福島県立視覚支援学校
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英国上院議員 クリストファー・ホームズ氏訪問
英国上院議員 クリストファー・ホームズ氏訪問(6月1日)
~周囲の支援の大事さ、そして挑戦すること~
14歳で失明をし、今までしていたことができなくなるという失望感から、脱することができたのは、周囲の方々の支援によるものであるとホームズ氏は言う。得意で大好きだった水泳もできなくなるかと失望していたが、周囲の支援やトレーナーの支援により、わずか3か月でまたはじめることができた。その後、ホームズ氏はパラリンピック水泳選手として4大会で9個の金メダルを獲得している。
また、以下はホームズ氏が高等部の生徒との交流の際の談話の一部です。「パラリンピックの際には、マッサージでコンディションを整えてもらえたことで、マッサージという仕事の重要性を常に感じている。
現在は水泳以外に新しいことにチャレンジをしている。それはスキーである。スキーを楽しむことができるようになるにも、スキーを履かせてくれるサポートや、傾斜の状況を後ろから無線で誘導してくれるサポーターがいてくれるからである。そうした周囲のサポートを大事に、することができる、周囲の支援者とともに、一緒に考え、できることをさがしていくこと、それにより今の自分がある。」
普通科、理療科の生徒のホームズ氏への質問タイムでは「気持ちが落ち込んだにはどうしているか」「歩行をどうやって学んだか」「英国での視覚障がい者の就労状況」「英国の食文化」「日本についてどう思うか」など生徒から様々な質問が出て、和やかに歓談しました。どんな質問に対してもホームズ氏は真摯に回答し、笑顔で答えてくだきいました。
交流の後は本校での理療科でのマッサージを体験されました。
現在、ホームズ氏は視覚障がい者の機器活用の充実のために、英国にて尽力されています。