福島県立視覚支援学校
生徒の活動
祝!東京2020パラリンピック代表決定!
祝! 東京2020パラリンピック代表決定!
佐々木 真菜 選手
陸上競技 女子400メートル(視覚障害T13)
(平成27年度普通科卒業)
半谷 静香 選手
柔道 女子48kg級
(平成27年度専攻科理療科卒業)
夏季休業前全校集会
7月21日(水)5校時、夏季休業前全校集会が放送にて実施されました。はじめに各大会等の受賞者(学校歯科保健指導優良校、福島県たなばた展、東北地区盲学校弁論大会)の紹介がありました。その後、校長より「制約された生活の中でも、目標や目的をもって有意義な夏季休業を過ごしてください」との話がありました。
なお放送後には校長室にて、受賞者一人一人に賞状等が学校長より授与されました。
令和3年度進路説明会
7月16日(金)に進路説明会を実施しました。
講師に、社会福祉法人陽光会 清心荘指定相談事業所 相談支援専門員の木田尚文様をお招きして、福祉サービス事業所の現状と福祉サービス利用に向けた手続き等について講話をしていただきました。年金や卒業後のサービス利用に向けた流れなど、細かい部分までお話ししていただきました。保護者との情報交換の場もあり、有意義な会となりました。
ご協力ありがとうございました。
球技部 引退試合!
フロアバレーボールを中心に活動する球技部。7月を迎えて3年生の引退試合が本校体育館で行われました。
白熱した試合!!
3年連続出場していた全国盲学校フロアバレーボール大会が、コロナウイルス感染拡大に伴い2年続けて中止となってしまいました。そのため、唯一全国大会経験者の3人が引退となりました。
試合後に、3年生から後輩たちへ思いを伝えました。
様々な活動が制限され、生徒が集まって一つの目標に向かって取り組む機会が激減する中、球技部全員で明るく楽しそうに試合に臨む姿が印象的でした。
笑顔で、ピース! |
「もう一度全国の舞台に立ちたかった・・・」という悔しい思いもあったでしょうが、その思いはきっと後輩たちが受け継いで行ってくれることでしょう。
第70回(令和3年度)東北地区盲学校弁論大会
6月23日(水)に第70回(令和3年度)東北地区盲学校弁論大会が本校にて実施されました。
この大会は、弁論を通して、東北地区盲学校の文化活動の健全な育成と発展を図るとともに、各校の親善を深めるものとして毎年開催されています。残念ながら、昨年度はコロナ感染症の影響で、東北大会、全国大会共に開催中止となりました。今年度も、開催が危ぶまれましたが、開催方法を動画審査とオンライン配信という形に変えることで、開催に繋がりました。例年とは違う開催方法でしたが、それぞれの弁論からは、真剣な眼差しと熱い想いが画面からでも伝わってきて、出場した弁士はもちろん、審査員の先生方・オンライン配信で視聴した東北各校の皆さんから、開催できてよかったとの声を聴くことができました。
今年度、最優秀賞を受賞した宮城県立視覚支援学校高等部生徒は、大阪にて開催予定の全国盲学校弁論大会に出場されます。
令和3年度 第2回命と心の健康教室(性に関する指導)
7月15日に第2回命と心の健康教室が中学部と高等部でそれぞれ行われました。
中学部では、「人との距離感」と「異性とのかかわり方」について学習しました。点字ブロックを使用して、距離感を体験したり、事例をもとに話し合いをしたりしました。人とかかわるなかで、相手を思いやる気持ちや、良好な人間関係を築くにあたってのルールやマナーを考えることができました。
高等部では、「ジェンダー」について簡単な説明の後、グループに分かれていくつかのテーマを選び、話し合いました。日頃からなんとなく耳にしていた言葉やニュースをきっかけに、様々な意見を出し合い、今回のテーマを通して「自分らしく生きていく」ということについて改めて考える機会となりました。
異性との、距離感の違いを体験している様子(中学部) |
生徒全員で話し合いをしている様子 (中学部) |
グループに分かれて話し合っている様子(高等部) |
高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会(中・高 前期進路週間)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会
1組の生徒は、総合学習や自立活動の時間を通して「ライフプランニング」学習に取り組んできました。自分の夢や目標に向けた10年後の生活を想像し、自分に必要なことは何か、どんな方法で自分の力を伸ばしていくのかを考え実践してきました。
学力の向上に向けた実践では、2年1組は6月14日(月)に模擬試験を実施しました。そして、各教科の担当教員に予習や復習の仕方を聞いたり、自分に合った学習方法について考えたりしました。教科ごとに学習の方法が異なり、教科の特性に応じた学習の仕方を知ることができました。
1年1組では、6月17日(木)に「こおり治療院」の職場見学へ行きました。どんな力が必要か、見えにくさからくる困難さをどのように克服してきたか等、自分の進路実現に向けた話を聞いてくることができました。
6月30日(水)には、普通科進路週間報告会を実施しました。生徒一人一人が、自分の将来について考え、課題を発見し、今後どのように問題を解決していくかを、みんなの前で発表し、自主的に質問をするなど、大変有意義な進路週間になりました。
令和3年度 中学部 職場見学(中・高 前期進路週間)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇令和3年度 中学部 職場見学
中学部1年生2名は、6月18日(金)、職場見学のため、学校と同じ敷地内にある福島県点字図書館を訪問しました。
はじめに、図書館長であり、本校理療科でも教鞭をとられている、金子久雄先生から図書館の概要を説明していただきました。県内外の登録者数と利用状況、主な業務である点字本やデイジー本の貸出や図書の製作についてお話いただきました。特に、点字本やデイジー本の製作には、地域のボランティアさんの協力が欠かせないことも教えていただきました。週末は、仕事が休みのボランティアさんたちが点訳や音訳の作業に来るため、図書館が混み合う等、製作の舞台裏も聞くことができました。生徒たちにとってはどれも初めて聞く話で、新鮮な驚きだったようです。また、ボランティアさんは、作業にあたり、事前にたくさんの研修を受けていることを知り、仕事をするためには勉強が必要であることも学びました。
講話の後は、施設内を案内していただきました。まずは、製本室です。1冊の図書は、点訳すると文字量が増えるため、分冊といって、何冊かに分けて製本されます。原本と、点訳されて3冊になった点字本に触れることで、点訳作業が多くの人の力を借り、時間をかけて丁寧に行われていることを実感することができました。また、本の朗読と録音を行うスタジオや音声を編集し、専用のCDにするデイジー室も見学しました。
録音は正しく読めるまで繰り返し行われるため、スタジオで何時間も過ごすボランティアさんの話を聞き、仕事をすることの大変さも知ることができました。
最後は、質疑応答と館長からのまとめの講話の時間です。質疑応答では、生徒たちが事前学習の過程で抱いた素朴な疑問にも丁寧に答えていただきました。また、まとめの講話では、今後の学習に生きる、以下のような言葉を生徒たちにくださいました。
「どの仕事をするにしても、勉強が必要である。講話のとき、将来は声にかかわる仕事がしたいと言ってくれた人がいました。声にかかわる仕事では、漢字も含め、原稿や台本を正しく読むことが求められます。なので、今は、学校の勉強を大切に、しっかりと取り組んでほしいと思います。ボランティアさんは、空いた時間を使ってたくさん勉強や作業もしていますが、お金はもらえません。では、なぜ仕事の合間を縫って、休みの日でも点訳や音訳の作業ができるのか。それは、読んでくれる人、聞いてくれる人がいるからです。そういう一生懸命な気持ちをもったボランティアさんたちが作ってくれている本なので、借りた本は最後まで大切に読んでほしいです。」
金子館長には見学を通して、どの仕事をするにしても身に付けておく必要がある力や大切にしたい心がけについてたくさん触れていただきました。事後指導の感想では、「苦手な漢字の勉強もがんばりたい。」、「今後に生かしたい。」という声も聞かれる等、入学してまもない1年生にとっては充実した職場見学となりました。今回の貴重な経験を今後の進路学習にしっかりとつないでいきたいです。
「職業講話」(中・高 前期進路週間)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇前期進路週間「職業講話」
6月16日(水)に福島職業安定所(ハローワーク)専門援助部門の厚生労働事務官・長嶺貴文さんを講師にお招きして、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。
「どうして働くのか」というテーマを参加生徒自身で考えることからスタートし、「企業が求める人材像」や「社会人のマナー」など社会人経験のある理療科生にとっても自分の経験を思い出しながら、社会に出るという意味を考える機会となりました。
また、今年度から導入された「キャリアパスポート」への活用も含めて、社会経験のない普通科生も働く意義について真剣に考え、自分なりの答えを考えるきっかけとなった様子でした。
まだまだ卒業後の進路や将来を具体的にイメージできない部分もありますが、まずは、「挨拶をする」「遅刻をしない」「約束やルールを守る」など学校にいるうちに身にツ付けておかなければならないことを改めて感じた講話となりました。
そして、自分の進路や将来に向けた自分の気持ちや夢を実現するための「折れない心の育て方」のアドバイスが最も印象に残りました。
「職業講話」
「質疑応答の様子」
令和3年度前期進路週間(中・高)令和3年6月14日(月)~18日(金)
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金)】
「中学部・高等部合同校内実習」「中学部職場見学」 「高等部職場見学」「高等部模擬試験」 「高等部職業講話」
本校中学部・高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力いただき、ありがとうございました。
◇ 中学部・高等部合同校内実習について
中学部3年生2名、高等部1年生2名が6月14日(月)~18日(金)の5日間、前期校内実習を行いました。
中学部は、働く意欲の向上や普段とは違う環境で働く態度や技術を身に付けることをねらいとし、高等部との合同実習に取り組みました。校内実習を通して、事後学習で新たな成果や課題が発見でき、進路学習や後期校内実習に繋げる為に頑張ることなど考えることができました。
高等部では、自分の能力や適性等の発見や自己の目指す将来や職業を見据えた実習となり、自己理解を深めることができました。
〇製品名「しあわせを呼ぶコースター」
(紙すきのコースターと四つ葉のクローバーを押し花にした製品です。)
「朝の打合せの様子」 |
「紙すき作業の様子」 |
「紙ちぎり作業の様子」 |
「しあわせを呼ぶコースター」 |
校内文字能力テストが行われました
第83回(令和3年度前期)校内文字能力テストが行われました。
7月5日(月) 小学部1,2年生、
7月7日(水) 高等部保健理療科1年生
7月8日(木) 小学部6年生、中学部、高等部普通科
それぞれの児童生徒が、漢字と点字の読み書きの力の向上に向け取り組んできた日ごろの学習の成果を発揮しました。
漢字は読み書き別に拡大読書器や斜面机を使用し見やすい環境の下、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指して、一生懸命取り組みました。
点字は、点字盤、パーキンスブレイラーそれぞれを使い、五十音書き、転写、聴写、速読に挑みました。
高等部普通科では、文字能力テスト終了後の残り時間で、点字付きかるたで百人一首をしました。
点字つきかるたは黒白反転で、弱視の人とも対戦でき、点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。
自分で札を置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の札の位置を覚えるのはとても大変ですが、生徒は回を重ねるごとに理解し、意欲的に取り組みました。
今回はリクエストにより、マグネット式で対戦し、現代文で味わった俵万智の「さくらさくらさくら」にちなみ、桜の歌6首、古典で学んだ和泉式部母子関連6首、計12首を扱いました
校内陸上記録会
6月28日(月)に、信夫ヶ丘競技場にて、校内陸上記録会が開催されました。中学部、高等部の生徒23名が参加し、自分たちの記録更新を目指し、様々な陸上競技に挑みました。
梅雨入りし、外での練習が十分でない中、自分のベストを出せるように互いに励ましあいながら、競技に挑戦することができました。心地よい緊張感を持ちながら、体を動かす楽しさを存分に味わうことができました。
【心の準備】
【50m音響走】
【男子100m走】
【女子100m走】
【100m円周走】
【1000m走】
【1500m走】
【ソフトボール投げ】
【ジャベリックスロー】
令和3年度父母と職員の会『教養講座』
6月4日、福島県障がい者総合福祉センターより、視覚障害生活訓練等指導者(歩行訓練士)の渡邊純代先生を講師に迎え、「教養講座(社会自立に向けた歩行支援について)」を開催しました。
当日は雨天の為、体育館で生活場面を想定した実践を行いました。白杖歩行では、持ち方や振り方を踏まえ、点字ブロック上を歩きました。移動介助では、手引きの基本姿勢を踏まえ、右折や左折・段差の上り下り・狭い場所の通過の仕方を学びました。
第1回避難訓練
