柔道着も持参していただき、見たり触れたりさせていただくことができました。
半谷静香選手からは、「公式戦が久しぶりだったので、畳にあがるのが怖かったが、困難にぶつかった時、応援してくれる人やサポートしてくれる人がパワーをくれました。その人達のためにも、という思いで臨みました。皆さんも自分の夢や目標達成のために頑張ってください。」と報告がありました。
本校の児童・生徒からは、選手村の様子や試合前の気持ちの作り方、大会本番まで一番頑張ったことなど多くの質問が出され、それに対し、1つ1つ丁寧に答えていただき、貴重な時間となりました。
半谷静香選手、ありがとうございました。
健康管理指導の実施について~寄宿舎~
寄宿舎では年間5回「健康管理指導」を実施して、舎生の健康管理に努めています。今回は6月中旬に実施した第2回健康管理指導「飲料水について考える」についてご紹介します。
灼熱の福島市の夏に備え、個人に合った水分摂取量や飲み物の質の考え方、管理の方法などを学び、一人ひとりが飲料水について考える機会となりました。特に印象に残っているのが、普段飲んでいる飲料水の糖質の量をスティック砂糖で確認すると、「こんなに!?」などと驚き、次の週からお茶を手にする舎生が多く見られたことです。
健康第一!ぜひ、ご家庭でも飲料水について話してみてください!
(保健衛生係)
〇糖質量について(500㎖換算する)
飲み物 | 砂糖量 | 備考 |
コカ・コーラ | 56.5g | スティック砂糖換算:19本 |
カルピスウォーター | 55.5g | スティック砂糖換算:19本 |
カフェオレ | 45g | スティック砂糖換算:15本 |
ドデカミン | 23g | スティック砂糖換算:7本 |
〇第2回健康管理指導の様子
佐々木真菜選手 応援メッセージ!ファイト~!!
佐々木真菜選手(H27年度卒業生)
祝 東京2020パラリンピック出場おめでとうございます!
競技種目は、陸上競技女子100m(T13)と女子400m(T13)です。
8月30日(月)に、テレビ取材もあり、全児童生徒で応援メッセージを作成しました。
笑顔の素敵な真菜さん!
みんなを元気にしてくれる真菜さん!!
これまでに培った力を発揮してください。ファイトー!!!
【競技日程】
◎100m(T13) 8月31日(火)
予選10時30分~
決勝20時10分~
◎400m(T13)
9月2日(木)
予選21時21分~
9月4日(土)
決勝10時08分~
半谷選手応援メッセージ!ファイト~!!
祝 東京2020パラリンピック出場おめでとうございます!!
8月24日(火)から東京2020パラリンピックが開催され、本校の卒業生でもある半谷静香選手が、柔道女子48kg級に出場します。そこで、本校の児童生徒や教員が半谷静香選手に向けて応援メッセージを書きました。
半谷選手の大会予選は、8月27日(金)から行われます。
(応援メッセージ一部紹介)
・一本!! がんばってください。 (小学部児童)
・福島からエールを送ってます。 (中学部生徒)
・自分の学校から出るのは誇りです。目指せ金!! (高等部生徒)
・自分の夢に向かって頑張ってください。 (小学部教員)
・半谷さんの切れのある技で世界をあっと言わせてください! (中学部教員)
・悔いない戦いを! (高等部教員)
・卒業生が世界で活躍することは本校の誇りであり、先輩の挑戦する姿は、在校児童生徒の大きな励みになります。これまで培った力を存分に発揮し、充実した大会にしてください。みんなで応援しています。 (校長)
(寄せ書き写真)
祝!東京2020パラリンピック代表決定!
祝! 東京2020パラリンピック代表決定!
佐々木 真菜 選手
陸上競技 女子400メートル(視覚障害T13)
(平成27年度普通科卒業)
半谷 静香 選手
柔道 女子48kg級
(平成27年度専攻科理療科卒業)
夏季休業前全校集会
7月21日(水)5校時、夏季休業前全校集会が放送にて実施されました。はじめに各大会等の受賞者(学校歯科保健指導優良校、福島県たなばた展、東北地区盲学校弁論大会)の紹介がありました。その後、校長より「制約された生活の中でも、目標や目的をもって有意義な夏季休業を過ごしてください」との話がありました。
なお放送後には校長室にて、受賞者一人一人に賞状等が学校長より授与されました。
令和3年度進路説明会
7月16日(金)に進路説明会を実施しました。
講師に、社会福祉法人陽光会 清心荘指定相談事業所 相談支援専門員の木田尚文様をお招きして、福祉サービス事業所の現状と福祉サービス利用に向けた手続き等について講話をしていただきました。年金や卒業後のサービス利用に向けた流れなど、細かい部分までお話ししていただきました。保護者との情報交換の場もあり、有意義な会となりました。
ご協力ありがとうございました。
球技部 引退試合!
フロアバレーボールを中心に活動する球技部。7月を迎えて3年生の引退試合が本校体育館で行われました。
白熱した試合!!
3年連続出場していた全国盲学校フロアバレーボール大会が、コロナウイルス感染拡大に伴い2年続けて中止となってしまいました。そのため、唯一全国大会経験者の3人が引退となりました。
試合後に、3年生から後輩たちへ思いを伝えました。
様々な活動が制限され、生徒が集まって一つの目標に向かって取り組む機会が激減する中、球技部全員で明るく楽しそうに試合に臨む姿が印象的でした。
笑顔で、ピース! |
「もう一度全国の舞台に立ちたかった・・・」という悔しい思いもあったでしょうが、その思いはきっと後輩たちが受け継いで行ってくれることでしょう。
第70回(令和3年度)東北地区盲学校弁論大会
6月23日(水)に第70回(令和3年度)東北地区盲学校弁論大会が本校にて実施されました。
この大会は、弁論を通して、東北地区盲学校の文化活動の健全な育成と発展を図るとともに、各校の親善を深めるものとして毎年開催されています。残念ながら、昨年度はコロナ感染症の影響で、東北大会、全国大会共に開催中止となりました。今年度も、開催が危ぶまれましたが、開催方法を動画審査とオンライン配信という形に変えることで、開催に繋がりました。例年とは違う開催方法でしたが、それぞれの弁論からは、真剣な眼差しと熱い想いが画面からでも伝わってきて、出場した弁士はもちろん、審査員の先生方・オンライン配信で視聴した東北各校の皆さんから、開催できてよかったとの声を聴くことができました。
今年度、最優秀賞を受賞した宮城県立視覚支援学校高等部生徒は、大阪にて開催予定の全国盲学校弁論大会に出場されます。
令和3年度 第2回命と心の健康教室(性に関する指導)
7月15日に第2回命と心の健康教室が中学部と高等部でそれぞれ行われました。
中学部では、「人との距離感」と「異性とのかかわり方」について学習しました。点字ブロックを使用して、距離感を体験したり、事例をもとに話し合いをしたりしました。人とかかわるなかで、相手を思いやる気持ちや、良好な人間関係を築くにあたってのルールやマナーを考えることができました。
高等部では、「ジェンダー」について簡単な説明の後、グループに分かれていくつかのテーマを選び、話し合いました。日頃からなんとなく耳にしていた言葉やニュースをきっかけに、様々な意見を出し合い、今回のテーマを通して「自分らしく生きていく」ということについて改めて考える機会となりました。
異性との、距離感の違いを体験している様子(中学部) |
生徒全員で話し合いをしている様子 (中学部) |
グループに分かれて話し合っている様子(高等部) |
高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会(中・高 前期進路週間)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会
