去る、10月27日(土)、福島県立視覚支援学校創立120周年記念事業が行われました。
午前には、記念式典と記念文化祭しゃくなげ祭、午後は、豊山太鼓「千響」による記念演奏が行われました。式典においては、生徒会長の挨拶で「盲学校、視覚支援学校で培った精神と伝統をつないでいく」という強いメッセージがありました。
記念文化祭の発表は、高等部普通科伝統のよさこい踊りで幕を開け小学部は「キュウリ栽培大作戦」ということで大事に育ててきたキュウリについて歌を交えて発表しました。中学部は、120周年となる視覚支援学校の歴史について調べたことを立派に発表することができました。また、高等部の元気な歌や踊り、調べ学習、地元の太鼓の演奏など日頃の学習の様子や成果が見られました。
小学部の発表「キュウリ栽培大作戦」
中学部の発表「私たちの未来を探して」
高等部普通科課題学習の発表
午後の記念演奏では、4人の迫力ある演奏を聴くだけでなく、たたき方や袈裟の紹介など、聞いて触れて感じることができる本校ならではの演奏会となりました。
また、昼食をはさんで30年前に埋められたタイムカプセルのオープンタイムとして多くの同窓生や教職員OB等の方々で囲み和やかな様子で当時を振り返ることができました。
当日は、多くの方にお越しいただき創立120周年記念を盛り上げていただくことができました。本当にありがとうございました。
職場体験
6月22日(金)に、中学部2年生1名が、福島県点字図書館で1日職場体験を行いました。
録音図書製作体験や点訳講座課題採点の補助、デイジー図書と点字図書の貸し出しと発送作業など、様々な体験をしました。体験活動を通して、点字図書館の役割や将来の進路について考える機会となりました。
職場見学
7月4日(水)に、中学部1年生1名がラジオ福島へ職場見学へ行ってきました。
館内見学では、CM制作の制作様子やニュースを配信するまでの流れなどを見学しました。また、ニュースの報道体験や生放送のラジオ出演まで体験させていただくことができました。数時間の短い体験でしたが、アナウンサーの仕事や働くことへの興味関心が高まりました。
6月18日(月)~22日(金)の1週間、中学部1年生2名が前期校内実習を行いました。校内実習では、働く場にふさわしい態度(あいさつ、服装、時間、言葉遣い、適切な休憩時間の過ごし方)を学びました。実習の内容は、アロマストーン製作と牛乳パック分解です。毎日目標を決めて出来高を点図の表に記録しました。2名とも1週間続けて実習に取り組む大変さや達成した喜びを知ることができました。
6月29日、小学部6年生2名は岩手県盛岡市へ行ってきました。
「桜井記念 視覚障害者のための手で見る博物館」では、動物の剥製や世界の楽器にじっくりと触れることができました。また「白沢せんべい店」では、お店の方に教えていただき、南部せんべいの手焼き体験に取り組みました。自分で焼いたできたてのおせんべいは特別おいしかったです。また昼食は、岩手県の名物わんこそばに挑戦!おなかいっぱい、思い出もいっぱいの修学旅行になりました。
6月29日に小学部3年生1名で、伊達市にある「スマイルパークほばら」に、電車を利用していってきました。
電車を利用するに当たり、事前学習では、切符の値段を調べたり、実際に駅に行ってボタンを押す順番を覚えたりしながら準備をし、当日は券売機を使って一人で切符を買うことができました。
「スマイルパークほばら」では、大型遊具で思いっきり体を動かしました。編み目の場所を慎重に登ったり、坂の上り下りをたくさんしたりと、ヘトヘトになるくらいまで遊びました。
帰りに乗った電車は、珍しいラッピング車両で、電車好きの児童は大喜び。いい思い出になりました。
7月4日(水)、本校を会場として、県北地区のJRC部の高校生とスポーツ交流会を行いました。福島高校、福島東高校、福島東稜高校、学法福島高校より計16名の生徒が参加しました。
交流内容は「ボッチャ」です。「ボッチャ」はパラリンピックの正式種目にもなっている競技です。各校生徒を分けて4チーム編成し、とても和やかな雰囲気の中トーナメント形式で競技が進められました。
一緒に投げ方や順番を相談したり、作戦を練って声をかけ合ったりする中で、ねらい通り、ジャックボールの近くに投げられたときは歓声があがりました。試合後の感想では「ボッチャが楽しかった」「また来年視覚支援学校に来たい」など聞かれました。一緒に活動するなかでボッチャの楽しさを共有しながら、交流することができました。
6月13日に歯と口の健康教室が中学部で行われました。4名の生徒が参加しました。
福島県の歯科衛生士協会福島支部から2名の歯科衛生士さんが来校し、食べ物とむし歯についての話と染め出しを行っての実際の磨き方を指導していただきました。
甘いものをだらだら食べないこと、一日1回はしっかり歯磨き粉を使って歯を磨くことが大切とのことです。(ただし歯磨き粉のつけすぎは禁物です。)
染め出しの結果は思ったよりも赤くなっていて、衛生士さんから磨き方を教えていただき、白い歯が戻るまで鏡を見ながら歯磨きをしていました。よい歯の学校表彰で最優秀賞に輝いた中学部、今年も歯磨き頑張ります。