6月8日(火)第1回避難訓練を実施しました。同じ敷地内の寄宿舎、聴覚支援学校福島校、視覚障がい者支援センター、点字図書館との合同訓練です。
今回は震度6強の地震が発生し、校舎に損壊が見られたとの想定で実施しました。30秒間大きな揺れが続き(放送による効果音)、まずは机の下で安全を確保。その後の避難でも、ヘルメットをかぶり、校舎の壊れて通れないところを避けて、安全に校庭へ避難することができました。校庭への避難は初めてでしたが、みんな落ち着いて行動していました。
コロナ禍の中での災害対応は、配慮しなければいけない点がより多くなっています。今回の訓練を生かし、“いざ”という時に備えていきたいと思います。
そしてなんと・・・教室に戻った直後10:19、本当の地震が・・・
寄宿舎避難訓練
5月27日(木)午後5:20から第2回避難訓練を実施しました。今回は、震度6強の地震が発生し、その後、本校校舎から出火したという想定でした。舎生は、机の下に隠れて自分自身の身を守り、避難指示の放送が流れると、ヘルメットを着用し落ち着いて避難することができました。
寄宿舎むつまじ会『親睦会』
5月20日(木)、寄宿舎食堂にて消毒・換気など感染症対策を徹底し、親睦会を行いました。質問タイム“みんなのQ&A”では、趣味や好きな食べ物・歌手といったものからストレス解消法など幅広く質問が飛び出し、互いを知るよい機会となりました。
夕食は新入舎生からリクエストをつのり、味ごはんやピザなど、みんなが好きなメニューが並びました。会話はできませんが、それぞれペロリと平らげていました。
出前授業を実施しました
6月3日(木)、福島市にあります「とやの保育園」年長児クラスで、出前授業を実施いたしました。
「見えない人はどんな生活をしているのか」をテーマに、クイズ形式で楽しみながら、視覚障がいに対する理解を深めました。本校に勤務する全盲の教員の話に、真剣なまなざしで聞き入る子どもたちの姿が印象的でした。
本校地域支援センターでは、幼稚園、保育園、小学校、中学校等を対象に出前授業を実施しております。授業内容は、どのような力を育てたいか依頼者様とご相談させていただきながら対応いたします。ご希望ございましたら、どうぞお気軽に本校地域支援センターまでお電話ください。お待ちしております。
福島市立福島第四小学校での『合同大運動会』
福島市立福島第四小学校での『合同大運動会』
~互いに認め合い、みんなで力を合わせてがんばりました!~
5月23日(日)に福島第四小学校を会場に、合同大運動会が行われました。本校小学部は、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校と交流及び共同学習を行っています。2年ぶりとなる合同運動会に向け、5月の連休明けから一緒に練習を重ねてきました。
各種目では、どのような配慮があれば障がいのある児童と障がいのない児童が一緒に取り組めるかを検討し、参加の仕方やルールを変更・調整しながら取り組みました。低学年の50m走では、電子ホイッスルによる音源や白線を手掛かりに走る、紅白玉入れでは低めのかごを準備し、玉を入れる部分を触って確認しながら投げるなど、参加の仕方やルールを変更・調整することで自分の持てる力を十分発揮することができ、児童の笑顔が輝いた運動会となりました。
開会宣言 「赤も、白も、力を合わせてがんばるぞ!」 |
1位、2位でゴール!!やったー! 低学年のチャンス走「何色くれる?」では、四小の校長先生が投げるサイコロの色を見事予想し、本校児童が1位、2位でゴールしました。 |
いざ、勝負だ! 高学年の150m走、スタートです。6年生にとっては小学部最後の運動会でした。 |
紅白玉入れ かごをよく見て、ポーンとじょうずに投げました。「いっしょにがんばろうね。」「いっぱいいれようね。」と、四小の児童と言葉を交わす姿も見られました。 |
厚生部活動~高等部~
5月19日(水)の放課後、生徒会厚生部員で、プランターの花の植え替え活動をしました。10個以上のプランターにマリーゴールドや、ピンクや青のペチュニアの花を植え替えました。おそるおそるポットから苗を取り出す生徒もいる中、さすが理療科生は手ぎわよく植え替えていました。皆さん、久しぶりの植物とのふれあいだったようです。時々小雨の降るあいにくの空模様でしたが、作業には涼しく最適でした。
令和3年度 高等部校内弁論大会
令和3年度高等部校内弁論大会が5月14日体育館にて開かれました。
普通科、保健理療科、専攻科計15人の弁士が、将来への希望や現在の葛藤、今までの半生を振り返り思いのたけを伝え合い、同じ視覚障がいを持つ仲間の声に耳を傾けました。
尚、感染予防対策として、座席の間隔を空け、弁士・アナウンス席にはアクリル板、マイクの消毒、換気に努めながらの開催となりました。
昨年度は早々と全国弁論大会が中止となりました。本校も年度当初の休校により校内弁論大会は中止し、普通科国語の授業の中での発表となりました。それを受けてか、今年度は高等部生徒全員参加の意気込みで臨むことができました。
優勝した専攻科のMさんは、6月23日、本校で開かれる第70回東北地区盲学校弁論大会へ出場します。健闘をお祈りします。
令和3年度 第1回全校朝の会
4月15日(木)本校体育館にて第1回全校朝の会が行われました。
本校の児童生徒が一堂に会する数少ない行事となります。換気や消毒を徹底して実施しました。
新入生の自己紹介、生徒会本部役員の紹介などが行われました。新入生の自己紹介では元気な歌声を披露してくれたり、初心表明をしてくれたりと、各々思い思いの自己表現を見せてくれました。
令和3年度 入学式
4月8日(木)10:00から小・中学部入学式、11:00から高等部入学式が体育館にて新型コロナウィスル感染予防に配慮しながら行われました。
春のやわらかな日差しの中、小学部2名、中学部2名、高等部普通科3名、本科保健理療科2名、専攻科理療科3名がそれぞれの希望を胸に新しい学校生活に踏み出しました。
小・中学部入学式では、新入生が呼名に対し元気に返事をし、新たに始まる学校生活に期待をふくらませているようでした。
高等部入学式の誓いの言葉は、代表の普通科1年生が「…助け合い、励ましあいながら、初心を忘れず、学業に専念することを誓います。」と力強く述べました。
令和2年度 中学部卒業証書授与式
3月12日、本校体育館において卒業証書授与式が行われ、在校生、中学部教職員、寄宿舎指導員、保護者の見守る中、3名の卒業生が卒業証書を手にしました。自らが主役の晴れ舞台に、緊張しながらも引き締まった誇らしげな表情で式に臨む3名の姿が印象的でした。
校長からは、東日本大震災発生から10年目の春に卒業する卒業生たちに、
「10年前の昨日、東北、そして福島は未曽有の災害に見舞われました。終わりの見えない恐怖や悲しみに、私たちは言葉を失い、未来が遠のいたように見えました。しかし、あの時から、私たちは、人と人とのつながりと命の大切さを、より深く考えるようにもなりました。皆さんが扉を開けて、新しい道を歩み始めるにあたって、これまでの人とのつながりも併せて思い出してほしいと思います。そのうえでしっかり自分を見つめ、何がしたいのか、何ができるのかを考え続けてください。これからも人と人とのつながりを大切にしながら。あなたが一歩前に踏み出そうとすること。あなたたちとともにいる人たちの力にもなるはずです。」
と、励ましの言葉が贈られました。
在校生代表からは、3名の卒業生一人一人に対し、思い出と感謝の言葉が述べられ、
「先輩が卒業することも、明日から隣の教室に先輩がいないことも本当に寂しいです。しかし、先輩方にこれまで支えていただいたことを思い出しながら、これからは、私たちも強く優しい存在になれるよう、そして悔いのない学校生活を送るために努力していきたいと思います。」
と、新たな決意が表明されました。
卒業生代表は、入学時の期待に満ちた高揚感を懐かしく振り返り、協力や努力の素晴らしさを知った学校祭での合唱・合奏の発表の思い出や、コロナ禍の中、3日間の計画が日帰りに変更されながらも共に歩んできた仲間と、貴重な学びの時を過ごした修学旅行の思い出を、一瞬一瞬をたどるように語りました。教職員、寄宿舎の指導員への感謝の言葉に続き、これまで心の支えとなり、見守り、励ましてくださった保護者・家族へ心からの「ありがとう。」を伝えました。そして、後輩たちには
「授業や行事、部活を通して共に学び、過ごすことができ、とても楽しかってです。ありがとうございました。これからも互いに協力し合いながら、充実した中学生活が遅れることを心から祈っています。」
と、言葉が贈られました。最後に
「私たちはこの3年間で学んだことを糧に、自分の目標に向かってまた新たな一歩を踏み出します。私たちを支えてくださった方々との出会いは、かけがえのないものです。お世話になったすべての方々に感謝し、別れの言葉といたします。」
と述べ、3名の卒業生は中学部を後にしました。
新しい扉を開けて歩み出す3名の卒業生の前途に、幸多きことを祈ります。
たくさんのお祝いのお言葉や
お花を賜りました皆様に
心より御礼申し上げます。
令和2年度 高等部卒業証書授与式
3月1日本校体育館にて卒業証書授与式が行われました。
新型コロナウイルス感染予防のため、来賓のご臨席はなく、祝辞もお手元の要項に代え、短時間で椅子の間隔を空け、マスク着用、換気・消毒の徹底、国歌、校歌、式歌の歌唱なしで行われました。普通科2名、保健理療科2名、専攻科理療科1名、それぞれの旅立ちとなりました。
「送ることば」より…(抜粋)
振り返ってみると2年前。この視覚支援学校に入学し、不安な気持ちを抱えていた私たちを温かく迎えてくれたのが皆さんでした。皆さんがつくる、明るく和やかな雰囲気を感じられたことで、これからの学校生活が楽しみに思えたことをよく覚えています。
個人の記録更新に全力を尽くした信夫ヶ丘陸上競技場での校内陸上記録会。自らの障がいと向き合い思いをぶつけた校内弁論大会。東北大会を完全勝利で勝ち進み、3年連続出場となった全国盲学校フロアバレーボール大会。私は骨折をして試合にはあまり出場できず応援が中心でしたが、先輩と入ったバラ風呂は良い思い出です。
そして期待を胸に迎えた今年度、新型コロナウイルスの影響で、例年通りにみんなで一緒に活動を行うことが難しくなってしまいましたが、そのような中でも様々なことがありました。手探りで始まったオンライン授業。声が遅れて聞こえたり、画面がフリーズしたり、四苦八苦しながらの勉強ではありましたが、それも今では良い思い出です。
初めての普通科集会では画面越しに校歌を熱唱しました。オンライン体育では筋トレを行い、コロナ太りを予防しました。理療科では初のオンライン模擬試験も行われ、受験への道のりの厳しさを知りました。
臨時休業が明け、久しぶりに皆さんと再会したときは、画面越しではなく同じ場所で一緒に過ごせる喜び、集まって活動できる楽しさを改めて実感することができました。
12月には聴覚支援学校福島校を会場に、全盲のクライマーを招き、ボルダリングを体験しました。「見えない壁だって超えられる」を合言葉に、クライミングウォールを登っていく先輩の姿は、まるで自分の中にある壁を登っていくかのようで、周囲からは熱い声援が湧きあがり、登り切った先輩の笑顔はとても印象的でした。
残念ながら、直前に中止になってしまった普通科のジョイントコンサートでは、本番さながらに体育館の空間を仕切り、本校生だけでお琴の音色を響かせました。多くの皆さんに聞いていただけなかったことが残念でなりません。
12月のイベントといえば理療科の一大イベント、臨床体験発表会も記憶に新しいです。
昨年度、私たちは先輩方のプレゼンテーション力に魅了され、発表内容に興味を持ち、今年度の取り組みにつながりました。今年度の発表を聞き、一人の患者を継続的に施術していくことの大切さを知るとともに、美容鍼の奥深さを知ることができました。
また、午後の新たな取り組み、シネメディケーションでは、先輩方はしっかりと下級生をリードし、引っ張ってくださいました。久々の普通科の皆さんとの活動となり、その発表力や表現力にただただ驚かされました。
視覚支援学校は少人数ではありますが、個性的で魅力溢れる先輩方のリードで、私たちの学校生活は本当に充実していました。
結びに、皆さんの人生の時間を刻む針が幸せな音を奏で続けることを願い、送る言葉と致します。
「別れのことば」より…(抜粋)
振り返ればあっという間の学校生活でした。今、私の頭に浮かんでくるのは、個性豊かな先生方との授業風景や皆の誕生日をお祝いしたクラッカーの音、給食の調理員さんたちの「またね~」の声、予診室で温かく見守ってくれている実習助手の先生方の笑顔です。私たちを支えてくれたすべての方々と明日から会えなくなると思うと胸がいっぱいになります。
私たち卒業生のテーマソング、『星影のエール』という歌にこんな歌詞があります。「星の見えない日々を越えるたびに、互い照らすその意味を知るのでしょう。」
これは、「辛い日や悲しい日を乗り越えるたびに、周りの人の大切さを知る」という意味だと思います。また、「互いを照らす」という歌詞には、誰かに支えられるだけではなく「自分が誰かを支える」という意味も込められているのではないでしょうか。
障がいがあることは決して楽なことではありません。それでも私たちは、視覚障がいがあったことで、この視覚支援学校で先生方や仲間と出会い、互いに支えあうこと、自分も人の支えになれる存在であることを知りました。
先生のご指導と、在校生の皆さんそして暖かく見守ってくれた家族、多くの方々の「エール」に支えられ、本日、こうして卒業の日を迎えることができました。私たちを支え導いてくださったすべての方に心よりお礼を申し上げます。
これまで学んだことを糧に、これから先、私たち卒業生一人一人が誰かを支えることのできる「エール」になれるようこれからも励んでいきます。
最後になりましたが、皆様方のご健康と福島県立視覚支援学校の更なる発展を願い、別れの言葉といたします。
卒業おめでとう!! 君にエールを!!
