福島県立視覚支援学校
生徒の活動
「オリンピック・パラリンピック教育推進」
令和3年2月8日(月)に東京2020パラリンピック聖火リレートーチが、聴覚支援学校福島校に展示されたため、体育の時間に見学に行きました。視覚障がいがある生徒にとって、展示されたものを見ただけでは理解することが難しいことから、手袋をしながら触れさせていただき、大変理解しやすかったです。実際の形や重さ、質感などを言葉での説明と手で確かめていくことで、炎を絶やさずに聖火台までトーチリレーでつなげていくことが分かりました。また、本校高等部には聖火ランナーとして参加予定している生徒がおり、初めて手にする桜をモチーフにした本物のトーチを掲げ、笑顔を見せながらも使命感を高めていました。また、トーチには、パラリンピックの4つの価値「勇気、強い意志、インスピレーション、公平」が点字で刻印されており、全盲の生徒が点字を読み上げ、他の生徒や教師に伝えてくれました。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
普通科交流学習「第8回♪クリスマスジョイントコンサート♪」
12月21日(月)、5・6校時目に、普通科の交流学習、『幻のクリスマスジョイントコンサート』を行いました。
普通科では、福島高校・橘高校の合唱部との交流学習を行っており、クリスマスジョイントコンサートは8回目になります。
コロナ禍の中、感染拡大防止の対策を検討しながら、実施に向けて計画、練習を続けてきましたが、直前に福島市内の感染が急増し、残念ながら本校体育館での交流は中止となってしまいました。
しかし、生徒からは、「何らかの形で、交流を続けたい」「練習してきた箏演奏を発表したい」という意見が出されたことを受けて、校内で実施することにしました。ということで、今回は『幻の…♪クリスマスジョイントコンサート♪』です。
「箏演奏『春を呼ぶ二つのソネット』
感染対策の一つとして、体育館フロアに仕切りを設置しましたが、ビニールのシートに雪の飾りなどで装飾し、コンサートの雰囲気を盛り上げました。メインは箏演奏『春を呼ぶ二つのソネット』です。鳥の声をイメージした即興演奏から始まり、早春から躍動的な春へ向けての高揚感を、心を込めて演奏しました。
参加者全員での「あわてんぼうのサンタクロース」、恒例の全体合唱「群青」※1とコンサートは大変充実感のある時間となりました。
「来年は合唱部の皆さんをお待ちしています!」
実施後、参加した皆さんからの感想や感染対策についてまとめ、コンサートのダイジェスト版を両校合唱部へ届けることで、今年度の活動のまとめとしました。
「練習の成果を見てもらえてうれしかった」、「先輩方がつないできた交流活動を大切にしたい」、3年生からは「『群青』の合唱は美しいのでこれからも続けていってほしい」など、生徒の感想が印象的でした。
音楽を通した同世代との貴重な交流会の継続につなげていきたいと思います。
※1「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
本校高等部卒業証書授与式 式歌でもある曲です。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「風邪を予防する料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、13点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「寒さに負けないぽかぽか料理」
サフランライスカレー ごぼうのポタージュ (海藻サラダ)
花豆の黒糖ウーロン茶煮 かぼちゃプリン
黄色い鮮やかな彩りのサフランライスとカレーの組み合わせが食欲を増し、風邪に負けずに元気に過ごせそうなアイディアの献立でした。
「いつものカレーよりもりもり食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“しょうが入りスープ”や“ゆずゼリー”なども給食に取り入れていただきました。
令和2年度 臨床体験発表会
12月23日(水)に新型コロナウィルス感染症拡大防止対策の中、新たな企画での臨床体験発表会が行われました。
午前中は生徒の研究発表と理療科職員を囲んでのシンポジウムでした。今年も様々なテーマで発表が行われ、さらに先行研究を踏まえており、大変興味深い内容でした。
【午前の部① 研究発表の様子】
後半は理療科としての豊富な経験と人生の先輩でもある3名の先生方を講師に迎えて、生徒が興味関心のあるテーマについて率直にお答えいただきました。普段聞くことのできないお話に、参加者全員が共感しながら聞き入っていました。
【午前の部➁ シンポジウムの様子】
午後の部は、シネメデュケーションという教育指導法を用いて、生徒同士で映画の登場人物の立場や違った視点での意見を交換・共有しながら、理療師としての役割について考えさせる機会となりました。理療科への進学を希望している普通科生も交えて皆が熱心に取り組み、大いに盛り上がりました。
【午後の部 シネメデュケーションの様子】
【研究発表テーマ】
(1) 保健理療科2年・専攻科理療科1・2年
フェイスマッサージによる美顔づくり ~美は永遠(とわ)に~
(2) 専攻科1・2年
刺激の違いが筋疲労の回復に及ぶ影響について
(3) 保理科3年
ランダム化比較試験による五臓スコア・筋硬度と要穴の信頼性・妥当性
(4) 専攻科理療科3年
美容鍼を用いた鍼の効果
令和2年度 社会奉仕活動
生徒会厚生局の取り組みの一つとして、高等部普通科生徒が社会奉仕活動に取り組みました。
