第2回避難訓練
2019年10月23日 09時54分10月17日(木)に、視覚支援学校及び聴覚福島校の幼児・児童・生徒を対象に第2回避難訓練を行いました。校舎内での出火を通りかかった職員が発見し、大きな声で迅速に近隣教室に出火場所を伝え、火元から離れるように避難する訓練でした。
今回の訓練を通して、出火場所の特定が安全な避難には重要であること、声をかけ合い伝え合うという人と人との連携が大切であることなどを学びました。今後も、防災教育を通して、安心・安全な学校づくりに努めていきたいと思います。
福島県立視覚支援学校
10月17日(木)に、視覚支援学校及び聴覚福島校の幼児・児童・生徒を対象に第2回避難訓練を行いました。校舎内での出火を通りかかった職員が発見し、大きな声で迅速に近隣教室に出火場所を伝え、火元から離れるように避難する訓練でした。
今回の訓練を通して、出火場所の特定が安全な避難には重要であること、声をかけ合い伝え合うという人と人との連携が大切であることなどを学びました。今後も、防災教育を通して、安心・安全な学校づくりに努めていきたいと思います。
全国盲学校弁論大会優勝!!
2019年10月4日、東京都立文京盲学校体育館にて第88回全国盲学校弁論大会が開かれ、東北地区代表として発表した本校高等部保健理療科1年常松桜さんが優勝しました。
「シロウサギ」という演題で、生まれつき色素の薄いアルビノとして、見た目が白いがために辛い経験をしながらも、自分らしく、ありのままの姿で、人の痛みがわかる、格好いい理療師を目指し、これから大人になるアルビノの子供たちのために、差別や偏見の残る社会を自分なりの発信で変えていくと決意を語りました。
小学6年の春に、白い髪を黒く染め、そしてまた本校普通科を卒業し、理療科の入試を終えて、白い髪に戻した行動に涙を流したと、全盲の審査委員長・四天王寺大学院名誉教授・槙秀俊(シン ヨンホン)先生が、涙ながらの講評をしてくださいました。
特別審査員は、東大先端研教授・盲聾の福島智さん。指点字通訳と知ったのが、点字毎日の記事で、大会の10日前。それからは毎朝、体育館で、指点字が間に合うように、文と文の間を切るよう心がけて練習しました。
当日は、緊張することなく、最後はガッツポーズがでるほどの会心の出来で、大きな拍手の後に、涙する様子が観客席のそこここから聞こえました。
9月11日に、第42回全国盲学校珠算競技大会が本校解剖実習室にて行われました。
本校からは中学部生徒が1名参加しました。
この競技大会は珠算の技能を競い、珠算に対する興味・関心を高め、その技能向上を図る目的で、2年に1度実施されています。種目は 乗算と 除算、読み上げによる加減算、暗算の4種目が行われます。
参加生徒は大会に向けて、1ヶ月間毎朝の朝自習や放課後の時間を利用して、苦手な種目を中心に練習に励んできました。
大会当日は少し緊張したようでしたが、最後まで集中して手指を次々と動かして頑張りました。
9月10日に、保健福祉センター内にある中央デイサービスセンターで理療科生徒が社会奉仕活動を行いました。年に1回の訪問で、短時間のマッサージ体験にも関わらず、楽しみにしてくださっている方が多く、利用者さんとの交流を通して、理療の仕事の大切さを確認する機会となるとともに、今後の進路を考えるうえでも貴重な機会となりました。
9月30日の6校時に、令和元年度前期終業式が本校体育館にて行われました。
校長先生から夏休みを含めた前期を振り返り後期に向け目標をもって努力することの大切さについて、ラグビーワールドカップや4日に迫る全国盲学校弁論大会、2月の国家試験の話題を絡めてお話がありました。また式に先立ち、賞状伝達が行われました。
10月1日の1校時、後期始業式が放送により行われました。
後期は、進級、進学に向けての大事な時期ということで、目標に向かってそれぞれに努力しましょう、応援していますというお話が伝えられました。
