ブログ

生徒の活動

小学部2・3年秋の遠足が行われました

 

 9月9日(金)に小学部の2・3年生が、あづま総合運動公園サイクル広場に秋の遠足に行きました。前日までの雨が嘘のように上がり、朝から気持ちの良い秋晴れとなりました。変わり自転車、バッテリーカー、そりすべりと、一日元気に活動することができました。

あづま総合運動公園に到着

1人で自転車に乗れるよ  先生の付き添いで楽しくサイクリング  二人用に乗って楽しい!
 まずは変わり自転車に乗りました。子どもたちは自分でこいだり、友達と一緒にこいだりして、いろいろな自転車を楽しみました。下り坂は風が来て気持ちよさそうでした。上り坂は最後まで頑張ってこいでいました。
バッテリーカーに乗ったよ そり滑りの様子 二人で仲良くそり滑り
 自分で持ってきた100円玉を入れて、バッテリーカーに乗りました。2回乗れて満足したようでした。  最後はそりすべりをしました。初めは怖くて先生と一緒に乗りましたが、終わる頃には全員一人で乗れるようになりました。

 

 

【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会

 出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会 

 令和4年8月24日(水)~26日(金)、山口県にある維新大晃アリーナにて、第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会に東北地区代表として参加しました。

 学校から会場までの距離はおよそ1200キロ。大会前日の8月23日(火)に保護者や教職員の温かい声援に背中を押されて福島を出発しました。仙台空港から飛行機で福岡へ、その日は福岡市内に一泊しました。選手達は、とんこつラーメンやもつ鍋等の博多グルメに舌鼓を打つ一方で、試合への不安と期待が入り交じり、どこか落ち着かない様子も見られました。

  24日(水)大会第1日目。早朝に福岡市内を出発し、関門海峡の景色や日本三名塔の1つである国宝瑠璃光寺五重塔を見ながら会場入りし、公式練習で会場の雰囲気や照明の明るさ、コート上でのボールの見え方等を確認しました。夕食後には、選手全員で、役割の確認と、チームのモットーである「楽しくプレーする」という意識の共有を図りました。

  25日(木)大会第2日目。

 第1試合 大阪府立大阪南視覚支援学校戦。(福島0-2大阪南)

 本校は第2試合からの登場でした。キャプテンを中心に声を掛け合い、士気を高めましたが、前回優勝校の堅守と多彩な攻撃の前に流れを掴めないまま第1セット10対15、第2セット8対15で惜敗し、交流戦へ回ることになりました。

 序盤は緊張する様子がありましたが、「落ち着こう」、「楽しもう」、「1点ずつ取り返そう」という声が終始飛び交い、コート内の選手だけでなく、ベンチの選手も一丸となって全力を出し切りました。試合後には、悔し涙を浮かべる選手もおり、この大会にかける熱い思いが感じられました。

第2試合

 第2試合(交流戦①リーグ) 山口県立下関南総合支援学校戦。(福島1-0山口)

 交流戦は15点先取1セットマッチのデュースなしで行われました。第1試合と同様に選手同士で声を掛け合い、良い雰囲気でサーブやスパイクで順調に点を重ね15対8で勝利しました。

 第3試合(交流戦①リーグ) 長野県立長野盲学校戦。(福島1-0長野)
第2試合の流れそのままに主導権を握り、15対9で勝利することができました。

交流戦

 26日(金)大会最終日。

 第4試合(交流戦1位決定戦) 北海道札幌視覚支援学校戦。(福島1-0北海道)

 昨日の2連勝の勢いそのままに、立ち上がり好調で一時は12対5と7点差をつけて大勝かと思われました。しかし、ミスや相手の好プレーによって逆転を許し13対14とマッチポイントを握られる展開に。負けるまいと全員で声を張り上げ、パスを繋ぎ15対14でなんとか勝利し、交流戦1位(全国第5位)の座を手にすることができました。

 学校では、東北大会と同様に、全試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、一球一球に声援を送り、全員で試合の緊張感や勝利の喜びを共有することができました。

 今回の全国大会出場に際しましては、多方面から多大なご厚志と温かいご声援を賜り、誠に有難うございました。今大会が事実上、3年生にとって最後の試合となり、福盲魂は下級生に継承されました。今後は、新体制のもと来年度の東北大会5連覇と全国大会in静岡で上位入賞を目指し、練習に励みます。今後とも、応援よろしくお願いいたします!

