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生徒の活動

第22回全国障害者スポーツ大会 いちご一会 とちぎ大会

 令和4年10月27日(木)~11月1日(火)にかけて、カンセキスタジアムとちぎで全国障害者スポーツ大会が開催されました。福島県代表として、本校からは、陸上競技に高等部専攻科理療科3年の本川和馬さんが出場しました。結果は、ジャベリックスロー第2位、走幅跳第4位という成績でした。寒暖差のある中、「これまでの練習の成果を十分に発揮できた」と本人よりコメントをいただきました。大会参加にあたりまして、様々な方々からの応援や支援をしていただきありがとうございました。引き続き応援よろしくお願いいたします。

大会結果

ジャベリックスロー 39m48cm 第2位

走幅跳        4m41cm 第4位

メダルを手にして笑顔

ジャベリックスロー 投げる様子 ジャベリックスロー 投げる瞬間

第45回(令和4年度)全国盲学生点字競技大会

校長先生からの激励

始めに「校長先生からの激励の言葉」を受けて、競技に挑みました。

 11月8日(火)に、第45回(令和4年度)全国盲学生点字競技大会が実施されました。この競技大会は、2年に1回、全国の盲学校で実施され、点字を正確に読んだり書いたりする速さを競います。実施方法は、事前に録音されたCDを再生して、その指示により進められます。本校からは、2名出場し、集中して競技に挑みました。

 競技実施後は、主管校が解答を集約し、結果が出場校へ報告されます。一堂に会しての大会ではありませんが、同時期に大会に挑み、結果報告を知ることで、全国の盲学生とお互いの成果を確認し合い、点字の技能向上を目指していきます。

競技の様子

競技内容は、3つでした。<50音書き、転写、聴写>

点字板を使用して聴写 点字板を使用して転写

第2回 避難訓練

 10月21日(水)、第2回避難訓練を実施しました。同じ敷地内の寄宿舎、聴覚支援学校福島校、視覚障がい者支援センター、点字図書館との合同訓練です。

 今回は視覚支援学校教室からの火災発生を想定した訓練でした。

 第1回訓練では雨のため避難場所が体育館でしたが、今回は本来の避難場所である校庭への避難、人員確認を実施しました。各部署とも機転を利かせながら円滑な避難を行うことができました。

 また、第1回の訓練の反省から、緊急時避難支援カードの運用方法や保護者への連絡をマチコミメール活用に変更するなど、より安全な避難や確実な連絡方法を検討することができました。

 次年度は今年度の訓練での反省事項を活かし、さらに実践的な訓練にしたいと考えます。

教室でヘルメットをかぶり、避難準備。 避難の様子 救護班

避難した順から座って待機 手話通訳 避難完了

令和4年度 学習の成果発表会

 10月29日(土)、学校公開にあわせて小学部・中学部・高等部の学習の成果発表会を行いました。今年度は、コロナ感染予防の観点から保護者と評議員の方のみを対象として、日頃行っている学習の成果について発表しました。

 

 小学部は、3年総合グループと2・3年生活科グループが、それぞれの学習で学んだことを発表しました。

 総合グループは、信夫山や学校のまわりにいる鳥の種類や生態について調べたことを発表しました。児童が作成した「鳥ずかん」にはQRコードがついていて、タブレットを使って鳥の鳴き声や説明動画が見られるように工夫したそうです。児童が実際にタブレットを操作しながら紹介する場面もありました。

 生活科グループは、「うごくうごくわたしのおもちゃ」の学習で作った4種類のおもちゃについて、児童が作り方や遊び方を紹介しました。各々のおもちゃがうまく飛んだり動いたりすると、会場から大きな歓声と拍手が沸き起こりました。

最後は全員で芸術鑑賞会でも披露した落語「じゅげむ」の歌を歌いました。歌の中に出てくる早口ことばもみんな大成功でした。

小学部 総合グループ発表

総合グループ発表

「信夫山や学校のまわりにいる鳥について調べよう」

生活科グループ発表

生活科グループ発表

「うごくうごく わたしのおもちゃ」

 「じゅげむ」発表

「じゅげむ」 早口ことばも大成功!やったー!

