お知らせ

○ 本会は、福島県における特別支援教育の振興・発展、ならびに視覚障害教育にかかわる専門的な研究活動の促進を図ることを目的としています。

○ 組織
福島県特別支援教育研究会視覚障がい専門部は、次の方々で組織されています。
1 福島県立視覚支援学校教職員
2 本会の趣旨に賛同する方
小学校や中学校の弱視特別支援学級担任
視覚障がい児童生徒支援教員
視覚障がいのある幼児・児童・生徒の担任など

○ 事務局
〒960-8002 福島市森合町6番34号 福島県立視覚支援学校内
℡024-534-2574

○ 専門部の研究主題
基本主題 「視覚障がい児童生徒の自立と社会参加を目指したよりよい支援・指導の在り方」
~ 個々の視覚障がいに応じた支援・指導に焦点を当てて ~

○ 研究成果
平成28年度の視覚障がい教育専門部の研修会は、8月19日に本校を会場に開催しました。専門部研修会には、約65名(盲学校教員、小中学校支援教員、弱視学級教員、特別支援学校教員、指導主事等)が参加しました。国立特別支援教育総合研究所研究企画部客員研究員の大内進先生をお迎えし、「インクルーシブ教育における視覚障がい児童・生徒の伸ばしたい力~教材教具の活用~」と題して、講演をいただきました。午前は、視覚障がい教育での合理的配慮などのインクルーシブ教育システム構築や視覚障がい児童生徒に伸ばしたい力として触覚活用をはじめ40の力などについて講演をいただき、午後は、ワークショップ形式とし持参していただいた、多数の触覚教材や拡大教材に実際に触れながら視覚障がい教育用教材活用について学ぶことができました。参加した教員からは「児童生徒に伸ばしたい力を自分の中にきちんと意識して子どもにかかわりたいと思いました。」「具体的に教材や教具を触ることができ、触覚でよりわかりやすく伝えるためにどうすれば良いのか、楽しく学ぶことができました。」「弱視の児童の担任になって1年目、様々な大切な指導、支援等のポイントを知ることができてとても良かったです。」などの感想が聞かれました。今回の講演やワークショップで、視覚障がい教育に関する知識を深め、今後の指導に役立つ機会を提供することができました。今後も、これまでの研修の成果を基に、視覚障がい児童生徒に対するよりよい支援指導が実現できるように、研修の機会をつくっていきたいと考えています。