 集合写真。今後も、応援よろしくお願いします!

 

 

 

福島高等学校合唱団第65回定期演奏会賛助出演について

 8月3日(水)に、ふくしん夢の音楽堂大ホールで開催されました、福島高等学校合唱団第65回定期演奏会に、音楽同好会として高等部普通科生徒4名が賛助出演しました。これまでの交流及び共同学習から、今年度は定期演奏会で一緒に歌いませんかとのお誘いを受けての出演でした。

 曲は第4ステージの2曲、「虹」と「プレゼント」を歌いました。第4ステージは青春の1ページと題され、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲で構成されており、まさしく青春の息吹を感じられるステージとなりました。更に、アンコール曲「リフレイン」も一緒に歌いました。学生指揮者による曲紹介にあった通り、この日、この瞬間の音楽を仲間と共に味わうことができました。

音楽堂ステージの様子

ソプラノ

〈 ソプラノ 〉

テナー

〈 テナー 〉

アルト

〈 アルト 〉

 課題となったのは、夏休み中の練習です。普段は寄宿舎から通学している生徒たちは、夏休み中は遠方にある自宅に帰省します。そのため、集合しての練習が難しくなります。出演にあたって意欲的な生徒たちは、お互いに連絡を取って励まし合いつつも個人で練習に励みました。更に、福高合唱部との合同練習で、その歌声の美しさ、音楽に対する意識が大きな刺激となり、練習にも力が入ったようです。「自分が気持ちよく歌いたいから練習する!」の意識のもと、努力を重ね、本番は仲間と共に豊かな歌声を観客に届けました。

パイプオルガン

 演奏後の生徒たちは、観客の皆様から温かい言葉をたくさんかけられて、充実した様子が見られました。なによりも、福高生徒さんたちと談笑し、演奏会の喜びを伝え合っていた姿が印象的でした。

 「人に注目されるようなステージに出るのは、本当は苦手だけど、この演奏会は楽しかった。」こんな声も聞かれました。

 音楽堂で歌える喜び、「合唱」する喜び、同世代の仲間と一つのステージを創りあげる喜び、多くの喜びがある、心に深く残る演奏会となりました。

 

 

 

令和4年度東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会 4連覇達成!!

 令和4年7月13日(水)~14日(木)、宮城県立視覚支援学校を会場に、 令和4年度東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会が開催されました。新型コロナウイルス感染拡大のため、3年ぶりの東北大会開催となりました。

 球技部の中学部、高等部12名の部員の半分以上は大会出場の経験がなかったため、練習では試合形式での実践的な内容を多く取り入れ、「楽しくプレーする」ことを徹底して大会に臨みました。

 13日は、正面玄関で校長先生はじめ多くの児童生徒、教職員の声援の中、大会に向け気持ちも新たに出発しました。

 14日大会当日。開会式で、キャプテンが優勝カップを返還しました。

第1試合 宮城県立視覚支援学校戦。(福島2-0宮城)

第一試合の様子

 第1セット 立ち上がりが苦手な本校、取って取られての展開で2対2、そこから連続攻撃が決まり、15対3で勝利。

 第2セット 第1セットの流れそのままに15対7で勝利。

ベンチ入りメンバー全員が試合に出場、最後は中学生や前衛にスパイクを打たせるなど、余裕をもって主導権を握ることができました。

 決勝戦! 青森県立盲学校戦。(福島2-0青森)

 緊張も見られましたが、「いつも通り」「楽しむ」と互いに言い聞かせ試合に臨みました。

 第1セット 後衛二人の連続サーブが決まり、15対4で勝利。ほとんどラリーをすることなくあっという間の展開。    

 第2セット 一気に9点を先取、勢いそのままに15対7で勝利。

 東北大会4連覇となりました。

決勝戦の様子

 閉会式では、優勝の賞状が授与され、優勝カップを再び持ちかえることができました。

 一方学校では、試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、1球1球に声援を送り、全員で優勝の瞬間を体感することができました。

  ライブ中継を観て応援!

 全国大会に向けて、校長先生からは大会に臨む姿勢や『無心』の意味についてお話をいただきました。東北代表として、他校の選手の思いにも応えるべく、全国大会のコートで堂々とプレーできるよう、チーム一丸となって、夏の練習を頑張っていきます!

   ファイト!!球技部!!

