【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会
2022年9月2日 15時10分【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会
令和4年8月24日(水)~26日(金)、山口県にある維新大晃アリーナにて、第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会に東北地区代表として参加しました。
学校から会場までの距離はおよそ1200キロ。大会前日の8月23日(火)に保護者や教職員の温かい声援に背中を押されて福島を出発しました。仙台空港から飛行機で福岡へ、その日は福岡市内に一泊しました。選手達は、とんこつラーメンやもつ鍋等の博多グルメに舌鼓を打つ一方で、試合への不安と期待が入り交じり、どこか落ち着かない様子も見られました。
24日(水)大会第1日目。早朝に福岡市内を出発し、関門海峡の景色や日本三名塔の1つである国宝瑠璃光寺五重塔を見ながら会場入りし、公式練習で会場の雰囲気や照明の明るさ、コート上でのボールの見え方等を確認しました。夕食後には、選手全員で、役割の確認と、チームのモットーである「楽しくプレーする」という意識の共有を図りました。
25日(木)大会第2日目。
第1試合 大阪府立大阪南視覚支援学校戦。(福島0-2大阪南)
本校は第2試合からの登場でした。キャプテンを中心に声を掛け合い、士気を高めましたが、前回優勝校の堅守と多彩な攻撃の前に流れを掴めないまま第1セット10対15、第2セット8対15で惜敗し、交流戦へ回ることになりました。
序盤は緊張する様子がありましたが、「落ち着こう」、「楽しもう」、「1点ずつ取り返そう」という声が終始飛び交い、コート内の選手だけでなく、ベンチの選手も一丸となって全力を出し切りました。試合後には、悔し涙を浮かべる選手もおり、この大会にかける熱い思いが感じられました。
第2試合(交流戦①リーグ) 山口県立下関南総合支援学校戦。(福島1-0山口)
交流戦は15点先取1セットマッチのデュースなしで行われました。第1試合と同様に選手同士で声を掛け合い、良い雰囲気でサーブやスパイクで順調に点を重ね15対8で勝利しました。
第3試合(交流戦①リーグ) 長野県立長野盲学校戦。(福島1-0長野)
第2試合の流れそのままに主導権を握り、15対9で勝利することができました。
26日(金)大会最終日。
第4試合(交流戦1位決定戦) 北海道札幌視覚支援学校戦。(福島1-0北海道)
昨日の2連勝の勢いそのままに、立ち上がり好調で一時は12対5と7点差をつけて大勝かと思われました。しかし、ミスや相手の好プレーによって逆転を許し13対14とマッチポイントを握られる展開に。負けるまいと全員で声を張り上げ、パスを繋ぎ15対14でなんとか勝利し、交流戦1位(全国第5位)の座を手にすることができました。
学校では、東北大会と同様に、全試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、一球一球に声援を送り、全員で試合の緊張感や勝利の喜びを共有することができました。
今回の全国大会出場に際しましては、多方面から多大なご厚志と温かいご声援を賜り、誠に有難うございました。今大会が事実上、3年生にとって最後の試合となり、福盲魂は下級生に継承されました。今後は、新体制のもと来年度の東北大会5連覇と全国大会in静岡で上位入賞を目指し、練習に励みます。今後とも、応援よろしくお願いいたします!