5月13日(土)に福島第四小学校を会場に、合同大運動会が行われました。本校小学部は、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っており、合同での運動会に向けて4月末から一緒に練習を重ねてきました。各種目では、どのような配慮があれば障がいのある児童と障がいのない児童が一緒に取り組めるかを検討し、参加の仕方やルールを変更・調整しながら取り組みました。
電子ホイッスルの音源に向かって走る児童がいる時には、会場のBGMもアナウンスもOFFになります。白線を手掛かりにするとコースから外れずに走ることができる弱視の児童は、徒競走では常にインコーススタートです。毎年交流を重ねる中で、こうした配慮が自然に受け入れられ、会場にいるどの学校の児童も保護者や地域の方々もみんなが応援し、あたたかい拍手を送ってくださることを本当にありがたく思います。
「心を一つに みんなで輝く運動会」・・今年度の合同大運動会のスローガンにふさわしく、みんなが輝いた運動会でした。

開会式での応援合戦 今年も優勝するのは、「紅だー!!」 | 
中学年チャンス走『引いて行こう!』 選んだ紐を引っぱって・・ 短い紐ならラッキー!ゴールへ急げ! |

中学年団体 『ダブルタイフーン』 四小の友達と、風をきって走りました。 『ダブルタイフーン』は、紅白大接戦!結果はなんと引き分けでした。 |  パン食い競走 お目当てのチーズパンではなかったけれど、 一番大きなパンをゲットしました。 |
4月10日(月)令和5年度幼稚部開設式、入学式が挙行されました。

入学式に先立って行われた開設式では、来賓のみなさまをはじめ、たくさんの人たちに見守られながら、福島県立視覚支援学校幼稚部の歴史がスタートしました。「歓迎の言葉」として、小学部児童4名によるダンスが披露され、開設式に花を添えてくれました。

その後行われた入学式では、2名の幼児が呼名され、それぞれ元気に手をあげて、返事をすることができました。

視覚支援学校にとっても、入学した2名の幼児にとっても新たな一歩となる1日になりました。
4月10日月曜日、体育館で令和5年度中学部・高等部入学式が行われました。
午前9時30分、中学部1名、高等部普通科1名の新入生が緊張した表情で入場すると、会場は大きな拍手に包まれました。入学者呼名、入学許可の後、校長式辞や御来賓の祝辞、新入生代表の誓いの言葉と続く式の間、最前列で背筋をピンと伸ばしたままの姿に、二人の希望に満ちた心が見えたようでした。二人には、後ろに座っている在校生や教職員のたくさんのエールが届いていたはずです。
式が終わり、3月に卒業した小学校や中学校の恩師からの祝電を見た二人からて、ようやく柔らかな笑顔とうれしそうな声が聞かれました。
がんばれ、新入生! 一緒にすてきな学校生活を送りましょう!!


3月1日(水)10時より卒業式が行われました。今年度は、「歌唱のときを除いて、基本的な感染対策を行い、マスクなし」での挙行となりました。高等部普通科生1名、本科保健理療科生1名、専攻科理療科生4名の計6名の卒業生が新たな道へと歩み出しました。
式に先立ち、高等部の教師や生徒の副音声付きで、思い出のアルバムが上映されました。3年間の思い出を振り返ったあと卒業証書授与式へと進みました。

郷家校長より一人一人に卒業証書が授与された後、功労賞と精勤賞の各賞状が授与されました。マスクを外した卒業生は緊張の中にも自信に満ちた姿で卒業証書を受け取っていたのがとても印象的でした。

卒業生代表の「別れのことば」では、これまでの学校生活を振り返り、それぞれの活躍や個性あふれる仲間への想い、様々な葛藤を通して成長してきたことなどに触れ、参加者の涙を誘いました。約3年ぶりの校歌斉唱や式歌 「群青」では、祝福やエール、感謝、これまでの思い出を振り返る気持ちなど、たくさんの思いが詰まった歌声に包まれました。

卒業生の皆さん、今後のご活躍を期待しています。おめでとうございます。
2月27日(月)に今年度最後のむつまじ会行事を開催しました。今年度卒業を迎える3名の卒業生にたくさんの感謝の気持ちを伝えるためにはどうしたらよいか…当日まで在舎生が案を出し合いながら準備を進めてきました。
余興の前半では「ビンゴゲーム」を行いました。卒業生との思い出や卒業生の意外な一面などが発表され、大盛り上がりでした。後半は卒業生の名前を使って「あいうえお作文」を作り、感謝の気持ちを伝えました。短時間ではありましたが、会場は終始笑顔であふれ、和やかな雰囲気の中、卒業生との別れを惜しみました。
卒業生のみなさん、4月からは新しい環境での生活となり不安なこともあるかと思いますが、寄宿舎で学んだことを生かししながら自分の夢に向かって頑張ってください。