9月18日~20日の3日間、高等部本科保健理療科・専攻科2年生3名の修学旅行・研修旅行を実施しました。
1日目のグローバルスポーツ医学研究所では、フェイスマッサージを体験しました。顔の筋肉をほぐすことがこんなに気持ちのいいことなのだと初めて知りました。男性のお客様も多く受けているそうです。また、KDDIチャレンジドでは、ヘルスキーパーの仕事を見学・体験しました。先輩方に話を伺いながら会社に勤めるマッサージ師としての仕事に将来の可能性を感じることができました。
2日目の日本指圧専門学校では、指圧の体験と学校見学をさせていただきました。学校の設備や指圧の道場にも驚きましたが、一番の驚きは故浪越先生の母指の大きさです。そして指圧の奥深さにも感動しました。中華街ではちょっと休憩。
また、株式会社レストでは、3代目で20年以上の施術経験を持つ院長先生のお話を伺いました。お客様ファースト、新しいことへのチャレンジ、治療院の雰囲気づくりなど院長先生のプロとしての在り方に触れ独立開業への夢を抱くことができました。
3日目は赤レンガ倉庫、シーバス、etc。横浜の文化にも触れてきました。
今回の修学旅行・研修旅行を通して、将来のビジョンを具体的に持つことができました。目標をしっかりと設定し日々の学習に取り組みたいと思います。
9月18日から9月20日の3日間、高等部普通科2年生と3年生の修学旅行を東京方面で実施しました。1日目は、グループ学習で、第五福竜丸展示館、日本科学未来館、池袋サンシャイン水族館、2日目は、葛西臨海水族館、東京ディズニーランド、3日目は、国立科学博物館、浅草雷門、水上バス乗車など、たくさんのことを体験、学習してきました。
*東京ディズニーランド
みんなで、「イッツ・ア・スモールワールド」を楽しみました。
*国立科学博物館
地球の生命進化や、科学技術の歴史などを学びました。
*浅草雷門
観光客の人々でごった返していて、びっくりしました。
福島県立視覚支援学校 「学校公開」のご案内
〇『学校公開』
10月30日(水)~11月6日(水)の5日間
午前8時40分~15時00分
・11月1日(金)は、児童生徒の学習成果発表を行います。
〇『芸術鑑賞会 ~長谷川ファミリーコンサート~』
11月6日(水) 13時20分~14時40分
本校体育館
※出演者の意向により、未就学児の入場はご遠慮下さい。
9月13日(金)に、年間を通じて、交流したり共同で学習を行ったりしている聴覚支援学校福島校の皆さんと一緒に、郡山カルチャーパークへ行ってきました。
本校小学部児童は、大好きな電車での遠足ということもあり、大張り切り。事前学習で切符の値段や券売機の使い方を調べたり、エスカレーターの昇降の仕方を練習したりして、準備万端です。
友達と一緒だと、電車の座席で身を寄せ合い、並んで座っているだけでも楽しくなって、にっこにこ。車窓から見える景色やすれ違う貨物列車、トンネルなど、その度に子供たちから歓声が上がりました。
カルチャーパークでは、遠足のしおりを見ながらみんなで相談し、「メリーゴーランド」「豆汽車」「ティーカップ」など、たくさんの乗り物に乗りました。「ミラーハウス」は、鏡に囲まれた不思議な迷路。進路を間違えると鏡に激突してしまいます。でも、白杖を持っていた本校児童は、鏡にぶつかる前に白杖が危険を知らせてくれるので、心配無用。白杖の便利さを再確認する機会にもなりました。
帰りには「楽しかったね。」「また行きたいね。」との声が子供たちからたくさん聞かれ、思い出に残る遠足となりました。
電車の中も、楽しいな。 | 豆汽車、しゅっぱーつ! |
ミラーハウスは不思議な迷路。 「あれ!?ぼくが二人いる!」 | 遠足、楽しかったよ。また行きたいね。 |
第3回全国盲学校フロアバレーボール大会いわて大会出場!