1組の生徒は、総合学習や自立活動の時間を通して「ライフプランニング」学習に取り組んできました。自分の夢や目標に向けた10年後の生活を想像し、自分に必要なことは何か、どんな方法で自分の力を伸ばしていくのかを考え実践してきました。
学力の向上に向けた実践では、2年1組は6月14日(月)に模擬試験を実施しました。そして、各教科の担当教員に予習や復習の仕方を聞いたり、自分に合った学習方法について考えたりしました。教科ごとに学習の方法が異なり、教科の特性に応じた学習の仕方を知ることができました。
1年1組では、6月17日(木)に「こおり治療院」の職場見学へ行きました。どんな力が必要か、見えにくさからくる困難さをどのように克服してきたか等、自分の進路実現に向けた話を聞いてくることができました。
6月30日(水)には、普通科進路週間報告会を実施しました。生徒一人一人が、自分の将来について考え、課題を発見し、今後どのように問題を解決していくかを、みんなの前で発表し、自主的に質問をするなど、大変有意義な進路週間になりました。
令和3年度 中学部 職場見学(中・高 前期進路週間)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇令和3年度 中学部 職場見学
中学部1年生2名は、6月18日(金)、職場見学のため、学校と同じ敷地内にある福島県点字図書館を訪問しました。
はじめに、図書館長であり、本校理療科でも教鞭をとられている、金子久雄先生から図書館の概要を説明していただきました。県内外の登録者数と利用状況、主な業務である点字本やデイジー本の貸出や図書の製作についてお話いただきました。特に、点字本やデイジー本の製作には、地域のボランティアさんの協力が欠かせないことも教えていただきました。週末は、仕事が休みのボランティアさんたちが点訳や音訳の作業に来るため、図書館が混み合う等、製作の舞台裏も聞くことができました。生徒たちにとってはどれも初めて聞く話で、新鮮な驚きだったようです。また、ボランティアさんは、作業にあたり、事前にたくさんの研修を受けていることを知り、仕事をするためには勉強が必要であることも学びました。
講話の後は、施設内を案内していただきました。まずは、製本室です。1冊の図書は、点訳すると文字量が増えるため、分冊といって、何冊かに分けて製本されます。原本と、点訳されて3冊になった点字本に触れることで、点訳作業が多くの人の力を借り、時間をかけて丁寧に行われていることを実感することができました。また、本の朗読と録音を行うスタジオや音声を編集し、専用のCDにするデイジー室も見学しました。
録音は正しく読めるまで繰り返し行われるため、スタジオで何時間も過ごすボランティアさんの話を聞き、仕事をすることの大変さも知ることができました。
最後は、質疑応答と館長からのまとめの講話の時間です。質疑応答では、生徒たちが事前学習の過程で抱いた素朴な疑問にも丁寧に答えていただきました。また、まとめの講話では、今後の学習に生きる、以下のような言葉を生徒たちにくださいました。
「どの仕事をするにしても、勉強が必要である。講話のとき、将来は声にかかわる仕事がしたいと言ってくれた人がいました。声にかかわる仕事では、漢字も含め、原稿や台本を正しく読むことが求められます。なので、今は、学校の勉強を大切に、しっかりと取り組んでほしいと思います。ボランティアさんは、空いた時間を使ってたくさん勉強や作業もしていますが、お金はもらえません。では、なぜ仕事の合間を縫って、休みの日でも点訳や音訳の作業ができるのか。それは、読んでくれる人、聞いてくれる人がいるからです。そういう一生懸命な気持ちをもったボランティアさんたちが作ってくれている本なので、借りた本は最後まで大切に読んでほしいです。」
金子館長には見学を通して、どの仕事をするにしても身に付けておく必要がある力や大切にしたい心がけについてたくさん触れていただきました。事後指導の感想では、「苦手な漢字の勉強もがんばりたい。」、「今後に生かしたい。」という声も聞かれる等、入学してまもない1年生にとっては充実した職場見学となりました。今回の貴重な経験を今後の進路学習にしっかりとつないでいきたいです。
「職業講話」(中・高 前期進路週間)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇前期進路週間「職業講話」
6月16日(水)に福島職業安定所(ハローワーク)専門援助部門の厚生労働事務官・長嶺貴文さんを講師にお招きして、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。
「どうして働くのか」というテーマを参加生徒自身で考えることからスタートし、「企業が求める人材像」や「社会人のマナー」など社会人経験のある理療科生にとっても自分の経験を思い出しながら、社会に出るという意味を考える機会となりました。
また、今年度から導入された「キャリアパスポート」への活用も含めて、社会経験のない普通科生も働く意義について真剣に考え、自分なりの答えを考えるきっかけとなった様子でした。
まだまだ卒業後の進路や将来を具体的にイメージできない部分もありますが、まずは、「挨拶をする」「遅刻をしない」「約束やルールを守る」など学校にいるうちに身にツ付けておかなければならないことを改めて感じた講話となりました。
そして、自分の進路や将来に向けた自分の気持ちや夢を実現するための「折れない心の育て方」のアドバイスが最も印象に残りました。
「職業講話」
「質疑応答の様子」
令和3年度前期進路週間(中・高)令和3年6月14日(月)~18日(金)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金)】
「中学部・高等部合同校内実習」「中学部職場見学」 「高等部職場見学」「高等部模擬試験」 「高等部職業講話」
本校中学部・高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力いただき、ありがとうございました。
◇ 中学部・高等部合同校内実習について
中学部3年生2名、高等部1年生2名が6月14日(月)~18日(金)の5日間、前期校内実習を行いました。
中学部は、働く意欲の向上や普段とは違う環境で働く態度や技術を身に付けることをねらいとし、高等部との合同実習に取り組みました。校内実習を通して、事後学習で新たな成果や課題が発見でき、進路学習や後期校内実習に繋げる為に頑張ることなど考えることができました。
高等部では、自分の能力や適性等の発見や自己の目指す将来や職業を見据えた実習となり、自己理解を深めることができました。
〇製品名「しあわせを呼ぶコースター」
(紙すきのコースターと四つ葉のクローバーを押し花にした製品です。)
「朝の打合せの様子」 |
「紙すき作業の様子」 |
「紙ちぎり作業の様子」 |
「しあわせを呼ぶコースター」 |
校内文字能力テストが行われました
第83回(令和3年度前期)校内文字能力テストが行われました。
7月5日(月) 小学部1,2年生、
7月7日(水) 高等部保健理療科1年生
7月8日(木) 小学部6年生、中学部、高等部普通科
それぞれの児童生徒が、漢字と点字の読み書きの力の向上に向け取り組んできた日ごろの学習の成果を発揮しました。
漢字は読み書き別に拡大読書器や斜面机を使用し見やすい環境の下、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指して、一生懸命取り組みました。
点字は、点字盤、パーキンスブレイラーそれぞれを使い、五十音書き、転写、聴写、速読に挑みました。
高等部普通科では、文字能力テスト終了後の残り時間で、点字付きかるたで百人一首をしました。
点字つきかるたは黒白反転で、弱視の人とも対戦でき、点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。