「オリンピック・パラリンピック教育推進」
令和3年2月8日(月)に東京2020パラリンピック聖火リレートーチが、聴覚支援学校福島校に展示されたため、体育の時間に見学に行きました。視覚障がいがある生徒にとって、展示されたものを見ただけでは理解することが難しいことから、手袋をしながら触れさせていただき、大変理解しやすかったです。実際の形や重さ、質感などを言葉での説明と手で確かめていくことで、炎を絶やさずに聖火台までトーチリレーでつなげていくことが分かりました。また、本校高等部には聖火ランナーとして参加予定している生徒がおり、初めて手にする桜をモチーフにした本物のトーチを掲げ、笑顔を見せながらも使命感を高めていました。また、トーチには、パラリンピックの4つの価値「勇気、強い意志、インスピレーション、公平」が点字で刻印されており、全盲の生徒が点字を読み上げ、他の生徒や教師に伝えてくれました。
貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
普通科交流学習「第8回♪クリスマスジョイントコンサート♪」
12月21日(月)、5・6校時目に、普通科の交流学習、『幻のクリスマスジョイントコンサート』を行いました。
普通科では、福島高校・橘高校の合唱部との交流学習を行っており、クリスマスジョイントコンサートは8回目になります。
コロナ禍の中、感染拡大防止の対策を検討しながら、実施に向けて計画、練習を続けてきましたが、直前に福島市内の感染が急増し、残念ながら本校体育館での交流は中止となってしまいました。
しかし、生徒からは、「何らかの形で、交流を続けたい」「練習してきた箏演奏を発表したい」という意見が出されたことを受けて、校内で実施することにしました。ということで、今回は『幻の…♪クリスマスジョイントコンサート♪』です。
「箏演奏『春を呼ぶ二つのソネット』
感染対策の一つとして、体育館フロアに仕切りを設置しましたが、ビニールのシートに雪の飾りなどで装飾し、コンサートの雰囲気を盛り上げました。メインは箏演奏『春を呼ぶ二つのソネット』です。鳥の声をイメージした即興演奏から始まり、早春から躍動的な春へ向けての高揚感を、心を込めて演奏しました。
参加者全員での「あわてんぼうのサンタクロース」、恒例の全体合唱「群青」※1とコンサートは大変充実感のある時間となりました。
「来年は合唱部の皆さんをお待ちしています!」
実施後、参加した皆さんからの感想や感染対策についてまとめ、コンサートのダイジェスト版を両校合唱部へ届けることで、今年度の活動のまとめとしました。
「練習の成果を見てもらえてうれしかった」、「先輩方がつないできた交流活動を大切にしたい」、3年生からは「『群青』の合唱は美しいのでこれからも続けていってほしい」など、生徒の感想が印象的でした。
音楽を通した同世代との貴重な交流会の継続につなげていきたいと思います。
※1「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
本校高等部卒業証書授与式 式歌でもある曲です。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「風邪を予防する料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、13点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「寒さに負けないぽかぽか料理」
サフランライスカレー ごぼうのポタージュ (海藻サラダ)
花豆の黒糖ウーロン茶煮 かぼちゃプリン
黄色い鮮やかな彩りのサフランライスとカレーの組み合わせが食欲を増し、風邪に負けずに元気に過ごせそうなアイディアの献立でした。
「いつものカレーよりもりもり食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“しょうが入りスープ”や“ゆずゼリー”なども給食に取り入れていただきました。
令和2年度 臨床体験発表会
12月23日(水)に新型コロナウィルス感染症拡大防止対策の中、新たな企画での臨床体験発表会が行われました。
午前中は生徒の研究発表と理療科職員を囲んでのシンポジウムでした。今年も様々なテーマで発表が行われ、さらに先行研究を踏まえており、大変興味深い内容でした。
【午前の部① 研究発表の様子】
後半は理療科としての豊富な経験と人生の先輩でもある3名の先生方を講師に迎えて、生徒が興味関心のあるテーマについて率直にお答えいただきました。普段聞くことのできないお話に、参加者全員が共感しながら聞き入っていました。
【午前の部➁ シンポジウムの様子】
午後の部は、シネメデュケーションという教育指導法を用いて、生徒同士で映画の登場人物の立場や違った視点での意見を交換・共有しながら、理療師としての役割について考えさせる機会となりました。理療科への進学を希望している普通科生も交えて皆が熱心に取り組み、大いに盛り上がりました。
【午後の部 シネメデュケーションの様子】
【研究発表テーマ】
(1) 保健理療科2年・専攻科理療科1・2年
フェイスマッサージによる美顔づくり ~美は永遠(とわ)に~
(2) 専攻科1・2年
刺激の違いが筋疲労の回復に及ぶ影響について
(3) 保理科3年
ランダム化比較試験による五臓スコア・筋硬度と要穴の信頼性・妥当性
(4) 専攻科理療科3年
美容鍼を用いた鍼の効果
令和2年度 社会奉仕活動
生徒会厚生局の取り組みの一つとして、高等部普通科生徒が社会奉仕活動に取り組みました。
今年はコロナ禍の状況にもあるため、花苗を植えたり校地内の清掃を行ったりしました。
●11月10日(火)5校時
中庭の落ち葉をバケツに入れて運びました。 「きれいになって嬉しい!」
●15:05~15:25
プランターへパンジーの苗を植えて、正面玄関前に並べました。
「春先まできれいな花が咲きますように。」
北校舎の後ろにある椿の落ち葉を拾いました。
「来年は、ぜひ学校周辺の歩道や公園のごみ拾いをしたいです。」
高等部後期進路週間
高等部では、11月16日(月)から11月27日(金)まで後期進路週間を実施しました。
生徒一人一人の進路目標に応じて、進学のための模擬試験や職場見学としての治療院見学、現場実習および校内実習を行いました。
また、理療科生徒と合同で外部講師による職業講話を実施し、就職活動の心構えとしてビジネスマナーの重要性について学びました。
12月2日(水)には普通科合同で進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容やその反省、進路希望を実現するための手立てを一人一人発表し、自己理解を深めることができました。
本校高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力をいただき、ありがとうございました。
現場実習 |
職業講話「就職活動の心構え」 ~ビジネスマナーの重要性~ |
「名刺交換」 |
〇 進 路 週 間 事 後 学 習
令和2年度 職場体験 ~中学部~
中学部2年1組2名は、11月20日(金)に、ペッツ・マム南福島店といちいフォーズマーケットにて、それぞれ職場体験をしてきました。ペッツ・マム南福島店では、小動物の餌やり、品出し、清掃作業などを体験してきました。いちいフォーズマーケットでは、レジ体験、寿司つくり、POP書きなどを体験してきました。慣れない場所や人と一緒に仕事をする難しさを感じましたが、店員さんからの優しい声かけが励みになり、最後まで取り組むことができました。今後の学校生活に役立ててほしいと思います。
●ペッツ・マム南福島店
「品出し体験」 商品の種類を確認して丁寧に並べます。 |
「餌やり体験」 決められた時間に行います。 フクロウには、うずらの肉をあげました。 |
●いちいフォーズマーケット
「レジ体験」 品物のかご入れの仕方も学びました。 |
「寿司つくり・パック詰め体験」 自分でつくった寿司を購入し、昼食でいただきました。 |
令和2年度 中学部 後期進路週間 ~校内実習~
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が11月16日(月)から20日(金)の5日間、後期校内実習を行いました。
後期実習では、カレンダー製作における、紙すき、パルプ玉つくりを中心に作業を行いました。前期の反省で出た課題を後期に生かし、それぞれの個人目標に掲げ、その目標を意識しながら、継続して作業に取り組むことができました。
オリンピック・パラリンピック推進教育事業
今年度でオリンピック・パラリンピック教育推進事業推進校3年目となり、今年度は、令和2年12月4日(金)5・6校時に、パラクライミング世界選手権4連覇中の小林幸一郎氏を招いたボルダリング体験を実施しました。
会場は、視覚支援学校に隣接する聴覚支援学校福島校のプレールームです。小林幸一郎氏は、特定非営利活動法人モンキーマジック代表者でもあり、「見えない壁だって越えられる」をコンセプトに、視覚障がい者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを法人設立の目的にされています。また、「見える人はついつい右だ左だと、登り方を指示し登らせてあげたくなりますが、その答えを自分のやり方で考え見つけるのが、この遊びの面白さ」とお話されました。始まってみると、お話のとおり、初めて挑戦する児童生徒らは、ホールド(持ち手)やガイドテープ(青いテープに紐)、講師の御指導のもと、想像以上に力強く失敗を恐れずに活動しており、大変驚かされました。
児童生徒からは、「楽しかった」「後輩に教えたい」「またやりたい」などの感想があり、よりスポーツを楽しめる機会となりました。また、金メダルに触れる機会を設けていただき、児童生徒からは想像以上に「重い」「厚い」「ぴかぴかしてた」など、本物の魅力を感じられた感想も出されました。
校庭ができたよ!!
聴覚支援学校福島校の改築工事に伴い、視覚支援学校と聴覚支援学校福島校は、約4年という長期に渡り校庭がない状況が続いていました。
11月16日(月)に工事後の検査が無事に終了し、17日(火)から校庭が使用可能となりました。
本校の小学部児童は、さっそく校庭で体育の授業を行い、校庭の構成、遊具の場所や種類、利用の仕方などを確認しました。
18日(水)の昼休みには、両校の小学部児童が集まり、「走り初め」を行いました。本校の小学部児童は、ラインを目印にしながら広い校庭を思いきり走ることができ、満足感でいっぱいの表情が見られました。また、両校の児童全員で行った「だるまさんがころんだ」では、見えにくさがある児童と聴こえにくさのある児童が一緒に活動できるよう遊び方を工夫しながら、楽しく遊ぶことができました。
新型コロナウィルス感染予防のため、体を動かす機会が少なくなっている昨今ですが、今後は校庭を十分活用しながら、児童生徒の健康の保持増進と体力の向上に努めていきたいと思います。
校庭を全力で走りました!