今年はコロナ禍の状況にもあるため、花苗を植えたり校地内の清掃を行ったりしました。
●11月10日(火)5校時
中庭の落ち葉をバケツに入れて運びました。 「きれいになって嬉しい!」
●15:05~15:25
プランターへパンジーの苗を植えて、正面玄関前に並べました。
「春先まできれいな花が咲きますように。」
北校舎の後ろにある椿の落ち葉を拾いました。
「来年は、ぜひ学校周辺の歩道や公園のごみ拾いをしたいです。」
高等部後期進路週間
高等部では、11月16日(月)から11月27日(金)まで後期進路週間を実施しました。
生徒一人一人の進路目標に応じて、進学のための模擬試験や職場見学としての治療院見学、現場実習および校内実習を行いました。
また、理療科生徒と合同で外部講師による職業講話を実施し、就職活動の心構えとしてビジネスマナーの重要性について学びました。
12月2日(水)には普通科合同で進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容やその反省、進路希望を実現するための手立てを一人一人発表し、自己理解を深めることができました。
本校高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力をいただき、ありがとうございました。
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現場実習 |
職業講話「就職活動の心構え」 ~ビジネスマナーの重要性~ |
「名刺交換」 |
〇 進 路 週 間 事 後 学 習
令和2年度 職場体験 ~中学部~
中学部2年1組2名は、11月20日(金)に、ペッツ・マム南福島店といちいフォーズマーケットにて、それぞれ職場体験をしてきました。ペッツ・マム南福島店では、小動物の餌やり、品出し、清掃作業などを体験してきました。いちいフォーズマーケットでは、レジ体験、寿司つくり、POP書きなどを体験してきました。慣れない場所や人と一緒に仕事をする難しさを感じましたが、店員さんからの優しい声かけが励みになり、最後まで取り組むことができました。今後の学校生活に役立ててほしいと思います。
●ペッツ・マム南福島店
「品出し体験」 商品の種類を確認して丁寧に並べます。 |
「餌やり体験」 決められた時間に行います。 フクロウには、うずらの肉をあげました。 |
●いちいフォーズマーケット
「レジ体験」 品物のかご入れの仕方も学びました。 |
「寿司つくり・パック詰め体験」 自分でつくった寿司を購入し、昼食でいただきました。 |
令和2年度 中学部 後期進路週間 ~校内実習~
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が11月16日(月)から20日(金)の5日間、後期校内実習を行いました。
後期実習では、カレンダー製作における、紙すき、パルプ玉つくりを中心に作業を行いました。前期の反省で出た課題を後期に生かし、それぞれの個人目標に掲げ、その目標を意識しながら、継続して作業に取り組むことができました。
オリンピック・パラリンピック推進教育事業
今年度でオリンピック・パラリンピック教育推進事業推進校3年目となり、今年度は、令和2年12月4日(金)5・6校時に、パラクライミング世界選手権4連覇中の小林幸一郎氏を招いたボルダリング体験を実施しました。
会場は、視覚支援学校に隣接する聴覚支援学校福島校のプレールームです。小林幸一郎氏は、特定非営利活動法人モンキーマジック代表者でもあり、「見えない壁だって越えられる」をコンセプトに、視覚障がい者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを法人設立の目的にされています。また、「見える人はついつい右だ左だと、登り方を指示し登らせてあげたくなりますが、その答えを自分のやり方で考え見つけるのが、この遊びの面白さ」とお話されました。始まってみると、お話のとおり、初めて挑戦する児童生徒らは、ホールド(持ち手)やガイドテープ(青いテープに紐)、講師の御指導のもと、想像以上に力強く失敗を恐れずに活動しており、大変驚かされました。
児童生徒からは、「楽しかった」「後輩に教えたい」「またやりたい」などの感想があり、よりスポーツを楽しめる機会となりました。また、金メダルに触れる機会を設けていただき、児童生徒からは想像以上に「重い」「厚い」「ぴかぴかしてた」など、本物の魅力を感じられた感想も出されました。
校庭ができたよ!!
聴覚支援学校福島校の改築工事に伴い、視覚支援学校と聴覚支援学校福島校は、約4年という長期に渡り校庭がない状況が続いていました。
11月16日(月)に工事後の検査が無事に終了し、17日(火)から校庭が使用可能となりました。
本校の小学部児童は、さっそく校庭で体育の授業を行い、校庭の構成、遊具の場所や種類、利用の仕方などを確認しました。
18日(水)の昼休みには、両校の小学部児童が集まり、「走り初め」を行いました。本校の小学部児童は、ラインを目印にしながら広い校庭を思いきり走ることができ、満足感でいっぱいの表情が見られました。また、両校の児童全員で行った「だるまさんがころんだ」では、見えにくさがある児童と聴こえにくさのある児童が一緒に活動できるよう遊び方を工夫しながら、楽しく遊ぶことができました。
新型コロナウィルス感染予防のため、体を動かす機会が少なくなっている昨今ですが、今後は校庭を十分活用しながら、児童生徒の健康の保持増進と体力の向上に努めていきたいと思います。
校庭を全力で走りました!