自分で札を置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の札の位置を覚えるのはとても大変ですが、生徒は回を重ねるごとに理解し、意欲的に取り組みました。
今回はリクエストにより、マグネット式で対戦し、現代文で味わった俵万智の「さくらさくらさくら」にちなみ、桜の歌6首、古典で学んだ和泉式部母子関連6首、計12首を扱いました
校内陸上記録会
6月28日(月)に、信夫ヶ丘競技場にて、校内陸上記録会が開催されました。中学部、高等部の生徒23名が参加し、自分たちの記録更新を目指し、様々な陸上競技に挑みました。
梅雨入りし、外での練習が十分でない中、自分のベストを出せるように互いに励ましあいながら、競技に挑戦することができました。心地よい緊張感を持ちながら、体を動かす楽しさを存分に味わうことができました。
【心の準備】
【50m音響走】
【男子100m走】
【女子100m走】
【100m円周走】
【1000m走】
【1500m走】
【ソフトボール投げ】
【ジャベリックスロー】
令和3年度父母と職員の会『教養講座』
6月4日、福島県障がい者総合福祉センターより、視覚障害生活訓練等指導者(歩行訓練士)の渡邊純代先生を講師に迎え、「教養講座(社会自立に向けた歩行支援について)」を開催しました。
当日は雨天の為、体育館で生活場面を想定した実践を行いました。白杖歩行では、持ち方や振り方を踏まえ、点字ブロック上を歩きました。移動介助では、手引きの基本姿勢を踏まえ、右折や左折・段差の上り下り・狭い場所の通過の仕方を学びました。
第1回避難訓練
6月8日(火)第1回避難訓練を実施しました。同じ敷地内の寄宿舎、聴覚支援学校福島校、視覚障がい者支援センター、点字図書館との合同訓練です。
今回は震度6強の地震が発生し、校舎に損壊が見られたとの想定で実施しました。30秒間大きな揺れが続き(放送による効果音)、まずは机の下で安全を確保。その後の避難でも、ヘルメットをかぶり、校舎の壊れて通れないところを避けて、安全に校庭へ避難することができました。校庭への避難は初めてでしたが、みんな落ち着いて行動していました。
コロナ禍の中での災害対応は、配慮しなければいけない点がより多くなっています。今回の訓練を生かし、“いざ”という時に備えていきたいと思います。
そしてなんと・・・教室に戻った直後10:19、本当の地震が・・・
寄宿舎避難訓練
5月27日(木)午後5:20から第2回避難訓練を実施しました。今回は、震度6強の地震が発生し、その後、本校校舎から出火したという想定でした。舎生は、机の下に隠れて自分自身の身を守り、避難指示の放送が流れると、ヘルメットを着用し落ち着いて避難することができました。
寄宿舎むつまじ会『親睦会』
5月20日(木)、寄宿舎食堂にて消毒・換気など感染症対策を徹底し、親睦会を行いました。質問タイム“みんなのQ&A”では、趣味や好きな食べ物・歌手といったものからストレス解消法など幅広く質問が飛び出し、互いを知るよい機会となりました。
夕食は新入舎生からリクエストをつのり、味ごはんやピザなど、みんなが好きなメニューが並びました。会話はできませんが、それぞれペロリと平らげていました。
出前授業を実施しました
6月3日(木)、福島市にあります「とやの保育園」年長児クラスで、出前授業を実施いたしました。
「見えない人はどんな生活をしているのか」をテーマに、クイズ形式で楽しみながら、視覚障がいに対する理解を深めました。本校に勤務する全盲の教員の話に、真剣なまなざしで聞き入る子どもたちの姿が印象的でした。
本校地域支援センターでは、幼稚園、保育園、小学校、中学校等を対象に出前授業を実施しております。授業内容は、どのような力を育てたいか依頼者様とご相談させていただきながら対応いたします。ご希望ございましたら、どうぞお気軽に本校地域支援センターまでお電話ください。お待ちしております。
福島市立福島第四小学校での『合同大運動会』
福島市立福島第四小学校での『合同大運動会』
~互いに認め合い、みんなで力を合わせてがんばりました!~
5月23日(日)に福島第四小学校を会場に、合同大運動会が行われました。本校小学部は、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校と交流及び共同学習を行っています。2年ぶりとなる合同運動会に向け、5月の連休明けから一緒に練習を重ねてきました。
各種目では、どのような配慮があれば障がいのある児童と障がいのない児童が一緒に取り組めるかを検討し、参加の仕方やルールを変更・調整しながら取り組みました。低学年の50m走では、電子ホイッスルによる音源や白線を手掛かりに走る、紅白玉入れでは低めのかごを準備し、玉を入れる部分を触って確認しながら投げるなど、参加の仕方やルールを変更・調整することで自分の持てる力を十分発揮することができ、児童の笑顔が輝いた運動会となりました。
開会宣言 「赤も、白も、力を合わせてがんばるぞ!」 |
1位、2位でゴール!!やったー! 低学年のチャンス走「何色くれる?」では、四小の校長先生が投げるサイコロの色を見事予想し、本校児童が1位、2位でゴールしました。 |
いざ、勝負だ! 高学年の150m走、スタートです。6年生にとっては小学部最後の運動会でした。 |
紅白玉入れ かごをよく見て、ポーンとじょうずに投げました。「いっしょにがんばろうね。」「いっぱいいれようね。」と、四小の児童と言葉を交わす姿も見られました。 |
厚生部活動~高等部~
5月19日(水)の放課後、生徒会厚生部員で、プランターの花の植え替え活動をしました。10個以上のプランターにマリーゴールドや、ピンクや青のペチュニアの花を植え替えました。おそるおそるポットから苗を取り出す生徒もいる中、さすが理療科生は手ぎわよく植え替えていました。皆さん、久しぶりの植物とのふれあいだったようです。時々小雨の降るあいにくの空模様でしたが、作業には涼しく最適でした。
令和3年度 高等部校内弁論大会
令和3年度高等部校内弁論大会が5月14日体育館にて開かれました。
普通科、保健理療科、専攻科計15人の弁士が、将来への希望や現在の葛藤、今までの半生を振り返り思いのたけを伝え合い、同じ視覚障がいを持つ仲間の声に耳を傾けました。
尚、感染予防対策として、座席の間隔を空け、弁士・アナウンス席にはアクリル板、マイクの消毒、換気に努めながらの開催となりました。
昨年度は早々と全国弁論大会が中止となりました。本校も年度当初の休校により校内弁論大会は中止し、普通科国語の授業の中での発表となりました。それを受けてか、今年度は高等部生徒全員参加の意気込みで臨むことができました。
優勝した専攻科のMさんは、6月23日、本校で開かれる第70回東北地区盲学校弁論大会へ出場します。健闘をお祈りします。
令和3年度 第1回全校朝の会
4月15日(木)本校体育館にて第1回全校朝の会が行われました。
本校の児童生徒が一堂に会する数少ない行事となります。換気や消毒を徹底して実施しました。
新入生の自己紹介、生徒会本部役員の紹介などが行われました。新入生の自己紹介では元気な歌声を披露してくれたり、初心表明をしてくれたりと、各々思い思いの自己表現を見せてくれました。
令和3年度 入学式
4月8日(木)10:00から小・中学部入学式、11:00から高等部入学式が体育館にて新型コロナウィスル感染予防に配慮しながら行われました。
春のやわらかな日差しの中、小学部2名、中学部2名、高等部普通科3名、本科保健理療科2名、専攻科理療科3名がそれぞれの希望を胸に新しい学校生活に踏み出しました。
小・中学部入学式では、新入生が呼名に対し元気に返事をし、新たに始まる学校生活に期待をふくらませているようでした。