校庭ができたよ。うれしいな。
令和3年度 福島県立視覚支援学校 高等部入学者選抜募集要項
むつミュージック2020♪
11月5日(木)に寄宿舎自治会行事の一つであるお楽しみ会が開催されました。今年は、『むつミュージック2020』というテーマのもと、3グループに分かれて音楽発表を行いました。
イントロクイズと、歌で盛り上げてくれた『ミュージック・ザ・はまもと』。 ピアノ好き3人組で息ぴったりの演奏を披露してくれた『Music By Sound』。お花を手に“世界に一つだけの花”で歌声を届けてくれた『笑顔の7人』。
各グループ何度も話し合いや練習を重ね、衣装や装飾にも工夫が見られました。みんなで発表をする機会に新鮮さを感じ、笑顔で会を終えることができました。学年や棟を越えて協力した経験を今後の舎生活に生かしてほしいと思います。
「点字ブロック理解推進キャンペーン」
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンでは、10月23日(金)に、保護者および小学部、中学部、高等部普通科生徒が学校周辺の商店や郵便局等へ、点字ブロックについてのメッセージが書かれたポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。
●PTA会長さん、校長先生より挨拶をしていただきました。 |
●雨の中での行事となりましたが、安全に気をつけながら学校周 辺の商店街へ向かって歩きました。 |
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●曾根田郵便局では、キャンペーン活動について取材を受け、点字ブロックの大切さを伝えました。
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●校長先生に見送られて 商店街へ出発しました。 「雨の中気をつけてね。」 |
●理容室の方が、すぐに店頭に出てきてくれたので、スムーズにお渡しすることができました。 |
●映画館の方からは、「ティッシュを配付して理解啓発に努めていきたいと思います。」と言っていただきました。 |
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●地域の役員としてもお世話になっている風呂店の方から、「点字ブロックは大切ですよね。」と声をかけていただきました。 |
●晴れている時には気づかなかった、傘をさしての歩行の仕方を学ぶことができました。 |
また高等部理療科の生徒は、治療室へ来院する患者さんへポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。生徒からは、「視覚障がい者がよりよく歩けるようになるとよい。」「これからも続けていけるとよい。」という意見が出されました。
地域の皆様には、点字ブロックキャンペーン活動へご協力をしていただきありがとうございました。これからも点字ブロックの大切さを理解していただき、本校児童生徒の歩行を見守ってくださるようお願いいたします。
ふくしま教育週間の取組み~学習成果の発表を行いました~
ふくしま教育週間学校公開の取組みの一つとして、10月31日(土)に各学部の学習成果の発表を行いました。今年度はコロナウィルス感染予防のため、それぞれの発表場所や時間を分けて実施しました。
〇小学部
「自立活動や体育の学習発表」
「1.発表タイム」「2.チームで遊ぼう~投げ遊び~」「3.チームで遊ぼう~蹴り遊び」の3部構成で発表しました。
「1.発表タイム」では、3名の児童が一人ずつアスレチックや縄跳びなどに挑戦。また、友達の演技を紹介するアナウンスも児童が行い、運動だけでなく「読むこと」に関しても学習の成果を発表することができました。一人一人の演技がおわるたびに、参観者の皆さんから大きな拍手が寄せられました。
続いての「チームで遊ぼう」では、保護者の皆さんにも参加していただき、ボールを使ったゲームを行いました。今年度は春に予定していた運動会が中止となったこともあり、体を動かすことをみんなが笑顔で楽しむことができるよい機会となりました。
〇中学部
中学部は三部に分けて発表しました。一部は1組の生徒3名が弁論を行いました。それぞれ「普通ってなんだろう」、「命には厳しく」、「私の夢は…」のテーマで発表しました。二部は2組の生徒4名が「職業・家庭」の授業から、「紙すき」の作業に取り組む様子や作業の中でそれぞれが大切に考えていることを、せりふ劇形式で発表しました。三部は7名全員で「風をみつけて」の合唱を発表しました。
〇高等部 普通科
高等部普通科の生徒3名の「学習成果の発表会」は解剖室で行われました。パワーポイントや動画を使用し、1年1組は歩行やPC操作など自立に向けた練習に関する発表、3年1組は進路実現に向けて自分の学習や成績などについて分析したことの発表をしたりしました。3年2組では普段の学習において積極的に活動に取り組んでいる様子のビデオアルバムなど、それぞれが工夫をして発表をしました。
〇高等部 本科保健理療科・専攻科理療科
来校した方々に、理療科を知ってもらおうと、生徒の年齢構成や学習内容といった特徴を中心に紹介しました。
後半では、ツボを使ったセルフマッサージの方法の紹介とマッサージ体験をとおして、学習の成果を「見て・聞いて・感じて」いただきました。
第2回 避難訓練
10月21日(水)、第2回避難訓練を実施しました。今回は視覚支援学校教室からの火災発生を想定した訓練でした。
第1回訓練に引き続き、校庭工事に伴い、避難場所として校庭が使用できず、校庭北側の駐車場を臨時避難場所として訓練を実施しました。
視覚支援、聴覚支援、寄宿舎と3ルートの経路に分かれて避難を行うなど、第1回目の訓練ともかなり異なった内容ではありましたが、各部署とも機転を利かせながら円滑な避難を行うことができました。
また、避難後は水消火器による消火訓練を行いました。日頃消火器を扱うことのない各学部の児童生徒は真剣に消火訓練に臨みました。
次年度は本来の避難場所での訓練が実施できるため、今年度の訓練での反省事項を活かした訓練を実施したいと考えます。
中学部修学旅行を実施しました!
10月8日(木)に中学部修学旅行を実施しました。訪問場所は盛岡です。3年生の生徒3名が参加しました。
午前中は盛岡駅から車で10分くらいのところにある、「視覚障がい者のための手でみる博物館」を訪問し、見学しました。手でみる博物館は、ご自身も全盲であり、盛岡視覚支援学校で教員をされていた桜井政太郎先生によって創設されました。この博物館では、すべての展示物を触って確かめることができます。現在の館長である、川又さんの説明を聞きながら、リアルに再現された昆虫の模型や動物の標本等、日常生活ではなかなか触れることができない物をたくさん触察することができました。実物を触ることで、生徒たちはこれまで学んだ知識の理解をさらに深め、新たな発見をすることができました。今後の学習の発展につながる貴重な経験となりました。
手でみる博物館の見学を終えた後、温泉で有名な繋(つなぎ)方面へ移動し、冷麺と焼き肉の専門店で昼食をとりました。出発の時間が早かったので、移動中からすでに生徒たちの頭は注文した焼肉定食でいっぱいでした。生徒たちは焼き立てのお肉でご飯も進み、お腹いっぱい食べて大満足でした。
午後は昼食会場から程近くの盛岡手づくり村へ。手づくり村では、職人さんに教わりながら、盛岡特産の織物であるホームスパンや伝統工芸品のチャグチャグ馬コを作る体験をしました。ゆったりとした時間の中で、職人さんと会話を楽しみながらものづくりを体験することができました。完成品は当日持ち帰ることができ、思い出に残るお土産となりました。体験後はおみやげ館で時間をかけて、家族や友達へのお土産選びを楽しみました。帰る前には、敷地内にある南部曲り家にも立ち寄り、昔使われていた農機具等も見学できました。
当初の予定を変更し、日帰りでの実施となりましたが、生徒たちにとって楽しく、とても充実した旅行となりました。
令和3年度 高等部生徒会役員選挙 立会演説会
10月1日(木)、令和3年度高等部生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。厳粛な雰囲気の中、選挙管理委員長と校長先生のあいさつがあり、その後、庶務・副会長・会長に立候補した3名とそれぞれの応援者の演説が行われました。一人一人の個性溢れる名演説に会場全体が終始聞き入っていました。
今回の選挙は、各役職に1名のみの立候補であったため、信任投票となりましたが、高等部生全員が一票の重さを実感し、緊張感をもって、投票箱に清き一票を投じていました。
選挙管理委員会、立候補者、応援者の皆さん企画・運営お疲れさまでした!
令和2年度 前期終業式・後期始業式
9月30日(水)に令和2年度前期終業式・後期始業式が体育館で行われました。ソーシャルディスタンスを保ちながら、久しぶりに小・中・高等部全員集合しました。
式に先立ち、8月に行われた特別支援学校作業技能大会の表彰式が行われました。(PCデータ入力部門)
新しい生活様式の下、半年が過ぎ、前期と後期の節目、校長先生のお話に相槌を打つ声が聞こえました。また、校歌も歌 うことができ大満足の児童・生徒たちでした。
第81回校内文字能力テストが行われました
漢字、点字の読み書き能力向上を目指して、校内文字能力テストが行われました。
【実施日】
9/24 中学部、高等部普通科、
9/29 小学部、
9/30 保健理療科1年
漢字は読み書き別認定となり、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指しています。
見やすい環境にするため、拡大読書器や斜面机を使用する児童・生徒もみられました。
点字は、点字盤やパーキンスタイプライターを使用し、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。
高等部普通科では、テスト終了後に「点字付きかるた」で百人一首をしました。
「点字つきかるた」は黒白反転で、弱視の人とも対戦できます。点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。
自分で置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の位置を覚えるのが大変です。台にはめこむタイプ、マグネット式で相手陣のかるたをとったら自分の札を相手に送るなど、本格的に楽しみました。
PTA視察研修
9月25日(金)に、PTA視察研修が実施されました。参加者は保護者5名、教員5名の合計10名でした。今年度は梁川にある「有限会社すずらん工房」(就労継続支援A型と就労移行支援との多機能型通所施設)を見学しました。
広い施設内はスペースをパーテーションで作業ごとに区切ってあり、利用者さんが1人1つの机で利用者さんが集中して作業に取り組む姿が印象的でした。また、すずらん工房さんのこれまでの取り組みや方針など貴重なお話も聞けて、施設の利用方法や進路について考えるための機会となりました。また、新型コロナウイルス感染症対策がとられていました「カフェすずらん」では、食事も大変おいしく、参加された会員の皆様との親睦も深まる有意義な研修となりました。
小学部の遠足がおこなわれました。
小学部の遠足がおこなわれました。
9月11日に、小学部の1年生があづま総合運動公園のサイクルスポーツ広場に遠足に行きました。前日までは、天候が心配されましたが、当日はちょうどいい曇り空。途中からは晴れ間も見られ、予定された日程を実施することができました。
じてんしゃのこと
じてんしゃに のりました。さいしょは、くるまみたいな じてんしゃに のりました。2つめは、きいろの ふたりのりの じてんしゃに のりました。 さいごに ピンクと あおの じてんしゃに 4にんで のりました。 じてんしゃは かぜが きもちよかったです。 とんねるが あって たのしかったです。 |
|
そりすべりの こと せんせいと あかい そりに のって すべった。ひとりでも すべった。 びゅーんって すべった。
おべんとうの こと おべんとうを あけた。 おにぎり 2こ あって 1こ たべた。 たまごやき ウインナー たべた。 |
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バッテリーカーの こと
せんせいに どんな バッテリーカーが あるか おはなしを きいた。 のりたい バッテリーカーを 2だい えらんで のった。 おとが なって たのしかった。 |
小学部宿泊学習を実施しました
9月10日(木)、11日(金)に、小学部宿泊学習を実施しました。5年生1名が参加し、担任と本校寄宿舎に宿泊しました。1日目の夜は、体育館で「ツリーフェスタ」を行い、ライトアップされたツリーの幻想的な光の中、光の巫女に扮して光の儀式に参加しました。光の神より「正しい光」「あたたかな光」「友情の光」「思いやりの光」をいただき、心に誓いをたてました。その後は、たくさんの先生方と一緒に、レクリエーションを楽しみました。本気になってゲームに取り組んだり、楽しく踊ったりして、思い出に残る夜となりました。
2日目は、地域の自然と文化財に触れる学習として、信夫山に登りました。樹林帯特有の涼しさや、樹木、葉の多様性を感じながら、目的地の「薬王寺の鐘」を目指しました。約2時間かけてたどり着いたゴールでは、最高の笑顔を見せてくれました。薬王寺では、山中に大きな鐘の音を響かせながら、3つのお願いをしてきました。一つ「コロナウイルスがなくなりますように」、二つ「晴れますように」(この日の天気予報は雨)、三つ「地球温暖化が止まりますように」。心温まるすばらしい願いは、いつの日かきっと叶うと信じています!(二つ目の願いはしっかり叶って、天気予報を覆す晴天の中、信夫山を後にし学校に戻ってきました。)充実した二日間を過ごし、また一つ、立派に成長することができた宿泊学習でした。
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて「メッセージカード」ができました!
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて
「メッセージカード」ができました!
10月23日(金)の点字ブロック理解推進キャンペーンに向け、生徒会で募集した「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」を活用して、4種類のメッセージカードができあがりました。
点字ブロックをふさがないで。 私たちの道しるべ。みんなの安全のために。 <点字ブロックの上に物を置かないでね。> |
私たちの通る道、点字ブロックを ふさがないでください。 <点字ブロックの上に立ち止まらないでね> |
これが私の歩く道。 点字ブロックは 視覚障がい者の 大切な目印になります。 <点字ブロックの上に自転車を止めないでね> |
出来上がったメッセージカードを、生徒会役員中心に、廊下に掲示しました。
カードをコスモスのハートで囲んで掲示しました!