  大会終了後、賞状、優勝カップを手に笑顔の選手

 

 

夏季休業前の全校集会

 7月20日(水)、夏季休業前の全校集会が実施されました。

    全校集会の様子

 初めに、東北地区盲学校文化・体育大会、東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会、福島県学校歯科保健指導優良校、第67回たなばた展の表彰があり、それぞれ賞状・カップの授与を行いました。

  賞状授与の様子  賞状授与の様子

  賞状授与の様子  賞状授与の様子

 そして校長より「計画をしっかり立てて、日頃なかなか取り組めないことにチャレンジする」「感染症や暑さ対策等、健康管理をしっかりする」「日記等を活用し、年度内に達成したいこと等を再確認し、計画的に取り組む」ことを意識しながら、貴重な時間を無駄にすることなく大切にし、有意義な夏休みを過ごしてほしいと話がありました。

  校長先生の話を聴く様子 距離を取って並んでいます

令和4年度 前期文字能力テスト

 漢字の読み書き、点字の読み書きの向上を目指して小学部は7月8日、中学部・高等部は7月7日に文字能力テストを行いました。

斜面机を使用する様子 反転色机を使用

パーキンスブレイラーで点字を打つ様子 点字板で点字を打つ高等部生徒

 高等部の点字使用者は、五十音書き、転写、聴写、速読の後、残りの時間は字つきかるた取りをしました。かるたを目の前の台に固定し、速くとるという、団体戦の張した中でも、読み札でちょっと笑えるだじゃれで盛り上がりました。

おやじぎゃくかるたで盛り上がる 札を読んで、笑う

 

高等部普通科「中央デイサービスセンターとの交流」

 7月13日(水)、普通科生徒が中央デイサービスセンターへ、制作したプレゼントを届けに行きました。

 普通科では例年、中央デイサービスセンターを訪問して、利用者の皆さんと歌やゲームで交流を行っており、生徒はとても楽しみにしていましたが、ここ2年は新型コロナウイルスの影響により実施できませんでした。

 今年度も直接交流することはできませんでしたが、総合的な探究の時間に生徒全員で、利用者さんに楽しんでもらえるよう合唱曲を収録したDVDづくりを企画し、準備をしてきました。

 お返しに、デイサービスセンターの皆さんから、素敵なプレゼントをいただきました。

 来年度は直接お会いして交流できることを、楽しみにしています。

職員の方にDVDを手渡す

DVDを職員の方へお渡ししました。

こだわりのDVDジャケット

こだわりのDVDジャケット。

中には、生徒からのメッセージやイラストがあります。

 

第40回東北地区盲学校文化・体育大会

 第40回東北地区盲学校文化・体育大会 開催!

 6月22日(水)、23日(木)の2日間にわたり、第40回東北地区盲学校文化・体育大会が本校を会場として開催されました。東北6県7校の盲学校・視覚支援学校の生徒が一堂に会したのは実に4年ぶりのことです。会場では学校の枠を越えて楽し気に話す生徒たちの様子もみられ、親交を深められる大変意義のある大会となりました。その様子を報告します。

 6月22日(水)、文化の部「第71回東北地区盲学校弁論大会」が本校体育館にて開催されました。各県代表の中学部および高等部の弁士たちが、それぞれの思いを表現豊かに観衆に伝えました。白杖を持つ葛藤や社会復帰のための決意表明、あるいは自分の将来に向けた初々しい思いなどテーマは様々ですが、会場の誰もが時にほほ笑み、また胸を打たれながら弁論に聞き入っていました。本校からは、福島県代表として中学部2年の高原悠君と、高等部専攻科3年の江川小百合さんが出場し、江川さんは優秀賞を受賞することができました。

優秀賞受賞! 中学2年生の堂々とした発表 

他校生徒と距離をとりつつ歓談 会場の様子

 

 6月23日(木)には福島市信夫ヶ丘陸上競技場で、体育の部の陸上競技会が実施されました。本校からも多くの中学部・高等部の生徒が選手として出場しました。幸い天候にも恵まれ、皆で陸上競技を楽しむことができました。100M走や音響走、走り幅跳びやジャベリックスローなど様々な陸上競技種目が実施され、選手はみな一生懸命に競技に臨みました。競技の合間には選手同士が励まし合ったり健闘をたたえあったりするなど、とてもすがすがしい姿も見られていました。参加校3校による男子400Mリレーも行われました。選手たちの健闘ぶりに、応援席も興奮と熱気に包まれた大会となりました。本校の選手たちも素晴らしい記録を残すことができました。

リレーのバドンタッチ! 躍動感あるスタートダッシュ!