高等部入学式の誓いの言葉は、代表の普通科1年生が「…助け合い、励ましあいながら、初心を忘れず、学業に専念することを誓います。」と力強く述べました。
令和2年度 中学部卒業証書授与式
3月12日、本校体育館において卒業証書授与式が行われ、在校生、中学部教職員、寄宿舎指導員、保護者の見守る中、3名の卒業生が卒業証書を手にしました。自らが主役の晴れ舞台に、緊張しながらも引き締まった誇らしげな表情で式に臨む3名の姿が印象的でした。
校長からは、東日本大震災発生から10年目の春に卒業する卒業生たちに、
「10年前の昨日、東北、そして福島は未曽有の災害に見舞われました。終わりの見えない恐怖や悲しみに、私たちは言葉を失い、未来が遠のいたように見えました。しかし、あの時から、私たちは、人と人とのつながりと命の大切さを、より深く考えるようにもなりました。皆さんが扉を開けて、新しい道を歩み始めるにあたって、これまでの人とのつながりも併せて思い出してほしいと思います。そのうえでしっかり自分を見つめ、何がしたいのか、何ができるのかを考え続けてください。これからも人と人とのつながりを大切にしながら。あなたが一歩前に踏み出そうとすること。あなたたちとともにいる人たちの力にもなるはずです。」
と、励ましの言葉が贈られました。
在校生代表からは、3名の卒業生一人一人に対し、思い出と感謝の言葉が述べられ、
「先輩が卒業することも、明日から隣の教室に先輩がいないことも本当に寂しいです。しかし、先輩方にこれまで支えていただいたことを思い出しながら、これからは、私たちも強く優しい存在になれるよう、そして悔いのない学校生活を送るために努力していきたいと思います。」
と、新たな決意が表明されました。
卒業生代表は、入学時の期待に満ちた高揚感を懐かしく振り返り、協力や努力の素晴らしさを知った学校祭での合唱・合奏の発表の思い出や、コロナ禍の中、3日間の計画が日帰りに変更されながらも共に歩んできた仲間と、貴重な学びの時を過ごした修学旅行の思い出を、一瞬一瞬をたどるように語りました。教職員、寄宿舎の指導員への感謝の言葉に続き、これまで心の支えとなり、見守り、励ましてくださった保護者・家族へ心からの「ありがとう。」を伝えました。そして、後輩たちには
「授業や行事、部活を通して共に学び、過ごすことができ、とても楽しかってです。ありがとうございました。これからも互いに協力し合いながら、充実した中学生活が遅れることを心から祈っています。」
と、言葉が贈られました。最後に
「私たちはこの3年間で学んだことを糧に、自分の目標に向かってまた新たな一歩を踏み出します。私たちを支えてくださった方々との出会いは、かけがえのないものです。お世話になったすべての方々に感謝し、別れの言葉といたします。」
と述べ、3名の卒業生は中学部を後にしました。
新しい扉を開けて歩み出す3名の卒業生の前途に、幸多きことを祈ります。
たくさんのお祝いのお言葉や
お花を賜りました皆様に
心より御礼申し上げます。
令和2年度 高等部卒業証書授与式
3月1日本校体育館にて卒業証書授与式が行われました。
新型コロナウイルス感染予防のため、来賓のご臨席はなく、祝辞もお手元の要項に代え、短時間で椅子の間隔を空け、マスク着用、換気・消毒の徹底、国歌、校歌、式歌の歌唱なしで行われました。普通科2名、保健理療科2名、専攻科理療科1名、それぞれの旅立ちとなりました。
「送ることば」より…(抜粋)
振り返ってみると2年前。この視覚支援学校に入学し、不安な気持ちを抱えていた私たちを温かく迎えてくれたのが皆さんでした。皆さんがつくる、明るく和やかな雰囲気を感じられたことで、これからの学校生活が楽しみに思えたことをよく覚えています。
個人の記録更新に全力を尽くした信夫ヶ丘陸上競技場での校内陸上記録会。自らの障がいと向き合い思いをぶつけた校内弁論大会。東北大会を完全勝利で勝ち進み、3年連続出場となった全国盲学校フロアバレーボール大会。私は骨折をして試合にはあまり出場できず応援が中心でしたが、先輩と入ったバラ風呂は良い思い出です。
そして期待を胸に迎えた今年度、新型コロナウイルスの影響で、例年通りにみんなで一緒に活動を行うことが難しくなってしまいましたが、そのような中でも様々なことがありました。手探りで始まったオンライン授業。声が遅れて聞こえたり、画面がフリーズしたり、四苦八苦しながらの勉強ではありましたが、それも今では良い思い出です。
初めての普通科集会では画面越しに校歌を熱唱しました。オンライン体育では筋トレを行い、コロナ太りを予防しました。理療科では初のオンライン模擬試験も行われ、受験への道のりの厳しさを知りました。
臨時休業が明け、久しぶりに皆さんと再会したときは、画面越しではなく同じ場所で一緒に過ごせる喜び、集まって活動できる楽しさを改めて実感することができました。
12月には聴覚支援学校福島校を会場に、全盲のクライマーを招き、ボルダリングを体験しました。「見えない壁だって超えられる」を合言葉に、クライミングウォールを登っていく先輩の姿は、まるで自分の中にある壁を登っていくかのようで、周囲からは熱い声援が湧きあがり、登り切った先輩の笑顔はとても印象的でした。
残念ながら、直前に中止になってしまった普通科のジョイントコンサートでは、本番さながらに体育館の空間を仕切り、本校生だけでお琴の音色を響かせました。多くの皆さんに聞いていただけなかったことが残念でなりません。
12月のイベントといえば理療科の一大イベント、臨床体験発表会も記憶に新しいです。
昨年度、私たちは先輩方のプレゼンテーション力に魅了され、発表内容に興味を持ち、今年度の取り組みにつながりました。今年度の発表を聞き、一人の患者を継続的に施術していくことの大切さを知るとともに、美容鍼の奥深さを知ることができました。
また、午後の新たな取り組み、シネメディケーションでは、先輩方はしっかりと下級生をリードし、引っ張ってくださいました。久々の普通科の皆さんとの活動となり、その発表力や表現力にただただ驚かされました。
視覚支援学校は少人数ではありますが、個性的で魅力溢れる先輩方のリードで、私たちの学校生活は本当に充実していました。
結びに、皆さんの人生の時間を刻む針が幸せな音を奏で続けることを願い、送る言葉と致します。
「別れのことば」より…(抜粋)
振り返ればあっという間の学校生活でした。今、私の頭に浮かんでくるのは、個性豊かな先生方との授業風景や皆の誕生日をお祝いしたクラッカーの音、給食の調理員さんたちの「またね~」の声、予診室で温かく見守ってくれている実習助手の先生方の笑顔です。私たちを支えてくれたすべての方々と明日から会えなくなると思うと胸がいっぱいになります。
私たち卒業生のテーマソング、『星影のエール』という歌にこんな歌詞があります。「星の見えない日々を越えるたびに、互い照らすその意味を知るのでしょう。」
これは、「辛い日や悲しい日を乗り越えるたびに、周りの人の大切さを知る」という意味だと思います。また、「互いを照らす」という歌詞には、誰かに支えられるだけではなく「自分が誰かを支える」という意味も込められているのではないでしょうか。
障がいがあることは決して楽なことではありません。それでも私たちは、視覚障がいがあったことで、この視覚支援学校で先生方や仲間と出会い、互いに支えあうこと、自分も人の支えになれる存在であることを知りました。
先生のご指導と、在校生の皆さんそして暖かく見守ってくれた家族、多くの方々の「エール」に支えられ、本日、こうして卒業の日を迎えることができました。私たちを支え導いてくださったすべての方に心よりお礼を申し上げます。
これまで学んだことを糧に、これから先、私たち卒業生一人一人が誰かを支えることのできる「エール」になれるようこれからも励んでいきます。
最後になりましたが、皆様方のご健康と福島県立視覚支援学校の更なる発展を願い、別れの言葉といたします。
卒業おめでとう!! 君にエールを!!
