福島県立視覚支援学校
生徒の活動
後期文字能力テスト
1月30日(木)6校時に校内において、第80回文字能力テストが行われました。今回で40年続いたことになります。
墨字(印刷文字)の部は、小中高校生が、それぞれ前回の級より上の級を目指して、読み・書き別認定で取り組みました。
点字の部は、東北・全国点字競技会に準じて、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。
小学1年生から点字を使用しているベテランの生徒は点字盤で、高等部から点字併用の生徒はパーキンスタイプライターで臨みました。
競技終了後の時間で、恒例の「点字つきかるた」に挑戦!
今回は、「怪傑ゾロリのおやじギャグかるた」10枚。「相対札」という、両方から点字が触読できるものでウォーミングアップ。
は 「はやくトイレにいっといれ」
ふ 「ふとんがおならで吹っ飛んだ」
ほ 「歩道でひらめきなるほどー」
…
笑っていたら、取られてしまうのです。
その後に、点字付き・拡大文字付白黒反転の百人一首のかるたとりです。今回は新種のマグネット台で挑戦です。京都ライトハウス製の札に、反対側から触読できるよう上の句の決まり字を貼り、裏にはマグネットを貼り付けました。
相手陣の札をとったら、そこへ自陣の札を一枚送るという、競技かるたにより近い形です。自陣の札が早くなくなった方が勝ち。
中学部3年生と高等部普通科3年生の対戦は、互角で、盛り上がりました。
「私が食べたいランチ」校内学校給食献立コンクール
毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「冬の食材を使った料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、11点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞とアイディア賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「ぽかぽか体があったまる料理」
牡蠣ご飯 さつま汁 豚ねぎ炒め ポテトフライ フルーツケーキ
家庭科で学習した栄養のバランスがしっかりと考えられている献立でした。
「牡蠣を初めて食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
【アイディア賞】「幸せと栄養たっぷりランチ」
いかえびピラフ かぶのポタージュクルトン添え
リンゴとヤーコンの天ぷら 山芋の明太マヨ和え みかん
冬の食材の組み合わせを工夫し、調理のバランスや健康を考えた献立でした。
「歯ごたえや食感が良かった」「具だくさんでおいしかった」と好評でした。
福島県知事・教育長表敬訪問
1月14日火曜日、保健理療科1年常松桜さんが、10月に開催された第88回全国盲学校弁論大会優勝を報告するために、福島県知事と教育長を表敬訪問しました。
厳粛な雰囲気でいつも以上に緊張していた常松さんでしたが、懇談が始まると、知事も教育長もとても気さくにお話してくださり、時に笑いが起こるような和やかな雰囲気で優勝報告をすることができました。
「内堀知事と記念撮影」
「知事と会談する様子」
「鈴木教育長と握手」
冬季休業前全校集会
12月24日、冬休み前の全校集会が解剖室にて開かれました。
校長先生からは、井上靖の「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」という言葉が紹介され、夢や希望を目標に変えて新年も充実したものにするようにという話がありました。
生徒指導部からは二つの話がありました。スマホ6箇条「あとがこわい」についての確認と、雪道の安全歩行について、点字ブロック上の雪の滑りやすさを小中学部の児童・生徒たちの希望者が実物を用いて体験しました。
なお、全校集会に先立ち、弁論・作文・絵画・スポーツ・点字協議会各種表彰と、ダイハツまつかわ社長の菅野様よりフロアバレーボール用ボール12個の寄贈がありました。
令和元年度 臨床体験発表会
12月20日(金)に理療科の臨床体験発表会が行われました。
午前の部は、生徒の研究発表となっており、例年2・3年生が発表していますが、今年は1年生も含め生徒全員が発表する、令和最初にふさわしい充実した、そして個性あふれる発表会となりました。
午後の部は、「筋膜リリースの基礎」をテーマに、筑波技術大学の近藤先生よる実技講習会が行われました。患者さんの症状改善に、ぜひ臨床実習で取り入れたいと熱心に学ぶ生徒の姿が印象的でした。
【研究発表テーマ】
(1) 保健理療科1年・専攻科理療科1年
漢方薬はダイエットに効果があるのか?
~素朴なギモンからの東洋医学入門~
(2) 保健理療科2年
「睡眠の質」向上を目的とした不眠症の主治経穴刺激と副交感神経を刺激するセルフマッサージ施術の効果
(3) 専攻科理療科2年
顔面部における刺さない鍼の効果
(4) 専攻科理療科3年
耳鳴りに対する鍼通電療法の一症例