福島市主催の第45回福祉作品展に出品しました
2019年12月12日 09時45分12月7日(土)~9日(月)3日間、福島市アクティブシニアセンターA・O・Z(アオウゼ)で開催された福祉作品展に小、中学部、高等部普通科、保健理療科の児童生徒の作品を出品しました。
本科保健理療科1年常松桜さんの作品「KOMONOあれこれ」が、「福島市視覚障がい者福祉協会長賞」に選ばれました。
福島県立視覚支援学校
12月7日(土)~9日(月)3日間、福島市アクティブシニアセンターA・O・Z(アオウゼ)で開催された福祉作品展に小、中学部、高等部普通科、保健理療科の児童生徒の作品を出品しました。
本科保健理療科1年常松桜さんの作品「KOMONOあれこれ」が、「福島市視覚障がい者福祉協会長賞」に選ばれました。
後期進路週間(11月11日~22日)
高等部2年生1名は、福島市にある生活介護施設「円風舎」で3日間実習を行いました。午前中は外出して散歩や買い物をしたり、曜日によっては入浴もしたりしました。昼食の買い物では自分の食べたいものを身振りや表情で伝えることができたようです。午後からの自由時間は施設の中でゆっくり過ごしました。円風舎さんの施設や利用者さん、職員の方々の雰囲気がとても良く、リラックスして実習することができました。
進路週間の一環として、11月18日(月)~22日(金)の5日間、中学部4名、高等部2名で後期校内実習を行い、集中して仕事をするという意識や働く場にふさわしい態度を学びました。さらに高等部生については、 今後の課題を明らかにし、卒業後の進路についても具体的に考える機会として行いました。
実習では、牛乳パックを再利用したパルプ玉作りやしおり作りなどを行いました。6名それぞれが集団の中で働くことを通し、自分の目標を持ち、振り返りをしながら取り組むことができました。
▲しおりに紐を通しています。
▲集中して作業に取り組むことができました
11月7日木曜日娯楽室にて、むつフェス2019を行いました。今回の行事は8月からむつまじ会ミーティングを定期的に行い、舎生同士で話し合いを重ね、内容、準備、買い物を計画的に進めてきました。
舎生が“タピオカドリンクショップ”“つりゲーム”“ブラックボックスとひもくじ”のお店を企画しました。当日は自分たちが楽しむだけではなく、学校の先生方も招待し、寄宿舎全体が元気な笑い声で盛り上がりました。そして舎生からは「楽しかった!」「またやりたい!」という声が上がりました。
これからも引き続き充実した自治会活動を行い、楽しい寄宿舎生活になるようにしたいと思います。
~学習成果の発表を行いました~
ふくしま教育週間学校公開の取組の一つとして、11月1日(金)に各学部の学習成果の発表を行いました。保護者の他、卒業生や学校評議員の皆様が来校され、児童生徒に大きな拍手や称賛の言葉を送ってくださいました。
小学部発表「ダンゴムシすごいぜ!」
生活科の学習で「ダンゴムシ」を飼育・観察した記録や実験の結果を発表しました。ダンゴムシのすごさと、児童の「ダンゴムシ大好き!」という気持ちが、観客の皆さんにも十分伝わりました。
中学部発表「個人弁論、合唱」
8名の生徒が、自分の思いを言葉に綴った弁論を発表しました。弁論の発表のあと、心を一つにして合唱曲「マイバラード」を歌いました。
高等部普通科発表「修学旅行」
東京方面へ修学旅行に行き、自分が体験してきたこと、見学によって知ったことをビデオやパワーポイントを使用して発表しました。
高等部本科保健理療科・専攻科理療科発表
来校した方々に、理療科を少しでも知っていただくため、理療科(職業教育課程)の歴史や学習内容、卒業後の就職先などについての発表を行いました。また、後半はマッサージ体験をとおして、理療科の実技の成果を体験していただきました。
11月15日、本校において、通信の東北地区点字競技会が行われました。