「オリンピック・パラリンピック教育推進」
令和3年2月8日(月)に東京2020パラリンピック聖火リレートーチが、聴覚支援学校福島校に展示されたため、体育の時間に見学に行きました。視覚障がいがある生徒にとって、展示されたものを見ただけでは理解することが難しいことから、手袋をしながら触れさせていただき、大変理解しやすかったです。実際の形や重さ、質感などを言葉での説明と手で確かめていくことで、炎を絶やさずに聖火台までトーチリレーでつなげていくことが分かりました。また、本校高等部には聖火ランナーとして参加予定している生徒がおり、初めて手にする桜をモチーフにした本物のトーチを掲げ、笑顔を見せながらも使命感を高めていました。また、トーチには、パラリンピックの4つの価値「勇気、強い意志、インスピレーション、公平」が点字で刻印されており、全盲の生徒が点字を読み上げ、他の生徒や教師に伝えてくれました。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
普通科交流学習「第8回♪クリスマスジョイントコンサート♪」
12月21日(月)、5・6校時目に、普通科の交流学習、『幻のクリスマスジョイントコンサート』を行いました。
普通科では、福島高校・橘高校の合唱部との交流学習を行っており、クリスマスジョイントコンサートは8回目になります。
コロナ禍の中、感染拡大防止の対策を検討しながら、実施に向けて計画、練習を続けてきましたが、直前に福島市内の感染が急増し、残念ながら本校体育館での交流は中止となってしまいました。
しかし、生徒からは、「何らかの形で、交流を続けたい」「練習してきた箏演奏を発表したい」という意見が出されたことを受けて、校内で実施することにしました。ということで、今回は『幻の…♪クリスマスジョイントコンサート♪』です。
「箏演奏『春を呼ぶ二つのソネット』
感染対策の一つとして、体育館フロアに仕切りを設置しましたが、ビニールのシートに雪の飾りなどで装飾し、コンサートの雰囲気を盛り上げました。メインは箏演奏『春を呼ぶ二つのソネット』です。鳥の声をイメージした即興演奏から始まり、早春から躍動的な春へ向けての高揚感を、心を込めて演奏しました。
参加者全員での「あわてんぼうのサンタクロース」、恒例の全体合唱「群青」※1とコンサートは大変充実感のある時間となりました。
「来年は合唱部の皆さんをお待ちしています!」
実施後、参加した皆さんからの感想や感染対策についてまとめ、コンサートのダイジェスト版を両校合唱部へ届けることで、今年度の活動のまとめとしました。
「練習の成果を見てもらえてうれしかった」、「先輩方がつないできた交流活動を大切にしたい」、3年生からは「『群青』の合唱は美しいのでこれからも続けていってほしい」など、生徒の感想が印象的でした。
音楽を通した同世代との貴重な交流会の継続につなげていきたいと思います。
※1「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
本校高等部卒業証書授与式 式歌でもある曲です。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「風邪を予防する料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、13点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「寒さに負けないぽかぽか料理」
サフランライスカレー ごぼうのポタージュ (海藻サラダ)
花豆の黒糖ウーロン茶煮 かぼちゃプリン
黄色い鮮やかな彩りのサフランライスとカレーの組み合わせが食欲を増し、風邪に負けずに元気に過ごせそうなアイディアの献立でした。
「いつものカレーよりもりもり食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“しょうが入りスープ”や“ゆずゼリー”なども給食に取り入れていただきました。
令和2年度 臨床体験発表会
12月23日(水)に新型コロナウィルス感染症拡大防止対策の中、新たな企画での臨床体験発表会が行われました。
午前中は生徒の研究発表と理療科職員を囲んでのシンポジウムでした。今年も様々なテーマで発表が行われ、さらに先行研究を踏まえており、大変興味深い内容でした。
【午前の部① 研究発表の様子】
後半は理療科としての豊富な経験と人生の先輩でもある3名の先生方を講師に迎えて、生徒が興味関心のあるテーマについて率直にお答えいただきました。普段聞くことのできないお話に、参加者全員が共感しながら聞き入っていました。
【午前の部➁ シンポジウムの様子】
午後の部は、シネメデュケーションという教育指導法を用いて、生徒同士で映画の登場人物の立場や違った視点での意見を交換・共有しながら、理療師としての役割について考えさせる機会となりました。理療科への進学を希望している普通科生も交えて皆が熱心に取り組み、大いに盛り上がりました。
【午後の部 シネメデュケーションの様子】
【研究発表テーマ】
(1) 保健理療科2年・専攻科理療科1・2年
フェイスマッサージによる美顔づくり ~美は永遠(とわ)に~
(2) 専攻科1・2年
刺激の違いが筋疲労の回復に及ぶ影響について
(3) 保理科3年
ランダム化比較試験による五臓スコア・筋硬度と要穴の信頼性・妥当性
(4) 専攻科理療科3年
美容鍼を用いた鍼の効果
令和2年度 社会奉仕活動
生徒会厚生局の取り組みの一つとして、高等部普通科生徒が社会奉仕活動に取り組みました。
今年はコロナ禍の状況にもあるため、花苗を植えたり校地内の清掃を行ったりしました。
●11月10日(火)5校時
中庭の落ち葉をバケツに入れて運びました。 「きれいになって嬉しい!」
●15:05~15:25
プランターへパンジーの苗を植えて、正面玄関前に並べました。
「春先まできれいな花が咲きますように。」
北校舎の後ろにある椿の落ち葉を拾いました。
「来年は、ぜひ学校周辺の歩道や公園のごみ拾いをしたいです。」
高等部後期進路週間
高等部では、11月16日(月)から11月27日(金)まで後期進路週間を実施しました。
生徒一人一人の進路目標に応じて、進学のための模擬試験や職場見学としての治療院見学、現場実習および校内実習を行いました。
また、理療科生徒と合同で外部講師による職業講話を実施し、就職活動の心構えとしてビジネスマナーの重要性について学びました。
12月2日(水)には普通科合同で進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容やその反省、進路希望を実現するための手立てを一人一人発表し、自己理解を深めることができました。
本校高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力をいただき、ありがとうございました。
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現場実習 |
職業講話「就職活動の心構え」 ~ビジネスマナーの重要性~ |
「名刺交換」 |
〇 進 路 週 間 事 後 学 習
令和2年度 職場体験 ~中学部~
中学部2年1組2名は、11月20日(金)に、ペッツ・マム南福島店といちいフォーズマーケットにて、それぞれ職場体験をしてきました。ペッツ・マム南福島店では、小動物の餌やり、品出し、清掃作業などを体験してきました。いちいフォーズマーケットでは、レジ体験、寿司つくり、POP書きなどを体験してきました。慣れない場所や人と一緒に仕事をする難しさを感じましたが、店員さんからの優しい声かけが励みになり、最後まで取り組むことができました。今後の学校生活に役立ててほしいと思います。
●ペッツ・マム南福島店
「品出し体験」 商品の種類を確認して丁寧に並べます。 |
「餌やり体験」 決められた時間に行います。 フクロウには、うずらの肉をあげました。 |
●いちいフォーズマーケット
「レジ体験」 品物のかご入れの仕方も学びました。 |
「寿司つくり・パック詰め体験」 自分でつくった寿司を購入し、昼食でいただきました。 |
令和2年度 中学部 後期進路週間 ~校内実習~
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が11月16日(月)から20日(金)の5日間、後期校内実習を行いました。
後期実習では、カレンダー製作における、紙すき、パルプ玉つくりを中心に作業を行いました。前期の反省で出た課題を後期に生かし、それぞれの個人目標に掲げ、その目標を意識しながら、継続して作業に取り組むことができました。
オリンピック・パラリンピック推進教育事業
今年度でオリンピック・パラリンピック教育推進事業推進校3年目となり、今年度は、令和2年12月4日(金)5・6校時に、パラクライミング世界選手権4連覇中の小林幸一郎氏を招いたボルダリング体験を実施しました。
会場は、視覚支援学校に隣接する聴覚支援学校福島校のプレールームです。小林幸一郎氏は、特定非営利活動法人モンキーマジック代表者でもあり、「見えない壁だって越えられる」をコンセプトに、視覚障がい者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを法人設立の目的にされています。また、「見える人はついつい右だ左だと、登り方を指示し登らせてあげたくなりますが、その答えを自分のやり方で考え見つけるのが、この遊びの面白さ」とお話されました。始まってみると、お話のとおり、初めて挑戦する児童生徒らは、ホールド(持ち手)やガイドテープ(青いテープに紐)、講師の御指導のもと、想像以上に力強く失敗を恐れずに活動しており、大変驚かされました。
児童生徒からは、「楽しかった」「後輩に教えたい」「またやりたい」などの感想があり、よりスポーツを楽しめる機会となりました。また、金メダルに触れる機会を設けていただき、児童生徒からは想像以上に「重い」「厚い」「ぴかぴかしてた」など、本物の魅力を感じられた感想も出されました。
校庭ができたよ!!