夏休み明けの8月24日PTA奉仕作業では、保護者の方々、校長先生、教頭先生で、メッセージカードをポケットティッシュに入れる作業を行い、配布準備完了です。
点字ブロック理解推進キャンペーンでは、学校周辺の商店の皆様へポケットティッシュやチラシを配り、点字ブロックの大切さや私たちの歩行について伝えていきます。
「デイサービスセンターとの交流」~高等部普通科~
本校高等部普通科では、地域との交流として、近隣にある「福島市中央デイサービスセンター」を訪問し、利用者の方々と一緒に歌を歌って談笑をしたり、ゲームを楽しんだりする活動を毎年行ってきました。
今年度は新型コロナウイルス感染症予防に対応した適切な交流学習のあり方について、生徒で話し合いをしました。その結果、利用者の方々へ手紙を書いて、生徒の作品とともに届ける形をとることになりました。
生徒が墨字、点字の手紙をそれぞれ書き、季節の作品を添えて、8月2日に中央デイサービスセンターの所長様へお届けしました。
来年度は利用者の方々にお会いして、楽しい交流ができることを願っています。
今年度の交流学習についての話し合い |
デイサービスセンターへお届けした手紙と作品 |
令和2年度 夏休み明け全校放送
8月24日(月)8時40分より、夏休み明けの全校集会が放送で行われました。
校長先生から、「例年よりは短かかった夏休み、コロナ禍により、いつものようには出かけられなかった夏休みは、長かったでしょうか? それとも短く感じたでしょうか? 秋に向けた再スタートです。勉強の秋、読書の秋、スポーツの秋…など、自分の「〇〇の秋」をみつけてください。」というお話がありました。
なお、同時に、保護者による奉仕作業(点字ブロック啓発キャンペーンのポケットティッシュ準備と窓ふき)が行われました。
「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」募集!
点字ブロック理解推進キャンペーンにむけて
「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」募集!
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンは10月23日(金)です。
生徒会では、キャンペーンに合わせて「点字ブロックの大切さを伝えるメッセージ」を募集しました。
7月にお昼の放送での呼びかけやメッセージ募集チラシの配付を行ったところ、全校児童生徒よりたくさんの応募がありました。集まったメッセージは、2か所の廊下掲示板へ掲示しました。
このキャンペーンを通して、日頃私たちが使っている点字ブロックについて、私たち自身が意識していくとともに、地域の方々に理解してもらえるようになることを願っています。
令和2年度 夏休み前の全校集会(放送)
7月31日(金)13時20分より、夏休み前の全校集会が放送で行われました。
夏休みの過ごし方についての校長先生のお話を各教室で聞き、校歌のCDを聴く生徒、マスクをしたまま、ソーシャルディスタンスをとり同じ方向を向いて口ずさむ生徒とそれぞれでした。
生徒会長からは、10月23日に行われる点字ブロック理解啓発キャンペーンのために生徒から募集したキャッチコピーのお礼と紹介がありました。
「点字ブロックの上に物や自転車を置かないでください」
「点字ブロックは視覚障がい者にとって大切な手掛かりです」
「これが私の歩く道」
中学部、高等部普通科では、網戸洗いや窓ふきをしたクラスもありました。
静岡県立沼津視覚特別支援学校中学部との交流 ~中学部~
7月17日(金)に、毎年継続して行っている沼津視覚特別支援学校中学部(以下沼津視覚)の皆さんとの今年度第1回目の交流を、web会議ツールを使って実施しました。
今回は、沼津視覚の生徒の皆さんが企画と全体進行を担当しました。本校の生徒たちは、昨年度2月以来の再会を楽しみに役割分担を話し合うなど準備をして当日を迎えました。
自己紹介、お互いの近況報告、質問コーナー、久々の交流でしたが生徒たちからは「去年よりもよく話せた。」、「楽しかった。」などの感想が聞かれ、次回の交流に期待を膨らませていました。
第2回命と心の健康教室を行いました。
7月13日(月)に中学部、高等部生徒を対象に、第2回の命と心の健康教室を実施しました。
命と心の健康教室は、年3回SNS、性に関する指導、薬物乱用防止の内容で、実施しています。2回目は性に関する指導で、中学部・普通科と、理療科の2グループに分かれて行いました。
グループ1は中学部、普通科生徒5名のグループで、人との距離感をテーマに、2人組で距離感体験したあとに2班に分かれて人との距離の取り方で大切なことやこれから気を付けることについて話し合いました。
距離感体験中。45cm,1m、3mの3地点の点字ブロックで、感じ方をお互い確認中です。最後には、一番話しやすい距離も測定してみました。 45cm「近すぎる、気まずい」1m「ちょうどいい」3m「かえって話しかけにくい。顔が見えない」 |
体験の感想を振り返りながら、話し合い。 「距離感は人によって違うんだね。」 |
話し合いの結果を発表。 「お互いに安心できる距離感が大切。」 |
グループ2は理療科の成人生徒7名。事例をもとに、意見や自分の考えなどを発表し合い、異性とのかかわり方や適切な行動選択について学びました。
2グループとも、話し合いの中で、視覚に障がいがあることでの困り感や注意していくことなどについても確認することができました。この話し合いをきっかけに、自分も相手も大切にする意識を持って生活してほしいと思います。
弁論発表会(今年は校内だけよ!)を行いました
弁論発表会(今年は校内だけよ!)を行いました
7月2日(木)、6校時目に、普通科の弁論発表会を行いました。
本校では、校内弁論大会を「中学生から理療科生までの生徒が、自身の体験や思い、これからの生き方、今関心のある出来事などを文章にまとめて発表したり、視覚に障がいのある様々な年齢の人の考えをじっくり聞いたりすることができる大切な機会」と、位置付けています。毎年5月に実施、そこから東北弁論大会に出場する代表弁論を選んでいました。
今年度は、残念ながら東北、全国大会とも中止となってしまいましたが、普通科生がまとめた弁論の発表会を設け、中学部生徒や先生方の前で堂々と発表することができました。
○ゲスト弁論 専攻科3年
○「夢の扉」 普通科1年
○「私の進路」 普通科3年
普通科の入口に立った1年生とまとめの3年生二人の、夢や進路に関する考えを聞くことができました。また、進路選択肢の一つである理療科の先輩にゲスト発表をお願いし、これまで本校で学んできた自身の体験や考え方の変化などを聞くことができました。
発表後は教頭先生はじめ多くの先生方から感想や励ましの言葉をいただくことができ、和やかでとても充実した時間となりました。
寄宿舎行事「七夕」
今年も、色とりどりの七夕飾りを作り、笹の葉に飾りました。
今年の短冊は「コロナに負けない明るい未来になりますように」「みんなが元気に過ごせますように」と家族や仲間の健康を祈る願いが、たくさん飾られていました。
みんなの願いが届き、楽しい学校生活が送れますように。
小学部学部集会「七夕まつり」
小学部学部集会「七夕まつり」
7月7日は七夕ということで、6日の学部集会の中で「七夕まつり」をしました。
昔話「おりひめとひこぼし」では、「天の川」など見て確かめることができないことばを理解できるように、ペープサート(絵)をつかったり、分かりやすい言葉に置き換えて説明したりして読み聞かせました。
お話の後は、七夕飾りの飾り付けです。図工の授業で作った吹き流しなどの飾りや願い事の短冊を笹の葉に下げました。「点字をがんばりたい。」「仙台に行って、楽天の試合が見たい。」「新型あぶ急(阿武隈急行の新型車両)が見られますように。」など、児童それぞれが短冊に願いを託していました。みんなの願いが叶うといいですね。
小学部には、七夕の行事に触れるのが今回初めての児童もいました。季節の行事をはじめ今後も様々な体験的な活動を実施し、経験の拡充を図っていきたいと思います。
高等部「進路週間」事後学習
7月1日(水)に高等部進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容と反省、今後進路実現するための目標を、一人一人発表しました。
3年2組生徒は、校内実習で活動内容が分かり、自分から取り組めたこと、事業所での校外実習でスタッフの方と一緒に運動したり落ち着いて過ごしたりできたことを発表しました。
1年1組生徒は、理療科授業見学で模型を使っての内臓や神経のつくりを知り、講話を聞いて江戸時代から続くあん摩・はり師の職業について興味をもつようになったことを発表しました。
3年1組生徒は、理療科授業見学で予習をしてから授業へ臨むことの大切さを知り、講話では理療科の学習や国家試験、理療師の職業の厳しさを感じながらも、自分の進路希望に向けてあらたな気持ちで学習に取り組む意志を固めました。
進学へ向けて学習の仕方を教科ごとに検討し、コミュニケーション能力を高めるなどの目標を掲げることができました。
前期進路週間~中学部~
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が6月15日(月)から19日(金)の5日間、前期校内実習を行いました。
実習では、紙すき、アロマストーンの作業工程を教師と確認し、丁寧に製品を作ること、時間を守ること、「報告・連絡・相談」をすることなど、働くための意義や姿勢を学び、自分の課題を明確にすることができました。全員が無遅刻無欠席で実習をやり遂げることができ、最後は、生徒からの希望もあり、みんなで「一本締め」で実習を終えました。
前期進路週間~高等部普通科~
6月15日から2週間は、高等部普通科の進路週間でした。
この期間、普通科の3人はそれぞれの将来の生活のために、体験的な学習を行いました。
1年1組、3年1組の生徒は総合学習で「ライフプランニング」をテーマに、10年後の自分の生活を想像しながら、今の自分に必要なことは何かを調べ、インタビューやインターネット検索で情報を集め、それらをもとに自分で考えたことを実践してきました。また、自分が立てた目標を念頭に、理療科の授業体験に臨みました。
3年2組では、2日間の校外実習を二本松市の「みんなの翼」で実施しました。校外での実習も今年で3年目です。新しい実習場所でも指導員の方とすぐに打ち解け、元気に作業に取り組むことができました。
校内でも中学部の生徒と一緒に校内実習に取り組み、ミキサーでの紙の撹拌などに意欲的に取り組むことができました。
前期進路週間報告会を7月1日に実施しました。それぞれにとって充実した、前期進路週間になりました。
令和2年度 高等部生徒会 定期総会
6月24日(水)、令和2年度高等部生徒会定期総会が行われました。新型コロナ感染症対策のため、一部内容を短縮した実施でした。生徒会長や教頭先生のあいさつの後、張り詰めた緊張感の中で、本部・各局長・部長がそれぞれ今年度の事業計画や予算案を提案しました。
無事にすべての議案が承認され、総会が閉会した後は生徒同士で「お疲れさまでした。」と互いに労う言葉が交わされ、全員が安堵の表情を浮かべていました。定期総会の企画・運営に携わった皆さんお疲れさまでした!
「コロナに負けるな」川柳募集!
こんな時だから、生徒会が学校を盛り上げよう!企画
「コロナに負けるな」川柳募集!
5月の臨時休業中に、オンラインで生徒会役員の話し合いを行い、生徒会総会をはじめ、今年度の生徒会活動について意見を交わしました。
その中で、コロナウイルス感染拡大防止のため、フロアバレーボールや弁論、陸上等の各種大会の中止や、生徒会が企画する全校集会についても、体育館には集まらないで全校放送で実施することなどが知らされました。
全校集会では例年、新入生自己紹介や各種大会の壮行会を行っていましたが、大会が中止となり、企画も練り直ししなければならない事態となりました。
「こんな時だからこそ、みんなが元気の出る活動を、生徒会で企画しよう」
「全校の児童生徒が参加できる企画で、学校を盛り上げよう」
といった視点で、活発な話し合いが行われました。
その第1弾が『コロナに負けるな!川柳募集』です。
生徒会長が放送で呼びかけ、募集期間約1週間で、小学1年生から専攻科生、教員も含めて13作品の応募がありました。
集まった作品は、第2回全校朝の会の放送と、廊下の掲示板で紹介しました。
廊下の掲示は、本部役員以外の生徒も協力して行い、楽しく作業を行うことができました。全校放送では、紹介された小学部生は大喜びだったそうです。
~作品をいくつか紹介します~
「小学部」
● コロナにまけるな マスク てあらい うがい かんき
● コロナやだ マスク てあらい ぜったいね
● だい2はの コロナこわいな よぼうする
「中学部」
● 君のこと 大切だから 離れてる
● ウイルスも 手洗いうがいで こわくない
● 青空に 笑顔が咲いて 上を向く
「理療科の皆さんや先生」
● 思いたち 片付けしたら 終わらない
● オンライン 体育で兄に 叱られる
● 座学だけ 意外とできた オンライン
これからも、元気の出る活動を企画していきたいです。
第2回 全校朝の会
6月22日(月)、第2回目の全校朝の会は、新型コロナウイルス感染症防止のため、一斉放送で実施しました。
今回は、しゃくなげトピックスとして小・中・高等部で、今年度実施予定している児童・生徒会活動の内容の紹介と「コロナに負けるな!!」をテーマに川柳を募集し、集まった川柳を紹介しました。大変な時だからこそ前向きになれる素敵な川柳がたくさん集まりました。
第1回避難訓練
6月16日(火)、第1回避難訓練を実施しました。今回は地震による校舎損壊を想定した訓練でした。聴覚支援学校福島校の改築工事の影響で、本来の避難場所である校庭が使用できないため、校地内駐車場への仮避難に続いて近隣の公園への2次避難という2段階の避難と人員確認を行いました。例年の訓練とはかなり異なる訓練の流れで、避難する児童生徒も点呼する教職員も少し戸惑う場面もありましたが、臨機応変に対応するという意味では有意義な訓練となりました。
夏の日差しが照りつける中での避難訓練でしたが、今回の訓練での反省点や課題を次回の訓練に、さらにはいつ何時起こるかもしれない災害時の避難に活かしていければと考えます。
高等部理療科 オンライン学習をスタート!
