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2020年10月の記事一覧

中学部修学旅行を実施しました!

 10月8日(木)に中学部修学旅行を実施しました。訪問場所は盛岡です。3年生の生徒3名が参加しました。

 午前中は盛岡駅から車で10分くらいのところにある、「視覚障がい者のための手でみる博物館」を訪問し、見学しました。手でみる博物館は、ご自身も全盲であり、盛岡視覚支援学校で教員をされていた桜井政太郎先生によって創設されました。この博物館では、すべての展示物を触って確かめることができます。現在の館長である、川又さんの説明を聞きながら、リアルに再現された昆虫の模型や動物の標本等、日常生活ではなかなか触れることができない物をたくさん触察することができました。実物を触ることで、生徒たちはこれまで学んだ知識の理解をさらに深め、新たな発見をすることができました。今後の学習の発展につながる貴重な経験となりました。

手でみる博物館で触察する様子 手でみる博物館で触察する様子

熊のはく製を触る様子 昆虫などを触察する様子

校長先生と一緒に触察 2人で触察中

 手でみる博物館の見学を終えた後、温泉で有名な繋(つなぎ)方面へ移動し、冷麺と焼き肉の専門店で昼食をとりました。出発の時間が早かったので、移動中からすでに生徒たちの頭は注文した焼肉定食でいっぱいでした。生徒たちは焼き立てのお肉でご飯も進み、お腹いっぱい食べて大満足でした。

焼肉をぱくり! 昼食をとる様子

先生と一緒においしくいただいてます

 午後は昼食会場から程近くの盛岡手づくり村へ。手づくり村では、職人さんに教わりながら、盛岡特産の織物であるホームスパンや伝統工芸品のチャグチャグ馬コを作る体験をしました。ゆったりとした時間の中で、職人さんと会話を楽しみながらものづくりを体験することができました。完成品は当日持ち帰ることができ、思い出に残るお土産となりました。体験後はおみやげ館で時間をかけて、家族や友達へのお土産選びを楽しみました。帰る前には、敷地内にある南部曲り家にも立ち寄り、昔使われていた農機具等も見学できました。

 当初の予定を変更し、日帰りでの実施となりましたが、生徒たちにとって楽しく、とても充実した旅行となりました。

機織り体験中 3人で記念写真

馬コが上手にできました! 機織り上手にできました! 馬コもはいこの通りできました!

笑顔で記念撮影 

 

令和3年度 高等部生徒会役員選挙 立会演説会

 10月1日(木)、令和3年度高等部生徒会役員選挙の立会演説会が行われました。厳粛な雰囲気の中、選挙管理委員長と校長先生のあいさつがあり、その後、庶務・副会長・会長に立候補した3名とそれぞれの応援者の演説が行われました。一人一人の個性溢れる名演説に会場全体が終始聞き入っていました。

 今回の選挙は、各役職に1名のみの立候補であったため、信任投票となりましたが、高等部生全員が一票の重さを実感し、緊張感をもって、投票箱に清き一票を投じていました。

 選挙管理委員会、立候補者、応援者の皆さん企画・運営お疲れさまでした!

演説会会場の様子 立会演説会の様子

立候補者を見守る応援者 立候補者の演説

  投票の様子

 

令和2年度 前期終業式・後期始業式

 9月30日(水)に令和2年度前期終業式・後期始業式が体育館で行われました。ソーシャルディスタンスを保ちながら、久しぶりに小・中・高等部全員集合しました。

 式に先立ち、8月に行われた特別支援学校作業技能大会の表彰式が行われました。(PCデータ入力部門)

 新しい生活様式の下、半年が過ぎ、前期と後期の節目、校長先生のお話に相槌を打つ声が聞こえました。また、校歌も歌 うことができ大満足の児童・生徒たちでした。

久しぶりの体育館集合 表彰式の様子

校長先生のお話に相槌を打つ生徒 校歌斉唱

学級活動

 

 

第81回校内文字能力テストが行われました

 漢字、点字の読み書き能力向上を目指して、校内文字能力テストが行われました。

【実施日】

9/24 中学部、高等部普通科、

9/29 小学部、

9/30 保健理療科1年

 漢字は読み書き別認定となり、前回合格した級のさらに一つ上の級を目指しています。

 見やすい環境にするため、拡大読書器や斜面机を使用する児童・生徒もみられました。

パーキンスタイプライターでテストを受ける様子 打ち込んだ点字を確認しながら操作する様子

見やすい環境でテストを受ける 斜面机を使用する様子

拡大文字をしっかり見ている パーキンスを一生懸命打っている小学生。がんばれ!

 点字は、点字盤やパーキンスタイプライターを使用し、五十音書き、転写、聴者、速読に挑みました。

点字板を使用して五十音書き 点字の速読

 高等部普通科では、テスト終了後に「点字付きかるた」で百人一首をしました。

 「点字つきかるた」は黒白反転で、弱視の人とも対戦できます。点字は対戦相手からも触読できるように、上下の両方についています。

点字付きかるたを並べています 白黒反転で湾曲しており取りやすい

 自分で置いた位置を覚えるのはもちろん、相手陣の位置を覚えるのが大変です。台にはめこむタイプ、マグネット式で相手陣のかるたをとったら自分の札を相手に送るなど、本格的に楽しみました。

マグネット式を並べる様子 難易度高く、本格的