 中学部では、「総合的な学習の時間」で学習したことを『ふくしまの良いところを伝えよう』と題して発表しました。福島県の伝統工芸品である「大堀相馬焼」に焦点をあてて調べました。工芸品としての特徴や、窯元が県内各地に点在していること、その背景には東日本大震災の影響があることなどを、実際に窯元を訪れてお話しをうかがったり、製作体験をしたりした感想を交えて報告しました。

 1・2年生がともに学んだ内容を、発表の場でも協力しながら堂々とした姿で伝えることができました。

窯元を訪れてお話をうかがう様子  窯元を訪れてお話をうかがう様子

【大堀相馬焼の窯元「京月窯」(福島市)での校外学習の様子】

発表会当日の様子  発表会当日の様子

【発表会当日の様子】

 高等部普通科では、総合的な探究の時間等を通して4月から学んできたことや今後の課題となることについて発表しました。

 1年生は職場体験や普段の授業を通して見つけた進路実現に対する課題やこれからがんばりたいことについて発表をし、2・3年生は修学旅行で体験してきたことや学んできたことを、写真や音声を使って説明をしました。生徒たちは今回の旅行について、「百聞は一見に如かず」になぞらえて、『百聞は一「触・食・色・職(しょく)」に如かず』な旅であったと振り返っていました。

成果発表の様子

成果発表の様子

高等部普通科展示会場

高等部普通科展示会場

作業製品販売

作業製品販売

 作業製品販売

作業製品販売

 高等部普通科記念撮影

高等部普通科記念撮影

 

 高等部理療科といえば、「マッサージ!鍼灸!」といった実技(施術)のイメージが強いかもしれません。しかし、実技は学習内容全体の1/3程度で、これらを支えているのは、解剖学や生理学、病理学や臨床医学などの西洋医学と、陰陽五行論や疾病論、診察論を学ぶ東洋医学、西洋・東洋医学を合わせ治療法を学ぶ東洋医学臨床論など、12~13科目に渡って学んでいます。今回は生徒による理療科紹介と施術体験を通して、他学部の保護者さんや先生方に理療科を知ってもらう機会となりました。

施術体験の様子①

施術体験の様子①

施術体験の様子2

施術体験の様子②

施術体験の様子③

施術体験の様子③

理療科紹介の様子

理療科紹介の様子

 

 

 

 

 

 

高等部普通科修学旅行~百聞は『一「 触・食・色・職」(いっしょく)』 に如かず~

 高等部普通科修学旅行 

 ~百聞は『一「 触・食・色・職」(いっしょく)』 に如かず~

  令和4年9月14~16日、普通科2・3年生4名、教員7名で奈良・大阪方面へ修学旅行に行きました。旅行等に関する制限もなく、コロナ以前のように生徒たちをできるだけ遠くに連れて行って、様々な経験をさせたいという願いのもとで実現することができました。保護者の皆様をはじめ、関係者の方には御理解と御協

 力を頂きありがとうございました。

【新幹線を待つ修学旅行団】

   新幹線を待つ修学旅行団

奈良大学博物館

 奈良大学博物館では、阿修羅像や銅鐸のレプリカを触りました。

高校2年生の英語の教科書に阿修羅像の作り方が載っていることをもとに、昨年度から2年がかりで実現しました。

 舞鶴工業高等専門学校さんが制作した10分の1の3Dプリンター模型で全身を事前に触察し、この「ミニ阿修羅像」を奈良まで連れて行きました。

 レプリカは上半身でしたので、じっくり触り比べることができました。背中部分をくり抜いてあったので、木組みの部分や首飾り、衣服、腕6本の付き方、表情など細かいところまで確認できました。

 口角が上がっていることや巻きスカートの折り目の部分、重さなど、実際に触ったからこそ確認することができました。

 銅鐸は表面に模様が浮き出ており、動物がたくさん描かれているようでした。指の動きに合わせて館長さんが解説してくださるという、なんとも贅沢な時間でした。

 教科書ではわからない重さ、穴が空いていることや、空洞など、たくさん触ることができました。

阿修羅像のレプリカを触察する生徒

阿修羅像のレプリカを触察する生徒

銅鐸のレプリカを触察する生徒

銅鐸のレプリカを触察する生徒

ミニ阿修羅像

ミニ阿修羅像

東大寺

 初めて鹿に触わることや鳴き声も聞くことができ、かなりインパクトがありました。

    奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋はかなしき

と百人一首に歌われていますが、気温34℃の奈良、南大門までかなり歩いた気がしました。

 南大門の金剛力士像の大きさは、柱に触ってみて想像できたようです。

 普段は通り抜けることで御利益がある「大仏の鼻の穴」は、残念ながら、「密」を避けるために通り抜けできないように板で塞がれていました。

大仏前で記念撮影する生徒

大仏前で記念撮影する生徒

残念ながら塞がれていた「大仏の鼻の穴」

残念ながら塞がれていた「大仏の鼻の穴」

全員で記念撮影

全員で記念撮影

鹿とふれあう生徒

鹿とふれあう生徒

太融寺

 宿泊するホテルの目の前に淀殿のお墓がありました。

 色々な石像をなでまわしました。

一願堂

一願堂

厄除け大師像

厄除け大師像

大阪市立科学館

 竜巻のでき方を触ることができるコーナー、惑星の重力のかかり方をりんごを持ち上げることで比べられるコーナー、筒の長さによって音の反響が変わる体験ができるコーナー、見え方の異なる鏡などの理科の学習を、実体験を通して学ぶことができ楽しんでいました。