令和元年8月20~22日、第3回全国盲学校フロアバレーボール大会いわて大会が、花巻市総合体育館で開かれました。全国大会3年連続出場は名古屋盲学校と本校の2校のみでした。
「東北地区代表として感謝の気持ちを忘れず、平常心で互いに声をかけあって全国制覇を目指そう!」と、暑い夏の練習も頑張ってきました。
本大会は全出場校が花巻温泉に宿泊し、20日夕食後に組み合わせ抽選会が行われました。主将の佐藤裕香さんが代表でくじ引きし、予選リーグはBグループ(本校・筑波大学附属視覚特別支援学校・名古屋盲学校)と決まりました。
◆8月21日(水)予選リーグ
第1試合 福島県立視覚支援学校 vs 筑波大学附属視覚特別支援学校
第1セット 6-15 第2セット 8-15で筑波附属の勝利。
第2試合 福島県立視覚支援学校 vs 名古屋盲学校
第1セット 15-8 第2セット 15-11で福島が勝利
第1試合は初戦の緊張と、相手のすばやい動きや多彩な攻撃パターンに本校らしい攻撃をすることができず、あっという間に1セットを取られてしまいました。さらに、巻き返そうと臨んだ2セット目に本校前衛がブロックアウトを狙われ、不運な形で選手交代を余儀なくされました。最後まで粘りましたが惜しくも敗れました。
試合後には選手同士でミーティングを持ち、チームスローガン「心・技・体」を再確認し、一人一人がやるべきことを整理し、気持ちを切り替えて2試合目に臨むことができました。
名古屋盲学校との試合は、第1セットは一人抜けた穴をみんなでカバーしながら本校のペースで試合を進めることができました。第2セットは一進一退、どちらに転がってもおかしくない戦いでしたが、1試合目の反省を生かし最後までお互いに声をかけあいながら勝利することができました。生徒たちの成長を感じることのできた試合内容でした。
予選リーグでは3ブロックとも2位が同率となり、夕食後に決勝リーグ進出をかけての抽選会となりました。その結果、交流戦に回ることになりました。
抽選会の結果を受けて、全員ホテルのロビーに集まり、選手間でミーティングを行いました。試合の反省、明日に臨む心の面、具体的な戦術までを真剣に、そして和やかに話し合う姿が見られました。
◆8月22日(木)交流戦
第1試合 vs盛岡視覚支援学校 8-11で福島の勝利
第2試合 高知県立盲学校・鳥取盲学校 vs 松本盲学校 3-11 で松本の勝利
第3試合 vs 名古屋盲学校 11-10 で福島の勝利
第4試合 vs 松本盲学校 11-9 で福島の勝利
交流戦は1セット11点先取の試合でした。福島は、この4月から入部した中学生も含め、全員が出場し、練習の成果を発揮することができました。全試合が1点を争う好ゲームとなり、その緊迫した雰囲気の中で全勝できたことは、次年度に向けてもチームとして大きな力となりました。
今年度は、「中学生と理療科生」という年齢差の大きいチーム構成でした。練習からミーティングを大切にし、互いに意見を出し合い、反省したり自分たちのできることをまとめたりすることが、試合を重ねるごとに定着し、その成果を全国大会の場で発揮することができました。また年長の生徒が若い生徒を励ましたり、理療科生が中学生にアドバイスしたりする姿は、生徒同士の良い関係性をうかがい知ることができ、気持ちの面での成長を感じることができました。
決勝戦は、昨年度準優勝の大阪府立大阪南視覚支援学校と、予選で対戦した筑波大学附属視覚特別支援学校で行われ、セットカウント2-0で大阪が勝利しました。スタンドから決勝戦を観戦し、悔しい気持ちとともに、「次は決勝で戦いたい!」と来年度のリベンジにむけて意欲が高まっているようでした。
本大会出場に際しまして、チームのスローガン「心・技・体」の3文字と、選手が決意を書いた模造紙に、多くの方からも応援メッセージをいただきました。当日会場に応援にかけつけて下さった方々を含めて、保護者の皆さんをはじめ、多くの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。本当に応援ありがとうございました。