校庭ができたよ。うれしいな。
令和3年度 福島県立視覚支援学校 高等部入学者選抜募集要項
むつミュージック2020♪
11月5日(木)に寄宿舎自治会行事の一つであるお楽しみ会が開催されました。今年は、『むつミュージック2020』というテーマのもと、3グループに分かれて音楽発表を行いました。
イントロクイズと、歌で盛り上げてくれた『ミュージック・ザ・はまもと』。 ピアノ好き3人組で息ぴったりの演奏を披露してくれた『Music By Sound』。お花を手に“世界に一つだけの花”で歌声を届けてくれた『笑顔の7人』。
各グループ何度も話し合いや練習を重ね、衣装や装飾にも工夫が見られました。みんなで発表をする機会に新鮮さを感じ、笑顔で会を終えることができました。学年や棟を越えて協力した経験を今後の舎生活に生かしてほしいと思います。
「点字ブロック理解推進キャンペーン」
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンでは、10月23日(金)に、保護者および小学部、中学部、高等部普通科生徒が学校周辺の商店や郵便局等へ、点字ブロックについてのメッセージが書かれたポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。
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●PTA会長さん、校長先生より挨拶をしていただきました。 |
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●雨の中での行事となりましたが、安全に気をつけながら学校周 辺の商店街へ向かって歩きました。 |
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●曾根田郵便局では、キャンペーン活動について取材を受け、点字ブロックの大切さを伝えました。 |
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●校長先生に見送られて 商店街へ出発しました。 「雨の中気をつけてね。」 |
●理容室の方が、すぐに店頭に出てきてくれたので、スムーズにお渡しすることができました。 |
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●映画館の方からは、「ティッシュを配付して理解啓発に努めていきたいと思います。」と言っていただきました。 |
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●地域の役員としてもお世話になっている風呂店の方から、「点字ブロックは大切ですよね。」と声をかけていただきました。 |
●晴れている時には気づかなかった、傘をさしての歩行の仕方を学ぶことができました。 |
また高等部理療科の生徒は、治療室へ来院する患者さんへポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。生徒からは、「視覚障がい者がよりよく歩けるようになるとよい。」「これからも続けていけるとよい。」という意見が出されました。
地域の皆様には、点字ブロックキャンペーン活動へご協力をしていただきありがとうございました。これからも点字ブロックの大切さを理解していただき、本校児童生徒の歩行を見守ってくださるようお願いいたします。
ふくしま教育週間の取組み~学習成果の発表を行いました~
ふくしま教育週間学校公開の取組みの一つとして、10月31日(土)に各学部の学習成果の発表を行いました。今年度はコロナウィルス感染予防のため、それぞれの発表場所や時間を分けて実施しました。
〇小学部
「自立活動や体育の学習発表」
「1.発表タイム」「2.チームで遊ぼう~投げ遊び~」「3.チームで遊ぼう~蹴り遊び」の3部構成で発表しました。
「1.発表タイム」では、3名の児童が一人ずつアスレチックや縄跳びなどに挑戦。また、友達の演技を紹介するアナウンスも児童が行い、運動だけでなく「読むこと」に関しても学習の成果を発表することができました。一人一人の演技がおわるたびに、参観者の皆さんから大きな拍手が寄せられました。
続いての「チームで遊ぼう」では、保護者の皆さんにも参加していただき、ボールを使ったゲームを行いました。今年度は春に予定していた運動会が中止となったこともあり、体を動かすことをみんなが笑顔で楽しむことができるよい機会となりました。
〇中学部
中学部は三部に分けて発表しました。一部は1組の生徒3名が弁論を行いました。それぞれ「普通ってなんだろう」、「命には厳しく」、「私の夢は…」のテーマで発表しました。二部は2組の生徒4名が「職業・家庭」の授業から、「紙すき」の作業に取り組む様子や作業の中でそれぞれが大切に考えていることを、せりふ劇形式で発表しました。三部は7名全員で「風をみつけて」の合唱を発表しました。
〇高等部 普通科
高等部普通科の生徒3名の「学習成果の発表会」は解剖室で行われました。パワーポイントや動画を使用し、1年1組は歩行やPC操作など自立に向けた練習に関する発表、3年1組は進路実現に向けて自分の学習や成績などについて分析したことの発表をしたりしました。3年2組では普段の学習において積極的に活動に取り組んでいる様子のビデオアルバムなど、それぞれが工夫をして発表をしました。
〇高等部 本科保健理療科・専攻科理療科
来校した方々に、理療科を知ってもらおうと、生徒の年齢構成や学習内容といった特徴を中心に紹介しました。
後半では、ツボを使ったセルフマッサージの方法の紹介とマッサージ体験をとおして、学習の成果を「見て・聞いて・感じて」いただきました。
第2回 避難訓練
10月21日(水)、第2回避難訓練を実施しました。今回は視覚支援学校教室からの火災発生を想定した訓練でした。
第1回訓練に引き続き、校庭工事に伴い、避難場所として校庭が使用できず、校庭北側の駐車場を臨時避難場所として訓練を実施しました。
視覚支援、聴覚支援、寄宿舎と3ルートの経路に分かれて避難を行うなど、第1回目の訓練ともかなり異なった内容ではありましたが、各部署とも機転を利かせながら円滑な避難を行うことができました。
また、避難後は水消火器による消火訓練を行いました。日頃消火器を扱うことのない各学部の児童生徒は真剣に消火訓練に臨みました。
次年度は本来の避難場所での訓練が実施できるため、今年度の訓練での反省事項を活かした訓練を実施したいと考えます。
中学部修学旅行を実施しました!
10月8日(木)に中学部修学旅行を実施しました。訪問場所は盛岡です。3年生の生徒3名が参加しました。
午前中は盛岡駅から車で10分くらいのところにある、「視覚障がい者のための手でみる博物館」を訪問し、見学しました。手でみる博物館は、ご自身も全盲であり、盛岡視覚支援学校で教員をされていた桜井政太郎先生によって創設されました。この博物館では、すべての展示物を触って確かめることができます。現在の館長である、川又さんの説明を聞きながら、リアルに再現された昆虫の模型や動物の標本等、日常生活ではなかなか触れることができない物をたくさん触察することができました。実物を触ることで、生徒たちはこれまで学んだ知識の理解をさらに深め、新たな発見をすることができました。今後の学習の発展につながる貴重な経験となりました。
手でみる博物館の見学を終えた後、温泉で有名な繋(つなぎ)方面へ移動し、冷麺と焼き肉の専門店で昼食をとりました。出発の時間が早かったので、移動中からすでに生徒たちの頭は注文した焼肉定食でいっぱいでした。生徒たちは焼き立てのお肉でご飯も進み、お腹いっぱい食べて大満足でした。
午後は昼食会場から程近くの盛岡手づくり村へ。手づくり村では、職人さんに教わりながら、盛岡特産の織物であるホームスパンや伝統工芸品のチャグチャグ馬コを作る体験をしました。ゆったりとした時間の中で、職人さんと会話を楽しみながらものづくりを体験することができました。完成品は当日持ち帰ることができ、思い出に残るお土産となりました。体験後はおみやげ館で時間をかけて、家族や友達へのお土産選びを楽しみました。帰る前には、敷地内にある南部曲り家にも立ち寄り、昔使われていた農機具等も見学できました。
当初の予定を変更し、日帰りでの実施となりましたが、生徒たちにとって楽しく、とても充実した旅行となりました。
令和3年度 高等部生徒会役員選挙 立会演説会
10月1日(木)、令和3年度高等部生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。厳粛な雰囲気の中、選挙管理委員長と校長先生のあいさつがあり、その後、庶務・副会長・会長に立候補した3名とそれぞれの応援者の演説が行われました。一人一人の個性溢れる名演説に会場全体が終始聞き入っていました。
今回の選挙は、各役職に1名のみの立候補であったため、信任投票となりましたが、高等部生全員が一票の重さを実感し、緊張感をもって、投票箱に清き一票を投じていました。
選挙管理委員会、立候補者、応援者の皆さん企画・運営お疲れさまでした!