竜巻体験

竜巻体験

どっちが強い?力比べ

どっちが強い?力比べ

 

音の反響

音の反響

玄関前で記念撮影する生徒4名

玄関前で記念撮影する生徒4名

日本ライトハウス

 スカイツリーや日本ライトハウスの建物などの模型を触ることができました。また、ヘレン・ケラー来日時の貴重な肉声の演説を聞かせていただくことができ、大変感動しました。点訳・音訳の現場も見学し、視覚障がいリハビリの総本山を目の当たりにしました。ウェアラブル型の活字読み上げ装置や水色クリップなど、最新の便利グッズの数々を、一度に体験できる、コロナ禍では貴重な機会になりました。

説明を聞く生徒と教員

説明を聞く生徒と教員

通天閣、太陽の塔のレプリカ触察

通天閣、太陽の塔のレプリカ触察

 点字毎日の編集長さんが、100年前の点字新聞を昼食会場へ持ってきてくださり、現在の最新号と触り比べました。

 薄くなっている点字ではあるものの、1922年創刊号がなんとか触読できると、感動していました。

点字毎日の編集長さん

点字毎日の編集長さん

100年前の点字新聞を読む生徒

100年前の点字新聞を読む生徒

なんばグランド花月

 初めて生のお笑いを鑑賞した生徒たちは、テレビとは一味違う周りの雰囲気や独特のテンポ感を楽しんでいました。生の前座から、最近の若手、往年のザ・ぼんち、オール阪神巨人、吉本新喜劇まで、本場のお笑いに圧倒されたようです。生徒たちは、人それぞれ笑いのツボの場所が異なり、それもまた楽しかったと感じたようでした。

国立民族学博物館

 全盲で国立民族学博物館の准教授広瀬浩二郎さんが直接お話ししてくださり、それぞれ二人ずつにみんぱくミュージアムパートナーズのボランティアさんがついて、生徒たちが触る手の動きに合わせて、解説をしてくれました。

 オセアニアの船、貨幣の元、トーテムポール、モアイ像、匂いの残るアフリカのラクダのミルク壺、韓国のオンドルの仕組み、サトウキビを絞る仕組み、ルーマニアの陽気なお墓など、触ってみないとわからない本物をたくさん触ることができました。

 民族楽器体験では、植物の実や動物の爪を使った楽器を何種類も鳴らして、軽快なリズムにノリノリでした。

 博物館では、色々な文化があること、多様な生き方があることについて学ぶことができました。

説明を受ける生徒

説明を受ける生徒

民族衣装を着て記念撮影をする生徒4名

民族衣装を着て記念撮影をする生徒4名

楽器を演奏する生徒

楽器を演奏する生徒

モアイ像と生徒

モアイ像と生徒

民族楽器を触察する生徒

民族楽器を触察する生徒

  奈良では、奈良県産のお米や奈良漬け、くずもち、わらびもち、大阪では、串カツ、たこ焼き、お好み焼き等、これでもかという程、揚げ物や練り物たくさん食べました。

 

奈良に着いて昼食をとる生徒

奈良に着いて昼食をとる生徒

(ホテルの夕食:牛ロースステーキ&鶏もも肉のステーキ

ホテルの夕食:

牛ロースステーキ&鶏もも肉のステーキ

  今回の修学旅行では、様々なものに触れ、食し、文化を感じ、職についている人との交流によりこれまでの自分の生き方や在り方を見つめる良い機会となりました。この旅が、一生の思い出となり今後の生徒たちの学びへの欲求や深化へと変化してくれたら嬉しいと思います。

   教員にとっても、一生の思い出となる良い旅となりました。

   生徒や保護者の方、添乗員さん、バスガイドさん、見学先で御協力いただいた皆様

             ありがとうございました!

 

第21回福島県特別支援学校スポーツ大会 【陸上競技】

 10月8日(土)、第21回福島県特別支援学校スポーツ大会が、福島市内のあづま総合運動公園内で行われました。今年度開校しただて支援学校が加わり、県内特別支援学校19校、参加生徒数は約420名でした。陸上競技には約140名の生徒が参加し、本校からは高等部普通科生徒3名が出場しました。生徒達の日頃の行いが良く、当日は前日の雨が嘘のように、晴天のもとで競技が行われました。周囲からの拍手による応援を背に、生徒一人一人が実力を出し切りました。競技終了後の反省会では、どの生徒も来年の大会に向けて意気込みを新たにしていました。

 朝早くから送迎していただいた保護者のみなさん本当にありがとうございました。また、前日から会場準備や運営にあたられた多くの先生方にも感謝します。来年も大会記録や自己ベストの更新を目指して取り組んで参ります。

 引き続き応援よろしくお願いします!

