毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「我が家のおすすめ献立をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、11点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞・特別賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】 「旬の味覚を食べよう」 きのこと鮭のバターしょうゆ炒め きのこサラダ 野菜たっぷりスープ にんじんのグラッセ (バナナ) | |
家族と一緒に苦手な人でも食べやすい食べ方を考えて応募してくれました。きのこなどの苦手だった食材も給食のおかげで食べられるようになったそうです。
【特別賞】 「あったかくなるわくわくメニュー」 カニチャーハン 豚汁 おでん いももち | |
冬の食材の中から、おいしくて、あったかくなるのもを選んで応募してくれました。カニやにんじん、白菜、大根といった旬の食材たっぷりの献立です。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“たらこクリームパスタ”“フライドさつまいも”“エビマヨブロッコリー”“レンコン入りカレーシチュー”なども給食に取り入れていただきました。どの献立もとても好評で、「おいしかった」という声がたくさん聞こえてきて、たいへん充実した給食週間となりました。
12月22日(水)、5・6校時目に、普通科の交流学習、『ジョイントコンサート』を行いました。
普通科では、福島高校・橘高校の合唱部との交流学習を行っており、ジョイントコンサートは9回目になります。今年度は、大笹生支援学校も加わり、4校での開催となりました。
コロナウイルス感染拡大の影響で、昨年度は本校内で「幻のジョイントコンサート」としたため、他校との交流は2年ぶりの開催です。
感染対策の一つとして、体育館フロアに学校毎の仕切りを設置しましたが、ビニールのシートはクリスマスの装飾で鮮やかに彩られ、コンサートの雰囲気を盛り上げました。
1 視覚支援学校普通科
①「ピエ・イエズ」 作曲 アンドリュー・ウェーバー
②「荒れ野にみつかい」 讃美歌
③「クリスマスソングメドレー」 視覚支援バージョン
コンサートは、本校1組生徒による美しいデュエットで幕を開けました。普通科生徒全員によるクリスマスメドレーでは、ハンドベルやウィンドチャイムなどたくさんの楽器を用いて、心を込めて演奏しました。
2 大笹生支援学校 選択音楽グループ
①「Four Beat Performance」 作曲 源田俊一郎
②「Ave Maria」 作曲者不詳
③「風になりたい」 作詞・作曲 宮沢和史
④「花は咲く」 作詞 岩井俊二 作曲 菅野よう子
3 橘高校合唱部
①「あわてんぼうのサンタクロース」
作詞 吉岡治 作曲 小林亜星
②「みやこわすれ」 作詞 野呂昶 作曲 千原英喜
③「ほらね」 作詞 いとうけいし 作曲 まつしたこう
4 福島高校合唱部
①「3声のカプリチャータ」 作曲 A.バンキエリ
②「クリスマスソングメドレー」 編曲 伊藤康栄
荒れ野の果てに~きよしこの夜~もろびとこぞりて
③「アヴェ・マリア」 作曲 アルカデルト
④「We wish a merry Christmas」 編曲 アリス・パーカー
5 全体合唱「翼をください」「群青」※1
会場にいる参観者も含めて、全員で2曲を合唱しました。体育館いっぱいに美しい歌声が響き渡り、一体感を感じる空間となりました。
コンサート後には全員で記念撮影をし、交流の記念に、2組作業学習で製作したリサイクル点字用紙のポチ袋を渡しました。
生徒からは、「コロナ禍で活動が少ない中、他校の生徒と一緒に歌えて楽しかった」「音楽を通してみんなの心がひとつになった」「来年も交流を続けていきたい」といった感想が多く聞かれました。
音楽を通した同世代との貴重な交流会の継続につなげていきたいと思います。
※1「群青」 作詞 小高中学校卒業生 作曲 小田 美樹 編曲 信長 貴富
本校高等部卒業証書授与式 式歌でもある曲です。
第45回通りゃんせ基金の募金活動が12月6日(月)から10日(金)の昼休みの時間を利用して行われました。生徒会役員が一丸となって校内放送や呼びかけに取り組み、総額33,449円が生徒や先生方の善意によって集まりました。ご協力いただいた皆さんありがとうございました。
今回集まった募金は、12月24日(金)に生徒会会長と副会長によってラジオ福島さんへお持ちし、音の出る信号機や音の出る案内装置の設置、様々な福祉機器に役立てていただきます。
また、今年もラジオ福島さんの「第45回ラジオ・チャリティー・ミュージックソン~声でつながる音でとどけるおうちdeミュージックソン」のコーナー内で、本校の2名が生放送に出演してきました!
