福島県立視覚支援学校
生徒の活動
寄宿舎行事「七夕」
今年も、色とりどりの七夕飾りを作り、笹の葉に飾りました。
今年の短冊は「コロナに負けない明るい未来になりますように」「みんなが元気に過ごせますように」と家族や仲間の健康を祈る願いが、たくさん飾られていました。
みんなの願いが届き、楽しい学校生活が送れますように。
小学部学部集会「七夕まつり」
小学部学部集会「七夕まつり」
7月7日は七夕ということで、6日の学部集会の中で「七夕まつり」をしました。
昔話「おりひめとひこぼし」では、「天の川」など見て確かめることができないことばを理解できるように、ペープサート(絵)をつかったり、分かりやすい言葉に置き換えて説明したりして読み聞かせました。
お話の後は、七夕飾りの飾り付けです。図工の授業で作った吹き流しなどの飾りや願い事の短冊を笹の葉に下げました。「点字をがんばりたい。」「仙台に行って、楽天の試合が見たい。」「新型あぶ急(阿武隈急行の新型車両)が見られますように。」など、児童それぞれが短冊に願いを託していました。みんなの願いが叶うといいですね。
小学部には、七夕の行事に触れるのが今回初めての児童もいました。季節の行事をはじめ今後も様々な体験的な活動を実施し、経験の拡充を図っていきたいと思います。
高等部「進路週間」事後学習
7月1日(水)に高等部進路週間事後学習を行い、進路週間での実施内容と反省、今後進路実現するための目標を、一人一人発表しました。
3年2組生徒は、校内実習で活動内容が分かり、自分から取り組めたこと、事業所での校外実習でスタッフの方と一緒に運動したり落ち着いて過ごしたりできたことを発表しました。
1年1組生徒は、理療科授業見学で模型を使っての内臓や神経のつくりを知り、講話を聞いて江戸時代から続くあん摩・はり師の職業について興味をもつようになったことを発表しました。
3年1組生徒は、理療科授業見学で予習をしてから授業へ臨むことの大切さを知り、講話では理療科の学習や国家試験、理療師の職業の厳しさを感じながらも、自分の進路希望に向けてあらたな気持ちで学習に取り組む意志を固めました。
進学へ向けて学習の仕方を教科ごとに検討し、コミュニケーション能力を高めるなどの目標を掲げることができました。
前期進路週間~中学部~
進路週間の一環として、中学部2年生2名、3年生2名が6月15日(月)から19日(金)の5日間、前期校内実習を行いました。
実習では、紙すき、アロマストーンの作業工程を教師と確認し、丁寧に製品を作ること、時間を守ること、「報告・連絡・相談」をすることなど、働くための意義や姿勢を学び、自分の課題を明確にすることができました。全員が無遅刻無欠席で実習をやり遂げることができ、最後は、生徒からの希望もあり、みんなで「一本締め」で実習を終えました。
前期進路週間~高等部普通科~
6月15日から2週間は、高等部普通科の進路週間でした。
この期間、普通科の3人はそれぞれの将来の生活のために、体験的な学習を行いました。
1年1組、3年1組の生徒は総合学習で「ライフプランニング」をテーマに、10年後の自分の生活を想像しながら、今の自分に必要なことは何かを調べ、インタビューやインターネット検索で情報を集め、それらをもとに自分で考えたことを実践してきました。また、自分が立てた目標を念頭に、理療科の授業体験に臨みました。
3年2組では、2日間の校外実習を二本松市の「みんなの翼」で実施しました。校外での実習も今年で3年目です。新しい実習場所でも指導員の方とすぐに打ち解け、元気に作業に取り組むことができました。
校内でも中学部の生徒と一緒に校内実習に取り組み、ミキサーでの紙の撹拌などに意欲的に取り組むことができました。
前期進路週間報告会を7月1日に実施しました。それぞれにとって充実した、前期進路週間になりました。
令和2年度 高等部生徒会 定期総会
6月24日(水)、令和2年度高等部生徒会定期総会が行われました。新型コロナ感染症対策のため、一部内容を短縮した実施でした。生徒会長や教頭先生のあいさつの後、張り詰めた緊張感の中で、本部・各局長・部長がそれぞれ今年度の事業計画や予算案を提案しました。
無事にすべての議案が承認され、総会が閉会した後は生徒同士で「お疲れさまでした。」と互いに労う言葉が交わされ、全員が安堵の表情を浮かべていました。定期総会の企画・運営に携わった皆さんお疲れさまでした!