◇陸上競技本校生徒の大会結果

女子F18 ジャベリックスロー      第1位      佐藤音芭さん

男子T18     1500m     第1位(大会新)  小野寺陽大さん

男子T17      100m     第1位(大会新) 増子新之介さん 100m走の様子 ジャベリックスローの様子

メダルを手にした選手 1500m走の様子

前期終業式・後期始業式

 9月30日(金)、前期終業式及び後期始業式が実施されました。式に先立ち、夏季休業中に実施された第10回特別支援学校作業技能大会「ビル・クリーニング部門(テーブルクロス)」で級を認定された生徒及び「作業製品品評(紙工製品部門)」で銀賞に入賞した学習グループの表彰がありました。

 

「ビル・クリーニング」表彰の様子

紙工製品部門「銀賞」の表彰

 式では校長より、児童生徒が前期に活躍した姿の紹介がありました。また「お互いを尊重する心、他人を思いやる心をもち、今一度自分の目標を確認して後期も取り組みましょう。」との話があり、児童生徒の顔にも来週から始まる後期に向けての意欲の高まりが感じられました。

 校長先生のお話

 終了後には、第22回全国障害者スポーツ大会「いちご一会(いちえ)とちぎ大会」に参加する選手(専攻科理療科3年生)の壮行会が実施されました。

壮行会の様子

令和4年度 芸術鑑賞会

 令和4年9月28日(水)に本校体育館にて、「うつくしま芸人会」の皆さんをお迎えし、令和4年度芸術鑑賞会が行われました。昨年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延により実施することができませんでしたが、今年度は久しぶりに児童生徒が一堂に会し、みんなで落語を楽しむことができました。

 楽しく亭ツイ輝さんの「権兵衛狸」、裁楽亭とんぼさんと小学部の「寿限無」コラボ、初音家おと丸さんの三味線や、酒飲亭いさんさんの「牛ほめ」と日本の伝統的な芸能が披露され、会場は笑いと声援に包まれました。また、一緒にステージに上がった小学部の児童らはステージの上でも、元気いっぱいの姿を見せてくれ、見る人に元気をわけてくれました。

裁楽亭とんぼさんと小学部「寿限無」

裁楽亭とんぼさんと小学部「寿限無」

酒飲亭いさんさん「牛ほめ

酒飲亭いさんさん「牛ほめ」

初音家おと丸さん:三味線

初音家おと丸さん:三味線

  会場の様子

会場の様子

 

 

 

株式会社南東北クボタ様より農業機械の模型をいただきました。

 日頃より、福島県立視覚支援学校の教育活動に、多大なる御支援をいただいておりますこと、心より感謝申し上げます。

 先日、株式会社南東北クボタ様より、農業機械の模型をご恵贈いただきましたので、報告いたします。

 模型は、トラクター3種類、コンバイン2種類、田植え機の計6種類で、児童の手で触れやすい大きさで、ずっしりとした重みがあります。

 コンバイン、トラクター、田植え機の模型写真

コンバイン(全長19cm)、トラクター(全長14cm)、田植え機(全長12cm)の模型

トラクター模型

上記のトラクターよりひと回り大きい全長17cmのトラクター

普通型コンバイン模型

作物の全体を刈り取る普通型コンバイン模型(全長20cm)

トラクター模型(組み立て)

トラクター模型で、組み立てするものもいただきました。

 児童は、農家での見学学習の前に、模型で学習を行い、農業機械のおおよその形や特徴をつかむことができました。また、見学時にも模型で確認しながら実際の農業機械に触れることで、大きな農業機械のイメージを持つことができました。

模型と実際を交互に触る 模型と実際を交互に触って確認
コンバインや田植え機の模型と実際の農業機械を交互に触って確認しています。

 自分たちの食生活を支えている農業について理解する上で、大変参考になる模型をご恵贈いただきましたことに心から感謝申し上げるとともに、今後も本校の教育活動で大切に活用させていただきたいと思っております。

 株式会社南東北クボタ様、ありがとうございました。

『えがお交流活動』~小学部~

 小学部では、年間を通して福島第四小学校・聴覚支援学校福島校と交流及び共同学習を行っています。9月21日(水)には、福島第四小学校、聴覚支援学校福島校、視覚支援学校の3つの会場に分かれて、『えがお交流活動』が行われました。本校には、福島第四小学校(以下、四小)の2年生と5年生の皆さん15名が来校。自分たちの学校に四小の友達が来てくれるのは初めてとあって、本校児童は少しドキドキしながらも楽しみにしていました。