令和2年度 前期終業式・後期始業式
9月30日(水)に令和2年度前期終業式・後期始業式が体育館で行われました。ソーシャルディスタンスを保ちながら、久しぶりに小・中・高等部全員集合しました。
式に先立ち、8月に行われた特別支援学校作業技能大会の表彰式が行われました。(PCデータ入力部門)
新しい生活様式の下、半年が過ぎ、前期と後期の節目、校長先生のお話に相槌を打つ声が聞こえました。また、校歌も歌 うことができ大満足の児童・生徒たちでした。
第81回校内文字能力テストが行われました
漢字、点字の読み書き能力向上を目指して、校内文字能力テストが行われました。
【実施日】
9/24 中学部、高等部普通科、
9/29 小学部、
9/30 保健理療科1年
漢字は読み書き別認定となり、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指しています。
見やすい環境にするため、拡大読書器や斜面机を使用する児童・生徒もみられました。
点字は、点字盤やパーキンスタイプライターを使用し、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。
高等部普通科では、テスト終了後に「点字付きかるた」で百人一首をしました。
「点字つきかるた」は黒白反転で、弱視の人とも対戦できます。点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。
自分で置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の位置を覚えるのが大変です。台にはめこむタイプ、マグネット式で相手陣のかるたをとったら自分の札を相手に送るなど、本格的に楽しみました。
PTA視察研修
9月25日(金)に、PTA視察研修が実施されました。参加者は保護者5名、教員5名の合計10名でした。今年度は梁川にある「有限会社すずらん工房」(就労継続支援A型と就労移行支援との多機能型通所施設)を見学しました。
広い施設内はスペースをパーテーションで作業ごとに区切ってあり、利用者さんが1人1つの机で利用者さんが集中して作業に取り組む姿が印象的でした。また、すずらん工房さんのこれまでの取り組みや方針など貴重なお話も聞けて、施設の利用方法や進路について考えるための機会となりました。また、新型コロナウイルス感染症対策がとられていました「カフェすずらん」では、食事も大変おいしく、参加された会員の皆様との親睦も深まる有意義な研修となりました。
小学部の遠足がおこなわれました。
小学部の遠足がおこなわれました。
9月11日に、小学部の1年生があづま総合運動公園のサイクルスポーツ広場に遠足に行きました。前日までは、天候が心配されましたが、当日はちょうどいい曇り空。途中からは晴れ間も見られ、予定された日程を実施することができました。
じてんしゃのこと
じてんしゃに のりました。さいしょは、くるまみたいな じてんしゃに のりました。2つめは、きいろの ふたりのりの じてんしゃに のりました。 さいごに ピンクと あおの じてんしゃに 4にんで のりました。 じてんしゃは かぜが きもちよかったです。 とんねるが あって たのしかったです。 |
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そりすべりの こと せんせいと あかい そりに のって すべった。ひとりでも すべった。 びゅーんって すべった。
おべんとうの こと おべんとうを あけた。 おにぎり 2こ あって 1こ たべた。 たまごやき ウインナー たべた。 |
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バッテリーカーの こと
せんせいに どんな バッテリーカーが あるか おはなしを きいた。 のりたい バッテリーカーを 2だい えらんで のった。 おとが なって たのしかった。 |
小学部宿泊学習を実施しました
9月10日(木)、11日(金)に、小学部宿泊学習を実施しました。5年生1名が参加し、担任と本校寄宿舎に宿泊しました。1日目の夜は、体育館で「ツリーフェスタ」を行い、ライトアップされたツリーの幻想的な光の中、光の巫女に扮して光の儀式に参加しました。光の神より「正しい光」「あたたかな光」「友情の光」「思いやりの光」をいただき、心に誓いをたてました。その後は、たくさんの先生方と一緒に、レクリエーションを楽しみました。本気になってゲームに取り組んだり、楽しく踊ったりして、思い出に残る夜となりました。
2日目は、地域の自然と文化財に触れる学習として、信夫山に登りました。樹林帯特有の涼しさや、樹木、葉の多様性を感じながら、目的地の「薬王寺の鐘」を目指しました。約2時間かけてたどり着いたゴールでは、最高の笑顔を見せてくれました。薬王寺では、山中に大きな鐘の音を響かせながら、3つのお願いをしてきました。一つ「コロナウイルスがなくなりますように」、二つ「晴れますように」(この日の天気予報は雨)、三つ「地球温暖化が止まりますように」。心温まるすばらしい願いは、いつの日かきっと叶うと信じています!(二つ目の願いはしっかり叶って、天気予報を覆す晴天の中、信夫山を後にし学校に戻ってきました。)充実した二日間を過ごし、また一つ、立派に成長することができた宿泊学習でした。
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて「メッセージカード」ができました!
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて
「メッセージカード」ができました!
10月23日(金)の点字ブロック理解推進キャンペーンに向け、生徒会で募集した「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」を活用して、4種類のメッセージカードができあがりました。
点字ブロックをふさがないで。 私たちの道しるべ。みんなの安全のために。 <点字ブロックの上に物を置かないでね。> |
私たちの通る道、点字ブロックを ふさがないでください。 <点字ブロックの上に立ち止まらないでね> |
これが私の歩く道。 点字ブロックは 視覚障がい者の 大切な目印になります。 <点字ブロックの上に自転車を止めないでね> |
出来上がったメッセージカードを、生徒会役員中心に、廊下に掲示しました。
カードをコスモスのハートで囲んで掲示しました!