出演した生徒の感想:「最初は緊張したけど、出演者の方々が盛り上げてくださって流石プロだと感じました。本番は楽しくてあっという間に終わってしまいました。」
12月16日(木)に年末の大掃除を行いました。
4月から使ってきて普段は手が回らない場所を選んで” 感 謝 ”の気持ちを込めて” き れ い ”にしました。
【相談室清掃グループ】
【下駄箱清掃グループ】
【娯楽室清掃グループ】
12月14日(火)に今年最後のテーブルマナー教室(寄宿舎)を開催しました。1回目はハンバークステーキ、2回目は鶏の柚子みそ焼き、3回目はメルルーサのムニエルをメインディッシュに開催しました。みんな、最後まで箸に変えることなくフォークとナイフでがんばって食べていました。普段使い慣れていない洋食器ではありましたが、これらの食器のもたらす豪華さや特別感を喜びや楽しみに感じ、食事時間を楽しんでいました。
12月9日(木)、寄宿舎自治会行事であるお楽しみ会を開催しました。今年は、IQクイズの会と称し、3チームに分かれてクイズを出し合いました。「みんなが楽しめて達成感のある会にしたい!」と、それぞれが役割を持ち、準備を進めてきました。寄宿舎ならではのクイズやイントロクイズなど、悩みながらもチームで協力して考える姿が印象的でした。
さらに、個性溢れる衣装も会を盛り上げてくれました。手作りの帽子や好きなキャラクターなど、思い思いの姿で楽しいひと時を過ごすことができました。
12月8日に、薬物乱用防止教室を開催しました。
学校薬剤師からは薬の用法・用量を守る事の大切さや、点眼薬の正しい使い方などに加え、カフェインやアルコール、タバコ、危険ドラッグが身体に及ぼす害について教えていただきました。体の不調を治してくれる薬も使い方を誤ると危険な目にあったり、大麻や覚せい剤といった危険なドラッグが、思っていたより自分たちの身近にあったりすることを知ることができました。
毎年、高等学校文化連盟特別支援専門部では、各校高等部生徒の作業製品や、絵画、手工芸品等を集めた作品展を開催しています。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、今年度はWeb上での開催となりました。
本校からは、高等部普通科のM.SさんとK.Kさんの作業製品や作品を出品しております。日頃の学習の成果を見ていただくとともに、他校の作業製品や作品もお楽しみください。
作品展は12月1日(水)~12月31日(金)まで開催しております。下記のURLやQR
コードよりお入りください。
作品展URL: https://bit.ly/3kMuNBd
作品展QRコード
11月5日(金)本校PTA主催の「点字ブロック理解推進キャンペーン」が開催されました。
点字ブロックは、目に障がいをもつ人にとって大切な道しるべなのですが、そのことを知らない方がまだまだいらっしゃいます。一人でも多くの方に点字ブロックの大切さを知ってもらおうと、9年前から行っている活動です。児童生徒が考えたメッセージを入れたポケットティッシュを多くの人に渡すことで、点字ブロックの大切さを伝えてきました。去年、今年と新型コロナウイルス感染症の影響もあり、街頭での配布活動を中止し、学校周辺のお店等にポケットティッシュを置いていただくようにしています。
校長先生のお話の後、小学部・中学部・高等部から計13名の児童生徒および保護者と教員が学校を出発し、手分けして13の商店等にお願いをしてきました。児童生徒は緊張しながらも、点字ブロックの大切さを伝えることができたようです。地域の皆様にも優しく対応していただき、当初の目的に加え、地域とのつながりをいっそう強くできた活動となりました。