 本校児童は、視覚支援学校の学習や生活の様子を紹介するためのコーナーをひとり一つずつ準備し、四小の友達に説明したり、実際に体験してもらったりしました。四小の皆さんも点字の読み書きや拡大読書器などの支援機器、ころころ卓球など、どの活動にも興味津々でたくさんの発見があったようです。今回の活動は、本校児童にとっても、自分の障がいや学び方、必要な配慮について周囲の人に伝えていくための一歩となったと感じています。どの児童にも『えがお』があふれていました。

 今回の交流活動を通して双方の児童が分かり合えたことを、今後のさらなる関係づくりに生かしていきたいと思います。

なぞなぞ大会の様子 簡易点字板で自分の名前を書く様子

なぞなぞ大会

 点字カードの中からなぞなぞの答えを探してね。「お友達の選んだカードは正解かな? わたしが読んで確かめますよ。」

 簡易点字盤で自分の名まえを書いてみよう

 点字盤の使い方や点字の書き方を本校児童が説明しました。「四小の友達は、みんな上手に書けていたよ。」

ころころ卓球の様子 拡大読書器の紹介

ころころ卓球 

 四小の卓球と違うところはどこかな。

「ボールの中に音が出るものが入っているよ。」

拡大読書器の紹介

 「テーブルの上に本を置くと、大きく見えます。」

 

小学部2・3年秋の遠足が行われました

 

 9月9日(金)に小学部の2・3年生が、あづま総合運動公園サイクル広場に秋の遠足に行きました。前日までの雨が嘘のように上がり、朝から気持ちの良い秋晴れとなりました。変わり自転車、バッテリーカー、そりすべりと、一日元気に活動することができました。

あづま総合運動公園に到着

1人で自転車に乗れるよ  先生の付き添いで楽しくサイクリング  二人用に乗って楽しい!
 まずは変わり自転車に乗りました。子どもたちは自分でこいだり、友達と一緒にこいだりして、いろいろな自転車を楽しみました。下り坂は風が来て気持ちよさそうでした。上り坂は最後まで頑張ってこいでいました。
バッテリーカーに乗ったよ そり滑りの様子 二人で仲良くそり滑り
 自分で持ってきた100円玉を入れて、バッテリーカーに乗りました。2回乗れて満足したようでした。  最後はそりすべりをしました。初めは怖くて先生と一緒に乗りましたが、終わる頃には全員一人で乗れるようになりました。

 

 

【出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会

 出場報告】第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会 

 令和4年8月24日(水)~26日(金)、山口県にある維新大晃アリーナにて、第6回全国盲学校フロアバレーボールやまぐち大会に東北地区代表として参加しました。

 学校から会場までの距離はおよそ1200キロ。大会前日の8月23日(火)に保護者や教職員の温かい声援に背中を押されて福島を出発しました。仙台空港から飛行機で福岡へ、その日は福岡市内に一泊しました。選手達は、とんこつラーメンやもつ鍋等の博多グルメに舌鼓を打つ一方で、試合への不安と期待が入り交じり、どこか落ち着かない様子も見られました。

  24日(水)大会第1日目。早朝に福岡市内を出発し、関門海峡の景色や日本三名塔の1つである国宝瑠璃光寺五重塔を見ながら会場入りし、公式練習で会場の雰囲気や照明の明るさ、コート上でのボールの見え方等を確認しました。夕食後には、選手全員で、役割の確認と、チームのモットーである「楽しくプレーする」という意識の共有を図りました。

  25日(木)大会第2日目。

 第1試合 大阪府立大阪南視覚支援学校戦。(福島0-2大阪南)

 本校は第2試合からの登場でした。キャプテンを中心に声を掛け合い、士気を高めましたが、前回優勝校の堅守と多彩な攻撃の前に流れを掴めないまま第1セット10対15、第2セット8対15で惜敗し、交流戦へ回ることになりました。

 序盤は緊張する様子がありましたが、「落ち着こう」、「楽しもう」、「1点ずつ取り返そう」という声が終始飛び交い、コート内の選手だけでなく、ベンチの選手も一丸となって全力を出し切りました。試合後には、悔し涙を浮かべる選手もおり、この大会にかける熱い思いが感じられました。

第2試合

 第2試合(交流戦①リーグ) 山口県立下関南総合支援学校戦。(福島1-0山口)

 交流戦は15点先取1セットマッチのデュースなしで行われました。第1試合と同様に選手同士で声を掛け合い、良い雰囲気でサーブやスパイクで順調に点を重ね15対8で勝利しました。

 第3試合(交流戦①リーグ) 長野県立長野盲学校戦。(福島1-0長野)
第2試合の流れそのままに主導権を握り、15対9で勝利することができました。

交流戦

 26日(金)大会最終日。

 第4試合(交流戦1位決定戦) 北海道札幌視覚支援学校戦。(福島1-0北海道)