夏休み明けの8月24日PTA奉仕作業では、保護者の方々、校長先生、教頭先生で、メッセージカードをポケットティッシュに入れる作業を行い、配布準備完了です。
点字ブロック理解推進キャンペーンでは、学校周辺の商店の皆様へポケットティッシュやチラシを配り、点字ブロックの大切さや私たちの歩行について伝えていきます。
「デイサービスセンターとの交流」~高等部普通科~
本校高等部普通科では、地域との交流として、近隣にある「福島市中央デイサービスセンター」を訪問し、利用者の方々と一緒に歌を歌って談笑をしたり、ゲームを楽しんだりする活動を毎年行ってきました。
今年度は新型コロナウイルス感染症予防に対応した適切な交流学習のあり方について、生徒で話し合いをしました。その結果、利用者の方々へ手紙を書いて、生徒の作品とともに届ける形をとることになりました。
生徒が墨字、点字の手紙をそれぞれ書き、季節の作品を添えて、8月2日に中央デイサービスセンターの所長様へお届けしました。
来年度は利用者の方々にお会いして、楽しい交流ができることを願っています。
今年度の交流学習についての話し合い |
デイサービスセンターへお届けした手紙と作品 |
令和2年度 夏休み明け全校放送
8月24日(月)8時40分より、夏休み明けの全校集会が放送で行われました。
校長先生から、「例年よりは短かかった夏休み、コロナ禍により、いつものようには出かけられなかった夏休みは、長かったでしょうか? それとも短く感じたでしょうか? 秋に向けた再スタートです。勉強の秋、読書の秋、スポーツの秋…など、自分の「〇〇の秋」をみつけてください。」というお話がありました。
なお、同時に、保護者による奉仕作業(点字ブロック啓発キャンペーンのポケットティッシュ準備と窓ふき)が行われました。
「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」募集!
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて
「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」募集!
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンは10月23日(金)です。
生徒会では、キャンペーンに合わせて「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」を募集しました。
7月にお昼の放送での呼びかけやメッセージ募集チラシの配付を行ったところ、全校児童生徒よりたくさんの応募がありました。集まったメッセージは、2か所の廊下掲示板へ掲示しました。
このキャンペーンを通して、日頃私たちが使っている点字ブロックについて、私たち自身が意識していくとともに、地域の方々に理解してもらえるようになることを願っています。
令和2年度 夏休み前の全校集会(放送)
7月31日(金)13時20分より、夏休み前の全校集会が放送で行われました。
夏休みの過ごし方についての校長先生のお話を各教室で聞き、校歌のCDを聴く生徒、マスクをしたまま、ソーシャルディスタンスをとり同じ方向を向いて口ずさむ生徒とそれぞれでした。
生徒会長からは、10月23日に行われる点字ブロック理解啓発キャンペーンのために生徒から募集したキャッチコピーのお礼と紹介がありました。
「点字ブロックの上に物や自転車を置かないでください」
「点字ブロックは視覚障がい者にとって大切な手掛かりです」
「これが私の歩く道」
中学部、高等部普通科では、網戸洗いや窓ふきをしたクラスもありました。
静岡県立沼津視覚特別支援学校中学部との交流 ~中学部~
7月17日(金)に、毎年継続して行っている沼津視覚特別支援学校中学部(以下沼津視覚)の皆さんとの今年度第1回目の交流を、web会議ツールを使って実施しました。
今回は、沼津視覚の生徒の皆さんが企画と全体進行を担当しました。本校の生徒たちは、昨年度2月以来の再会を楽しみに役割分担を話し合うなど準備をして当日を迎えました。
自己紹介、お互いの近況報告、質問コーナー、久々の交流でしたが生徒たちからは「去年よりもよく話せた。」、「楽しかった。」などの感想が聞かれ、次回の交流に期待を膨らませていました。
第2回命と心の健康教室を行いました。
7月13日(月)に中学部、高等部生徒を対象に、第2回の命と心の健康教室を実施しました。
命と心の健康教室は、年3回SNS、性に関する指導、薬物乱用防止の内容で、実施しています。2回目は性に関する指導で、中学部・普通科と、理療科の2グループに分かれて行いました。
グループ1は中学部、普通科生徒5名のグループで、人との距離感をテーマに、2人組で距離感体験したあとに2班に分かれて人との距離の取り方で大切なことやこれから気を付けることについて話し合いました。
距離感体験中。45cm,1m、3mの3地点の点字ブロックで、感じ方をお互い確認中です。最後には、一番話しやすい距離も測定してみました。 45cm「近すぎる、気まずい」1m「ちょうどいい」3m「かえって話しかけにくい。顔が見えない」 |
体験の感想を振り返りながら、話し合い。 「距離感は人によって違うんだね。」 |
話し合いの結果を発表。 「お互いに安心できる距離感が大切。」 |
グループ2は理療科の成人生徒7名。事例をもとに、意見や自分の考えなどを発表し合い、異性とのかかわり方や適切な行動選択について学びました。
2グループとも、話し合いの中で、視覚に障がいがあることでの困り感や注意していくことなどについても確認することができました。この話し合いをきっかけに、自分も相手も大切にする意識を持って生活してほしいと思います。
弁論発表会(今年は校内だけよ!)を行いました