「コロナに負けるな」川柳募集!
こんな時だから、生徒会が学校を盛り上げよう!企画
「コロナに負けるな」川柳募集!
5月の臨時休業中に、オンラインで生徒会役員の話し合いを行い、生徒会総会をはじめ、今年度の生徒会活動について意見を交わしました。
その中で、コロナウイルス感染拡大防止のため、フロアバレーボールや弁論、陸上等の各種大会の中止や、生徒会が企画する全校集会についても、体育館には集まらないで全校放送で実施することなどが知らされました。
全校集会では例年、新入生自己紹介や各種大会の壮行会を行っていましたが、大会が中止となり、企画も練り直ししなければならない事態となりました。
「こんな時だからこそ、みんなが元気の出る活動を、生徒会で企画しよう」
「全校の児童生徒が参加できる企画で、学校を盛り上げよう」
といった視点で、活発な話し合いが行われました。
その第1弾が『コロナに負けるな!川柳募集』です。
生徒会長が放送で呼びかけ、募集期間約1週間で、小学1年生から専攻科生、教員も含めて13作品の応募がありました。
集まった作品は、第2回全校朝の会の放送と、廊下の掲示板で紹介しました。
廊下の掲示は、本部役員以外の生徒も協力して行い、楽しく作業を行うことができました。全校放送では、紹介された小学部生は大喜びだったそうです。
~作品をいくつか紹介します~
「小学部」
● コロナにまけるな マスク てあらい うがい かんき
● コロナやだ マスク てあらい ぜったいね
● だい2はの コロナこわいな よぼうする
「中学部」
● 君のこと 大切だから 離れてる
● ウイルスも 手洗いうがいで こわくない
● 青空に 笑顔が咲いて 上を向く
「理療科の皆さんや先生」
● 思いたち 片付けしたら 終わらない
● オンライン 体育で兄に 叱られる
● 座学だけ 意外とできた オンライン
これからも、元気の出る活動を企画していきたいです。
第2回 全校朝の会
6月22日(月)、第2回目の全校朝の会は、新型コロナウイルス感染症防止のため、一斉放送で実施しました。
今回は、しゃくなげトピックスとして小・中・高等部で、今年度実施予定している児童・生徒会活動の内容の紹介と「コロナに負けるな!!」をテーマに川柳を募集し、集まった川柳を紹介しました。大変な時だからこそ前向きになれる素敵な川柳がたくさん集まりました。
第1回避難訓練
6月16日(火)、第1回避難訓練を実施しました。今回は地震による校舎損壊を想定した訓練でした。聴覚支援学校福島校の改築工事の影響で、本来の避難場所である校庭が使用できないため、校地内駐車場への仮避難に続いて近隣の公園への2次避難という2段階の避難と人員確認を行いました。例年の訓練とはかなり異なる訓練の流れで、避難する児童生徒も点呼する教職員も少し戸惑う場面もありましたが、臨機応変に対応するという意味では有意義な訓練となりました。
夏の日差しが照りつける中での避難訓練でしたが、今回の訓練での反省点や課題を次回の訓練に、さらにはいつ何時起こるかもしれない災害時の避難に活かしていければと考えます。
高等部理療科 オンライン学習をスタート!
新型コロナウイルスによる学校休業が続いていますが、理療科ではあん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師の国家試験合格を目指す理療科の学習保障を目的に、3年生から順次オンライン学習をスタートさせました。オンラインの課題はもちろんありますが、何より生徒の様子を確認できることや生徒の生活リズムを整えることに一役買っていると感じています。