 昨日の2連勝の勢いそのままに、立ち上がり好調で一時は12対5と7点差をつけて大勝かと思われました。しかし、ミスや相手の好プレーによって逆転を許し13対14とマッチポイントを握られる展開に。負けるまいと全員で声を張り上げ、パスを繋ぎ15対14でなんとか勝利し、交流戦1位(全国第5位)の座を手にすることができました。

 学校では、東北大会と同様に、全試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、一球一球に声援を送り、全員で試合の緊張感や勝利の喜びを共有することができました。

 今回の全国大会出場に際しましては、多方面から多大なご厚志と温かいご声援を賜り、誠に有難うございました。今大会が事実上、3年生にとって最後の試合となり、福盲魂は下級生に継承されました。今後は、新体制のもと来年度の東北大会5連覇と全国大会in静岡で上位入賞を目指し、練習に励みます。今後とも、応援よろしくお願いいたします!

 集合写真。今後も、応援よろしくお願いします!

 

 

 

福島高等学校合唱団第65回定期演奏会賛助出演について

 8月3日(水)に、ふくしん夢の音楽堂大ホールで開催されました、福島高等学校合唱団第65回定期演奏会に、音楽同好会として高等部普通科生徒4名が賛助出演しました。これまでの交流及び共同学習から、今年度は定期演奏会で一緒に歌いませんかとのお誘いを受けての出演でした。

 曲は第4ステージの2曲、「虹」と「プレゼント」を歌いました。第4ステージは青春の1ページと題され、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲で構成されており、まさしく青春の息吹を感じられるステージとなりました。更に、アンコール曲「リフレイン」も一緒に歌いました。学生指揮者による曲紹介にあった通り、この日、この瞬間の音楽を仲間と共に味わうことができました。

音楽堂ステージの様子

ソプラノ

〈 ソプラノ 〉

テナー

〈 テナー 〉

アルト

〈 アルト 〉

 課題となったのは、夏休み中の練習です。普段は寄宿舎から通学している生徒たちは、夏休み中は遠方にある自宅に帰省します。そのため、集合しての練習が難しくなります。出演にあたって意欲的な生徒たちは、お互いに連絡を取って励まし合いつつも個人で練習に励みました。更に、福高合唱部との合同練習で、その歌声の美しさ、音楽に対する意識が大きな刺激となり、練習にも力が入ったようです。「自分が気持ちよく歌いたいから練習する!」の意識のもと、努力を重ね、本番は仲間と共に豊かな歌声を観客に届けました。

パイプオルガン

 演奏後の生徒たちは、観客の皆様から温かい言葉をたくさんかけられて、充実した様子が見られました。なによりも、福高生徒さんたちと談笑し、演奏会の喜びを伝え合っていた姿が印象的でした。

 「人に注目されるようなステージに出るのは、本当は苦手だけど、この演奏会は楽しかった。」こんな声も聞かれました。

 音楽堂で歌える喜び、「合唱」する喜び、同世代の仲間と一つのステージを創りあげる喜び、多くの喜びがある、心に深く残る演奏会となりました。

 

 

 

令和4年度東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会 4連覇達成!!

 令和4年7月13日(水)~14日(木)、宮城県立視覚支援学校を会場に、 令和4年度東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会が開催されました。新型コロナウイルス感染拡大のため、3年ぶりの東北大会開催となりました。

 球技部の中学部、高等部12名の部員の半分以上は大会出場の経験がなかったため、練習では試合形式での実践的な内容を多く取り入れ、「楽しくプレーする」ことを徹底して大会に臨みました。

 13日は、正面玄関で校長先生はじめ多くの児童生徒、教職員の声援の中、大会に向け気持ちも新たに出発しました。

 14日大会当日。開会式で、キャプテンが優勝カップを返還しました。

第1試合 宮城県立視覚支援学校戦。(福島2-0宮城)

第一試合の様子

 第1セット 立ち上がりが苦手な本校、取って取られての展開で2対2、そこから連続攻撃が決まり、15対3で勝利。

 第2セット 第1セットの流れそのままに15対7で勝利。

ベンチ入りメンバー全員が試合に出場、最後は中学生や前衛にスパイクを打たせるなど、余裕をもって主導権を握ることができました。

 決勝戦! 青森県立盲学校戦。(福島2-0青森)

 緊張も見られましたが、「いつも通り」「楽しむ」と互いに言い聞かせ試合に臨みました。

 第1セット 後衛二人の連続サーブが決まり、15対4で勝利。ほとんどラリーをすることなくあっという間の展開。    

 第2セット 一気に9点を先取、勢いそのままに15対7で勝利。

 東北大会4連覇となりました。

決勝戦の様子

 閉会式では、優勝の賞状が授与され、優勝カップを再び持ちかえることができました。

 一方学校では、試合の様子をGoogle Meetでライブ中継し、1球1球に声援を送り、全員で優勝の瞬間を体感することができました。

  ライブ中継を観て応援!