新型コロナウイルスによる学校休業が続いていますが、理療科ではあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家試験合格を目指す理療科の学習保障を目的に、3年生から順次オンライン学習をスタートさせました。オンラインの課題はもちろんありますが、何より生徒の様子を確認できることや生徒の生活リズムを整えることに一役買っていると感じています。
高等部普通科オンラインスタートです!
学校の休業中も学習の機会を確保するために、オンラインで各家庭とつなぎました。
今日は初の「普通科集会」です。入学式以来の校歌を歌い。教師も生徒も近況を報告しあい、来週から始まる授業の日程や各先生からの連絡事項を伝えました。
オンラインでみんながつながりました!
「台湾からのマスク支援」ありがとうございました!
「台湾からのマスク支援」ありがとうございました!
4月27日に、台湾からマスクの支援として900枚のマスクが本校に届きました。ご支援に心から感謝申し上げます。大切に使わせていただきます。
令和2年度 入学式
4月8日 10時半より本校体育館にて入学式が行われました。
中庭の桜も満開、小学部2名、高等部普通科1名、本科保健理療科1名、専攻科理療科3名がそれぞれの希望を胸に新しい学校生活に踏み出しました。
新型コロナウイルス感染予防のため、来賓の減、文面でのお祝いの言葉、国歌・校歌は歌詞付きのCDを聴きました。また、椅子の間隔を空け、全員マスクを着用、換気を良くして時間短縮で臨みました。
誓いのことばは普通科1年の小山田さんが「…学ぶことのできる『今』に感謝し、…初心を忘れず、助け合い、励ましあいながら学業に専念することを誓います」とさわやかに述べました。
高等部卒業式
令和2年3月2日本校体育館にて 県教育委員会 委員 蜂須賀禮子様、ご臨席のもと 令和元年度卒業証書授与式が行われました。
普通科2名、専攻科理療科1名が巣立ちました。
【答辞より】
『…私が専攻科へ入学したのは、50歳でした。網膜色素変性症に負けて、仕事を失っていた私は、「もう負けられない、負けたくない。」と思って入学しました。
「あん摩なんか揉めばいい」、と思っていたら、実技で指が痛くてくじけてしまい、「また負けるのか、それは嫌だ。」と奮起したことを思い出します。なんでもそうですが、「どの道も王道なし」を実感した5月でした。
そして普通科生や中学部生に交じっての部活動。体力の差は感じながらも、根性では絶対に負けていないと思ってやっていました。やるからには当然、勝負は勝つ!と思って臨んだフロアバレーボールの全国大会。東北大会で負け知らずだった私は、負けることの悔しさと、全国の厳しさを思い知らされました。人生負けることも必要ですが、それからどう立ち上がるかが肝心だと、部活から学びました。
若い在校生のみなさんの高校生活は、長い人生の中でたった3年かもしれませんが、社会を経験し、この年齢で入学してきた私にとっての3年間は、本当に貴重な時間でした。
卒業し、一歩社会に出れば、患者さんからお金をいただいて勉強させていただくことになります。皆さんには今の学生生活を当たり前と思わず、感謝の気持ちを忘れずに、一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。
在校生のみなさん、平成から令和に変わっても、視覚支援学校の歴史と伝統を引き継ぎ、これからも勉強にスポーツに励み、自分を高めていってください。
そして巣立つことができる今。いつも私たちのそばで温かく見守り、支えてくださった先生方、家族、寄宿舎の先生方、みなさまのおかげです。
本当にありがとうございました。…』
今年度は、県教育委員会の方針を受け、新型コロナウィルス感染予防対策として、参加者全員のマスク着用や来賓の方々の参加の制限、小中学部の児童生徒を参加させない、席と席の間隔を広くとる等の対応をしました。例年より少ない人数での卒業式でしたが、式歌「群青」では、人数を感じさせない感動的な歌声が体育館に広がりました。心温まる素晴らしい卒業式となりました。
ふくしまっ子元気大賞受賞!!~小学部~
小学部業間体育の取組「マッスル・トレイン」が
ふくしまっ子元気大賞受賞!!
小学部の業間体育の取組「マッスル・トレイン」が、福島県教育委員会が主催する令和元年度 ふくしまっ子体力向上プロジェクト事業の「ふくしまっ子元気大賞」を受賞しました。
「ふくしまっ子元気大賞」は、体力の向上に向けて特色のある取組をしている学校を表彰するもので、県全体から10校が受賞し、本校小学部もその1校に選ばれました。特別支援学校からは唯一の受賞です。
小学部の取組は、児童1名と少人数の制約を解消するために聴覚支援学校福島校との合同体育や業間体育で互いに競い合う場を設けたり、走った距離を児童が好きなあぶくま急行の走行距離に換算し、巨大ポスターに成果を表して評価したりなど様々な指導の工夫をし、児童が楽しみながら主体的に運動に取り組んでいる点が評価されたようです。2月18日(火)には表彰式が行われ、須田校長が鈴木淳一教育長より賞状をいただいてきました。
走った距離をあぶくま急行の走行距離に換算して表した巨大ポスター |
毎日の積み重ねが、大賞につながりました |
児童は今日も、そしてこれからも走り続けます。がんばれ!マッスル・トレイン!
寄宿舎 むつまじ会「送別会」
2月27日(木)にこの3月に学校を卒業する仲間との送別会を行いました。
全員で過ごす残り少ない時間を楽しい思い出に残そうと子どもたちは色々な案を出し合い、新型ウイルス対策を取りながら作り上げた時間でした。
金澤翔子美術館主催 第8回書き初め展入賞
一般財団法人 金澤翔子美術館主催 第8回書き初め展入賞
普通科3年片寄果音さんの作品『かのん』が、「アール・ブリュット賞」に入賞し、2月16日(日)いわき市遠野町にある金澤翔子美術館にて、表彰式に出席しました。
「アール・ブリュット賞」とは、加工されていない生(き)の芸術、伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術に贈られる賞とのことです。
金澤翔子さんは「書」を通じて全国の皆様に元気を届けている、ダウン症の女流書家です。本展は、日本の伝統文化「書」に親しみ、書く楽しさや元気な心をはぐくむことを目的に開催されています。震災の年からはじまって今年で8回目となるそうです。
館長であり、翔子さんの母である金澤泰子さんから賞状が、翔子さん本人から記念品が、受賞者一人一人に手渡されました。
表彰式後、翔子さんの席上揮毫とダンスパフォーマンスがありました。
書き上げたばかりの『感動』の大文字の前で、衣装を着替えてマイケルジャクソンのパフォーマンスに、会場は盛り上がりました。
紙の下に手本を置いて、線を意識して書きました。 2日目、3枚書いた後に「もう1回」「やる!」と自分で決めて筆を持ち、書いた1枚です。 先生と一緒に筆を持ちますが、特にこの1枚は自分で強く筆を運び、「よこ~。」「した~。」「ぐるん。」と言いながら一気に書きあげました。 果音さんの強い思いが、翔子さんや審査員の心に伝わり、今回の入賞につながったのではないかと思います。 |
寄宿舎「節分」
「鬼は外! 福は内!」威勢のよい掛け声と共に、豆をまく舎生たち。
「痛い!助けて!」逃げ回る赤鬼と青鬼の姿・・!!
2月3日の節分の日に、豆まきが行われました。今年は各棟リーダー二人が、裃(肩衣)をつけて各居室を回りました。節分は冬の終わりの日で、翌日から新しい季節が始まる区切りとなります。「邪気や悪いものを落として、たくさんの幸運を呼び込めますように・・!」と願いをこめて、寄宿舎に春を迎える豆まきを楽しみました。
後期文字能力テスト
1月30日(木)6校時に校内において、第80回文字能力テストが行われました。今回で40年続いたことになります。
墨字(印刷文字)の部は、小中高校生が、それぞれ前回の級より上の級を目指して、読み・書き別認定で取り組みました。
点字の部は、東北・全国点字競技会に準じて、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。
小学1年生から点字を使用しているベテランの生徒は点字盤で、高等部から点字併用の生徒はパーキンスタイプライターで臨みました。
競技終了後の時間で、恒例の「点字つきかるた」に挑戦!
今回は、「怪傑ゾロリのおやじギャグかるた」10枚。「相対札」という、両方から点字が触読できるものでウォーミングアップ。
は 「はやくトイレにいっといれ」
ふ 「ふとんがおならで吹っ飛んだ」
ほ 「歩道でひらめきなるほどー」
…
笑っていたら、取られてしまうのです。
その後に、点字付き・拡大文字付白黒反転の百人一首のかるたとりです。今回は新種のマグネット台で挑戦です。京都ライトハウス製の札に、反対側から触読できるよう上の句の決まり字を貼り、裏にはマグネットを貼り付けました。
相手陣の札をとったら、そこへ自陣の札を一枚送るという、競技かるたにより近い形です。自陣の札が早くなくなった方が勝ち。
中学部3年生と高等部普通科3年生の対戦は、互角で、盛り上がりました。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「冬の食材を使った料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、11点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞とアイディア賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「ぽかぽか体があったまる料理」
牡蠣ご飯 さつま汁 豚ねぎ炒め ポテトフライ フルーツケーキ
家庭科で学習した栄養のバランスがしっかりと考えられている献立でした。
「牡蠣を初めて食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
【アイディア賞】「幸せと栄養たっぷりランチ」
いかえびピラフ かぶのポタージュクルトン添え
リンゴとヤーコンの天ぷら 山芋の明太マヨ和え みかん
冬の食材の組み合わせを工夫し、調理のバランスや健康を考えた献立でした。
「歯ごたえや食感が良かった」「具だくさんでおいしかった」と好評でした。
福島県知事・教育長表敬訪問
1月14日火曜日、保健理療科1年常松桜さんが、10月に開催された第88回全国盲学校弁論大会優勝を報告するために、福島県知事と教育長を表敬訪問しました。
厳粛な雰囲気でいつも以上に緊張していた常松さんでしたが、懇談が始まると、知事も教育長もとても気さくにお話してくださり、時に笑いが起こるような和やかな雰囲気で優勝報告をすることができました。
「内堀知事と記念撮影」
「知事と会談する様子」
「鈴木教育長と握手」
冬季休業前全校集会
12月24日、冬休み前の全校集会が解剖室にて開かれました。
校長先生からは、井上靖の「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」という言葉が紹介され、夢や希望を目標に変えて新年も充実したものにするようにという話がありました。
生徒指導部からは二つの話がありました。スマホ6箇条「あとがこわい」についての確認と、雪道の安全歩行について、点字ブロック上の雪の滑りやすさを小中学部の児童・生徒たちの希望者が実物を用いて体験しました。
なお、全校集会に先立ち、弁論・作文・絵画・スポーツ・点字協議会各種表彰と、ダイハツまつかわ社長の菅野様よりフロアバレーボール用ボール12個の寄贈がありました。
令和元年度 臨床体験発表会
12月20日(金)に理療科の臨床体験発表会が行われました。
午前の部は、生徒の研究発表となっており、例年2・3年生が発表していますが、今年は1年生も含め生徒全員が発表する、令和最初にふさわしい充実した、そして個性あふれる発表会となりました。
午後の部は、「筋膜リリースの基礎」をテーマに、筑波技術大学の近藤先生よる実技講習会が行われました。患者さんの症状改善に、ぜひ臨床実習で取り入れたいと熱心に学ぶ生徒の姿が印象的でした。
【研究発表テーマ】
(1) 保健理療科1年・専攻科理療科1年
漢方薬はダイエットに効果があるのか?
