福島県立視覚支援学校
生徒の活動
オリンピック・パラリンピック推進教育事業
今年度でオリンピック・パラリンピック教育推進事業推進校3年目となり、今年度は、令和2年12月4日(金)5・6校時に、パラクライミング世界選手権4連覇中の小林幸一郎氏を招いたボルダリング体験を実施しました。
会場は、視覚支援学校に隣接する聴覚支援学校福島校のプレールームです。小林幸一郎氏は、特定非営利活動法人モンキーマジック代表者でもあり、「見えない壁だって越えられる」をコンセプトに、視覚障がい者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを法人設立の目的にされています。また、「見える人はついつい右だ左だと、登り方を指示し登らせてあげたくなりますが、その答えを自分のやり方で考え見つけるのが、この遊びの面白さ」とお話されました。始まってみると、お話のとおり、初めて挑戦する児童生徒らは、ホールド(持ち手)やガイドテープ(青いテープに紐)、講師の御指導のもと、想像以上に力強く失敗を恐れずに活動しており、大変驚かされました。
児童生徒からは、「楽しかった」「後輩に教えたい」「またやりたい」などの感想があり、よりスポーツを楽しめる機会となりました。また、金メダルに触れる機会を設けていただき、児童生徒からは想像以上に「重い」「厚い」「ぴかぴかしてた」など、本物の魅力を感じられた感想も出されました。
校庭ができたよ!!
聴覚支援学校福島校の改築工事に伴い、視覚支援学校と聴覚支援学校福島校は、約4年という長期に渡り校庭がない状況が続いていました。
11月16日(月)に工事後の検査が無事に終了し、17日(火)から校庭が使用可能となりました。
本校の小学部児童は、さっそく校庭で体育の授業を行い、校庭の構成、遊具の場所や種類、利用の仕方などを確認しました。
18日(水)の昼休みには、両校の小学部児童が集まり、「走り初め」を行いました。本校の小学部児童は、ラインを目印にしながら広い校庭を思いきり走ることができ、満足感でいっぱいの表情が見られました。また、両校の児童全員で行った「だるまさんがころんだ」では、見えにくさがある児童と聴こえにくさのある児童が一緒に活動できるよう遊び方を工夫しながら、楽しく遊ぶことができました。
新型コロナウィルス感染予防のため、体を動かす機会が少なくなっている昨今ですが、今後は校庭を十分活用しながら、児童生徒の健康の保持増進と体力の向上に努めていきたいと思います。
校庭を全力で走りました!
校庭ができたよ。うれしいな。
令和3年度 福島県立視覚支援学校 高等部入学者選抜募集要項
むつミュージック2020♪
11月5日(木)に寄宿舎自治会行事の一つであるお楽しみ会が開催されました。今年は、『むつミュージック2020』というテーマのもと、3グループに分かれて音楽発表を行いました。
イントロクイズと、歌で盛り上げてくれた『ミュージック・ザ・はまもと』。 ピアノ好き3人組で息ぴったりの演奏を披露してくれた『Music By Sound』。お花を手に“世界に一つだけの花”で歌声を届けてくれた『笑顔の7人』。
各グループ何度も話し合いや練習を重ね、衣装や装飾にも工夫が見られました。みんなで発表をする機会に新鮮さを感じ、笑顔で会を終えることができました。学年や棟を越えて協力した経験を今後の舎生活に生かしてほしいと思います。
「点字ブロック理解推進キャンペーン」
今年度の点字ブロック理解推進キャンペーンでは、10月23日(金)に、保護者および小学部、中学部、高等部普通科生徒が学校周辺の商店や郵便局等へ、点字ブロックについてのメッセージが書かれたポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。
●PTA会長さん、校長先生より挨拶をしていただきました。 |
●雨の中での行事となりましたが、安全に気をつけながら学校周 辺の商店街へ向かって歩きました。 |
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●曾根田郵便局では、キャンペーン活動について取材を受け、点字ブロックの大切さを伝えました。
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●校長先生に見送られて 商店街へ出発しました。 「雨の中気をつけてね。」 |
●理容室の方が、すぐに店頭に出てきてくれたので、スムーズにお渡しすることができました。 |
●映画館の方からは、「ティッシュを配付して理解啓発に努めていきたいと思います。」と言っていただきました。 |
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●地域の役員としてもお世話になっている風呂店の方から、「点字ブロックは大切ですよね。」と声をかけていただきました。 |
●晴れている時には気づかなかった、傘をさしての歩行の仕方を学ぶことができました。 |
また高等部理療科の生徒は、治療室へ来院する患者さんへポケットティッシュやチラシを配付する活動を行いました。生徒からは、「視覚障がい者がよりよく歩けるようになるとよい。」「これからも続けていけるとよい。」という意見が出されました。
地域の皆様には、点字ブロックキャンペーン活動へご協力をしていただきありがとうございました。これからも点字ブロックの大切さを理解していただき、本校児童生徒の歩行を見守ってくださるようお願いいたします。