金澤翔子美術館主催 第8回書き初め展入賞
2020年2月21日 13時02分一般財団法人 金澤翔子美術館主催 第8回書き初め展入賞
普通科3年片寄果音さんの作品『かのん』が、「アール・ブリュット賞」に入賞し、2月16日(日)いわき市遠野町にある金澤翔子美術館にて、表彰式に出席しました。
「アール・ブリュット賞」とは、加工されていない生(き)の芸術、伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現した芸術に贈られる賞とのことです。
金澤翔子さんは「書」を通じて全国の皆様に元気を届けている、ダウン症の女流書家です。本展は、日本の伝統文化「書」に親しみ、書く楽しさや元気な心をはぐくむことを目的に開催されています。震災の年からはじまって今年で8回目となるそうです。
館長であり、翔子さんの母である金澤泰子さんから賞状が、翔子さん本人から記念品が、受賞者一人一人に手渡されました。
表彰式後、翔子さんの席上揮毫とダンスパフォーマンスがありました。
書き上げたばかりの『感動』の大文字の前で、衣装を着替えてマイケルジャクソンのパフォーマンスに、会場は盛り上がりました。
紙の下に手本を置いて、線を意識して書きました。 2日目、3枚書いた後に「もう1回」「やる!」と自分で決めて筆を持ち、書いた1枚です。 先生と一緒に筆を持ちますが、特にこの1枚は自分で強く筆を運び、「よこ~。」「した~。」「ぐるん。」と言いながら一気に書きあげました。 果音さんの強い思いが、翔子さんや審査員の心に伝わり、今回の入賞につながったのではないかと思います。 |