~素朴なギモンからの東洋医学入門~
(2) 保健理療科2年
「睡眠の質」向上を目的とした不眠症の主治経穴刺激と副交感神経を刺激するセルフマッサージ施術の効果
(3) 専攻科理療科2年
顔面部における刺さない鍼の効果
(4) 専攻科理療科3年
耳鳴りに対する鍼通電療法の一症例
高等部普通科 第7回交流学習 クリスマスジョイントコンサート♪
12月18日(水)14:30から、高等部普通科と福島高校・橘高校合唱部の交流学習クリスマスジョイントコンサートを本校体育館で開きました。音楽を通じての交流会は福島高校との2校から始まり、今回で7回目を迎えます。今年は福島高校15名、橘高校21名が参加し、楽しい時間を過ごしました。
コンサート開始前、早めに到着した橘高校の皆さんと一緒に練習しました。
また、各校から進行を1名ずつ選出し、分担しながらコンサートを進めました。
1 視覚支援学校普通科
箏4重奏による「風の色」 作曲 水野利彦 編曲 視覚支援学校
S君は、音楽の授業で学習している箏の発表に挑戦しました。先生方と音を合わせて、8分の演奏をやりきることができました。
2 橘高校合唱部
①「We wish you a merry hristmas」 Tradishonal English
②「聖夜」 作詞 エゼフ・モール 作曲 F.グルーバー
③「あこがれの郵便馬車」 作詞 丘灯至夫 作曲 古関裕而
④「星に願いを」 作詞/作曲 L.ハーライン
3 福島高校合唱部
①「十字架上のキリストの最後の言葉」より
「第二の言葉」 作曲:千原英樹
②「あわてんぼうのサンタクロース」
作曲:小林亜星 編曲:松永ちづる
③「きよしこの夜" 讃美歌1-109番」 編曲:信長貴富
4 クリスマスソング交流
今回初めてムーブメント療法の布を使ってクリスマスソング交流の時間を設けました。
Kさんが布を配り、T君がくす玉を開く合図で音楽スタート♪
「あわてんぼうのサンタクロース」では4つの輪で、「サンタが街にやってきた」では大きな一つの輪になって、歌ったり鈴を鳴らしたりして盛り上がりました。
5 全体合唱「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
会場にいる参観者も含めて、全員で「群青」を合唱しました。体育館いっぱいに歌声が響き合い、一体感を感じました。
全体合唱での一体感のまま、2組生徒手作りの「ジョイントコンサート」看板やくす玉ツリーをバックに記念撮影をしました。
交流の記念に、2組作業学習で制作したリサイクル点字用紙のしおりを渡しました。
「楽しかった」「ありがとう」「またよろしく!」と自然なやりとりが印象的でした。
素敵な音楽の贈り物~小学部お楽しみ会~
12月17日(火)小学部お楽しみ会が行われました。毎年この時期になると、「音楽」という素敵なプレゼントを持って来校してくださるのは、グリーンパークトリオの皆さん。
平成24年度から続くご縁は、今年で8年目となりました。今回は聴覚支援学校福島校小学部の皆さんもお誘いしてのお楽しみ会ということで、手話等の支援としてお二人のボランティアの方も加わり、演奏や歌で児童生徒を楽しませてくださいました。
小学部児童は、音楽の授業で学習したリコーダーでグリーンパークトリオの皆さんと合奏し、一緒に演奏することの楽しさや音の広がりを体感することができました。
グリーンパークトリオ&ボランティアの皆さん |
みんなで踊った「パプリカ」ダンス |
「ゆかいな木きん」合奏 |
楽しい時間をありがとうございました |
視覚支援学校オリンピック・パラリンピック教育
12月3日(火)5・6校時に、視覚支援学校オリンピック・パラリンピック教育が行われました。
【目標】
本校の卒業生であるパラリンピアン及びパラリンピック候補選手と触れ合い、2020東京パラリンピックやスポーツへの興味関心を高める。また、視覚賞障がいをもつ憧れの先輩と一緒に活動することで、ボディーイメージを湧かせ、スポーツを楽しむ心の育成を図る。
【講師】
〇佐藤 智美さん 平成19年本校普通科卒業
(東邦銀行陸上部所属)
〇佐々木真菜さん 平成27年本校普通科卒業
(東邦銀行陸上部所属)
〇天下谷真弓さん
(東邦銀行陸上部コーチ)
【テーマ】
「もっと、もっと楽しみたい!ブラインドスポーツ!!」陸上競技編
【内容】 実技指導と質問コーナー
昨年度に引き続きの第2回視覚支援学校オリンピック・パラリンピック教育でした。講師も本校卒業生であったため、児童生徒は終始笑顔で活動に見通しをもち、スポーツに対する興味関心を高めることができました。また、講師である佐々木真菜さんは、11月にドバイ開催の世界パラ陸上競技で4位になり、東京パラリンピック陸上競技内定で、児童生徒に紹介すると大きな称賛があり、パラリンピックがより身近なものとなったと思います。児童生徒は、目の前での実演を見たり聞いたり感じたりすることや丁寧な実技指導により、速く走れるイメージを湧かせ、ワクワクしながら陸上競技を実施することができました。
福島市主催の第45回福祉作品展に出品しました
12月7日(土)~9日(月)3日間、福島市アクティブシニアセンターA・O・Z(アオウゼ)で開催された福祉作品展に小、中学部、高等部普通科、保健理療科の児童生徒の作品を出品しました。
本科保健理療科1年常松桜さんの作品「KOMONOあれこれ」が、「福島市視覚障がい者福祉協会長賞」に選ばれました。
後期進路週間
後期進路週間(11月11日~22日)
高等部2年生1名は、福島市にある生活介護施設「円風舎」で3日間実習を行いました。午前中は外出して散歩や買い物をしたり、曜日によっては入浴もしたりしました。昼食の買い物では自分の食べたいものを身振りや表情で伝えることができたようです。午後からの自由時間は施設の中でゆっくり過ごしました。円風舎さんの施設や利用者さん、職員の方々の雰囲気がとても良く、リラックスして実習することができました。
進路週間の一環として、11月18日(月)~22日(金)の5日間、中学部4名、高等部2名で後期校内実習を行い、集中して仕事をするという意識や働く場にふさわしい態度を学びました。さらに高等部生については、 今後の課題を明らかにし、卒業後の進路についても具体的に考える機会として行いました。
実習では、牛乳パックを再利用したパルプ玉作りやしおり作りなどを行いました。6名それぞれが集団の中で働くことを通し、自分の目標を持ち、振り返りをしながら取り組むことができました。
▲しおりに紐を通しています。
▲集中して作業に取り組むことができました
むつまじ会行事 お楽しみ会「むつフェス2019」
11月7日木曜日娯楽室にて、むつフェス2019を行いました。今回の行事は8月からむつまじ会ミーティングを定期的に行い、舎生同士で話し合いを重ね、内容、準備、買い物を計画的に進めてきました。
舎生が“タピオカドリンクショップ”“つりゲーム”“ブラックボックスとひもくじ”のお店を企画しました。当日は自分たちが楽しむだけではなく、学校の先生方も招待し、寄宿舎全体が元気な笑い声で盛り上がりました。そして舎生からは「楽しかった!」「またやりたい!」という声が上がりました。
これからも引き続き充実した自治会活動を行い、楽しい寄宿舎生活になるようにしたいと思います。
ふくしま教育週間の取組
~学習成果の発表を行いました~
ふくしま教育週間学校公開の取組の一つとして、11月1日(金)に各学部の学習成果の発表を行いました。保護者の他、卒業生や学校評議員の皆様が来校され、児童生徒に大きな拍手や称賛の言葉を送ってくださいました。
小学部発表「ダンゴムシすごいぜ!」
生活科の学習で「ダンゴムシ」を飼育・観察した記録や実験の結果を発表しました。ダンゴムシのすごさと、児童の「ダンゴムシ大好き!」という気持ちが、観客の皆さんにも十分伝わりました。
中学部発表「個人弁論、合唱」
8名の生徒が、自分の思いを言葉に綴った弁論を発表しました。弁論の発表のあと、心を一つにして合唱曲「マイバラード」を歌いました。
高等部普通科発表「修学旅行」
東京方面へ修学旅行に行き、自分が体験してきたこと、見学によって知ったことをビデオやパワーポイントを使用して発表しました。
高等部本科保健理療科・専攻科理療科発表
来校した方々に、理療科を少しでも知っていただくため、理療科(職業教育課程)の歴史や学習内容、卒業後の就職先などについての発表を行いました。また、後半はマッサージ体験をとおして、理療科の実技の成果を体験していただきました。
東北地区盲学校点字競技会
11月15日、本校において、通信の東北地区点字競技会が行われました。
11月1日の日本点字制定記念日にちなみ、11月1日~15日の間で、東北の各盲学校・視覚支援学校が実施します。全国大会と隔年で、今年は東北大会でした。
競技は、2分間の五十音書き、転写、聴写の3種目です。点字盤でより速く、正確に書く力を競います。今年度は、中学部生1名の参加です。約1か月、朝練をして本番に臨みました。校内では、年に2回、文字能力テストの中で、五十音書き、転写、聴写に1分間の速読を加えて実施しています。
読み書き能力は学力の礎、小学部からだんだんと力をつけてきました。
高齢者入所施設における社会奉仕活動
11月13日、理療科生徒が福島市曽根田にある高齢者入所施設「メープルハイム苑華」にてマッサージ・ボランティアを実施しました。同施設では10年以上にわたって年2回の社会奉仕活動を続けており、生徒たちのマッサージを心待ちにしている利用者さんも多くいらっしゃいます。
今回はまだ臨床実習には出ていない1年生も見学に同行し、教員の指導の下、少しだけではありますが利用者さんへの施術を行いました。いくつかの外部イベントでの施術の経験はありますが、高齢者の方への施術は初めてで緊張気味の1年生でした。生徒たちからは、「利用者の方からたくさんのありがとうと笑顔をいただくことができた」という感想もあり、高齢者への接し方やコミュニケーションを学ぶ貴重な経験となりました。
令和2年度 福島県立視覚支援学校 入学者選抜募集要項
芸術鑑賞会が行われました
♪ 芸術鑑賞会が行われました ♪
11月6日(水)、芸術鑑賞会を行いました。長谷川ファミリーの皆さんをお迎えし、ピアノやバイオリンをはじめ、ハープ、チェロ、パーカッション等の演奏や歌、バレエなど、様々な音楽・芸術に触れる機会となりました。
【バレエ鑑賞】
ほとんどの児童生徒はバレエを鑑賞するのが初めてでした。バレエをよく理解できるよう、見る以外に、トウシューズや身体を触らせていただいたり、一緒に踊って動きを体験したりしました。バレエの美しさや優雅さはもちろんのこと、バレリーナのお姉さんの身体の柔軟性にびっくりしました。
【音楽鑑賞及び楽器の演奏体験】
童謡からクラシックまで、幅広いジャンルの音楽を聴かせていただきました。演奏会終了後には、長谷川ファミリーの皆さんのご厚意で大切な楽器に触れさせていただき、楽器の形や大きさ、音色などを体感することができました。
第2回避難訓練
10月17日(木)に、視覚支援学校及び聴覚福島校の幼児・児童・生徒を対象に第2回避難訓練を行いました。校舎内での出火を通りかかった職員が発見し、大きな声で迅速に近隣教室に出火場所を伝え、火元から離れるように避難する訓練でした。
今回の訓練を通して、出火場所の特定が安全な避難には重要であること、声をかけ合い伝え合うという人と人との連携が大切であることなどを学びました。今後も、防災教育を通して、安心・安全な学校づくりに努めていきたいと思います。
全国盲学校弁論大会優勝!!
全国盲学校弁論大会優勝!!