聴覚支援学校福島校の改築工事に伴い、視覚支援学校と聴覚支援学校福島校は、約4年という長期に渡り校庭がない状況が続いていました。
11月16日(月)に工事後の検査が無事に終了し、17日(火)から校庭が使用可能となりました。
本校の小学部児童は、さっそく校庭で体育の授業を行い、校庭の構成、遊具の場所や種類、利用の仕方などを確認しました。
18日(水)の昼休みには、両校の小学部児童が集まり、「走り初め」を行いました。本校の小学部児童は、ラインを目印にしながら広い校庭を思いきり走ることができ、満足感でいっぱいの表情が見られました。また、両校の児童全員で行った「だるまさんがころんだ」では、見えにくさがある児童と聴こえにくさのある児童が一緒に活動できるよう遊び方を工夫しながら、楽しく遊ぶことができました。
新型コロナウィルス感染予防のため、体を動かす機会が少なくなっている昨今ですが、今後は校庭を十分活用しながら、児童生徒の健康の保持増進と体力の向上に努めていきたいと思います。
校庭を全力で走りました!
校庭ができたよ。うれしいな。
令和3年度 福島県立視覚支援学校 高等部入学者選抜募集要項
むつミュージック2020♪
11月5日(木)に寄宿舎自治会行事の一つであるお楽しみ会が開催されました。今年は、『むつミュージック2020』というテーマのもと、3グループに分かれて音楽発表を行いました。
イントロクイズと、歌で盛り上げてくれた『ミュージック・ザ・はまもと』。 ピアノ好き3人組で息ぴったりの演奏を披露してくれた『Music By Sound』。お花を手に“世界に一つだけの花”で歌声を届けてくれた『笑顔の7人』。
各グループ何度も話し合いや練習を重ね、衣装や装飾にも工夫が見られました。みんなで発表をする機会に新鮮さを感じ、笑顔で会を終えることができました。学年や棟を越えて協力した経験を今後の舎生活に生かしてほしいと思います。
「点字ブロック理解推進キャンペーン」
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンでは、10月23日(金)に、保護者および小学部、中学部、高等部普通科生徒が学校周辺の商店や郵便局等へ、点字ブロックについてのメッセージが書かれたポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。
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●PTA会長さん、校長先生より挨拶をしていただきました。 |
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●雨の中での行事となりましたが、安全に気をつけながら学校周 辺の商店街へ向かって歩きました。 |
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●曾根田郵便局では、キャンペーン活動について取材を受け、点字ブロックの大切さを伝えました。 |
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●校長先生に見送られて 商店街へ出発しました。 「雨の中気をつけてね。」 |
●理容室の方が、すぐに店頭に出てきてくれたので、スムーズにお渡しすることができました。 |
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●映画館の方からは、「ティッシュを配付して理解啓発に努めていきたいと思います。」と言っていただきました。 |
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●地域の役員としてもお世話になっている風呂店の方から、「点字ブロックは大切ですよね。」と声をかけていただきました。 |
●晴れている時には気づかなかった、傘をさしての歩行の仕方を学ぶことができました。 |
また高等部理療科の生徒は、治療室へ来院する患者さんへポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。生徒からは、「視覚障がい者がよりよく歩けるようになるとよい。」「これからも続けていけるとよい。」という意見が出されました。
地域の皆様には、点字ブロックキャンペーン活動へご協力をしていただきありがとうございました。これからも点字ブロックの大切さを理解していただき、本校児童生徒の歩行を見守ってくださるようお願いいたします。
ふくしま教育週間の取組み~学習成果の発表を行いました~
ふくしま教育週間学校公開の取組みの一つとして、10月31日(土)に各学部の学習成果の発表を行いました。今年度はコロナウィルス感染予防のため、それぞれの発表場所や時間を分けて実施しました。
〇小学部
「自立活動や体育の学習発表」
「1.発表タイム」「2.チームで遊ぼう~投げ遊び~」「3.チームで遊ぼう~蹴り遊び」の3部構成で発表しました。
「1.発表タイム」では、3名の児童が一人ずつアスレチックや縄跳びなどに挑戦。また、友達の演技を紹介するアナウンスも児童が行い、運動だけでなく「読むこと」に関しても学習の成果を発表することができました。一人一人の演技がおわるたびに、参観者の皆さんから大きな拍手が寄せられました。
続いての「チームで遊ぼう」では、保護者の皆さんにも参加していただき、ボールを使ったゲームを行いました。今年度は春に予定していた運動会が中止となったこともあり、体を動かすことをみんなが笑顔で楽しむことができるよい機会となりました。
〇中学部
中学部は三部に分けて発表しました。一部は1組の生徒3名が弁論を行いました。それぞれ「普通ってなんだろう」、「命には厳しく」、「私の夢は…」のテーマで発表しました。二部は2組の生徒4名が「職業・家庭」の授業から、「紙すき」の作業に取り組む様子や作業の中でそれぞれが大切に考えていることを、せりふ劇形式で発表しました。三部は7名全員で「風をみつけて」の合唱を発表しました。
〇高等部 普通科
高等部普通科の生徒3名の「学習成果の発表会」は解剖室で行われました。パワーポイントや動画を使用し、1年1組は歩行やPC操作など自立に向けた練習に関する発表、3年1組は進路実現に向けて自分の学習や成績などについて分析したことの発表をしたりしました。3年2組では普段の学習において積極的に活動に取り組んでいる様子のビデオアルバムなど、それぞれが工夫をして発表をしました。
〇高等部 本科保健理療科・専攻科理療科
来校した方々に、理療科を知ってもらおうと、生徒の年齢構成や学習内容といった特徴を中心に紹介しました。
後半では、ツボを使ったセルフマッサージの方法の紹介とマッサージ体験をとおして、学習の成果を「見て・聞いて・感じて」いただきました。
第2回 避難訓練
10月21日(水)、第2回避難訓練を実施しました。今回は視覚支援学校教室からの火災発生を想定した訓練でした。
第1回訓練に引き続き、校庭工事に伴い、避難場所として校庭が使用できず、校庭北側の駐車場を臨時避難場所として訓練を実施しました。
視覚支援、聴覚支援、寄宿舎と3ルートの経路に分かれて避難を行うなど、第1回目の訓練ともかなり異なった内容ではありましたが、各部署とも機転を利かせながら円滑な避難を行うことができました。
また、避難後は水消火器による消火訓練を行いました。日頃消火器を扱うことのない各学部の児童生徒は真剣に消火訓練に臨みました。
次年度は本来の避難場所での訓練が実施できるため、今年度の訓練での反省事項を活かした訓練を実施したいと考えます。
中学部修学旅行を実施しました!
