全国盲学校弁論大会優勝!!
2019年10月16日 09時53分全国盲学校弁論大会優勝!!
2019年10月4日、東京都立文京盲学校体育館にて第88回全国盲学校弁論大会が開かれ、東北地区代表として発表した本校高等部保健理療科1年常松桜さんが優勝しました。
「シロウサギ」という演題で、生まれつき色素の薄いアルビノとして、見た目が白いがために辛い経験をしながらも、自分らしく、ありのままの姿で、人の痛みがわかる、格好いい理療師を目指し、これから大人になるアルビノの子供たちのために、差別や偏見の残る社会を自分なりの発信で変えていくと決意を語りました。
小学6年の春に、白い髪を黒く染め、そしてまた本校普通科を卒業し、理療科の入試を終えて、白い髪に戻した行動に涙を流したと、全盲の審査委員長・四天王寺大学院名誉教授・槙秀俊(シン ヨンホン)先生が、涙ながらの講評をしてくださいました。
特別審査員は、東大先端研教授・盲聾の福島智さん。指点字通訳と知ったのが、点字毎日の記事で、大会の10日前。それからは毎朝、体育館で、指点字が間に合うように、文と文の間を切るよう心がけて練習しました。
当日は、緊張することなく、最後はガッツポーズがでるほどの会心の出来で、大きな拍手の後に、涙する様子が観客席のそこここから聞こえました。