準備体操をしっかしと ジャベリックスロー

 

 

 

 

前期進路週間「職業講話」「高等部模擬試験」「報告会」

【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】

◇「職業講話」

 5月18日(水)に令和2年度専攻科卒業の佐藤裕香先生を講師に招いて、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。

 今回は勤務先のファーマライズ薬局大町店の店長さんにもご来校いただき、薬局内でのマッサージ・ルーム設置(大町店は全国でも3店目)や障がい者と働く意義などについてもお話しいただきました。

 佐藤先生の講話では、今自分が携わっているマッサージ・ルームでの仕事が「人に喜んでもらえる仕事」であり、「やりがい」を感じると生徒に語り、自分の将来に向けた気持ちや夢を実現するためのアドバイスをいただきました。また、国家資格をもって仕事をする佐藤先生の「自信のある態度(前向きな姿勢)」や「笑顔」は、受講した生徒たち、特に国家試験受験を控える理療科3年生には大きな刺激になった様子でした。

 卒業生が今社会で働いている姿と話は生徒たちにとっては「生きた授業」であり、心に届く講話でした。

【生徒からの質問を受ける佐藤先生(中央左)】

生徒から質問を受ける佐藤先生

 

◇「高等部模擬試験」

 学力向上に向けた実践として、模擬試験を実施しました。試験後には、各教科の担当教員にその教科の学習の仕方(特に予習や復習)を質問したり、解答の仕方(特に論述の仕方)を教えていただいたりしました。現在の自分の学力をしっかり認識し、教科ごとの学習の方法の違いを知り、この後の授業や考査等に生かしていくことを学びました。

 

◇進路週間報告会(高等部普通科1組)

 進路週間では、それぞれの生徒が、現在の自分の学習に関する課題や、進路についての課題に気づき、その課題を解決するために必要な知識や技能を身に付けることを目標に、取り組みました。5月25日(水)に、自分の取り組みについての報告し、お互いに質問し合って学びを深めました。

 2年1組は、郡山にある「国際アート&デザイン大学校」で見学・体験してきたことを中心に発表しました。実際の授業の様子や学校の雰囲気を知ることで、進学後のイメージを膨らませることができました。また声優のアフレコ体験や学校の先生方との話の中から、自分でできることと一人では難しいこと、難しいことはどのようにしたらできるようになるか等、自己理解の大切さを学びました。

前期進路週間「職場体験・職場見学・校外実習」

【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】

◇「中学部2年生 職場体験」

「ヨークベニマル野田店」、「ユニクロ南沢又店」で体験させていただきました。

 生徒はとても緊張していましたが、「担当の方の指示を聞いて、正しく仕事に取り組むことができた。」「初めは恥ずかしくて声が小さくかったけど、『いらっしゃいませ』とお客様に挨拶をすることができた。」など、それぞれの目標を達成することができました。また、「職場の人は、自分の仕事だけでなく周りの人にも気を配っている。」「店員さん同士、笑顔で挨拶をしている。」など、実際の職場だからこそ得られた気づきもあり、充実した体験となりました。

ヨークベニマルにて ヨークベニマルにて ユニクロにて ユニクロにて

 

◇「高等部職場見学・体験・校外実習」

 高等部は「MAXふくしまFOODMAX」、「B型事業所ブレス」、「就労継続支援ジョブステップ八山田」、「生活介護あづまライフささや」、「あさひ治療院」、「国際アート&デザイン大学校」に行き、それぞれの生徒が、次の進路に向け様々な体験をすることができました。

国際アート&デザイン大学校にて 国際アート&デザイン大学校にて
国際アート&デザイン大学校
B型事業所での様子 B型事業所での様子
B型事業所ブレス
作業の様子 作業の様子
就労継続支援ジョブステップ八山田 生活介護あづまライフささや

 見えにくいという困難さがある中で、どのように職場の仕事を覚え、会社の皆様とコミュニケーションをとって円滑に作業ができるか、社会人としてのマナーはできているか等を一人一人について考え、こうするとできるのではないかというサポートをいただき、取り組むことができました。今の自分に足りない点や、より伸ばしていくとよい点等を知る機会となり、将来の就労に向けての意識を高めることができました。