弁論発表会(今年は校内だけよ!)を行いました
7月2日(木)、6校時目に、普通科の弁論発表会を行いました。
本校では、校内弁論大会を「中学生から理療科生までの生徒が、自身の体験や思い、これからの生き方、今関心のある出来事などを文章にまとめて発表したり、視覚に障がいのある様々な年齢の人の考えをじっくり聞いたりすることができる大切な機会」と、位置付けています。毎年5月に実施、そこから東北弁論大会に出場する代表弁論を選んでいました。
今年度は、残念ながら東北、全国大会とも中止となってしまいましたが、普通科生がまとめた弁論の発表会を設け、中学部生徒や先生方の前で堂々と発表することができました。
○ゲスト弁論 専攻科3年
○「夢の扉」 普通科1年
○「私の進路」 普通科3年
普通科の入口に立った1年生とまとめの3年生二人の、夢や進路に関する考えを聞くことができました。また、進路選択肢の一つである理療科の先輩にゲスト発表をお願いし、これまで本校で学んできた自身の体験や考え方の変化などを聞くことができました。
発表後は教頭先生はじめ多くの先生方から感想や励ましの言葉をいただくことができ、和やかでとても充実した時間となりました。
寄宿舎行事「七夕」
今年も、色とりどりの七夕飾りを作り、笹の葉に飾りました。
今年の短冊は「コロナに負けない明るい未来になりますように」「みんなが元気に過ごせますように」と家族や仲間の健康を祈る願いが、たくさん飾られていました。
みんなの願いが届き、楽しい学校生活が送れますように。
小学部学部集会「七夕まつり」
小学部学部集会「七夕まつり」
7月7日は七夕ということで、6日の学部集会の中で「七夕まつり」をしました。
昔話「おりひめとひこぼし」では、「天の川」など見て確かめることができないことばを理解できるように、ペープサート(絵)をつかったり、分かりやすい言葉に置き換えて説明したりして読み聞かせました。
お話の後は、七夕飾りの飾り付けです。図工の授業で作った吹き流しなどの飾りや願い事の短冊を笹の葉に下げました。「点字をがんばりたい。」「仙台に行って、楽天の試合が見たい。」「新型あぶ急(阿武隈急行の新型車両)が見られますように。」など、児童それぞれが短冊に願いを託していました。みんなの願いが叶うといいですね。
小学部には、七夕の行事に触れるのが今回初めての児童もいました。季節の行事をはじめ今後も様々な体験的な活動を実施し、経験の拡充を図っていきたいと思います。
高等部「進路週間」事後学習
7月1日(水)に高等部進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容と反省、今後進路実現するための目標を、一人一人発表しました。
3年2組生徒は、校内実習で活動内容が分かり、自分から取り組めたこと、事業所での校外実習でスタッフの方と一緒に運動したり落ち着いて過ごしたりできたことを発表しました。
1年1組生徒は、理療科授業見学で模型を使っての内臓や神経のつくりを知り、講話を聞いて江戸時代から続くあん摩・はり師の職業について興味をもつようになったことを発表しました。
3年1組生徒は、理療科授業見学で予習をしてから授業へ臨むことの大切さを知り、講話では理療科の学習や国家試験、理療師の職業の厳しさを感じながらも、自分の進路希望に向けてあらたな気持ちで学習に取り組む意志を固めました。
進学へ向けて学習の仕方を教科ごとに検討し、コミュニケーション能力を高めるなどの目標を掲げることができました。
前期進路週間~中学部~
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が6月15日(月)から19日(金)の5日間、前期校内実習を行いました。
実習では、紙すき、アロマストーンの作業工程を教師と確認し、丁寧に製品を作ること、時間を守ること、「報告・連絡・相談」をすることなど、働くための意義や姿勢を学び、自分の課題を明確にすることができました。全員が無遅刻無欠席で実習をやり遂げることができ、最後は、生徒からの希望もあり、みんなで「一本締め」で実習を終えました。
前期進路週間~高等部普通科~
6月15日から2週間は、高等部普通科の進路週間でした。
この期間、普通科の3人はそれぞれの将来の生活のために、体験的な学習を行いました。
1年1組、3年1組の生徒は総合学習で「ライフプランニング」をテーマに、10年後の自分の生活を想像しながら、今の自分に必要なことは何かを調べ、インタビューやインターネット検索で情報を集め、それらをもとに自分で考えたことを実践してきました。また、自分が立てた目標を念頭に、理療科の授業体験に臨みました。
3年2組では、2日間の校外実習を二本松市の「みんなの翼」で実施しました。校外での実習も今年で3年目です。新しい実習場所でも指導員の方とすぐに打ち解け、元気に作業に取り組むことができました。
校内でも中学部の生徒と一緒に校内実習に取り組み、ミキサーでの紙の撹拌などに意欲的に取り組むことができました。
前期進路週間報告会を7月1日に実施しました。それぞれにとって充実した、前期進路週間になりました。
令和2年度 高等部生徒会 定期総会
6月24日(水)、令和2年度高等部生徒会定期総会が行われました。新型コロナ感染症対策のため、一部内容を短縮した実施でした。生徒会長や教頭先生のあいさつの後、張り詰めた緊張感の中で、本部・各局長・部長がそれぞれ今年度の事業計画や予算案を提案しました。
無事にすべての議案が承認され、総会が閉会した後は生徒同士で「お疲れさまでした。」と互いに労う言葉が交わされ、全員が安堵の表情を浮かべていました。定期総会の企画・運営に携わった皆さんお疲れさまでした!
「コロナに負けるな」川柳募集!
こんな時だから、生徒会が学校を盛り上げよう!企画
「コロナに負けるな」川柳募集!
