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生徒の活動

後期進路週間「職業講話」

 後期進路週間中の11月9日(水)、令和元年度専攻科卒業の小椋栄二先生を講師に招いて、高等部普通科、保健理療科、専攻科理療科の生徒を対象に「職業講話」を行いました。

 小椋先生は現在、会津若松市にある日本テキサスインスツルメンツ会津工場でヘルスキーパー(企業内マッサージ師)として勤務されています。

 今回の講話では、まず現在の業務内容(1日の流れ)や工場内でのマッサージルームの立ち上げにあたっての苦労話からはじまり、「なぜ働くのか?」「働くこととはどういうことか?」「働きがいとは?」などの働くことの基本から、視覚障がい者として働くことの大変さや、学生のうちにやっておくべきこと、特に国家試験に向けての心のつくり方など、時に熱く、特にユーモアや冗談を交えてお話しいただきました。

 生徒たちからも、

「社会に出るためには自分の強みとなる武器がいる=国家資格」

「心にしみるありがたい言葉をいただき、自分に少し自信がもてるようになった」

「国家試験に合格するためのモチベーションの上げ方や1年生で習った解剖学や生理学といった基礎科目の重要さを改めて確認できた」

「働くという事の大変さを改めて理解できた」

「資格があれば視覚障がいでも頑張れる事が分かったので、日々努力していきたい」などの感想があり、小椋先生の言葉に刺激を受け、それぞれの進路実現に向け、みな前向きな気持ちになった様子でした。

 卒業生の「生の声」は生徒たちの心にストレートに響く声そのものだと感じました。

職業講話の様子

( 時に熱く、特にユーモアや冗談を交えて講演される小椋栄二先生)

職業講話の様子

 

 

後期進路週間「高等部職場見学・体験・校外実習」

 高等部は1・2年生が「スポーツ用品小売店」、「就労継続支援B型事業所」、「生活介護事業所」に行き、それぞれの生徒が、将来に向けて様々な体験をすることができました。
 見えにくいという困難さがある中で、それぞれの生徒のニーズに応じた職場や事業所での仕事や生活を通して、自分の進路や適性について理解を深め、将来の就労や日常生活に向けての見通しをもつことができました。また、社会の様々な人との関わりで、視覚障がいへの理解や啓発につながる機会にもなりました。
 保護者の皆様、各事業所や関係機関の方々にたくさんの御協力をいただき、ありがとうございました。

職場体験の様子 職場体験の様子 職場体験の様子

職場体験の様子 職場体験の様子

後期進路週間「中学部職場見学」

 11月18日金曜日、中学部1学年の生徒が飯坂線桜水駅に職場見学に行きました。

 職場見学では、運転手や車掌の業務の説明の他、車庫の中の様子をはじめ、車両点検や線路の保守点検、運行管理業務など様々な仕事の様子を見学させていただくことができました。

  職員の方から「電車の仕事というと、運転士や車掌の仕事を思い浮かべるかもしれない。しかし、安全に運行するためには、雨量や風力の確認、車両・線路の修理や点検、電車同士が衝突して事故を起こさないように、位置を確認して指示を出す仕事も欠かせない。お客様には見えないところで働いている、たくさんの人の協力が必要だということを忘れないで欲しい。」という言葉を伺い、見学後には委員会活動での話し合いの際に、以前よりも積極的に発言したり、学部の仲間と協力しようとしたりする様子がみられるようになりました。

車両の見学 運行管理業務の見学

 

「点字ブロックは私たちにとって大切な『道』です!」

「点字ブロックは私たちにとって大切な『道』です!」

  ~点字ブロック理解推進キャンペーン~

 11月2日(水)、本校PTA主催の「点字ブロック理解推進キャンペーン」が開催されました。

 点字ブロックは、目に障がいをもつ人にとって大切な『道』です。このキャンペーンは一人でも多くの方に点字ブロックの大切さを知ってもらおうと、10年前から行っている活動です。これまでも児童生徒が考えたメッセージを入れたポケットティッシュを多くの人に渡すことで、点字ブロックの大切さを伝えてきました。

 3年前からは、学校周辺の商店等にメッセージ入りのポケットティッシュやチラシをお配りし、店内に置いていただき啓発の御協力をお願いしています。商店の方々も、毎年快く対応して下さり、児童生徒たちの励みになっています。

メッセージ付きポケットティッシュ 点字ブロック理解推進キャンペーンのぼり旗

 当日は、キャンペーンのシンボルである黄色いのぼり旗を目印に、小学部・中学部・高等部普通科の児童生徒および保護者、教員が集合しました。黄色いたすきをかけ、校長先生のお話の後、学校を出発し、商店等にお願いをしてきました。

校長先生の話を聴く様子 黄色のたすきをかけて準備完了

 地域の皆様にも優しく対応していただき、当初の目的に加え、地域とのつながりをいっそう強くできた活動となりました。

【キャンペーン活動の様子】

 キャンペーン活動の様子 キャンペーン活動の様子キャンペーン活動の様子 

キャンペーン活動の様子 キャンペーン活動の様子 キャンペーン活動の様子

    キャンペーン活動の様子

 当日はテレビ局や新聞社の取材が入りました。児童生徒は緊張しながらも、自分の担当の方々に向け、点字ブロックの大切さを伝えることができたようです。

 テレビ局のインタビューに答える様子 テレビ局の取材の様子

 のぼり端とたすきをかけた生徒の笑顔 メッセージ入りのポケットティッシュ

  また、11月中は理療科の患者さんや、来校者の皆さんに向けて、ポケットティッシュを配付して啓発を続けています。

 生徒会でも本キャンペーンに積極的に協力していますので、その様子は今後お知らせしていきます。お楽しみに!

部屋の入口にポスターを貼って啓発中 生徒会公認キャラ「邪気軍団」も応援

 

『点字ブロックの上に

車や自転車を止めないでね!』

by邪気軍団