ブログ

2022年9月の記事一覧

株式会社南東北クボタ様より農業機械の模型をいただきました。

 日頃より、福島県立視覚支援学校の教育活動に、多大なる御支援をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。

 先日、株式会社南東北クボタ様より、農業機械の模型をご恵贈いただきましたので、報告いたします。

 模型は、トラクター3種類、コンバイン2種類、田植え機の計6種類で、児童の手で触れやすい大きさで、ずっしりとした重みがあります。

 コンバイン、トラクター、田植え機の模型写真

コンバイン(全長19cm)、トラクター(全長14cm)、田植え機(全長12cm)の模型

トラクター模型

上記のトラクターよりひと回り大きい全長17cmのトラクター

普通型コンバイン模型

作物の全体を刈り取る普通型コンバイン模型(全長20cm)

トラクター模型(組み立て)

トラクター模型で、組み立てするものもいただきました。

 児童は、農家での見学学習の前に、模型で学習を行い、農業機械のおおよその形や特徴をつかむことができました。また、見学時にも模型で確認しながら実際の農業機械に触れることで、大きな農業機械のイメージを持つことができました。

模型と実際を交互に触る 模型と実際を交互に触って確認
コンバインや田植え機の模型と実際の農業機械を交互に触って確認しています。

 自分たちの食生活を支えている農業について理解する上で、大変参考になる模型をご恵贈いただきましたことに心から感謝申し上げるとともに、今後も本校の教育活動で大切に活用させていただきたいと思っております。

 株式会社南東北クボタ様、ありがとうございました。

『えがお交流活動』~小学部~

 小学部では、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っています。9月21日(水)には、福島第四小学校、聴覚支援学校福島校、視覚支援学校の3つの会場に分かれて、『えがお交流活動』が行われました。本校には、福島第四小学校(以下、四小)の2年生と5年生の皆さん15名が来校。自分たちの学校に四小の友達が来てくれるのは初めてとあって、本校児童は少しドキドキしながらも楽しみにしていました。

 本校児童は、視覚支援学校の学習や生活の様子を紹介するためのコーナーをひとり一つずつ準備し、四小の友達に説明したり、実際に体験してもらったりしました。四小の皆さんも点字の読み書きや拡大読書器などの支援機器、ころころ卓球など、どの活動にも興味津々でたくさんの発見があったようです。今回の活動は、本校児童にとっても、自分の障がいや学び方、必要な配慮について周囲の人に伝えていくための一歩となったと感じています。どの児童にも『えがお』があふれていました。

 今回の交流活動を通して双方の児童が分かり合えたことを、今後のさらなる関係づくりに生かしていきたいと思います。

なぞなぞ大会の様子 簡易点字板で自分の名前を書く様子

なぞなぞ大会

 点字カードの中からなぞなぞの答えを探してね。「お友達の選んだカードは正解かな? わたしが読んで確かめますよ。」

 簡易点字盤で自分の名まえを書いてみよう

 点字盤の使い方や点字の書き方を本校児童が説明しました。「四小の友達は、みんな上手に書けていたよ。」

ころころ卓球の様子 拡大読書器の紹介

ころころ卓球 

 四小の卓球と違うところはどこかな。

「ボールの中に音が出るものが入っているよ。」

拡大読書器の紹介

 「テーブルの上に本を置くと、大きく見えます。」

 

小学部2・3年秋の遠足が行われました

 

 9月9日(金)に小学部の2・3年生が、あづま総合運動公園サイクル広場に秋の遠足に行きました。前日までの雨が嘘のように上がり、朝から気持ちの良い秋晴れとなりました。変わり自転車、バッテリーカー、そりすべりと、一日元気に活動することができました。

