福島県立視覚支援学校
生徒の活動
スカイプ交流
中学部は11月15日(木)にスカイプ(テレビ会議システム)を用いて、沼津視覚特別支援学校中学部と交流しました。お互いに自己紹介をした後、学習発表会の内容を披露しました。
福島は、創立120周年の歴史を振り返り創始者に思いをはせ、未来に向かって進む姿を、合唱と楽器演奏で表現しました。沼津からは「福島県立視覚支援学校の歴史がわかりました。」「歌も演奏も心がこもっていました。」との感想がありました。
沼津からは「六星祭」(学習発表会)で披露した和太鼓の演奏がありました。日本の歴史からインスピレーションを受け、その内容をリズム創作した和太鼓演奏で、国風文化・鉄砲伝来・黒船来港・鹿鳴館など多岐に渡っていました。本校生からは「すごかった!」との感想が聞かれました。
質問コーナーでは今学習していること、宿題、好きなアーティストなど質問し合い楽しく交流しました。次回は来年1月に実施する予定です。
▲沼津の気温は20℃。半袖だそうです。
自己紹介します。▲
▲実ルマデ 力添エマセ 苗代田
(創立120周年記念文化祭より)
「好きなアーティストは誰ですか?」▲
小学部 「福島発のキュウリビズ。愛情込めてキュウリ栽培大作戦」で福島民報社長賞を受賞!!
小学部では、食農教育事業「福島発のキュウリビズ。愛情込めてキュウリ栽培大作戦」に参加しました。これは、県内の小学生がキュウリを栽培し、観察記録を応募する取り組みです。今年度は、福島県内の小学校からの28校の応募があり、視覚支援学校小学部は、見事、第3位にあたる福島民報社長賞を受賞致しました。
本校小学部では、生活単元学習の時間にキュウリ栽培に取り組み、観察記録をまとめました。また、観察記録をもとに、児童が作詞作曲した「キュウリソング」や、キュウリを使った料理作りにも取り組みました。
11月26日(月)に福島市のJA福島ビルでの表彰式に小学部全員で参加し、緊張の中、賞状を受け取ってきました。キュウリの栽培を通してたくさんのことを学ぶことができました。
キュウリソング (本校児童が作詞作曲した歌です。)
―関連情報―
新聞記事:福島民報 2018/10/25 キュウリ栽培大作戦 キュウリ栽培日誌審査会
新聞記事:福島民報 2018/11/27 キュウリ栽培大作戦 授賞式
中学部市内総合自立活動
11月9日(金)に、中学部市内総合自立活動が開催されました。この学習は、中学部生全員が、それぞれの自立活動の課題をもとに、市内の色々な所へ行き、調べ物や買い物や体験活動をしてくる学習です。
中1年生は、初めて市内総合自立活動に取り組みました。学校からダイユーエイトMAX間の往復歩行と、ダイユーエイトMAX内での調べ物や買い物などを、自分の力だけでおこなってきました。何度か予想外のこともありましたが、そのたびに周囲の人とコミュニケーションを取って乗り切りました。
▲白杖歩行でダイユーエイトMAXに
向います(曾根田郵便局の通り)
買い物学習の様子▲
(MAX2階)
2年生は、南福島方面へ行きました。まず学校から福島駅東口改札まで白杖歩行をし、駅では安全に電車を利用するために、駅員さんにエスコート依頼をして乗車。南福島に着いた後は、ダイユーエイト黒岩店では腕時計の電池交換をし、隣のスーパースポーツゼビオ内にあるレストランで昼食をとりました。何度か立ち往生する場面がありましたが、地域の方々に何度も助けていただき、目的を達成することができました。
▲白杖を振りながら歩行
(学校前)
駅員さんにエスコートしてもらいながら▲
(南福島駅)
中1年2組の2名は、学校から曾根田駅まで白杖を持って歩行し、飯坂電車に乗り、飯坂温泉の旧堀切邸の足湯を体験してきました。その後は福島駅東口のサイゼリアでランチ。満腹になった後はももりん(市内循環)バスを使って学校に戻ってきました。それぞれ、たくさんの発見ができた一日でした。
▲傘を持っての歩行は
はじめてです!
