毎年1月24日~30日までの一週間を「全国学校給食週間」とし、全国の学校でより充実した学校給食について考える期間となっています。
今年度は、「風邪を予防する料理」をテーマとして、聴覚支援学校福島校と合同でコンクールを実施し、13点の応募がありました。
審査の結果、優秀賞に選ばれ、1月の給食に取り入れていただいた献立を紹介します。
【優秀賞】「寒さに負けないぽかぽか料理」
サフランライスカレー ごぼうのポタージュ (海藻サラダ)
花豆の黒糖ウーロン茶煮 かぼちゃプリン

黄色い鮮やかな彩りのサフランライスとカレーの組み合わせが食欲を増し、風邪に負けずに元気に過ごせそうなアイディアの献立でした。
「いつものカレーよりもりもり食べた」「とてもおいしかった」とたいへん好評でした。
その他、入賞とはなりませんでしたが、応募の中から“しょうが入りスープ”や“ゆずゼリー”なども給食に取り入れていただきました。
12月23日(水)に新型コロナウィルス感染症拡大防止対策の中、新たな企画での臨床体験発表会が行われました。
午前中は生徒の研究発表と理療科職員を囲んでのシンポジウムでした。今年も様々なテーマで発表が行われ、さらに先行研究を踏まえており、大変興味深い内容でした。
【午前の部① 研究発表の様子】


後半は理療科としての豊富な経験と人生の先輩でもある3名の先生方を講師に迎えて、生徒が興味関心のあるテーマについて率直にお答えいただきました。普段聞くことのできないお話に、参加者全員が共感しながら聞き入っていました。
【午前の部➁ シンポジウムの様子】

午後の部は、シネメデュケーションという教育指導法を用いて、生徒同士で映画の登場人物の立場や違った視点での意見を交換・共有しながら、理療師としての役割について考えさせる機会となりました。理療科への進学を希望している普通科生も交えて皆が熱心に取り組み、大いに盛り上がりました。
【午後の部 シネメデュケーションの様子】


資料:シネメデュケーションとは.pdf
【研究発表テーマ】
(1) 保健理療科2年・専攻科理療科1・2年
フェイスマッサージによる美顔づくり ~美は永遠(とわ)に~
(2) 専攻科1・2年
刺激の違いが筋疲労の回復に及ぶ影響について
(3) 保理科3年
ランダム化比較試験による五臓スコア・筋硬度と要穴の信頼性・妥当性
(4) 専攻科理療科3年
美容鍼を用いた鍼の効果
生徒会厚生局の取り組みの一つとして、高等部普通科生徒が社会奉仕活動に取り組みました。
今年はコロナ禍の状況にもあるため、花苗を植えたり校地内の清掃を行ったりしました。
●11月10日(火)5校時

中庭の落ち葉をバケツに入れて運びました。 「きれいになって嬉しい!」
●15:05~15:25


プランターへパンジーの苗を植えて、正面玄関前に並べました。
「春先まできれいな花が咲きますように。」

北校舎の後ろにある椿の落ち葉を拾いました。

「来年は、ぜひ学校周辺の歩道や公園のごみ拾いをしたいです。」
高等部では、11月16日(月)から11月27日(金)まで後期進路週間を実施しました。
生徒一人一人の進路目標に応じて、進学のための模擬試験や職場見学としての治療院見学、現場実習および校内実習を行いました。
また、理療科生徒と合同で外部講師による職業講話を実施し、就職活動の心構えとしてビジネスマナーの重要性について学びました。
12月2日(水)には普通科合同で進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容やその反省、進路希望を実現するための手立てを一人一人発表し、自己理解を深めることができました。
本校高等部の進路週間に際しまして、関係機関の方々にご協力をいただき、ありがとうございました。
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| 現場実習 | 職業講話「就職活動の心構え」 ~ビジネスマナーの重要性~ | 「名刺交換」 |
〇 進 路 週 間 事 後 学 習
中学部2年1組2名は、11月20日(金)に、ペッツ・マム南福島店といちいフォーズマーケットにて、それぞれ職場体験をしてきました。ペッツ・マム南福島店では、小動物の餌やり、品出し、清掃作業などを体験してきました。いちいフォーズマーケットでは、レジ体験、寿司つくり、POP書きなどを体験してきました。慣れない場所や人と一緒に仕事をする難しさを感じましたが、店員さんからの優しい声かけが励みになり、最後まで取り組むことができました。今後の学校生活に役立ててほしいと思います。
●ペッツ・マム南福島店
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「品出し体験」 商品の種類を確認して丁寧に並べます。 | 「餌やり体験」 決められた時間に行います。 フクロウには、うずらの肉をあげました。 |
●いちいフォーズマーケット
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「レジ体験」 品物のかご入れの仕方も学びました。 | 「寿司つくり・パック詰め体験」 自分でつくった寿司を購入し、昼食でいただきました。 |
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が11月16日(月)から20日(金)の5日間、後期校内実習を行いました。
後期実習では、カレンダー製作における、紙すき、パルプ玉つくりを中心に作業を行いました。前期の反省で出た課題を後期に生かし、それぞれの個人目標に掲げ、その目標を意識しながら、継続して作業に取り組むことができました。

今年度でオリンピック・パラリンピック教育推進事業推進校3年目となり、今年度は、令和2年12月4日(金)5・6校時に、パラクライミング世界選手権4連覇中の小林幸一郎氏を招いたボルダリング体験を実施しました。

会場は、視覚支援学校に隣接する聴覚支援学校福島校のプレールームです。小林幸一郎氏は、特定非営利活動法人モンキーマジック代表者でもあり、「見えない壁だって越えられる」をコンセプトに、視覚障がい者をはじめとする人々の可能性を大きく広げることを法人設立の目的にされています。また、「見える人はついつい右だ左だと、登り方を指示し登らせてあげたくなりますが、その答えを自分のやり方で考え見つけるのが、この遊びの面白さ」とお話されました。始まってみると、お話のとおり、初めて挑戦する児童生徒らは、ホールド(持ち手)やガイドテープ(青いテープに紐)、講師の御指導のもと、想像以上に力強く失敗を恐れずに活動しており、大変驚かされました。



児童生徒からは、「楽しかった」「後輩に教えたい」「またやりたい」などの感想があり、よりスポーツを楽しめる機会となりました。また、金メダルに触れる機会を設けていただき、児童生徒からは想像以上に「重い」「厚い」「ぴかぴかしてた」など、本物の魅力を感じられた感想も出されました。

聴覚支援学校福島校の改築工事に伴い、視覚支援学校と聴覚支援学校福島校は、約4年という長期に渡り校庭がない状況が続いていました。
11月16日(月)に工事後の検査が無事に終了し、17日(火)から校庭が使用可能となりました。
本校の小学部児童は、さっそく校庭で体育の授業を行い、校庭の構成、遊具の場所や種類、利用の仕方などを確認しました。
18日(水)の昼休みには、両校の小学部児童が集まり、「走り初め」を行いました。本校の小学部児童は、ラインを目印にしながら広い校庭を思いきり走ることができ、満足感でいっぱいの表情が見られました。また、両校の児童全員で行った「だるまさんがころんだ」では、見えにくさがある児童と聴こえにくさのある児童が一緒に活動できるよう遊び方を工夫しながら、楽しく遊ぶことができました。
新型コロナウィルス感染予防のため、体を動かす機会が少なくなっている昨今ですが、今後は校庭を十分活用しながら、児童生徒の健康の保持増進と体力の向上に努めていきたいと思います。

校庭を全力で走りました!

校庭ができたよ。うれしいな。