あづま総合運動公園に到着

1人で自転車に乗れるよ  先生の付き添いで楽しくサイクリング  二人用に乗って楽しい!
 まずは変わり自転車に乗りました。子どもたちは自分でこいだり、友達と一緒にこいだりして、いろいろな自転車を楽しみました。下り坂は風が来て気持ちよさそうでした。上り坂は最後まで頑張ってこいでいました。
バッテリーカーに乗ったよ そり滑りの様子 二人で仲良くそり滑り
 自分で持ってきた100円玉を入れて、バッテリーカーに乗りました。2回乗れて満足したようでした。  最後はそりすべりをしました。初めは怖くて先生と一緒に乗りましたが、終わる頃には全員一人で乗れるようになりました。

 

 

【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会

 出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会 

 令和4年8月24日(水)~26日(金)、山口県にある維新大晃アリーナにて、第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会に東北地区代表として参加しました。

 学校から会場までの距離はおよそ1200キロ。大会前日の8月23日(火)に保護者や教職員の温かい声援に背中を押されて福島を出発しました。仙台空港から飛行機で福岡へ、その日は福岡市内に一泊しました。選手達は、とんこつラーメンやもつ鍋等の博多グルメに舌鼓を打つ一方で、試合への不安と期待が入り交じり、どこか落ち着かない様子も見られました。

  24日(水)大会第1日目。早朝に福岡市内を出発し、関門海峡の景色や日本三名塔の1つである国宝瑠璃光寺五重塔を見ながら会場入りし、公式練習で会場の雰囲気や照明の明るさ、コート上でのボールの見え方等を確認しました。夕食後には、選手全員で、役割の確認と、チームのモットーである「楽しくプレーする」という意識の共有を図りました。

  25日(木)大会第2日目。

 第1試合 大阪府立大阪南視覚支援学校戦。(福島0-2大阪南)

 本校は第2試合からの登場でした。キャプテンを中心に声を掛け合い、士気を高めましたが、前回優勝校の堅守と多彩な攻撃の前に流れを掴めないまま第1セット10対15、第2セット8対15で惜敗し、交流戦へ回ることになりました。

 序盤は緊張する様子がありましたが、「落ち着こう」、「楽しもう」、「1点ずつ取り返そう」という声が終始飛び交い、コート内の選手だけでなく、ベンチの選手も一丸となって全力を出し切りました。試合後には、悔し涙を浮かべる選手もおり、この大会にかける熱い思いが感じられました。

第2試合

 第2試合(交流戦①リーグ) 山口県立下関南総合支援学校戦。(福島1-0山口)

 交流戦は15点先取1セットマッチのデュースなしで行われました。第1試合と同様に選手同士で声を掛け合い、良い雰囲気でサーブやスパイクで順調に点を重ね15対8で勝利しました。

 第3試合(交流戦①リーグ) 長野県立長野盲学校戦。(福島1-0長野)
第2試合の流れそのままに主導権を握り、15対9で勝利することができました。

交流戦

 26日(金)大会最終日。

 第4試合(交流戦1位決定戦) 北海道札幌視覚支援学校戦。(福島1-0北海道)

 昨日の2連勝の勢いそのままに、立ち上がり好調で一時は12対5と7点差をつけて大勝かと思われました。しかし、ミスや相手の好プレーによって逆転を許し13対14とマッチポイントを握られる展開に。負けるまいと全員で声を張り上げ、パスを繋ぎ15対14でなんとか勝利し、交流戦1位(全国第5位)の座を手にすることができました。

 学校では、東北大会と同様に、全試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、一球一球に声援を送り、全員で試合の緊張感や勝利の喜びを共有することができました。

 今回の全国大会出場に際しましては、多方面から多大なご厚志と温かいご声援を賜り、誠に有難うございました。今大会が事実上、3年生にとって最後の試合となり、福盲魂は下級生に継承されました。今後は、新体制のもと来年度の東北大会5連覇と全国大会in静岡で上位入賞を目指し、練習に励みます。今後とも、応援よろしくお願いいたします!

 集合写真。今後も、応援よろしくお願いします!