先生と一緒に歩きました。▲
▲足も手も温泉でポッカポカに
なりました。(堀切邸)
小学部 おはなし会
小学部では、11月8日(木)に福島市立図書館の「図書ボランティアの会」の方々14名をお招きして、おはなし会を開催しました。
おはなし会では、詩の朗読や朗読劇を聞いたり、一緒に歌ったりと、図書ボランティアの方々と交流を深めながら活動することができました。
今回の朗読劇は、スリランカの童話「キツネのホイティ」でした。児童たちは、キツネと女将さんたちとのやりとりを聞きながら、それぞれお気に入りの場面を見つけ、お話の楽しさや面白さを感じることができました。
2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた講習会
【2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた講習会】
平成30年度福島県立視覚支援学校オリンピック・パラリンピック推進教育事業としまして、平成30年11月5日の13時30分より本校体育館にて本校の卒業生3人のパラアスリートを講師に招き、「スポーツから学んだ勇気と喜び」をテーマに講演会を実施しました。目的としては、2020年東京オリンピック・パラリンピックを盛り上げるため、児童生徒、保護者、教職員のスポーツに対する興味関心の向上、スポーツを楽しむ心の育成を目指しました。講師は、平成27年度卒業生半谷静香さん(エイベックス所属の柔道選手)、平成19年度卒業生佐藤智美さん・平成27年度卒業生佐々木真菜さん(供に東邦銀行所属の陸上選手)でした。講演会の内容は、パネルディスカッション、質問コーナー、実技指導でした。講師とともに参加者らが身近な話題等をもとに、終始笑顔がこぼれる、楽しみながらの有意義な企画となりました。
花の宅配便事業
10月30日(火)に小学部3名、中学部4名、高等部2名画一堂に会し、日本フラワーデザイナー協会福島県支部から5名のボランティアの方をお迎えして「花の宅配便事業」(フラワーアレンジメント体験)を実施しました。
色や香りがわかりやすい花や、秋の花々をたくさん持参していただきました。バラのとげやユーカリに触れたり、ストックなどの香りをかいだりしました。
会場に花の香りがいっぱい広がって皆が笑顔。豊かな時間を過ごしました。
▲バラのとげをルーペで観察
割り箸の長さに切ります▲
▲完成しました!!
バラはオアシスの中央に▲
高等部 総合的な学習 デイサービスとの交流
10月31日(水)に高等部普通科の生徒達が、総合学習の時間の一環として、本校近隣にある福島市中央デイサービスセンターを訪問し、利用者の方々と交流活動を行いました。
まず、「赤とんぼ」を利用者のみなさんと一緒に歌いました。
次に、よさこい踊りを発表しました。先輩から後輩へと受け継がれてきた伝統の曲「よっちょれ」です。利用者の方々より大きな声援と手拍子をいただくことができ、生徒達も大変感激しました。
後半は4つのグループに分かれてチーム対抗で連想ゲームを楽しみました。イチロー選手や黒柳徹子、西田敏行といった、有名人あてのゲームで、大いに盛り上がりました。
デイサービスセンターの方々との交流は、普通科の恒例行事となっており、生徒達は、今年も利用者の皆さんの笑顔を思いうかべながら、記念品の製作にも取り組みました。
点字競技会
日本点字制定記念日である11月1日に、平成30年度全国盲学生点字競技大会(通信大会)が全国各地の盲学校(視覚支援学校)で行われました。
本校では、中学部2年の小山田瑠琉さんが五十音書、転写、聴写に挑みました。
約10日間の朝練の成果を発揮して、どの種目も自己ベストが出たのではないでしょうか?
福島県立視覚支援学校創立120周年記念式典
去る、10月27日(土)、福島県立視覚支援学校創立120周年記念事業が行われました。
午前には、記念式典と記念文化祭しゃくなげ祭、午後は、豊山太鼓「千響」による記念演奏が行われました。式典においては、生徒会長の挨拶で「盲学校、視覚支援学校で培った精神と伝統をつないでいく」という強いメッセージがありました。
記念文化祭の発表は、高等部普通科伝統のよさこい踊りで幕を開け小学部は「キュウリ栽培大作戦」ということで大事に育ててきたキュウリについて歌を交えて発表しました。中学部は、120周年となる視覚支援学校の歴史について調べたことを立派に発表することができました。また、高等部の元気な歌や踊り、調べ学習、地元の太鼓の演奏など日頃の学習の様子や成果が見られました。
小学部の発表「キュウリ栽培大作戦」
中学部の発表「私たちの未来を探して」
高等部普通科課題学習の発表
午後の記念演奏では、4人の迫力ある演奏を聴くだけでなく、たたき方や袈裟の紹介など、聞いて触れて感じることができる本校ならではの演奏会となりました。
また、昼食をはさんで30年前に埋められたタイムカプセルのオープンタイムとして多くの同窓生や教職員OB等の方々で囲み和やかな様子で当時を振り返ることができました。
当日は、多くの方にお越しいただき創立120周年記念を盛り上げていただくことができました。本当にありがとうございました。
「学校公開」のご案内
第2回全国盲学校フロアバレーボール大会 福岡大会
東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会 2連覇達成!
