祝 東京2020パラリンピック出場おめでとうございます!!
8月24日(火)から東京2020パラリンピックが開催され、本校の卒業生でもある半谷静香選手が、柔道女子48kg級に出場します。そこで、本校の児童生徒や教員が半谷静香選手に向けて応援メッセージを書きました。
半谷選手の大会予選は、8月27日(金)から行われます。
(応援メッセージ一部紹介)
・一本!! がんばってください。 (小学部児童)
・福島からエールを送ってます。 (中学部生徒)
・自分の学校から出るのは誇りです。目指せ金!! (高等部生徒)
・自分の夢に向かって頑張ってください。 (小学部教員)
・半谷さんの切れのある技で世界をあっと言わせてください! (中学部教員)
・悔いない戦いを! (高等部教員)
・卒業生が世界で活躍することは本校の誇りであり、先輩の挑戦する姿は、在校児童生徒の大きな励みになります。これまで培った力を存分に発揮し、充実した大会にしてください。みんなで応援しています。 (校長)
(寄せ書き写真)

7月21日(水)5校時、夏季休業前全校集会が放送にて実施されました。はじめに各大会等の受賞者(学校歯科保健指導優良校、福島県たなばた展、東北地区盲学校弁論大会)の紹介がありました。その後、校長より「制約された生活の中でも、目標や目的をもって有意義な夏季休業を過ごしてください」との話がありました。

なお放送後には校長室にて、受賞者一人一人に賞状等が学校長より授与されました。

7月16日(金)に進路説明会を実施しました。
講師に、社会福祉法人陽光会 清心荘指定相談事業所 相談支援専門員の木田尚文様をお招きして、福祉サービス事業所の現状と福祉サービス利用に向けた手続き等について講話をしていただきました。年金や卒業後のサービス利用に向けた流れなど、細かい部分までお話ししていただきました。保護者との情報交換の場もあり、有意義な会となりました。
ご協力ありがとうございました。

フロアバレーボールを中心に活動する球技部。7月を迎えて3年生の引退試合が本校体育館で行われました。

白熱した試合!!

3年連続出場していた全国盲学校フロアバレーボール大会が、コロナウイルス感染拡大に伴い2年続けて中止となってしまいました。そのため、唯一全国大会経験者の3人が引退となりました。
試合後に、3年生から後輩たちへ思いを伝えました。

様々な活動が制限され、生徒が集まって一つの目標に向かって取り組む機会が激減する中、球技部全員で明るく楽しそうに試合に臨む姿が印象的でした。

笑顔で、ピース! |
「もう一度全国の舞台に立ちたかった・・・」という悔しい思いもあったでしょうが、その思いはきっと後輩たちが受け継いで行ってくれることでしょう。
6月23日(水)に第70回(令和3年度)東北地区盲学校弁論大会が本校にて実施されました。
この大会は、弁論を通して、東北地区盲学校の文化活動の健全な育成と発展を図るとともに、各校の親善を深めるものとして毎年開催されています。残念ながら、昨年度はコロナ感染症の影響で、東北大会、全国大会共に開催中止となりました。今年度も、開催が危ぶまれましたが、開催方法を動画審査とオンライン配信という形に変えることで、開催に繋がりました。例年とは違う開催方法でしたが、それぞれの弁論からは、真剣な眼差しと熱い想いが画面からでも伝わってきて、出場した弁士はもちろん、審査員の先生方・オンライン配信で視聴した東北各校の皆さんから、開催できてよかったとの声を聴くことができました。
今年度、最優秀賞を受賞した宮城県立視覚支援学校高等部生徒は、大阪にて開催予定の全国盲学校弁論大会に出場されます。


7月15日に第2回命と心の健康教室が中学部と高等部でそれぞれ行われました。
中学部では、「人との距離感」と「異性とのかかわり方」について学習しました。点字ブロックを使用して、距離感を体験したり、事例をもとに話し合いをしたりしました。人とかかわるなかで、相手を思いやる気持ちや、良好な人間関係を築くにあたってのルールやマナーを考えることができました。
高等部では、「ジェンダー」について簡単な説明の後、グループに分かれていくつかのテーマを選び、話し合いました。日頃からなんとなく耳にしていた言葉やニュースをきっかけに、様々な意見を出し合い、今回のテーマを通して「自分らしく生きていく」ということについて改めて考える機会となりました。