 全国大会に向けて、校長先生からは大会に臨む姿勢や『無心』の意味についてお話をいただきました。東北代表として、他校の選手の思いにも応えるべく、全国大会のコートで堂々とプレーできるよう、チーム一丸となって、夏の練習を頑張っていきます!

   ファイト!!球技部!!

  大会終了後、賞状、優勝カップを手に笑顔の選手

 

 

夏季休業前の全校集会

 7月20日(水)、夏季休業前の全校集会が実施されました。

    全校集会の様子

 初めに、東北地区盲学校文化・体育大会、東北地区盲学校フロアバレーボール宮城大会、福島県学校歯科保健指導優良校、第67回たなばた展の表彰があり、それぞれ賞状・カップの授与を行いました。

  賞状授与の様子  賞状授与の様子

  賞状授与の様子  賞状授与の様子

 そして校長より「計画をしっかり立てて、日頃なかなか取り組めないことにチャレンジする」「感染症や暑さ対策等、健康管理をしっかりする」「日記等を活用し、年度内に達成したいこと等を再確認し、計画的に取り組む」ことを意識しながら、貴重な時間を無駄にすることなく大切にし、有意義な夏休みを過ごしてほしいと話がありました。

  校長先生の話を聴く様子 距離を取って並んでいます

令和4年度 前期文字能力テスト

 漢字の読み書き、点字の読み書きの向上を目指して小学部は7月8日、中学部・高等部は7月7日に文字能力テストを行いました。

斜面机を使用する様子 反転色机を使用

パーキンスブレイラーで点字を打つ様子 点字板で点字を打つ高等部生徒

 高等部の点字使用者は、五十音書き、転写、聴写、速読の後、残りの時間は字つきかるた取りをしました。かるたを目の前の台に固定し、速くとるという、団体戦の張した中でも、読み札でちょっと笑えるだじゃれで盛り上がりました。

おやじぎゃくかるたで盛り上がる 札を読んで、笑う

 

高等部普通科「中央デイサービスセンターとの交流」

 7月13日(水)、普通科生徒が中央デイサービスセンターへ、制作したプレゼントを届けに行きました。

 普通科では例年、中央デイサービスセンターを訪問して、利用者の皆さんと歌やゲームで交流を行っており、生徒はとても楽しみにしていましたが、ここ2年は新型コロナウイルスの影響により実施できませんでした。

 今年度も直接交流することはできませんでしたが、総合的な探究の時間に生徒全員で、利用者さんに楽しんでもらえるよう合唱曲を収録したDVDづくりを企画し、準備をしてきました。

 お返しに、デイサービスセンターの皆さんから、素敵なプレゼントをいただきました。

 来年度は直接お会いして交流できることを、楽しみにしています。

職員の方にDVDを手渡す

DVDを職員の方へお渡ししました。

こだわりのDVDジャケット

こだわりのDVDジャケット。

中には、生徒からのメッセージやイラストがあります。

 

第40回東北地区盲学校文化・体育大会

 第40回東北地区盲学校文化・体育大会 開催!

 6月22日(水)、23日(木)の2日間にわたり、第40回東北地区盲学校文化・体育大会が本校を会場として開催されました。東北6県7校の盲学校・視覚支援学校の生徒が一堂に会したのは実に4年ぶりのことです。会場では学校の枠を越えて楽し気に話す生徒たちの様子もみられ、親交を深められる大変意義のある大会となりました。その様子を報告します。

 6月22日(水)、文化の部「第71回東北地区盲学校弁論大会」が本校体育館にて開催されました。各県代表の中学部および高等部の弁士たちが、それぞれの思いを表現豊かに観衆に伝えました。白杖を持つ葛藤や社会復帰のための決意表明、あるいは自分の将来に向けた初々しい思いなどテーマは様々ですが、会場の誰もが時にほほ笑み、また胸を打たれながら弁論に聞き入っていました。本校からは、福島県代表として中学部2年の高原悠君と、高等部専攻科3年の江川小百合さんが出場し、江川さんは優秀賞を受賞することができました。

優秀賞受賞! 中学2年生の堂々とした発表 

他校生徒と距離をとりつつ歓談 会場の様子

 

 6月23日(木)には福島市信夫ヶ丘陸上競技場で、体育の部の陸上競技会が実施されました。本校からも多くの中学部・高等部の生徒が選手として出場しました。幸い天候にも恵まれ、皆で陸上競技を楽しむことができました。100M走や音響走、走り幅跳びやジャベリックスローなど様々な陸上競技種目が実施され、選手はみな一生懸命に競技に臨みました。競技の合間には選手同士が励まし合ったり健闘をたたえあったりするなど、とてもすがすがしい姿も見られていました。参加校3校による男子400Mリレーも行われました。選手たちの健闘ぶりに、応援席も興奮と熱気に包まれた大会となりました。本校の選手たちも素晴らしい記録を残すことができました。

リレーのバドンタッチ! 躍動感あるスタートダッシュ!

