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福島市立福島第四小学校との学校間交流 『合同大運動会』 

~最後まであきらめずにみんなで協力し、思い出に残る運動会でした~

 小学部では今年度も福島市立福島第四小学校と学校間交流を行っています。
 福島第四小では5月20日(日)に合同大運動会が行われ、小学部の児童も参加しました。

 この運動会は毎年、福島第四小、第四地区体育協会、福島県立聴覚支援学校福島校、福島西幼稚園、そして本校小学部の4校1団体が、福島第四小父母と教師の会をはじめ地域の方々の御後援をいただいて、合同で実施しています。

 今年は前日まで不安定な天気が続き、校庭での練習がなかなかできませんでしたが、当日は5月にふさわしい澄み切った青空のもと、小学部の3名の児童も元気いっぱい競技に参加しました。
 今年の運動会のテーマは、「最後まであきらめずにみんなで協力し、思い出に残る運動会にしよう!」。子どもたちがもっている力を充分発揮し、テーマとして掲げている運動会となるよう、福島第四小の先生をはじめ関係する方々と事前の話し合いや準備を重ねました。

 ある学年ブロックの団体種目で、次のようなエピソードがありました。
 その種目は動物の名前が書かれたカードを引き、その動物のお面がついた、目印のコーンの周りを回って動物の動きを真似ながらゴールするという内容でした。練習が始まった当初は、お面のついたコーンに動物の名前を表示していました。動物の名前は大きく書かれていましたが、弱視の児童が他の正眼の児童と同じように文字を読み、コーンを見つけるのは難しいと考えました。そこで、本校の教員が、文字ではなく色で動物がわかるように配慮してもらえないか、相談しました。このことが結果的には、弱視の児童だけでなく他の児童にとってもわかりやすくてよかったという話が、小学校の先生方からもありました。よく言われる「ユニバーサルデザイン」の考え方に通じるエピソードでした。
 参加した弱視児はコーンの色と動物の名前を対応させて覚えることにより、自分の引いたカードの動物のコーンをすばやく見つけて走ることができました。この児童への見えにくさへの配慮をしていただいたことにより、持っている力を精一杯発揮することができました。

 小学部の児童は普段は少人数で学習しています。合同運動会への参加を通して、集団行動のきまりや団結力、勝利を願う強い気持ちと、あきらめずにがんばることのすばらしさなど、大変貴重な経験をすることができました。

 

全校種目 「どんどん送ってつみ上げて」

全校種目 「どんどん送ってつみ上げて」

 白に分かれて箱や大玉ボールを送り、最後の人が積み上げていく種目で、速く終了した組の勝利。全校種目なので、長い列になって競いました。途中で落とすと拾いに行かなければなりません。送る方も受け取る方も落とさないように腕をしっかり伸ばして・・・。「つぎ、いくよ~!」

 

5・6年 団体 「信夫の里の勇者たち」

5・6年 団体 「信夫の里の勇者たち」

 福島市のシンボル信夫山。そのふもとにある四小の校庭に騎馬が集結。勝利めざしていざ出陣! 赤がんばれ~!白がんばれ~! 応援旗を振る役割で騎馬戦に参加した児童は、赤白の応援旗を持ち、最後まで力いっぱい振りました!

 

応援合戦 応援歌 「ゴーゴーゴー」

 応援合戦 応援歌 「ゴーゴーゴー」

運動会前、応援歌「ゴーゴーゴー」の歌声が教室から響き、子どもたちの強い心意気が伝わってきました。

当日も練習以上の気迫のこもった応援合戦で、集団の一体感、団結する力を心と体で感じることができました。                        

 

 

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