5月の臨時休業中に、オンラインで生徒会役員の話し合いを行い、生徒会総会をはじめ、今年度の生徒会活動について意見を交わしました。
その中で、コロナウイルス感染拡大防止のため、フロアバレーボールや弁論、陸上等の各種大会の中止や、生徒会が企画する全校集会についても、体育館には集まらないで全校放送で実施することなどが知らされました。
全校集会では例年、新入生自己紹介や各種大会の壮行会を行っていましたが、大会が中止となり、企画も練り直ししなければならない事態となりました。
「こんな時だからこそ、みんなが元気の出る活動を、生徒会で企画しよう」
「全校の児童生徒が参加できる企画で、学校を盛り上げよう」
といった視点で、活発な話し合いが行われました。
その第1弾が『コロナに負けるな!川柳募集』です。
生徒会長が放送で呼びかけ、募集期間約1週間で、小学1年生から専攻科生、教員も含めて13作品の応募がありました。
集まった作品は、第2回全校朝の会の放送と、廊下の掲示板で紹介しました。
廊下の掲示は、本部役員以外の生徒も協力して行い、楽しく作業を行うことができました。全校放送では、紹介された小学部生は大喜びだったそうです。
~作品をいくつか紹介します~
「小学部」
● コロナにまけるな マスク てあらい うがい かんき
● コロナやだ マスク てあらい ぜったいね
● だい2はの コロナこわいな よぼうする
「中学部」
● 君のこと 大切だから 離れてる
● ウイルスも 手洗いうがいで こわくない
● 青空に 笑顔が咲いて 上を向く
「理療科の皆さんや先生」
● 思いたち 片付けしたら 終わらない
● オンライン 体育で兄に 叱られる
● 座学だけ 意外とできた オンライン
これからも、元気の出る活動を企画していきたいです。
第2回 全校朝の会
6月22日(月)、第2回目の全校朝の会は、新型コロナウイルス感染症防止のため、一斉放送で実施しました。
今回は、しゃくなげトピックスとして小・中・高等部で、今年度実施予定している児童・生徒会活動の内容の紹介と「コロナに負けるな!!」をテーマに川柳を募集し、集まった川柳を紹介しました。大変な時だからこそ前向きになれる素敵な川柳がたくさん集まりました。
第1回避難訓練
6月16日(火)、第1回避難訓練を実施しました。今回は地震による校舎損壊を想定した訓練でした。聴覚支援学校福島校の改築工事の影響で、本来の避難場所である校庭が使用できないため、校地内駐車場への仮避難に続いて近隣の公園への2次避難という2段階の避難と人員確認を行いました。例年の訓練とはかなり異なる訓練の流れで、避難する児童生徒も点呼する教職員も少し戸惑う場面もありましたが、臨機応変に対応するという意味では有意義な訓練となりました。
夏の日差しが照りつける中での避難訓練でしたが、今回の訓練での反省点や課題を次回の訓練に、さらにはいつ何時起こるかもしれない災害時の避難に活かしていければと考えます。
高等部理療科 オンライン学習をスタート!
新型コロナウイルスによる学校休業が続いていますが、理療科ではあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家試験合格を目指す理療科の学習保障を目的に、3年生から順次オンライン学習をスタートさせました。オンラインの課題はもちろんありますが、何より生徒の様子を確認できることや生徒の生活リズムを整えることに一役買っていると感じています。
高等部普通科オンラインスタートです!
学校の休業中も学習の機会を確保するために、オンラインで各家庭とつなぎました。
今日は初の「普通科集会」です。入学式以来の校歌を歌い。教師も生徒も近況を報告しあい、来週から始まる授業の日程や各先生からの連絡事項を伝えました。
オンラインでみんながつながりました!
「台湾からのマスク支援」ありがとうございました!
「台湾からのマスク支援」ありがとうございました!
4月27日に、台湾からマスクの支援として900枚のマスクが本校に届きました。ご支援に心から感謝申し上げます。大切に使わせていただきます。
令和2年度 入学式
4月8日 10時半より本校体育館にて入学式が行われました。
中庭の桜も満開、小学部2名、高等部普通科1名、本科保健理療科1名、専攻科理療科3名がそれぞれの希望を胸に新しい学校生活に踏み出しました。
新型コロナウイルス感染予防のため、来賓の減、文面でのお祝いの言葉、国歌・校歌は歌詞付きのCDを聴きました。また、椅子の間隔を空け、全員マスクを着用、換気を良くして時間短縮で臨みました。
誓いのことばは普通科1年の小山田さんが「…学ぶことのできる『今』に感謝し、…初心を忘れず、助け合い、励ましあいながら学業に専念することを誓います」とさわやかに述べました。
高等部卒業式
令和2年3月2日本校体育館にて 県教育委員会 委員 蜂須賀禮子様、ご臨席のもと 令和元年度卒業証書授与式が行われました。
普通科2名、専攻科理療科1名が巣立ちました。
【答辞より】
『…私が専攻科へ入学したのは、50歳でした。網膜色素変性症に負けて、仕事を失っていた私は、「もう負けられない、負けたくない。」と思って入学しました。
「あん摩なんか揉めばいい」、と思っていたら、実技で指が痛くてくじけてしまい、「また負けるのか、それは嫌だ。」と奮起したことを思い出します。なんでもそうですが、「どの道も王道なし」を実感した5月でした。
そして普通科生や中学部生に交じっての部活動。体力の差は感じながらも、根性では絶対に負けていないと思ってやっていました。やるからには当然、勝負は勝つ!と思って臨んだフロアバレーボールの全国大会。東北大会で負け知らずだった私は、負けることの悔しさと、全国の厳しさを思い知らされました。人生負けることも必要ですが、それからどう立ち上がるかが肝心だと、部活から学びました。
若い在校生のみなさんの高校生活は、長い人生の中でたった3年かもしれませんが、社会を経験し、この年齢で入学してきた私にとっての3年間は、本当に貴重な時間でした。
卒業し、一歩社会に出れば、患者さんからお金をいただいて勉強させていただくことになります。皆さんには今の学生生活を当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れずに、一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。
在校生のみなさん、平成から令和に変わっても、視覚支援学校の歴史と伝統を引き継ぎ、これからも勉強にスポーツに励み、自分を高めていってください。
そして巣立つことができる今。いつも私たちのそばで温かく見守り、支えてくださった先生方、家族、寄宿舎の先生方、みなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。…』
今年度は、県教育委員会の方針を受け、新型コロナウィルス感染予防対策として、参加者全員のマスク着用や来賓の方々の参加の制限、小中学部の児童生徒を参加させない、席と席の間隔を広くとる等の対応をしました。例年より少ない人数での卒業式でしたが、式歌「群青」では、人数を感じさせない感動的な歌声が体育館に広がりました。心温まる素晴らしい卒業式となりました。
ふくしまっ子元気大賞受賞!!~小学部~
小学部業間体育の取組「マッスル・トレイン」が
ふくしまっ子元気大賞受賞!!