準備体操をしっかしと ジャベリックスロー

 

 

 

 

前期進路週間「職業講話」「高等部模擬試験」「報告会」

【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】

◇「職業講話」

 5月18日(水)に令和2年度専攻科卒業の佐藤裕香先生を講師に招いて、高等部普通科生、保健理療科生、専攻科理療科生を対象に「職業講話」を行いました。

 今回は勤務先のファーマライズ薬局大町店の店長さんにもご来校いただき、薬局内でのマッサージ・ルーム設置(大町店は全国でも3店目)や障がい者と働く意義などについてもお話しいただきました。

 佐藤先生の講話では、今自分が携わっているマッサージ・ルームでの仕事が「人に喜んでもらえる仕事」であり、「やりがい」を感じると生徒に語り、自分の将来に向けた気持ちや夢を実現するためのアドバイスをいただきました。また、国家資格をもって仕事をする佐藤先生の「自信のある態度(前向きな姿勢)」や「笑顔」は、受講した生徒たち、特に国家試験受験を控える理療科3年生には大きな刺激になった様子でした。

 卒業生が今社会で働いている姿と話は生徒たちにとっては「生きた授業」であり、心に届く講話でした。

【生徒からの質問を受ける佐藤先生(中央左)】

生徒から質問を受ける佐藤先生

 

◇「高等部模擬試験」

 学力向上に向けた実践として、模擬試験を実施しました。試験後には、各教科の担当教員にその教科の学習の仕方(特に予習や復習)を質問したり、解答の仕方(特に論述の仕方)を教えていただいたりしました。現在の自分の学力をしっかり認識し、教科ごとの学習の方法の違いを知り、この後の授業や考査等に生かしていくことを学びました。

 

◇進路週間報告会(高等部普通科1組)

 進路週間では、それぞれの生徒が、現在の自分の学習に関する課題や、進路についての課題に気づき、その課題を解決するために必要な知識や技能を身に付けることを目標に、取り組みました。5月25日(水)に、自分の取り組みについての報告し、お互いに質問し合って学びを深めました。

 2年1組は、郡山にある「国際アート&デザイン大学校」で見学・体験してきたことを中心に発表しました。実際の授業の様子や学校の雰囲気を知ることで、進学後のイメージを膨らませることができました。また声優のアフレコ体験や学校の先生方との話の中から、自分でできることと一人では難しいこと、難しいことはどのようにしたらできるようになるか等、自己理解の大切さを学びました。

前期進路週間「職場体験・職場見学・校外実習」

【令和4年度前期進路週間 令和4年5月16日(月)~5月20日(金)】

◇「中学部2年生 職場体験」

「ヨークベニマル野田店」、「ユニクロ南沢又店」で体験させていただきました。

 生徒はとても緊張していましたが、「担当の方の指示を聞いて、正しく仕事に取り組むことができた。」「初めは恥ずかしくて声が小さくかったけど、『いらっしゃいませ』とお客様に挨拶をすることができた。」など、それぞれの目標を達成することができました。また、「職場の人は、自分の仕事だけでなく周りの人にも気を配っている。」「店員さん同士、笑顔で挨拶をしている。」など、実際の職場だからこそ得られた気づきもあり、充実した体験となりました。

ヨークベニマルにて ヨークベニマルにて ユニクロにて ユニクロにて

 

◇「高等部職場見学・体験・校外実習」

 高等部は「MAXふくしまFOODMAX」、「B型事業所ブレス」、「就労継続支援ジョブステップ八山田」、「生活介護あづまライフささや」、「あさひ治療院」、「国際アート&デザイン大学校」に行き、それぞれの生徒が、次の進路に向け様々な体験をすることができました。

国際アート&デザイン大学校にて 国際アート&デザイン大学校にて
国際アート&デザイン大学校
B型事業所での様子 B型事業所での様子
B型事業所ブレス
作業の様子 作業の様子
就労継続支援ジョブステップ八山田 生活介護あづまライフささや

 見えにくいという困難さがある中で、どのように職場の仕事を覚え、会社の皆様とコミュニケーションをとって円滑に作業ができるか、社会人としてのマナーはできているか等を一人一人について考え、こうするとできるのではないかというサポートをいただき、取り組むことができました。今の自分に足りない点や、より伸ばしていくとよい点等を知る機会となり、将来の就労に向けての意識を高めることができました。