中学部 職場体験・職場見学
職場体験
6月22日(金)に、中学部2年生1名が、福島県点字図書館で1日職場体験を行いました。
録音図書製作体験や点訳講座課題採点の補助、デイジー図書と点字図書の貸し出しと発送作業など、様々な体験をしました。体験活動を通して、点字図書館の役割や将来の進路について考える機会となりました。
職場見学
7月4日(水)に、中学部1年生1名がラジオ福島へ職場見学へ行ってきました。
館内見学では、CM制作の制作様子やニュースを配信するまでの流れなどを見学しました。また、ニュースの報道体験や生放送のラジオ出演まで体験させていただくことができました。数時間の短い体験でしたが、アナウンサーの仕事や働くことへの興味関心が高まりました。
中学部前期校内実習
6月18日(月)~22日(金)の1週間、中学部1年生2名が前期校内実習を行いました。校内実習では、働く場にふさわしい態度(あいさつ、服装、時間、言葉遣い、適切な休憩時間の過ごし方)を学びました。実習の内容は、アロマストーン製作と牛乳パック分解です。毎日目標を決めて出来高を点図の表に記録しました。2名とも1週間続けて実習に取り組む大変さや達成した喜びを知ることができました。
小学部 修学旅行
6月29日、小学部6年生2名は岩手県盛岡市へ行ってきました。
「桜井記念 視覚障害者のための手で見る博物館」では、動物の剥製や世界の楽器にじっくりと触れることができました。また「白沢せんべい店」では、お店の方に教えていただき、南部せんべいの手焼き体験に取り組みました。自分で焼いたできたてのおせんべいは特別おいしかったです。また昼食は、岩手県の名物わんこそばに挑戦!おなかいっぱい、思い出もいっぱいの修学旅行になりました。
小学部 遠足
6月29日に小学部3年生1名で、伊達市にある「スマイルパークほばら」に、電車を利用していってきました。
電車を利用するに当たり、事前学習では、切符の値段を調べたり、実際に駅に行ってボタンを押す順番を覚えたりしながら準備をし、当日は券売機を使って一人で切符を買うことができました。
「スマイルパークほばら」では、大型遊具で思いっきり体を動かしました。編み目の場所を慎重に登ったり、坂の上り下りをたくさんしたりと、ヘトヘトになるくらいまで遊びました。
帰りに乗った電車は、珍しいラッピング車両で、電車好きの児童は大喜び。いい思い出になりました。
JRC部とのスポーツ交流
7月4日(水)、本校を会場として、県北地区のJRC部の高校生とスポーツ交流会を行いました。福島高校、福島東高校、福島東稜高校、学法福島高校より計16名の生徒が参加しました。
交流内容は「ボッチャ」です。「ボッチャ」はパラリンピックの正式種目にもなっている競技です。各校生徒を分けて4チーム編成し、とても和やかな雰囲気の中トーナメント形式で競技が進められました。
一緒に投げ方や順番を相談したり、作戦を練って声をかけ合ったりする中で、ねらい通り、ジャックボールの近くに投げられたときは歓声があがりました。試合後の感想では「ボッチャが楽しかった」「また来年視覚支援学校に来たい」など聞かれました。一緒に活動するなかでボッチャの楽しさを共有しながら、交流することができました。
歯と口の健康教室
6月13日に歯と口の健康教室が中学部で行われました。4名の生徒が参加しました。
福島県の歯科衛生士協会福島支部から2名の歯科衛生士さんが来校し、食べ物とむし歯についての話と染め出しを行っての実際の磨き方を指導していただきました。
甘いものをだらだら食べないこと、一日1回はしっかり歯磨き粉を使って歯を磨くことが大切とのことです。(ただし歯磨き粉のつけすぎは禁物です。)
染め出しの結果は思ったよりも赤くなっていて、衛生士さんから磨き方を教えていただき、白い歯が戻るまで鏡を見ながら歯磨きをしていました。よい歯の学校表彰で最優秀賞に輝いた中学部、今年も歯磨き頑張ります。
福島県高等学校音楽学習発表会
6月21、22日の両日、県下の音楽を愛好する約3000名の高校生が福島市に集い、福島県高等学校音楽学習発表会が開催されました。
視覚支援学校高等部普通科生は、福島高校合唱部と合同で、『終わりのないうた』『前へ』を発表しました。
12月には福島高校・橘高校とクリスマスジョイントコンサートを開催します。どうぞお楽しみに。
平成30年度福島県立視覚支援学校同窓会総会開催
平成30年度福島県立視覚支援学校同窓会総会開催
平成30年6月23日(土)に飯坂温泉ホテル聚楽で総会が開かれました。
総会では同窓生と共に本校の発展について真剣な討議が行われました。
総会後は親睦会を開き親交を深めました。また、校名変更に伴い盲学校同窓会から視
覚支援学校同窓会へ規約が改定されました。