ブログ

2021年7月の記事一覧

高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会(中・高 前期進路週間)

【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】 

〇高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会

 1組の生徒は、総合学習や自立活動の時間を通して「ライフプランニング」学習に取り組んできました。自分の夢や目標に向けた10年後の生活を想像し、自分に必要なことは何か、どんな方法で自分の力を伸ばしていくのかを考え実践してきました。

 学力の向上に向けた実践では、2年1組は6月14日(月)に模擬試験を実施しました。そして、各教科の担当教員に予習や復習の仕方を聞いたり、自分に合った学習方法について考えたりしました。教科ごとに学習の方法が異なり、教科の特性に応じた学習の仕方を知ることができました。

 1年1組では、6月17日(木)に「こおり治療院」の職場見学へ行きました。どんな力が必要か、見えにくさからくる困難さをどのように克服してきたか等、自分の進路実現に向けた話を聞いてくることができました。

 6月30日(水)には、普通科進路週間報告会を実施しました。生徒一人一人が、自分の将来について考え、課題を発見し、今後どのように問題を解決していくかを、みんなの前で発表し、自主的に質問をするなど、大変有意義な進路週間になりました。

報告会の様子 報告会の様子

報告する様子 報告する様子 報告会の会場

 

令和3年度 中学部 職場見学(中・高 前期進路週間)

【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】

〇令和3年度 中学部 職場見学

 中学部1年生2名は、6月18日(金)、職場見学のため、学校と同じ敷地内にある福島県点字図書館を訪問しました。

 はじめに、図書館長であり、本校理療科でも教鞭をとられている、金子久雄先生から図書館の概要を説明していただきました。県内外の登録者数と利用状況、主な業務である点字本やデイジー本の貸出や図書の製作についてお話いただきました。特に、点字本やデイジー本の製作には、地域のボランティアさんの協力が欠かせないことも教えていただきました。週末は、仕事が休みのボランティアさんたちが点訳や音訳の作業に来るため、図書館が混み合う等、製作の舞台裏も聞くことができました。生徒たちにとってはどれも初めて聞く話で、新鮮な驚きだったようです。また、ボランティアさんは、作業にあたり、事前にたくさんの研修を受けていることを知り、仕事をするためには勉強が必要であることも学びました。

福島県点字図書館 点字図書館の概要説明の様子

 講話の後は、施設内を案内していただきました。まずは、製本室です。1冊の図書は、点訳すると文字量が増えるため、分冊といって、何冊かに分けて製本されます。原本と、点訳されて3冊になった点字本に触れることで、点訳作業が多くの人の力を借り、時間をかけて丁寧に行われていることを実感することができました。また、本の朗読と録音を行うスタジオや音声を編集し、専用のCDにするデイジー室も見学しました。

 録音は正しく読めるまで繰り返し行われるため、スタジオで何時間も過ごすボランティアさんの話を聞き、仕事をすることの大変さも知ることができました。

製本室の様子 録音スタジオ入口

スタジオ内の様子 録音機器

 最後は、質疑応答と館長からのまとめの講話の時間です。質疑応答では、生徒たちが事前学習の過程で抱いた素朴な疑問にも丁寧に答えていただきました。また、まとめの講話では、今後の学習に生きる、以下のような言葉を生徒たちにくださいました。

 「どの仕事をするにしても、勉強が必要である。講話のとき、将来は声にかかわる仕事がしたいと言ってくれた人がいました。声にかかわる仕事では、漢字も含め、原稿や台本を正しく読むことが求められます。なので、今は、学校の勉強を大切に、しっかりと取り組んでほしいと思います。ボランティアさんは、空いた時間を使ってたくさん勉強や作業もしていますが、お金はもらえません。では、なぜ仕事の合間を縫って、休みの日でも点訳や音訳の作業ができるのか。それは、読んでくれる人、聞いてくれる人がいるからです。そういう一生懸命な気持ちをもったボランティアさんたちが作ってくれている本なので、借りた本は最後まで大切に読んでほしいです。」

 金子館長には見学を通して、どの仕事をするにしても身に付けておく必要がある力や大切にしたい心がけについてたくさん触れていただきました。事後指導の感想では、「苦手な漢字の勉強もがんばりたい。」、「今後に生かしたい。」という声も聞かれる等、入学してまもない1年生にとっては充実した職場見学となりました。今回の貴重な経験を今後の進路学習にしっかりとつないでいきたいです。