2019年10月4日、東京都立文京盲学校体育館にて第88回全国盲学校弁論大会が開かれ、東北地区代表として発表した本校高等部保健理療科1年常松桜さんが優勝しました。
「シロウサギ」という演題で、生まれつき色素の薄いアルビノとして、見た目が白いがために辛い経験をしながらも、自分らしく、ありのままの姿で、人の痛みがわかる、格好いい理療師を目指し、これから大人になるアルビノの子供たちのために、差別や偏見の残る社会を自分なりの発信で変えていくと決意を語りました。
小学6年の春に、白い髪を黒く染め、そしてまた本校普通科を卒業し、理療科の入試を終えて、白い髪に戻した行動に涙を流したと、全盲の審査委員長・四天王寺大学院名誉教授・槙秀俊(シン ヨンホン)先生が、涙ながらの講評をしてくださいました。
特別審査員は、東大先端研教授・盲聾の福島智さん。指点字通訳と知ったのが、点字毎日の記事で、大会の10日前。それからは毎朝、体育館で、指点字が間に合うように、文と文の間を切るよう心がけて練習しました。
当日は、緊張することなく、最後はガッツポーズがでるほどの会心の出来で、大きな拍手の後に、涙する様子が観客席のそこここから聞こえました。
全国珠算競技大会
9月11日に、第42回全国盲学校珠算競技大会が本校解剖実習室にて行われました。
本校からは中学部生徒が1名参加しました。
この競技大会は珠算の技能を競い、珠算に対する興味・関心を高め、その技能向上を図る目的で、2年に1度実施されています。種目は 乗算と 除算、読み上げによる加減算、暗算の4種目が行われます。
参加生徒は大会に向けて、1ヶ月間毎朝の朝自習や放課後の時間を利用して、苦手な種目を中心に練習に励んできました。
大会当日は少し緊張したようでしたが、最後まで集中して手指を次々と動かして頑張りました。
中央デイサービスセンターでのマッサージボランティア
9月10日に、保健福祉センター内にある中央デイサービスセンターで理療科生徒が社会奉仕活動を行いました。年に1回の訪問で、短時間のマッサージ体験にも関わらず、楽しみにしてくださっている方が多く、利用者さんとの交流を通して、理療の仕事の大切さを確認する機会となるとともに、今後の進路を考えるうえでも貴重な機会となりました。
前期終業式・後期始業式
9月30日の6校時に、令和元年度前期終業式が本校体育館にて行われました。
校長先生から夏休みを含めた前期を振り返り後期に向け目標をもって努力することの大切さについて、ラグビーワールドカップや4日に迫る全国盲学校弁論大会、2月の国家試験の話題を絡めてお話がありました。また式に先立ち、賞状伝達が行われました。
10月1日の1校時、後期始業式が放送により行われました。
後期は、進級、進学に向けての大事な時期ということで、目標に向かってそれぞれに努力しましょう、応援していますというお話が伝えられました。
「修学旅行・研修旅行」~高等部本科保健理療科・専攻科~
9月18日~20日の3日間、高等部本科保健理療科・専攻科2年生3名の修学旅行・研修旅行を実施しました。
1日目のグローバルスポーツ医学研究所では、フェイスマッサージを体験しました。顔の筋肉をほぐすことがこんなに気持ちのいいことなのだと初めて知りました。男性のお客様も多く受けているそうです。また、KDDIチャレンジドでは、ヘルスキーパーの仕事を見学・体験しました。先輩方に話を伺いながら会社に勤めるマッサージ師としての仕事に将来の可能性を感じることができました。
2日目の日本指圧専門学校では、指圧の体験と学校見学をさせていただきました。学校の設備や指圧の道場にも驚きましたが、一番の驚きは故浪越先生の母指の大きさです。そして指圧の奥深さにも感動しました。中華街ではちょっと休憩。
また、株式会社レストでは、3代目で20年以上の施術経験を持つ院長先生のお話を伺いました。お客様ファースト、新しいことへのチャレンジ、治療院の雰囲気づくりなど院長先生のプロとしての在り方に触れ独立開業への夢を抱くことができました。
3日目は赤レンガ倉庫、シーバス、etc。横浜の文化にも触れてきました。
今回の修学旅行・研修旅行を通して、将来のビジョンを具体的に持つことができました。目標をしっかりと設定し日々の学習に取り組みたいと思います。
「修学旅行に行ってきました!」~高等部普通科~
9月18日から9月20日の3日間、高等部普通科2年生と3年生の修学旅行を東京方面で実施しました。1日目は、グループ学習で、第五福竜丸展示館、日本科学未来館、池袋サンシャイン水族館、2日目は、葛西臨海水族館、東京ディズニーランド、3日目は、国立科学博物館、浅草雷門、水上バス乗車など、たくさんのことを体験、学習してきました。
*東京ディズニーランド
みんなで、「イッツ・ア・スモールワールド」を楽しみました。
*国立科学博物館
地球の生命進化や、科学技術の歴史などを学びました。
*浅草雷門
観光客の人々でごった返していて、びっくりしました。
「学校公開」の御案内【10月30日~11月6日】
福島県立視覚支援学校 「学校公開」のご案内
〇『学校公開』
10月30日(水)~11月6日(水)の5日間
午前8時40分~15時00分
・11月1日(金)は、児童生徒の学習成果発表を行います。
〇『芸術鑑賞会 ~長谷川ファミリーコンサート~』
11月6日(水) 13時20分~14時40分
本校体育館
※出演者の意向により、未就学児の入場はご遠慮下さい。
聴覚支援学校福島校との交流 「小学部交流遠足」
9月13日(金)に、年間を通じて、交流したり共同で学習を行ったりしている聴覚支援学校福島校の皆さんと一緒に、郡山カルチャーパークへ行ってきました。
本校小学部児童は、大好きな電車での遠足ということもあり、大張り切り。事前学習で切符の値段や券売機の使い方を調べたり、エスカレーターの昇降の仕方を練習したりして、準備万端です。
友達と一緒だと、電車の座席で身を寄せ合い、並んで座っているだけでも楽しくなって、にっこにこ。車窓から見える景色やすれ違う貨物列車、トンネルなど、その度に子供たちから歓声が上がりました。
カルチャーパークでは、遠足のしおりを見ながらみんなで相談し、「メリーゴーランド」「豆汽車」「ティーカップ」など、たくさんの乗り物に乗りました。「ミラーハウス」は、鏡に囲まれた不思議な迷路。進路を間違えると鏡に激突してしまいます。でも、白杖を持っていた本校児童は、鏡にぶつかる前に白杖が危険を知らせてくれるので、心配無用。白杖の便利さを再確認する機会にもなりました。
帰りには「楽しかったね。」「また行きたいね。」との声が子供たちからたくさん聞かれ、思い出に残る遠足となりました。
電車の中も、楽しいな。 |
豆汽車、しゅっぱーつ! |
ミラーハウスは不思議な迷路。 「あれ!?ぼくが二人いる!」 |
遠足、楽しかったよ。また行きたいね。 |
第3回全国盲学校フロアバレーボール大会いわて大会出場!
第3回全国盲学校フロアバレーボール大会いわて大会出場!
令和元年8月20~22日、第3回全国盲学校フロアバレーボール大会いわて大会が、花巻市総合体育館で開かれました。全国大会3年連続出場は名古屋盲学校と本校の2校のみでした。
「東北地区代表として感謝の気持ちを忘れず、平常心で互いに声をかけあって全国制覇を目指そう!」と、暑い夏の練習も頑張ってきました。
本大会は全出場校が花巻温泉に宿泊し、20日夕食後に組み合わせ抽選会が行われました。主将の佐藤裕香さんが代表でくじ引きし、予選リーグはBグループ(本校・筑波大学附属視覚特別支援学校・名古屋盲学校)と決まりました。
◆8月21日(水)予選リーグ
第1試合 福島県立視覚支援学校 vs 筑波大学附属視覚特別支援学校
第1セット 6-15 第2セット 8-15で筑波附属の勝利。
第2試合 福島県立視覚支援学校 vs 名古屋盲学校
第1セット 15-8 第2セット 15-11で福島が勝利
第1試合は初戦の緊張と、相手のすばやい動きや多彩な攻撃パターンに本校らしい攻撃をすることができず、あっという間に1セットを取られてしまいました。さらに、巻き返そうと臨んだ2セット目に本校前衛がブロックアウトを狙われ、不運な形で選手交代を余儀なくされました。最後まで粘りましたが惜しくも敗れました。
試合後には選手同士でミーティングを持ち、チームスローガン「心・技・体」を再確認し、一人一人がやるべきことを整理し、気持ちを切り替えて2試合目に臨むことができました。
名古屋盲学校との試合は、第1セットは一人抜けた穴をみんなでカバーしながら本校のペースで試合を進めることができました。第2セットは一進一退、どちらに転がってもおかしくない戦いでしたが、1試合目の反省を生かし最後までお互いに声をかけあいながら勝利することができました。生徒たちの成長を感じることのできた試合内容でした。
予選リーグでは3ブロックとも2位が同率となり、夕食後に決勝リーグ進出をかけての抽選会となりました。その結果、交流戦に回ることになりました。
抽選会の結果を受けて、全員ホテルのロビーに集まり、選手間でミーティングを行いました。試合の反省、明日に臨む心の面、具体的な戦術までを真剣に、そして和やかに話し合う姿が見られました。
◆8月22日(木)交流戦
第1試合 vs盛岡視覚支援学校 8-11で福島の勝利
第2試合 高知県立盲学校・鳥取盲学校 vs 松本盲学校 3-11 で松本の勝利
第3試合 vs 名古屋盲学校 11-10 で福島の勝利
第4試合 vs 松本盲学校 11-9 で福島の勝利
交流戦は1セット11点先取の試合でした。福島は、この4月から入部した中学生も含め、全員が出場し、練習の成果を発揮することができました。全試合が1点を争う好ゲームとなり、その緊迫した雰囲気の中で全勝できたことは、次年度に向けてもチームとして大きな力となりました。
今年度は、「中学生と理療科生」という年齢差の大きいチーム構成でした。練習からミーティングを大切にし、互いに意見を出し合い、反省したり自分たちのできることをまとめたりすることが、試合を重ねるごとに定着し、その成果を全国大会の場で発揮することができました。また年長の生徒が若い生徒を励ましたり、理療科生が中学生にアドバイスしたりする姿は、生徒同士の良い関係性をうかがい知ることができ、気持ちの面での成長を感じることができました。
決勝戦は、昨年度準優勝の大阪府立大阪南視覚支援学校と、予選で対戦した筑波大学附属視覚特別支援学校で行われ、セットカウント2-0で大阪が勝利しました。スタンドから決勝戦を観戦し、悔しい気持ちとともに、「次は決勝で戦いたい!」と来年度のリベンジにむけて意欲が高まっているようでした。
本大会出場に際しまして、チームのスローガン「心・技・体」の3文字と、選手が決意を書いた模造紙に、多くの方からも応援メッセージをいただきました。当日会場に応援にかけつけて下さった方々を含めて、保護者の皆さんをはじめ、多くの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当に応援ありがとうございました。
高等部普通科「中央デイサービスとの交流」
7月17日(水)毎年、生徒が楽しみにしている、中央デイサービスとの交流を行いました。総合的な学習の時間に生徒全員で、利用者さんと一緒に楽しんで歌うことができる曲や、喜んでくれるプレゼントづくりなどを企画をし、準備をしてきました。
3年生は最後の交流です。笑顔でがんばります! |
利用者さんたちも知っている歌「ふるさと」と「うみ」を一緒に合唱しました。 |
生徒全員で作った、プレゼントを渡しました。
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お返しに、利用者さんから、素敵なプレゼントをいただきました。 |
社長さんゲームで利用者さんと交流しました。 |
ゲームはT君のチームが優勝しました。利用者さんと一緒に、喜びを分かち合いました。 |
校内文字能力テスト
7月11日(木)6校時、第79回(令和元年度前期)文字能力テストが行われました。
墨字(漢字)の部は、学年ごとの教育漢字や常用漢字の読みと書きの部の認定です。児童・生徒は、さらに上の級を目指して年に2回取り組みます。
問題用紙は、一人一人の見え方に応じて、拡大する文字サイズ、フォントの種類が違います。拡大読書器や斜面机を用いて、教室の明るさ、まぶしさに配慮しています。
点字の部は、速く、正確に書く力、読む力を伸ばすためにテストします。
点字盤での五十音書き、転写、聴写、速読の4種目です。
点字を習い始めたばかりの人は、まずはパーキンスブレイラーを使用して行います。
【パーキンスブレイラー使用】
【点字盤使用】
点字の部は、東北大会と全国大会が11月1日「日本点字記念日」に各学校において隔年で行われています。本校では、毎年大会に向けて2週間ほど朝連を行っています。
また、残りの時間に恒例の「点字付きかるたとり」(百人一首)を行い、盛り上がりました。
触る力を伸ばし、場所を覚える脳トレ、瞬発力も鍛えられます。