11月1日の日本点字制定記念日にちなみ、11月1日~15日の間で、東北の各盲学校・視覚支援学校が実施します。全国大会と隔年で、今年は東北大会でした。
競技は、2分間の五十音書き、転写、聴写の3種目です。点字盤でより速く、正確に書く力を競います。今年度は、中学部生1名の参加です。約1か月、朝練をして本番に臨みました。校内では、年に2回、文字能力テストの中で、五十音書き、転写、聴写に1分間の速読を加えて実施しています。
読み書き能力は学力の礎、小学部からだんだんと力をつけてきました。
11月13日、理療科生徒が福島市曽根田にある高齢者入所施設「メープルハイム苑華」にてマッサージ・ボランティアを実施しました。同施設では10年以上にわたって年2回の社会奉仕活動を続けており、生徒たちのマッサージを心待ちにしている利用者さんも多くいらっしゃいます。
今回はまだ臨床実習には出ていない1年生も見学に同行し、教員の指導の下、少しだけではありますが利用者さんへの施術を行いました。いくつかの外部イベントでの施術の経験はありますが、高齢者の方への施術は初めてで緊張気味の1年生でした。生徒たちからは、「利用者の方からたくさんのありがとうと笑顔をいただくことができた」という感想もあり、高齢者への接し方やコミュニケーションを学ぶ貴重な経験となりました。
♪ 芸術鑑賞会が行われました ♪
11月6日(水)、芸術鑑賞会を行いました。長谷川ファミリーの皆さんをお迎えし、ピアノやバイオリンをはじめ、ハープ、チェロ、パーカッション等の演奏や歌、バレエなど、様々な音楽・芸術に触れる機会となりました。
【バレエ鑑賞】
ほとんどの児童生徒はバレエを鑑賞するのが初めてでした。バレエをよく理解できるよう、見る以外に、トウシューズや身体を触らせていただいたり、一緒に踊って動きを体験したりしました。バレエの美しさや優雅さはもちろんのこと、バレリーナのお姉さんの身体の柔軟性にびっくりしました。
【音楽鑑賞及び楽器の演奏体験】
童謡からクラシックまで、幅広いジャンルの音楽を聴かせていただきました。演奏会終了後には、長谷川ファミリーの皆さんのご厚意で大切な楽器に触れさせていただき、楽器の形や大きさ、音色などを体感することができました。
10月17日(木)に、視覚支援学校及び聴覚福島校の幼児・児童・生徒を対象に第2回避難訓練を行いました。校舎内での出火を通りかかった職員が発見し、大きな声で迅速に近隣教室に出火場所を伝え、火元から離れるように避難する訓練でした。
今回の訓練を通して、出火場所の特定が安全な避難には重要であること、声をかけ合い伝え合うという人と人との連携が大切であることなどを学びました。今後も、防災教育を通して、安心・安全な学校づくりに努めていきたいと思います。
全国盲学校弁論大会優勝!!
2019年10月4日、東京都立文京盲学校体育館にて第88回全国盲学校弁論大会が開かれ、東北地区代表として発表した本校高等部保健理療科1年常松桜さんが優勝しました。
「シロウサギ」という演題で、生まれつき色素の薄いアルビノとして、見た目が白いがために辛い経験をしながらも、自分らしく、ありのままの姿で、人の痛みがわかる、格好いい理療師を目指し、これから大人になるアルビノの子供たちのために、差別や偏見の残る社会を自分なりの発信で変えていくと決意を語りました。
小学6年の春に、白い髪を黒く染め、そしてまた本校普通科を卒業し、理療科の入試を終えて、白い髪に戻した行動に涙を流したと、全盲の審査委員長・四天王寺大学院名誉教授・槙秀俊(シン ヨンホン)先生が、涙ながらの講評をしてくださいました。
特別審査員は、東大先端研教授・盲聾の福島智さん。指点字通訳と知ったのが、点字毎日の記事で、大会の10日前。それからは毎朝、体育館で、指点字が間に合うように、文と文の間を切るよう心がけて練習しました。
当日は、緊張することなく、最後はガッツポーズがでるほどの会心の出来で、大きな拍手の後に、涙する様子が観客席のそこここから聞こえました。