金子館長の説明を受ける様子 点字図書館入口

「職業講話」(中・高 前期進路週間)

【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】

〇前期進路週間「職業講話」 

 6月16日(水)に福島職業安定所(ハローワーク)専門援助部門の厚生労働事務官・長嶺貴文さんを講師にお招きして、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。

 「どうして働くのか」というテーマを参加生徒自身で考えることからスタートし、「企業が求める人材像」や「社会人のマナー」など社会人経験のある理療科生にとっても自分の経験を思い出しながら、社会に出るという意味を考える機会となりました。  

また、今年度から導入された「キャリアパスポート」への活用も含めて、社会経験のない普通科生も働く意義について真剣に考え、自分なりの答えを考えるきっかけとなった様子でした。

 まだまだ卒業後の進路や将来を具体的にイメージできない部分もありますが、まずは、「挨拶をする」「遅刻をしない」「約束やルールを守る」など学校にいるうちに身にツ付けておかなければならないことを改めて感じた講話となりました。

 そして、自分の進路や将来に向けた自分の気持ちや夢を実現するための「折れない心の育て方」のアドバイスが最も印象に残りました。

「職業講話」

講話の様子

「質疑応答の様子」

質疑応答の様子

 

 

令和3年度前期進路週間(中・高)令和3年6月14日(月)~18日(金)

【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金)】

「中学部・高等部合同校内実習」「中学部職場見学」 「高等部職場見学」「高等部模擬試験」 「高等部職業講話」

 本校中学部・高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力いただき、ありがとうございました。

◇ 中学部・高等部合同校内実習について

 中学部3年生2名、高等部1年生2名が6月14日(月)~18日(金)の5日間、前期校内実習を行いました。

 中学部は、働く意欲の向上や普段とは違う環境で働く態度や技術を身に付けることをねらいとし、高等部との合同実習に取り組みました。校内実習を通して、事後学習で新たな成果や課題が発見でき、進路学習や後期校内実習に繋げる為に頑張ることなど考えることができました。

 高等部では、自分の能力や適性等の発見や自己の目指す将来や職業を見据えた実習となり、自己理解を深めることができました。

〇製品名「しあわせを呼ぶコースター」

(紙すきのコースターと四つ葉のクローバーを押し花にした製品です。)

「朝の打合せの様子」

朝の打合せの様子

「紙すき作業の様子」

紙すき作業の様子

「紙ちぎり作業の様子」

紙ちぎり作業の様子

「しあわせを呼ぶコースター」

しあわせを呼ぶコースター

製品の説明と製品 出来高の表

 

 

校内文字能力テストが行われました

 第83回(令和3年度前期)校内文字能力テストが行われました。
7月5日(月) 小学部1,2年生、

7月7日(水) 高等部保健理療科1年生

7月8日(木) 小学部6年生、中学部、高等部普通科

 それぞれの児童生徒が、漢字と点字の読み書きの力の向上に向け取り組んできた日ごろの学習の成果を発揮しました。
 漢字は読み書き別に拡大読書器や斜面机を使用し見やすい環境の下、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指して、一生懸命取り組みました。

校内文字能力テストの様子 校内文字能力テストの会場の様子

反転色の机で受験 斜面机を使用して受験

 

 点字は、点字盤、パーキンスブレイラーそれぞれを使い、五十音書き、転写、聴写、速読に挑みました。

点字板での受験 パーキンスブレイラーでの受験

 高等部普通科では、文字能力テスト終了後の残り時間で、点字付きかるたで百人一首をしました。

 点字つきかるたは黒白反転で、弱視の人とも対戦でき、点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。

 自分で札を置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の札の位置を覚えるのはとても大変ですが、生徒は回を重ねるごとに理解し、意欲的に取り組みました。

点字付きカルタで対戦中 相手陣の札の位置を確認中

 今回はリクエストにより、マグネット式で対戦し、現代文で味わった俵万智の「さくらさくらさくら」にちなみ、桜の歌6首、古典で学んだ和泉式部母子関連6首、計12首を扱いました