3年に一度開催される本校の文化祭「しゃくなげ祭」が10月23日(土)に、本校体育館で行われました。
しゃくなげ祭に向け、夏休み前から児童生徒代表のしゃくなげ祭実行委員たちが、テーマやテーマソングの募集をして決めたり、開閉会式の運営を計画したりしました。
開会式では、しゃくなげ祭実行委員の児童生徒がよさこいの法被を着て、ステージに上がりました。しゃくなげ祭のテーマ「ONE TEAM 最高の笑顔でジャンプ!」と、テーマソングの嵐「カイト」について、実行委員から紹介がありました。その後、「エイエイオー」の掛け声にあわせて、児童生徒全員でジャンプをし、開会が宣言されました。
小学部の発表は、『ゆかいな虫たちの発表会』でした。小学部の児童5名は、みんな虫が大好きです。教室や廊下では、いろいろな虫を飼っています。虫の鳴き声を聞いたり、飛ぶ様子やさなぎになる体の色の変化に気づいたりしています。発表では、「虫」をテーマに、音読や楽器演奏をしました。クイズでは、虫の鳴き声や食べているときの音などが問題になり、参観者から「なんの虫だろう。」、「わからないなあ。」、「へえ、そうなんだ。」などの声が聞こえ、虫について色々なことを知ることができました。最後には、みんなで虫に大変身。「昆虫太極拳」で、博士から合格をもらい、立派な虫になりました。
中学部の発表は、合唱『君と歩こう』と『ふくしま健康体操』の紹介でした。中学部6名の素敵なハーモニーが体育館に響きました。その後は、福島県が開発した「ふくしま健民アプリ」で紹介されている、音楽のリズムとそれに合わせた動きを組み合わせた健康体操の紹介でした。140曲以上もあるレパートリーの中から、TRFの「CRAZY GONNA CRAZY」と西城秀樹の「YOUNG MAN」2曲を紹介しました。それぞれ1回目は中学部生たちが模範を行い、その後参観者も一緒に体操をし、会場全体で盛り上がりました。
高等部普通科の発表は、『はばたけ!希望の翼をひろげて』でした。総合的な探究の時間にライフプランニング学習に取り組み、それぞれが希望する進路に向けて課題に取り組んできました。それぞれ、将来働くために必要なこと、将来の進路先に考えている専門学校や治療院の見学をして分かったこと、卒業した先輩たちにインタビューをして分かったことなど、将来の夢を実現するために大事なことを、スライドやパネルなどを使って分かりやすく発表しました。
高等部理療科の発表は、『(邪)気滅の刃』でした。理療科生たちが、(邪)気殺隊に扮し、これまで理療科で学んだあんま、マッサージ、鍼、灸を使い、村人を体調不良にして苦しめていた湿邪、燥邪、寒邪、風邪の邪気軍団を倒す、痛快なアクション劇を披露しました。視覚障がいに配慮し、登場人物の服装や動きの様子を言葉で説明する、音声ガイド付きの演劇でした。予行練習では、小学部の児童たちが大きな声で(邪)気殺隊に声援を送ったり、児童生徒たちが拍手をしたりして応援をし、無事邪気軍団を倒すことができ、大変盛り上がりました。
閉会式では、児童生徒たちの代表がしゃくなげ祭の感想を発表しました。その後、体育館の照明を落とし、嵐の「カイト」の曲に合わせて、一人一人サイリウムを振りながら歌いました。そして、最後もテーマにもあるように、「エイエイオー」の掛け声に合わせ、全員で笑顔でジャンプをし、実行委員長のあいさつとともに閉会となりました。