10月8日(木)に中学部修学旅行を実施しました。訪問場所は盛岡です。3年生の生徒3名が参加しました。
午前中は盛岡駅から車で10分くらいのところにある、「視覚障がい者のための手でみる博物館」を訪問し、見学しました。手でみる博物館は、ご自身も全盲であり、盛岡視覚支援学校で教員をされていた桜井政太郎先生によって創設されました。この博物館では、すべての展示物を触って確かめることができます。現在の館長である、川又さんの説明を聞きながら、リアルに再現された昆虫の模型や動物の標本等、日常生活ではなかなか触れることができない物をたくさん触察することができました。実物を触ることで、生徒たちはこれまで学んだ知識の理解をさらに深め、新たな発見をすることができました。今後の学習の発展につながる貴重な経験となりました。
手でみる博物館の見学を終えた後、温泉で有名な繋(つなぎ)方面へ移動し、冷麺と焼き肉の専門店で昼食をとりました。出発の時間が早かったので、移動中からすでに生徒たちの頭は注文した焼肉定食でいっぱいでした。生徒たちは焼き立てのお肉でご飯も進み、お腹いっぱい食べて大満足でした。
午後は昼食会場から程近くの盛岡手づくり村へ。手づくり村では、職人さんに教わりながら、盛岡特産の織物であるホームスパンや伝統工芸品のチャグチャグ馬コを作る体験をしました。ゆったりとした時間の中で、職人さんと会話を楽しみながらものづくりを体験することができました。完成品は当日持ち帰ることができ、思い出に残るお土産となりました。体験後はおみやげ館で時間をかけて、家族や友達へのお土産選びを楽しみました。帰る前には、敷地内にある南部曲り家にも立ち寄り、昔使われていた農機具等も見学できました。
当初の予定を変更し、日帰りでの実施となりましたが、生徒たちにとって楽しく、とても充実した旅行となりました。
令和3年度 高等部生徒会役員選挙 立会演説会
10月1日(木)、令和3年度高等部生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。厳粛な雰囲気の中、選挙管理委員長と校長先生のあいさつがあり、その後、庶務・副会長・会長に立候補した3名とそれぞれの応援者の演説が行われました。一人一人の個性溢れる名演説に会場全体が終始聞き入っていました。
今回の選挙は、各役職に1名のみの立候補であったため、信任投票となりましたが、高等部生全員が一票の重さを実感し、緊張感をもって、投票箱に清き一票を投じていました。
選挙管理委員会、立候補者、応援者の皆さん企画・運営お疲れさまでした!
令和2年度 前期終業式・後期始業式
9月30日(水)に令和2年度前期終業式・後期始業式が体育館で行われました。ソーシャルディスタンスを保ちながら、久しぶりに小・中・高等部全員集合しました。
式に先立ち、8月に行われた特別支援学校作業技能大会の表彰式が行われました。(PCデータ入力部門)
新しい生活様式の下、半年が過ぎ、前期と後期の節目、校長先生のお話に相槌を打つ声が聞こえました。また、校歌も歌 うことができ大満足の児童・生徒たちでした。
第81回校内文字能力テストが行われました
漢字、点字の読み書き能力向上を目指して、校内文字能力テストが行われました。
【実施日】
9/24 中学部、高等部普通科、
9/29 小学部、
9/30 保健理療科1年
漢字は読み書き別認定となり、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指しています。
見やすい環境にするため、拡大読書器や斜面机を使用する児童・生徒もみられました。
点字は、点字盤やパーキンスタイプライターを使用し、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。
高等部普通科では、テスト終了後に「点字付きかるた」で百人一首をしました。
「点字つきかるた」は黒白反転で、弱視の人とも対戦できます。点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。
自分で置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の位置を覚えるのが大変です。台にはめこむタイプ、マグネット式で相手陣のかるたをとったら自分の札を相手に送るなど、本格的に楽しみました。
PTA視察研修
9月25日(金)に、PTA視察研修が実施されました。参加者は保護者5名、教員5名の合計10名でした。今年度は梁川にある「有限会社すずらん工房」(就労継続支援A型と就労移行支援との多機能型通所施設)を見学しました。
広い施設内はスペースをパーテーションで作業ごとに区切ってあり、利用者さんが1人1つの机で利用者さんが集中して作業に取り組む姿が印象的でした。また、すずらん工房さんのこれまでの取り組みや方針など貴重なお話も聞けて、施設の利用方法や進路について考えるための機会となりました。また、新型コロナウイルス感染症対策がとられていました「カフェすずらん」では、食事も大変おいしく、参加された会員の皆様との親睦も深まる有意義な研修となりました。
小学部の遠足がおこなわれました。
小学部の遠足がおこなわれました。
9月11日に、小学部の1年生があづま総合運動公園のサイクルスポーツ広場に遠足に行きました。前日までは、天候が心配されましたが、当日はちょうどいい曇り空。途中からは晴れ間も見られ、予定された日程を実施することができました。
じてんしゃのこと
じてんしゃに のりました。さいしょは、くるまみたいな じてんしゃに のりました。2つめは、きいろの ふたりのりの じてんしゃに のりました。 さいごに ピンクと あおの じてんしゃに 4にんで のりました。 じてんしゃは かぜが きもちよかったです。 とんねるが あって たのしかったです。 |
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そりすべりの こと せんせいと あかい そりに のって すべった。ひとりでも すべった。 びゅーんって すべった。
おべんとうの こと おべんとうを あけた。 おにぎり 2こ あって 1こ たべた。 たまごやき ウインナー たべた。 |
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バッテリーカーの こと
せんせいに どんな バッテリーカーが あるか おはなしを きいた。 のりたい バッテリーカーを 2だい えらんで のった。 おとが なって たのしかった。 |
小学部宿泊学習を実施しました
9月10日(木)、11日(金)に、小学部宿泊学習を実施しました。5年生1名が参加し、担任と本校寄宿舎に宿泊しました。1日目の夜は、体育館で「ツリーフェスタ」を行い、ライトアップされたツリーの幻想的な光の中、光の巫女に扮して光の儀式に参加しました。光の神より「正しい光」「あたたかな光」「友情の光」「思いやりの光」をいただき、心に誓いをたてました。その後は、たくさんの先生方と一緒に、レクリエーションを楽しみました。本気になってゲームに取り組んだり、楽しく踊ったりして、思い出に残る夜となりました。
2日目は、地域の自然と文化財に触れる学習として、信夫山に登りました。樹林帯特有の涼しさや、樹木、葉の多様性を感じながら、目的地の「薬王寺の鐘」を目指しました。約2時間かけてたどり着いたゴールでは、最高の笑顔を見せてくれました。薬王寺では、山中に大きな鐘の音を響かせながら、3つのお願いをしてきました。一つ「コロナウイルスがなくなりますように」、二つ「晴れますように」(この日の天気予報は雨)、三つ「地球温暖化が止まりますように」。心温まるすばらしい願いは、いつの日かきっと叶うと信じています!(二つ目の願いはしっかり叶って、天気予報を覆す晴天の中、信夫山を後にし学校に戻ってきました。)充実した二日間を過ごし、また一つ、立派に成長することができた宿泊学習でした。
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて「メッセージカード」ができました!
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて
「メッセージカード」ができました!
10月23日(金)の点字ブロック理解推進キャンペーンに向け、生徒会で募集した「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」を活用して、4種類のメッセージカードができあがりました。
点字ブロックをふさがないで。 私たちの道しるべ。みんなの安全のために。 <点字ブロックの上に物を置かないでね。> |
私たちの通る道、点字ブロックを ふさがないでください。 <点字ブロックの上に立ち止まらないでね> |
これが私の歩く道。 点字ブロックは 視覚障がい者の 大切な目印になります。 <点字ブロックの上に自転車を止めないでね> |
出来上がったメッセージカードを、生徒会役員中心に、廊下に掲示しました。
カードをコスモスのハートで囲んで掲示しました!