小学部の業間体育の取組「マッスル・トレイン」が、福島県教育委員会が主催する令和元年度 ふくしまっ子体力向上プロジェクト事業の「ふくしまっ子元気大賞」を受賞しました。
「ふくしまっ子元気大賞」は、体力の向上に向けて特色のある取組をしている学校を表彰するもので、県全体から10校が受賞し、本校小学部もその1校に選ばれました。特別支援学校からは唯一の受賞です。
小学部の取組は、児童1名と少人数の制約を解消するために聴覚支援学校福島校との合同体育や業間体育で互いに競い合う場を設けたり、走った距離を児童が好きなあぶくま急行の走行距離に換算し、巨大ポスターに成果を表して評価したりなど様々な指導の工夫をし、児童が楽しみながら主体的に運動に取り組んでいる点が評価されたようです。2月18日(火)には表彰式が行われ、須田校長が鈴木淳一教育長より賞状をいただいてきました。
走った距離をあぶくま急行の走行距離に換算して表した巨大ポスター |
毎日の積み重ねが、大賞につながりました |
児童は今日も、そしてこれからも走り続けます。がんばれ!マッスル・トレイン!
寄宿舎 むつまじ会「送別会」
2月27日(木)にこの3月に学校を卒業する仲間との送別会を行いました。
全員で過ごす残り少ない時間を楽しい思い出に残そうと子どもたちは色々な案を出し合い、新型ウイルス対策を取りながら作り上げた時間でした。
金澤翔子美術館主催 第8回書き初め展入賞
一般財団法人 金澤翔子美術館主催 第8回書き初め展入賞
普通科3年片寄果音さんの作品『かのん』が、「アール・ブリュット賞」に入賞し、2月16日(日)いわき市遠野町にある金澤翔子美術館にて、表彰式に出席しました。
「アール・ブリュット賞」とは、加工されていない生(き)の芸術、伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術に贈られる賞とのことです。
金澤翔子さんは「書」を通じて全国の皆様に元気を届けている、ダウン症の女流書家です。本展は、日本の伝統文化「書」に親しみ、書く楽しさや元気な心をはぐくむことを目的に開催されています。震災の年からはじまって今年で8回目となるそうです。
館長であり、翔子さんの母である金澤泰子さんから賞状が、翔子さん本人から記念品が、受賞者一人一人に手渡されました。
表彰式後、翔子さんの席上揮毫とダンスパフォーマンスがありました。
書き上げたばかりの『感動』の大文字の前で、衣装を着替えてマイケルジャクソンのパフォーマンスに、会場は盛り上がりました。
紙の下に手本を置いて、線を意識して書きました。 2日目、3枚書いた後に「もう1回」「やる!」と自分で決めて筆を持ち、書いた1枚です。 先生と一緒に筆を持ちますが、特にこの1枚は自分で強く筆を運び、「よこ~。」「した~。」「ぐるん。」と言いながら一気に書きあげました。 果音さんの強い思いが、翔子さんや審査員の心に伝わり、今回の入賞につながったのではないかと思います。 |
寄宿舎「節分」
「鬼は外! 福は内!」威勢のよい掛け声と共に、豆をまく舎生たち。
「痛い!助けて!」逃げ回る赤鬼と青鬼の姿・・!!
2月3日の節分の日に、豆まきが行われました。今年は各棟リーダー二人が、裃(肩衣)をつけて各居室を回りました。節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りとなります。「邪気や悪いものを落として、たくさんの幸運を呼び込めますように・・!」と願いをこめて、寄宿舎に春を迎える豆まきを楽しみました。
後期文字能力テスト
1月30日(木)6校時に校内において、第80回文字能力テストが行われました。今回で40年続いたことになります。
墨字(印刷文字)の部は、小中高校生が、それぞれ前回の級より上の級を目指して、読み・書き別認定で取り組みました。
点字の部は、東北・全国点字競技会に準じて、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。
小学1年生から点字を使用しているベテランの生徒は点字盤で、高等部から点字併用の生徒はパーキンスタイプライターで臨みました。
競技終了後の時間で、恒例の「点字つきかるた」に挑戦!
今回は、「怪傑ゾロリのおやじギャグかるた」10枚。「相対札」という、両方から点字が触読できるものでウォーミングアップ。
は 「はやくトイレにいっといれ」
ふ 「ふとんがおならで吹っ飛んだ」
ほ 「歩道でひらめきなるほどー」
…
笑っていたら、取られてしまうのです。
その後に、点字付き・拡大文字付白黒反転の百人一首のかるたとりです。今回は新種のマグネット台で挑戦です。京都ライトハウス製の札に、反対側から触読できるよう上の句の決まり字を貼り、裏にはマグネットを貼り付けました。
相手陣の札をとったら、そこへ自陣の札を一枚送るという、競技かるたにより近い形です。自陣の札が早くなくなった方が勝ち。
中学部3年生と高等部普通科3年生の対戦は、互角で、盛り上がりました。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「冬の食材を使った料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、11点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞とアイディア賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「ぽかぽか体があったまる料理」
牡蠣ご飯 さつま汁 豚ねぎ炒め ポテトフライ フルーツケーキ
家庭科で学習した栄養のバランスがしっかりと考えられている献立でした。
「牡蠣を初めて食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
【アイディア賞】「幸せと栄養たっぷりランチ」
いかえびピラフ かぶのポタージュクルトン添え
リンゴとヤーコンの天ぷら 山芋の明太マヨ和え みかん
冬の食材の組み合わせを工夫し、調理のバランスや健康を考えた献立でした。
「歯ごたえや食感が良かった」「具だくさんでおいしかった」と好評でした。