異性との、距離感の違いを体験している様子(中学部) | 
生徒全員で話し合いをしている様子 (中学部) |

グループに分かれて話し合っている様子(高等部) |
【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇高等部普通科 模擬試験・職場見学・報告会
1組の生徒は、総合学習や自立活動の時間を通して「ライフプランニング」学習に取り組んできました。自分の夢や目標に向けた10年後の生活を想像し、自分に必要なことは何か、どんな方法で自分の力を伸ばしていくのかを考え実践してきました。
学力の向上に向けた実践では、2年1組は6月14日(月)に模擬試験を実施しました。そして、各教科の担当教員に予習や復習の仕方を聞いたり、自分に合った学習方法について考えたりしました。教科ごとに学習の方法が異なり、教科の特性に応じた学習の仕方を知ることができました。
1年1組では、6月17日(木)に「こおり治療院」の職場見学へ行きました。どんな力が必要か、見えにくさからくる困難さをどのように克服してきたか等、自分の進路実現に向けた話を聞いてくることができました。
6月30日(水)には、普通科進路週間報告会を実施しました。生徒一人一人が、自分の将来について考え、課題を発見し、今後どのように問題を解決していくかを、みんなの前で発表し、自主的に質問をするなど、大変有意義な進路週間になりました。


【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇令和3年度 中学部 職場見学
中学部1年生2名は、6月18日(金)、職場見学のため、学校と同じ敷地内にある福島県点字図書館を訪問しました。
はじめに、図書館長であり、本校理療科でも教鞭をとられている、金子久雄先生から図書館の概要を説明していただきました。県内外の登録者数と利用状況、主な業務である点字本やデイジー本の貸出や図書の製作についてお話いただきました。特に、点字本やデイジー本の製作には、地域のボランティアさんの協力が欠かせないことも教えていただきました。週末は、仕事が休みのボランティアさんたちが点訳や音訳の作業に来るため、図書館が混み合う等、製作の舞台裏も聞くことができました。生徒たちにとってはどれも初めて聞く話で、新鮮な驚きだったようです。また、ボランティアさんは、作業にあたり、事前にたくさんの研修を受けていることを知り、仕事をするためには勉強が必要であることも学びました。

講話の後は、施設内を案内していただきました。まずは、製本室です。1冊の図書は、点訳すると文字量が増えるため、分冊といって、何冊かに分けて製本されます。原本と、点訳されて3冊になった点字本に触れることで、点訳作業が多くの人の力を借り、時間をかけて丁寧に行われていることを実感することができました。また、本の朗読と録音を行うスタジオや音声を編集し、専用のCDにするデイジー室も見学しました。
録音は正しく読めるまで繰り返し行われるため、スタジオで何時間も過ごすボランティアさんの話を聞き、仕事をすることの大変さも知ることができました。


最後は、質疑応答と館長からのまとめの講話の時間です。質疑応答では、生徒たちが事前学習の過程で抱いた素朴な疑問にも丁寧に答えていただきました。また、まとめの講話では、今後の学習に生きる、以下のような言葉を生徒たちにくださいました。
「どの仕事をするにしても、勉強が必要である。講話のとき、将来は声にかかわる仕事がしたいと言ってくれた人がいました。声にかかわる仕事では、漢字も含め、原稿や台本を正しく読むことが求められます。なので、今は、学校の勉強を大切に、しっかりと取り組んでほしいと思います。ボランティアさんは、空いた時間を使ってたくさん勉強や作業もしていますが、お金はもらえません。では、なぜ仕事の合間を縫って、休みの日でも点訳や音訳の作業ができるのか。それは、読んでくれる人、聞いてくれる人がいるからです。そういう一生懸命な気持ちをもったボランティアさんたちが作ってくれている本なので、借りた本は最後まで大切に読んでほしいです。」
金子館長には見学を通して、どの仕事をするにしても身に付けておく必要がある力や大切にしたい心がけについてたくさん触れていただきました。事後指導の感想では、「苦手な漢字の勉強もがんばりたい。」、「今後に生かしたい。」という声も聞かれる等、入学してまもない1年生にとっては充実した職場見学となりました。今回の貴重な経験を今後の進路学習にしっかりとつないでいきたいです。

【令和3年度前期進路週間 令和3年6月14日(月)~18日(金) 】
〇前期進路週間「職業講話」
6月16日(水)に福島職業安定所(ハローワーク)専門援助部門の厚生労働事務官・長嶺貴文さんを講師にお招きして、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。
「どうして働くのか」というテーマを参加生徒自身で考えることからスタートし、「企業が求める人材像」や「社会人のマナー」など社会人経験のある理療科生にとっても自分の経験を思い出しながら、社会に出るという意味を考える機会となりました。
また、今年度から導入された「キャリアパスポート」への活用も含めて、社会経験のない普通科生も働く意義について真剣に考え、自分なりの答えを考えるきっかけとなった様子でした。
まだまだ卒業後の進路や将来を具体的にイメージできない部分もありますが、まずは、「挨拶をする」「遅刻をしない」「約束やルールを守る」など学校にいるうちに身にツ付けておかなければならないことを改めて感じた講話となりました。
そして、自分の進路や将来に向けた自分の気持ちや夢を実現するための「折れない心の育て方」のアドバイスが最も印象に残りました。
「職業講話」

「質疑応答の様子」