夏休み明けの8月24日PTA奉仕作業では、保護者の方々、校長先生、教頭先生で、メッセージカードをポケットティッシュに入れる作業を行い、配布準備完了です。
点字ブロック理解推進キャンペーンでは、学校周辺の商店の皆様へポケットティッシュやチラシを配り、点字ブロックの大切さや私たちの歩行について伝えていきます。
「デイサービスセンターとの交流」~高等部普通科~
本校高等部普通科では、地域との交流として、近隣にある「福島市中央デイサービスセンター」を訪問し、利用者の方々と一緒に歌を歌って談笑をしたり、ゲームを楽しんだりする活動を毎年行ってきました。
今年度は新型コロナウイルス感染症予防に対応した適切な交流学習のあり方について、生徒で話し合いをしました。その結果、利用者の方々へ手紙を書いて、生徒の作品とともに届ける形をとることになりました。
生徒が墨字、点字の手紙をそれぞれ書き、季節の作品を添えて、8月2日に中央デイサービスセンターの所長様へお届けしました。
来年度は利用者の方々にお会いして、楽しい交流ができることを願っています。
今年度の交流学習についての話し合い |
デイサービスセンターへお届けした手紙と作品 |
令和2年度 夏休み明け全校放送
8月24日(月)8時40分より、夏休み明けの全校集会が放送で行われました。
校長先生から、「例年よりは短かかった夏休み、コロナ禍により、いつものようには出かけられなかった夏休みは、長かったでしょうか? それとも短く感じたでしょうか? 秋に向けた再スタートです。勉強の秋、読書の秋、スポーツの秋…など、自分の「〇〇の秋」をみつけてください。」というお話がありました。
なお、同時に、保護者による奉仕作業(点字ブロック啓発キャンペーンのポケットティッシュ準備と窓ふき)が行われました。
「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」募集!
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて
「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」募集!
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンは10月23日(金)です。
生徒会では、キャンペーンに合わせて「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」を募集しました。
7月にお昼の放送での呼びかけやメッセージ募集チラシの配付を行ったところ、全校児童生徒よりたくさんの応募がありました。集まったメッセージは、2か所の廊下掲示板へ掲示しました。
このキャンペーンを通して、日頃私たちが使っている点字ブロックについて、私たち自身が意識していくとともに、地域の方々に理解してもらえるようになることを願っています。
令和2年度 夏休み前の全校集会(放送)
7月31日(金)13時20分より、夏休み前の全校集会が放送で行われました。
夏休みの過ごし方についての校長先生のお話を各教室で聞き、校歌のCDを聴く生徒、マスクをしたまま、ソーシャルディスタンスをとり同じ方向を向いて口ずさむ生徒とそれぞれでした。
生徒会長からは、10月23日に行われる点字ブロック理解啓発キャンペーンのために生徒から募集したキャッチコピーのお礼と紹介がありました。
「点字ブロックの上に物や自転車を置かないでください」
「点字ブロックは視覚障がい者にとって大切な手掛かりです」
「これが私の歩く道」
中学部、高等部普通科では、網戸洗いや窓ふきをしたクラスもありました。
静岡県立沼津視覚特別支援学校中学部との交流 ~中学部~
7月17日(金)に、毎年継続して行っている沼津視覚特別支援学校中学部(以下沼津視覚)の皆さんとの今年度第1回目の交流を、web会議ツールを使って実施しました。
今回は、沼津視覚の生徒の皆さんが企画と全体進行を担当しました。本校の生徒たちは、昨年度2月以来の再会を楽しみに役割分担を話し合うなど準備をして当日を迎えました。
自己紹介、お互いの近況報告、質問コーナー、久々の交流でしたが生徒たちからは「去年よりもよく話せた。」、「楽しかった。」などの感想が聞かれ、次回の交流に期待を膨らませていました。
第2回命と心の健康教室を行いました。
7月13日(月)に中学部、高等部生徒を対象に、第2回の命と心の健康教室を実施しました。
命と心の健康教室は、年3回SNS、性に関する指導、薬物乱用防止の内容で、実施しています。2回目は性に関する指導で、中学部・普通科と、理療科の2グループに分かれて行いました。
グループ1は中学部、普通科生徒5名のグループで、人との距離感をテーマに、2人組で距離感体験したあとに2班に分かれて人との距離の取り方で大切なことやこれから気を付けることについて話し合いました。
距離感体験中。45cm,1m、3mの3地点の点字ブロックで、感じ方をお互い確認中です。最後には、一番話しやすい距離も測定してみました。 45cm「近すぎる、気まずい」1m「ちょうどいい」3m「かえって話しかけにくい。顔が見えない」 |
体験の感想を振り返りながら、話し合い。 「距離感は人によって違うんだね。」 |
話し合いの結果を発表。 「お互いに安心できる距離感が大切。」 |
グループ2は理療科の成人生徒7名。事例をもとに、意見や自分の考えなどを発表し合い、異性とのかかわり方や適切な行動選択について学びました。
2グループとも、話し合いの中で、視覚に障がいがあることでの困り感や注意していくことなどについても確認することができました。この話し合いをきっかけに、自分も相手も大切にする意識を持って生活してほしいと思います。
弁論発表会(今年は校内だけよ!)を行いました
弁論発表会(今年は校内だけよ!)を行いました
7月2日(木)、6校時目に、普通科の弁論発表会を行いました。
本校では、校内弁論大会を「中学生から理療科生までの生徒が、自身の体験や思い、これからの生き方、今関心のある出来事などを文章にまとめて発表したり、視覚に障がいのある様々な年齢の人の考えをじっくり聞いたりすることができる大切な機会」と、位置付けています。毎年5月に実施、そこから東北弁論大会に出場する代表弁論を選んでいました。
今年度は、残念ながら東北、全国大会とも中止となってしまいましたが、普通科生がまとめた弁論の発表会を設け、中学部生徒や先生方の前で堂々と発表することができました。
○ゲスト弁論 専攻科3年
○「夢の扉」 普通科1年
○「私の進路」 普通科3年
普通科の入口に立った1年生とまとめの3年生二人の、夢や進路に関する考えを聞くことができました。また、進路選択肢の一つである理療科の先輩にゲスト発表をお願いし、これまで本校で学んできた自身の体験や考え方の変化などを聞くことができました。
発表後は教頭先生はじめ多くの先生方から感想や励ましの言葉をいただくことができ、和やかでとても充実した時間となりました。
寄宿舎行事「七夕」
今年も、色とりどりの七夕飾りを作り、笹の葉に飾りました。
今年の短冊は「コロナに負けない明るい未来になりますように」「みんなが元気に過ごせますように」と家族や仲間の健康を祈る願いが、たくさん飾られていました。
みんなの願いが届き、楽しい学校生活が送れますように。
小学部学部集会「七夕まつり」
小学部学部集会「七夕まつり」
7月7日は七夕ということで、6日の学部集会の中で「七夕まつり」をしました。
昔話「おりひめとひこぼし」では、「天の川」など見て確かめることができないことばを理解できるように、ペープサート(絵)をつかったり、分かりやすい言葉に置き換えて説明したりして読み聞かせました。
お話の後は、七夕飾りの飾り付けです。図工の授業で作った吹き流しなどの飾りや願い事の短冊を笹の葉に下げました。「点字をがんばりたい。」「仙台に行って、楽天の試合が見たい。」「新型あぶ急(阿武隈急行の新型車両)が見られますように。」など、児童それぞれが短冊に願いを託していました。みんなの願いが叶うといいですね。
小学部には、七夕の行事に触れるのが今回初めての児童もいました。季節の行事をはじめ今後も様々な体験的な活動を実施し、経験の拡充を図っていきたいと思います。