ビンゴカード作成中 | 
卒業生との思い出を発表 | 
記念品贈呈 |
2月28日に、高等部送別会が行われました。催し物の際には生徒会公認キャラクターである『邪気軍団』も駆けつけ、全員でゲームを行い盛り上がりました。さらに、会の後半では、在校生から卒業生に向けて手紙で感謝が伝えられました。また、卒業生からのあいさつでは、それぞれの思いや、感謝の気持ちが述べられました。会は終始、温かい雰囲気で進められ、在校生は卒業生との残り少ない時間を精一杯楽しみました。


2月3日節分の日に合わせ、寄宿舎では2月2日(木)に豆まきを行いました。今年度は、厄年を迎えた舎生に各居室へ豆をまいてもらいました。「鬼は外、福は内」と、邪気や災厄を祓い、無病息災を願いました。

当初、12月22日(木)に予定されていた臨床体験発表会がコロナ禍の影響で延期となり1月19日(木)に実施されました。本来であれば、筑波技術大学准教授の近藤 宏先生においでいただき開催する予定でしたが、近藤先生にはリモートにより御指導をいただくこととなりました。
この発表会は、理療科の生徒が日頃の臨床実習で興味を持った症例や授業等で学習した事柄で疑問に感じたことなどを探究し、それをまとめて発表するものです。実験調査研究で保理科2年と専攻科2年がそれぞれ1題、症例研究で保理科3年が1題、専攻科3年が4題、専攻科1年からは、訪問マッサージの経験を「14年間の臨床経験から」と題して発表が行われました。内容として、筋疲労に対するマッサージ等の効果や体温に及ぼす影響を調べる実験研究や五行スコアと嗜好の味との関係についての調査研究、症例研究では、腰痛、浮腫、VDT症候群、頭痛等に対する理療施術の効果を検証する臨床研究など多岐にわたるものとなりました。発表に対しては、生徒及び教員からも多くの質問が出され、活発な討議がなされました。その中で、「14年間の臨床体験から」の発表においては、実際の臨床場面での失敗談なども語られ、臨床の難しさなどをリアルに感じさせるものとなりました。
最後には、筑波技術大学の近藤先生から、一人ひとりの発表に対し、指導助言をいただきました。近藤先生には、それぞれの発表の優れた点や研究の意義などをお話しいただき、今後の学習に大いにつながるものとなりました。本来であれば、午後に近藤先生の実技講習会が予定されていましたが、コロナ禍で中止となったことは大変残念でした。

令和5年1月17日(火)に、普通科1年2組と2年2組生徒で、「大きなポチ袋」の販売会を寄宿舎の娯楽室で行いました。今回は、寄宿舎の職員に30セット完売を目標に販売しました。今年度3回目の販売会ということもあり、1回目、2回目の反省を活かし、接客や金銭の取り扱い、商品の受け渡しなど生徒一人一人が自分の課題を理解しながら、見通しをもって実践することができました。また、自分達が製作した職業・作業製品を販売することで、働くことへの興味関心を深め、主体的な態度を段階的に育むことができました。


 | 「大きなポチ袋」 ・点字用紙をリサイクルした紙工製品です。 ・折らずにお札を入れることができます。 ・マーブリングと点字による模様は、世界に1つだけのポチ袋です。 |
漢字の読み書き、点字の読み書きの向上を目指して、12月15日(木)に文字能力テストを行いました。
中学部、高等部普通科の墨字使用者は、漢字の読み書きテストを行いました。斜面机や拡大読書器などを使用した見やすい環境の下、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指して、真剣な表情で取り組みました。
点字使用者は、点字盤、パーキンスブレイラーそれぞれを使い、五十音書き、転写、聴写、速読に挑みました。小学部2、3年生は、高等部3年生と共に五十音書き、速読に取り組みました。
小学部の児童は、卒業間際の先輩の姿に「こんなに速く読み書きできるんだ!」と驚き、先輩の点筆の音を記憶に刻み込みました。先輩に、速読のコツも伝授してもらいました。
高等部普通科の点字使用者は、文字能力テスト終了後の残り時間を、点字つきおやじギャグかるたで楽しみました。
かるたを目の前の台に固定して、速くとるという、団体戦で盛り上がりました。

高等部3年生と小学部2、3年生で、速読の練習をしました。 | 
テスト後は、おやじギャグかるたで白熱!「トイレにいっといれ!」 |